「クリスマス前に弾劾」というのが、トランプ氏のエプスタイン少女売春売買事件共犯を訴える被害者の元少女たちや、民主党の目標でした。 が、当の容疑者トランプ氏はどこ吹く風で、ベネズエラを標的に戦争犯罪を重ねているのです。
お仲間のネタニヤフ氏は、自らの汚職犯罪をトランプ氏にチャラにしてもらって、ガザや西岸での戦争犯罪を重ねています。
国連を含め、世界はどうしてこれらの容疑者たちを野放しにしておくのでしょうね？
① 12月8日、ネタニヤフ戦争内閣がUNRWA国連パレスチナ難民救済事業機関を奇襲：
12月8日早朝、イスラエル警察と市役人が東エルサレムにあるUNRWAが使用する国連の敷地と建物を奇襲した。イスラエル警察のオートバイやトラック、フォークリフトが投入され、すべての通信が遮断された。家具、IT機器、その他の財産が押収された。国連旗は降ろされ、イスラエルの旗に置き換えられた。
12月11日、ガザに大雨が降りテントが浸水し、持ち物がびしょ濡れになり、乳児の低体温症や溢れ出した下水に関連する病気などの健康リスクが増加している。パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の事務局長フィリップ・ラッツァリーニ氏はソーシャルメディアで、多くが避難民であるUNRWAのチームが下水や洪水の排水、ゴミの撤去、重要物資の配布、医療の提供を行っていると述べた。
しかし、ネタニヤフ戦争政権は、ほとんどの国際NGOおよびUNRWAに対する継続的な禁止措置を続け、越境所、ルートの増加、そしてより幅広い救援物資をガザに持ち込む承認をしていない。（以上は、国連報道官による2025年12月11日の報道だ。）
ネタニヤフ戦争内閣の停戦違反行為とそれにも増す戦争犯罪に、国連は一応非難声明を出したものの、ICC國際刑事裁判所から逮捕状が出ているこのお尋ね者を、拘束しようとしない。
② 12月10日国連人権の日に、タンカー強奪を自慢するトランプ戦争オタク：
1948年12月10日に第3回国連総会においてこの日を人権デーとして平等、正義、尊厳の継続的な重要性を再認識する日と採択された、2025年12月10日の人権の日は、国連ジュネーブで、国連人権高等弁務官フォルカー・テュルクが記者会見を行った。冒頭の演説で、「国連人権本部は資金不足で、弱体化し、攻撃を受けているが、依然として強力で、ひるむことなく活動し続けている。特に、不正義に立ち向かい、尊厳、平等を求める若者たちの動きに勇気づけられている」と、述べた。西サハラ難民政府も最新の西サハラ難民と被占領民の状況を国連人権高等弁務官に報告していたので、注意深く彼の演説を聞いたが、＜西サハラ＞と言う言葉は出てこなかった。
そして、国連人権のこの日、国連を嘲笑うトランプ米大統領は、ベネズエラの人権も民族自決権も全く無視して、得意げにホワイトハウスで、「ベネズエラ沿岸でタンカーを拿捕した。大型タンカーで、とっても大きく、これまで乗っ取った中で最大だ」と述べた。パム・ボンディ司法長官は、拿捕の様子の映像を流した。また、船について、「ベネズエラとイランから制裁対象の石油を輸送するのに使われた原油タンカー」だと説明した。
トランプ不動産屋の狙いは、明らかにベネズエラ原油だ。トランプ不動産屋は、まずアメリカに住むベネズエラ移民を強制追放し、9月10日から計22回の麻薬輸送船と決めつけた漁船をミサイル攻撃し麻薬犯罪者とする87人の漁民を爆殺した。そしてマドゥロ大統領にトランプ自らが電話交渉した。ベネズエラは「石油植民地＞にならない」と、宣言した。ベネズエラは、アメリカのタンカー乗っ取りを＜国際的な海賊行為＞と非難した。
12月11日の国連定例記者会見でデジ中国TV記者が、「米タンカー略奪行為をアメリカは制裁行為とし、ベネズエラは海賊行為としている。国連事務総長の見解は？」と尋ねた。「事務総長は米国とベネズエラに関する緊張の高まりを懸念しており、この最新の事態にも懸念を抱いています。」と答えた。「このタンカーの押収は国際法違反では？」との質問に、「合法性について十分な情報がない」と回答し、ベネズエラ政府から何度も見解を問い合わせる連絡があったと明かした。
③ 居眠り義父を操る娘婿クシュナー：
事あるごとにトランプ米大統領は、「八つの停戦合意をやった平和の大統領」を連呼してきたが、売り物だったガザとウクライナの即時停戦にてこずっていた。案の定、ユダヤ系アメリカ人で天才詐欺師、娘婿クシュナーの再登場となった。
