2017年1月19日、モハメッド・エルアミン・ベンシェリフ・アルジェリア大使にお会いし、西サハラやグテーレス新国連事務総長やトランプ新米大統領のことなど、意見交換させていただきました。大使は、グテーレス新国連事務総長とは事務総長が国連難民高等弁務官時代からの知り合いだとか、、「新事務総長が西サハラ紛争を解決できるかどうかは、彼の情熱と政治手腕次第だ」と語りました。大使が、「1月10日の明治学院大学での講演がAPSとSPSに掲載されていたよ」と教えてくれました。APSはアルジェリア・プレス通信で、SPSはサハラ・プレス・サービスで、両者とも国営です。その記事(オリジナル英語)を紹介します。拙訳を付けておきました。
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SJJA ‘s lectures on Western Sahara in Japan
SPS 14/01/2017 – 21:10
Tokyo, 11 January 2017 (SPS) – Sahara Japan Journalist Association (SJJA) started the lecture tour in Japan about the Last Colony in Africa, to explain the 41 years’ hard situation of the Western Sahara people for the university students, the scholars and the ordinary Japanese people, even for the children.
The first lecture was launched at Meijigakuin University in Yokohama-city, from 15:00~17:00 on the 10 January, 2017 for more than 100 students, some professors, a chief editor, and a corpora auditor. Meijigakuin University is the first Japanese Christian school founded in Yokohama-city.
The theme of the lecture was “What we, Japanese people, can do for the Western Sahara people?” SJJA showed the documentary film of the 14th Congress to the audiences and reported the sequence of the Referendum for the Saharawi Self-determination in 2016. And SJJA blamed Morocco on its obstruction against the United Nations and the International Society.
Finally SJJA presented to the audiences the speech by the Coordinator with MINURSO, Mr. EmhamedKhaddad, in an interview with the national TV that the African Union was determined that if Morocco wants to join the Union it must respect its internationally recognized boundaries. His speech confirmed that significant gains were achieved during the year 2016, at the internal, diplomatic and military levels, such as the decision of the European Court. The most participants of the lecture support the referendum of the Saharawi self-determination.. (SPS)
「日本で西サハラに関する講義」(拙略訳)
2017年1月10日、SJJA(サハラ・ジャパン・ジャーナリスト・アソシエーション)が、
アフリカ最後の植民地に関する講義ツアーを始めた。大学生や研究者や一般の日本人そして子供たちを対象に、41年以上になる西サハラ難民の苦悩を伝えるのが目的だ。
最初の講義は横浜市にある明治学院大学で、2017年1月10日15:00~17:00, 100人以上の学生や教授や編集長や経済人の前で行われた。明治学院大学は、横浜に創設された日本初のキリスト教学校だ。
講義のテーマは「我々日本人は、西サハラの人々のために何ができるか?」だった。SJJAは第14回西サハラ民族大会のドキュメンタリー・フィルムを聴衆に見せ、西サハラ民族自決権を目指す国連住民投票の2016年における推移を報告した。さらに、国連と国際社会に逆らうモロッコの妨害行為を非難した。
最後に、SJJAは聴衆にMINURSO(国連西サハラ住民投票監視団)・西サハラ難民政府交渉人のエンハミド・ハダッドの国営TVインタヴューを紹介した。彼は「もしモロッコがAUアフリカ連合に復帰したいのなら、国際的に確定されている国境線を認めなければならない(西サハラの国家承認を意味する)。この原則はAUアフリカ連合は決定したものだ」と、話した。そして彼のスピーチは、「2016年には(西サハラが)大きな国内的、外交的、軍事的成果を上げた。例えばヨーロッパ法廷決議などの外交成果を勝ち取った)
と、確信に満ち溢れて終わっていた。
大部分の聴衆は西サハラ民族自決権の国連西サハラ住民投票を支持した。
トランプ新米大統領を褒めると馬鹿にされます。 アルジェリア大使は、「トランプは既成政治を潰したナショナリストだ。すくなくとも金が目的ではない。アメリカの政策が分かりやすくなってよい」と、トランプ新大統領のチェンジを歓迎しました。 他人の評判に追従すると馬鹿にされます、、ヨ
WSJPO 西サハラ政府・日本代表事務所 所長:川名敏之 2017年1月21日
SJJA(サハラ・ジャパン・ジャーナリスト・アソシエーション)代表:平田伊都子
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
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