SJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】674 西サハラ・アラブ民主共和国創設Rule of Law 50年

  2月19日、アンドリュー元英国王子(66)は自分の誕生日に逮捕され、2月23日には元英王子と同じ少女売春売買主犯エプスタイン・ファイルに絡む容疑で、マンデルソン元駐米英国大使も英国警察に逮捕されました。

 マンデルソン容疑者はスターマー現政権下で駐米大使を務めていましたが、エプスタイン氏との親交問題で解任され、その後、離党し上院議員も辞めました。 改めて、英国首相の任命責任が追及されそうです。 そして、英王室に警官が踏み込む可能性もあります、、

① あまりにOut of Rule of law(法の支配・逸脱):

 「俺が法」と公言し、国際法もUN国連憲章もAUアフリカ憲章も、他国の法も無視し、トランプ自身とトランプ・オーガニゼーションに金が入る関税を、世界各国にかけてきた。不法性を突かれると、「徳が法を超える」、「俺は米国のために稼いでいる」とし、国民にはひたすたら<忠誠心>を、強要した。そして、<忠誠心>のない奴は<恥>と、決めつけた。アメリカ国民は、トランプにとって奴隷か?

 2026年2月20日、米連邦最高裁判所がトランプ相互関税に違法判決を下した。

 アメリカの税関当局は22日、連邦最高裁による<相互関税違法判決>に従って、現地時間の24日午前0時に関税徴収を取りやめると発表した。 トランプ米大統領は代替措置として、現地時間の24日午前0時1分から全世界を対象に10%の新たな関税を課す命令書に署名した。 一晩寝たトランプは22日、関税率を10%から15%に上げると、SNSに書いた。

 トランプ関税で大損したアメリカ始め世界の商人たちは、米最高裁の判決を大歓迎し、還付金の計算を始めた。「米最高裁判決を悪用し、還付金や関税交渉でごねる輩や国には、報復だ!」と、トランプ米大統領はすかさず反発し、<関税は武器>と、豪語した。

 が、インド経済団はワシントン訪問を延期した。

 フランスはチャールズ・クシュナー駐仏米大使に、仏政府当局者との面会を禁止‌した。息子ジャレット・クシュナーがトランプ長女の婿で<虎の威を借る狐>のチャールズ。クシュナー駐仏大使は、フランス政府の呼び出しや禁止措置など、無視し続けた。

 トランプ次女の婿の親父というマサド・ブーロスも、チャールズ・クシュナーと同じ立場のトランプ身内だ。

 モロッコは、西サハラ略奪交渉のトランプ側担当さんに、マサド・ブーロスを選んだ。<虎の威を借る狐> NO2は、張り切って西サハラ交渉を仕切る。MWNモロッコ世界ニュースは、<トランプが夏までに解決を迫る>とするタイトルで、「第3回目の<秘密>会談がワシントンで行われた」と、事前に<秘密>をばらした。

② 第3回西サハラ協議がワシントンで開催:

 トランプが弾劾されそうなアメリカ情勢に、トランプ娘婿の親父マサド・ブーロス米大統領特使よりヤキモキしているのは、<西サハラ略奪の絶好機>と発破をかけるムハンマド6世モロッコ国王だ。ワシントン西サハラ<秘密>協議をモロッコ傘下のスペインSNSに宣伝させた。モロッコ領土欲の前には、<秘密>を守る外交倫理も義理もない。トランプ同様、欲の前には、法も徳も存在しない。

 「ワシントンは2月23日から24日にかけて新たな会談を開催しており、米国はモロッコの西サハラ自治計画に基づく相互に受け入れ可能な解決に向けて政治プロセスを推進中」などと会談前から宣伝して、交渉関係者を焦らせた。

 モロッコの息がかかったアタラヤル・スペイン・ウェブサイトは秘密交渉当日に、「米国の行動加速は伝統的な国連調停の一環ではなく、交渉プロセスを再設計し、ラバト(モロッコ)の提案を枠組みに交渉上限を設定するという政治的決定だ」と、前触れした。

 同じくモロッコ派のエル・インデペンディエンテ・スペイン紙は、「マサド・ブーロス米国顧問がマイケル・ウォルツ国連米国大使の協議を主導し、ナセル・ブリタ・モロッコ外相、アフメド・アッタフ・アルジェリア外交官、モーリタニアのモハメド・サレム・ウルド・メルズーグ、ポリサリオ代表が出席」と、差をつけて、参加者をばらした。

 一方、西サハラ難民キャンプ情報サービスもアルジェリア情報サービスも黙して語らず

 3回の西サハラ協議に参加したベイサット西サハラ外務大臣は、メールで、「エル・インデペンディエンテ紙が言ったことには事実もあるが、、意図した誤情報で溢れている。交渉の基盤は決議2797であり、その他の何ものでもない。要注意!」と、警告してきた。

 2月24日、国連定例記者会見でステファン報道官は、「我々の同僚である事務総長の西サハラ個人特使スタファン・デ・ミストラが、昨年可決された安全保障理事会決議2797号の実施に関する継続的な交渉の共同議長を務めていることをお伝えする。協議は現在もワシントンD.C.で進行中で、もう一人の共同議長はマイケル・ウォルツ大使だ。交渉成功のため、デ・ミストラは当分の間、秘密にするつもりだ」と、秘密を守った。

