三上治の執筆一覧

現在に対する見識と構想を -いくらか長めの論評(1)~(5)

著者: 三上治

いくらか長めの論評(5)     9月14日    民主党の代表選は菅の勝利で終わった。これはある程度予測できたことだが党員やサポータの票がこれだけ開くとは予想外であった。現職の総理大臣であることやマスメディアの有形無形

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連帯・共同ニュース――秋深し隣も集会やデモに出掛ける人ならん!(第74号)

著者: 三上治

秋深し隣も集会やデモに出掛ける人ならん!(連帯・共同ニュース第74号) 2010年9月10日 ■ 若者たちと「新宿ど真ん中デモ」で汗を流していたのは8月の終わりだったが、今は9月15に決まる民主党代表選挙の最中である。僕

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政治的ビジョンの重要性は選挙後により明瞭になる

著者: 三上 治

  もう大分前のことだが、吉本隆明さん宅に御伺していて選挙予想の話が出たことがある。新聞社の政治部長の一番大事な仕事は選挙予測がどれだけ正確であるかで、それが仕事の大半でもあるということだった。吉本さんがマスメディアの関

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アジサイの季節になって―長めの論評(十六)

著者: 三上 治

 沖縄の地域住民の意思が本土復帰という戦後処理に終わらないで、戦争について共同の意思の表出と表現であるためには日本(ヤマト)からの自立がなければならない、それが独立論や南島論の根底にあったものだ。確かに、僕はその時は独立

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アジサイの季節になって―長めの論評(八)

著者: 三上 治

 政治的にみる限り世界は国家間関係を基礎にして存在している。だが、この国家間関係にも歴史段階的な変化がある。国家が国益であり当然と見なされた行為が疑念にさらされ、国家を超えるという課題が人類史(普遍的)課題として登場した

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アジサイの季節になって―長めの論評(二)

著者: 三上 治

 歴史はおもしろいもので必要に応じて様々の役者を用意する。これは歴史という舞台が用意するのか、人が舞台の中で役者になっていくのかは分からないにしてもである。安保条約の改定には岸信介という格好の役者がいたが、彼が首相でなか

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