クシュナーは親戚付き合いをしているネタニヤフと商売付き合いのアラブ諸国を丸め込み、2025年10月10日、義父トランプにガザ停戦合意書へサインをさせた。クシュナーのフェイク外交が＜噓から出た実＞になるのでは？と、ガザの人々は淡い望みをかけたが、、
形だけの合意書にサインをしたトランプ氏は、＜素晴らしい！＞を連発し、今度はウクライナ停戦に向け＜素晴らしい天才詐欺師＞を担当のウィトコフ大統領補佐官に付け、ロシアに送った。トランプ・ゴルフ仲間の不動産屋ウィトコフは、もともと娘婿クシュナーが企む＜アブラハム合意＞の信奉者だ。
ウィトコフ、クシュナー、一人おいてプーチン・ロシア大統領、ロシアのクレムリン宮殿で
＜アブラハム合意＞とは、世界三大宗教（イスラム教、キリスト教、ユダヤ教）の祖とされるアブラハム（イスラム教ではイブラヒーム）の名前を借りた、イスラエルのアラブ浸食を目指すネタニヤフ・クシュナー作戦だ。2020年9月15日、クシュナーはホワイトハウスでトランプ第45代米大統領に、イスラエルとUAEアラブ首長国連邦の国交正常化文書へサインをさせた。
これまで、アラブ諸国の大義に反してコッソリと、イスラエル軍の支援を受け＜砂の壁・地雷原＞等を構築し西サハラ領有を企んできたモロッコは、トランプの娘と娘婿を王女・王子と崇め国賓招待した。2020年12月10日、クシュナーの仲介でモロッコとイスラエルは国交正常化に合意した。その代償にトランプは。西サハラのモロッコ領有権を承認した書簡にサインした。これがキッカケで、モロッコは国連も西サハラも無視して、セッセと二国間取引でモロッコ西サハラ領有権の承認を強要していくようになる
アメリカの報道でもクシュナーのタイトルをトランプ娘婿としているように、この天才は政治外交経歴など全くなかった。トランプ一期目のホワイトハウスに、試験も審査も受けずスルリと蛇のように入り込んだ。そしてトランプ第45代大統領の4年間、クシュナーの気に入らない国務長官や大統領補佐官の首をすげ替えた。＜国連西サハラ人民投票＞の早期実現を目指したジョン・ボルトン大統領安全保障補佐官を追放したのも、クシュナーだった。
その一方で、ユダヤ教徒のトランプ・クシュナー夫妻は、イスラエルに命じられるまま、聖都エルサレムに米大使館を移転させた。ベネズエラ大統領転覆は、トランプ・一期目から画策されていた。トランプ傀儡のベネズエラ大統領夫人をホワイトハウスで出迎えたのは、クシュナー夫人イヴァンカだった。
申し遅れましたが、イヴァンカはクシュナーとの結婚のため、ユダヤ教徒になっていました。
12月9日、ロシアは国連分担金全額71,781,915（約1,184億円）ドルを払いました。
アメリカは149,000,000ドル（約2,200億円）を滞納しているそうです。もしこの記事と行き違いで払っているようしでしたら、ご容赦ください
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「サラー西サハラ難民アスリート」の出版情報です。 著者：平田伊都子、写真構成：川名生十、画像提供：アマイダン・サラー、SPS、 定価：本体1,800円+税、 発行人：松田健二、 発行所：株式会社 社会評論社、東京都文京区本郷2―3―10、電話：03-3814-3861
同じ「社会評論社」が出版してくださった「ラストコロニー西サハラ（2015年）」、「アリ 西サハラの難民と被占領民（2020年2月）」にも、お目を通してください。
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Youtube2018年7月アップの「人民投票」（Referendum）もご案内。 「人民投票」日本語版 URL :https://youtu.be/Skx5CP3lMLc 「Referendum」英語版 URL： https://youtu.be/v0awSc25BUU
Youtubeに2018年4月アップした「ラストコロニー西サハラ」もよろしくお願いします。 「ラストコロニー西サハラ 日本語版URL：https://youtu.be/yeZvmTh0kGo 「Last Colony in Africa] 英語版URL: https://youtu.be/au5p6mxvheo
WSJPO 西サハラ政府・日本代表事務所 所長：川名生十 2025年12月13日 SJJA（サハラ・ジャパン・ジャーナリスト・アソシエーション）代表：平田伊都子
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 https://chikyuza.net/ 〔eye6075 : 251213〕