③ 國際法を守って半世紀:

 が、<秘密>とした翌日の2月25日には、【西サハラに関して伝えたいことがある】と、ステファン報道官自身が秘密をばらした。一日ともたないお粗末な<秘密>だった。

 「アメリカと密接に連携し、安全保障理事会の西サハラ担当書記として、西サハラ事務総長の個人特使であるスタファン・デ・ミストラがワシントンD.C.での交渉を共同議長として務めたことをお伝えする。それは2月23日から24日のことだ。この会議は、マイケル・ウォルツ米国連大使と共同議長を務め、アメリカ大統領アラブ・アフリカ問題担当上級顧問マサド・ブーロスの後押しを受けている。交渉では、安全保障理事会決議2797に基づくモロッコの自治提案を基盤とした詳細な議論が行われた。これは希望に満ちており(?)、西サハラの人々の自決という重要な問題も含んでいる。が、紛争相互に受け入れ可能な解決には時間がかかる」と、報道官は告げ、「デ。ミストラは公に話さないつもりだ」と、語った。

 国連とアメリカが共同で、西サハラの人々を騙して<モロッコ自治案>を呑ませるお膳立てをしているのが、透けて見える。

 なんだよ!大した秘密じゃないじゃんか!!いい加減にしてほしい!!!

 この、国連官僚の常套手段「秘密にしとこ」主義が、国連主導の西サハラ紛争解決を50年も遅らせたのだと、思われる。真面目に真摯に国連官僚のいう事を聞いてきた西サハラの人々が気の毒だ。国連は西サハラ人民を馬鹿にしている。パレスチナ人民をコケにしたように、、

 50年間、国連に騙されてきた西サハラ難民キャンプは、今年も粛々と2月27日のSADR西サハラ・アラブ民主共和国の建国記念日を祝った。いつものように、記念日前の2月24日に砂漠マラソンが開催され、16か国から約200人のランナーが、42・159キロ、10キロ、5キロのコースを走った。

 友人の中距離ランナー・ブチャラヤ・ナイは5キロレースで優勝した。ブチャラヤは東京オリンピックを目指したが間に合わず、自分でIOC(国際オリンピック委員会)とUNHCR(国連難民高等弁務官)と長く困難な交渉を続け、2025年、IOCの難民選手団に入団することができた。西サハラ・IOC公認アスレート第一号だ。

 西サハラマラソン⒌キロレースでテープを切るブチャラヤを迎える西サハラ国旗

 走り終えたブチャラヤは「この勝利を解放軍の英雄的な戦士たちと西サハラの人々に捧げます。そして、世界の人々が、この厳しい砂漠気候の中で50年間、ひたすら西サハラの独立を目指してきた我々のことに目を向けてくれますよう、、」と語った。彼は1994年に西サハラ難民キャンプで生まれた、身長175㎝体重66㎏の難民二世だ。

 国連はRule of Law (法の支配)を尊重し、Rule of Law(法の支配) に従い、真面目に慎ましく、故郷への勝利の帰還を目指す西サハラの人々を、見捨てないで欲しい、、

 「アメリカは黄金時代」と、2月24日に1時40分にわたって米議会で演説したトランプ米大統領は、アメリカ国民を騙すことができませんでした。 トランプ氏はエプスタイン少女売春売買事件を秘密裏に葬ろうと、2月26日のヒラリー・クリントン女史の下院喚問を秘密にしたかったようですが、「トランプに関する証拠も証言も山ほどある、、下院監​視委はトラン‌プ大統領に宣誓証言を求めるべきだ」と、ヒラリー女史自身が証言内容を明らかにしました。

 2月27日には、証拠写真がたくさん出てきたビル・クリントン氏が証言します。

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 「サラー西サハラ難民アスリート」の出版情報です。                              著者:平田伊都子、写真構成:川名生十、画像提供:アマイダン・サラー、SPS、                 定価:本体1,800円+税、                                       発行人:松田健二、                                                  発行所:株式会社 社会評論社、東京都文京区本郷2―12―9、クランディ―ルお茶の水201             電話:03-3814-3861

同じ「社会評論社」が出版してくださった「ラストコロニー西サハラ(2015年)」、「アリ 西サハラの難民と被占領民(2020年2月)」にも、お目を通してください。

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Youtube2018年7月アップの「人民投票」(Referendum)もご案内。                        「人民投票」日本語版 URL :https://youtu.be/Skx5CP3lMLc                        「Referendum」英語版 URL: https://youtu.be/v0awSc25BUU

Youtubeに2018年4月アップした「ラストコロニー西サハラ」もよろしくお願いします。                「ラストコロニー西サハラ 日本語版URL:https://youtu.be/yeZvmTh0kGo                  「Last Colony in Africa]  英語版URL:   https://youtu.be/au5p6mxvheo

WSJPO 西サハラ政府・日本代表事務所 所長:川名生十  2026年2月28日                  SJJA(サハラ・ジャパン・ジャーナリスト・アソシエ「ーション)代表:平田伊都子

〈記事出典コード〉サイトちきゅう座  https://chikyuza.net/                            〔eye6125: 260228〕