南北会談、韓米会談、朝米会談、、もしかして米露会談? 対等な出合いは、何かが生まれそうでいいですね! 心から出会いを祝福したくなります。 結果は後からついてきます。 しかし、結果を漁る日本外交は、<物欲しげ>ばかりが目についてみっともない! 我らが総理殿は、また、ゴルフクラブで柳の下のドジョウを狙うとか? なんだか、、ホストクラブみたい、、オット、「俺たちは金を貰うんで、貢いだりしないよ!」と、ホストの方々から怒声が飛んできそうです。
① 駐アルジェリア・米国大使が出会いの勧め:
「3月29日、駐アルジェリア・アメリカ大使館が、西サハラ紛争を早期に解決するためモロッコとポリサリオ・西サハラ代表は早急に出会いの場を設けろ、との声明を出した」と、数種のモロッコ情報源が発表した。<出会い>を拒否するモロッコ側が出したのは意外だ。さらにモロッコ側情報源は、「駐アルジェリア・アメリカ大使館の発表は、駐アルジェリア・アメリカ大使が西サハラ難民キャンプを二日にわたって視察したことを受けたものだ」と、言及した。この報道に、西サハラ難民政府側はなぜか、黙したままだ?
➁ 国連事務総長は両当事者の出会いを期待:
2018年3月30日、国連事務総長アントニオ・グテーレスが「西サハラ紛争解決に向けて、ポリサリオ戦線とモロッコとが前提条件抜きの直接交渉をすることを望んでいる」と発表した。さらに国連トップは、「ポリサリオ戦線西サハラ代表が前提条件抜きの交渉に賛同し、国連事務総長と総長個人特使への全面的協力を確約した。2018年1月25日にベルリンでのホルスト・ケーラー国連事務総長個人特使との出会いで、西サハラ難民大統領兼ポリサリオ事務総長のブラヒム・ガリが自ら明言した」と、強調した。
毎年4月末にあるMINURSO(国連西サハラ住民投票監視団)の一年更新討議を前に、
国連事務総長はMINURSOの予算案を国連安保理に計上した。それによると、2018年7月から2019年6月までの年間予算は前年度2017年と同額の52,000,000$(52億円)とされている。この金額で一年間、218人のPKO兵士、27人の将校、12人の国連警官、82人の外国人文民、163人の現地スタッフを賄い、諸経費をカバーするそうだ。ちなみに、日本の総理殿がトランプ大統領の娘にやった金は57億円だったよね、、
③ 国連事務総長西サハラ個人特使と西サハラ被占領民との出会いは?:
国連事務総長個人特使のホルスト・ケーラー元ドイツ大統領は、毎年4月末にあるMINURSO(国連西サハラ住民投票監視団)の一年更新前に、モロッコ占領地西サハラを初視察するそうだ。ホルスト・ケーラー元ドイツ大統領が2017年8月に国連事務総長西サハラ個人特使に任命されてから何度となくモロッコ占領地・西サハラの視察をモロッコ側に申し出ていたが拒否され続け、やっとモロッコの許可が下りたらしい。
モロッコは相変わらず西サハラ側との出会いを拒否している。ホルスト・ケーラー国連事務総長西サハラ個人特使が、被占領民である西サハラ住民と出会えるかどうか、疑問だ。
モロッコ占領当局が用意した、西サハラ民族衣装を着たモロッコ入植者に出会うだけではないだろうか?モロッコは2017年11月6日に発令された、「モロッコ・サハラ(モロッコでは西サハラと言わない)はモロッコのもの」という王令を遵守している。
ホルスト・ケーラー国連事務総長西サハラ個人特使を待ちわびるモロッコ占領地。西サハラの被占領民たち
総理大臣殿、間違っても税金をトランプ大統領へのお土産にしないでくださいね! たまには、下々のもののために、お金を貰ってきてください。
WSJPO 西サハラ政府・日本代表事務所 所長:川名敏之 2018年4月3日
SJJA(サハラ・ジャパン・ジャーナリスト・アソシエーション)代表:平田伊都子
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
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