山本さんの新著『検察官―発見されたGHQ名簿』(新潮社)は、新聞広告を見て、近くの書店に注文したら、発売は来月ですと言われ、入荷の知らせをもらったまま、取りに行けず、この研究会に参加する羽目になった。今は、手元に置いて
本文を読む内野光子の執筆一覧
「諜報研究会」は、初めてかも~占領下の短歌雑誌検閲、日本人検閲官をめぐって(1)
著者: 内野光子************************************** 第34回諜報研究会(2021年2月27日(土)) ZOOMを利用してオンラインで開催 報告者:中根 誠(短歌雑誌「まひる野」運営・編集委員)
本文を読む2月23日「<歌会始>と天皇制」について、報告しました(3)
著者: 内野光子6.天皇の短歌と現代の「歌会始」の推移 天皇の短歌と私たち国民との接点は、つぎのようにいくつかあります。 <天皇の短歌と国民との接点> ① 1月1日の新聞など:1年を振り返っての天皇、皇后の短歌の公表 ② 1月中旬の歌
本文を読む2月23日「<歌会始>と天皇制」について、報告しました(2)
著者: 内野光子4.昭和天皇は、敗戦後、どんな短歌を詠んできたか さきに、昭和天皇の太平洋戦争開戦時と「終戦」時の二つの「聖断」にかかる短歌を紹介しました。「身はいかになるとも」の思いで終戦の決断を下したと言いますが、こうした短歌は、あ
本文を読む2月23日「<歌会始>と天皇制」について、報告しました(1)
著者: 内野光子2月19日の当ブログに書きましたように、「女たちの戦争と平和資料館」(wam)主催の<天皇制を考える>シリーズの三回目として、西早稲田のAVACO教会の一室で開催されました。予約制で定員40人ほどの方が参加してくださいま
本文を読む“御製”で読み解く”歴史”の危うさ
著者: 内野光子別紙のような企画で、「歌会始と天皇制」について、話すことになりました。その準備の過程で、あらためて、天皇の短歌が、歴史の前面に立ち現れて、歴史が語られることに、危惧を感じています。 大日本帝国憲法のもとで、明治天皇や歴代
本文を読むコロナ、オリンピック、地震で大揺れの中~防衛費膨張の裏で ミサイル監視衛星調査研究費、22円で落札!の非常識
著者: 内野光子やや旧聞に属するが、先月末の2020年度第3次補正予算案審議の国会中継を見ていたら、耳を疑うような質疑に出会ったのである。 1月27日、参院の予算委員会で、立憲の白真勲議員が「3次補正予算に自衛隊の飛行機や潜水艦などの防
本文を読む二つの「短歌年鑑」を読んで~「座談会」より基礎的な資料を
著者: 内野光子以下の文章は、私が出詠している短歌雑誌『ポトナム』2月号に「歌壇時評」として書いたものです。 *********** 昨年の歌壇は、岡井隆追悼と新型ウイルスCOVIT-19で暮れた感がある。「歌壇」とは遠い「番外地」にい
本文を読む東京五輪は無理でしょう、「歌会始」は延期されたけれど
著者: 内野光子ほんとならば、昨日1月15日には、「歌会始」が開かれていたはずだったが、1月8日に、宮内庁から延期の発表があった。12月の中旬には、感染対策をして開催するつもりだった。会場の中央で読師と呼ばれる数人が短歌を独特の声調で読
本文を読む「朝日歌壇」の今昔
著者: 内野光子繰り返しになる部分もあるかもしれないが、私が会員である『ポトナム』という雑誌の「歌壇時評」として書いたものである。 ********************** 近頃、「新聞歌壇」の様相が気になって、手元にあった古い
本文を読む新春 2021年
著者: 内野光子新年のご挨拶申し上げます。 いつもお訪ねくださり、ありがとうございます。 不安が多い新春を迎えました。 一日も早く、当たり前の暮らしができるようにと願っています。 拙い歩みですが、第四歌集をまとめることができればと準備中
本文を読む「歌会始」が強化する天皇制 文芸の序列化をありがたがる人びと
著者: 内野光子「歌会始(うたかいはじめ)」とは、年始に皇居で開催される歌会(集まった人びとが共通の題で短歌を詠む会)で、天皇が出した題にそって「一般市民」が歌を送り、秀でた作品を詠んだ人びとが皇居に招かれる「儀礼」です。毎年テレビでも
本文を読む医療体制ひっ迫は、わが身にもー首相も、前首相も、しどろもどろの中・・・
著者: 内野光子<大学病院からの「転医」(逆紹介)のお願い>とは! 昨日は、クリスマス・イブというのに、新型ウイルスの新感染者数は、東京都888人、千葉県234人、全国でも過去の記録を更新した。精一杯「自粛」をしているものの不安は募る
本文を読む憲法9条をまもりたい、この一年
著者: 内野光子地元の千葉県佐倉市で、「さくら・志津憲法9条をまもりたい会」が発足したのが2006年の夏でした。以来、参加して、細々と活動を続けて、かれこれ15年にもなろうとしています。会員の出で入り、活動の波は見られましたが、この1
本文を読む小泉苳三、そして小川太郎のこと
著者: 内野光子イチジクの根方に十両?が赤い実をつけていた。後ろにはすでにスイセンの葉が見えていた 「岸上大作展」の記事を書いていて、思い出したことがあった。 『血と雨の墓標 評伝岸上大作』の著がある小川太郎は、その出版か
本文を読む岸上大作、没後60年の今
著者: 内野光子12月5日から、「岸上大作展」が姫路文学館で開かれている(来年3月21日まで)。没後60年記念ということで、岸上の命日にもあたる日にオープンしたのだが、当分出かけられそうにもない。没後40年の「’60年ある青春の記録 歌
本文を読む半端といえば、半端!?議会開設130年記念式典に参加しなかった共産党?
著者: 内野光子この式典には、皇族からは、天皇夫妻と秋篠宮夫妻の長女眞子さんが参加していた。100周年、120周年の時は、天皇夫妻以外には秋篠宮夫妻が参列していた。 11月29日、議会開設130年に当たり、参議院議場では、記念式典が開か
本文を読む何もかも半端な~自粛か停止?結婚と婚約は違う?・・・・
著者: 内野光子自粛?停止?基礎疾患? Go to トラベルで、東京を除外するか否かで、小池都知事と菅総理が綱引き続いていたが、12月1日の夕方、緊急会談を開いたといい、急展開ともいうが、どんな結論が出たかと思ったら、65歳以上の高
本文を読む奈良・京都には何回か来ているはずなのに(3)
著者: 内野光子尹東柱の詩碑を訪ねて 翌日、11月14日は、午後2時過ぎの新幹線をとっているので、午前中はフリーだった。まさに紅葉の季節、外国人観光客も少ない、この時期、出かけたいところもあったが、欲張らず、ホテルの目の前の京都御所に行
本文を読む奈良・京都、何回か来ているはずなのに(2)
著者: 内野光子京都国立博物館「皇室の名宝」展へ 新型ウイルス対策のため、見学は30分刻みの事前予約が必要とのことで、家を出る前に、当初は11月14日の午前中にと思ったが、すでに満杯だった。13日ならば、当日でも入館できる状況だったの
本文を読む奈良・京都、何回か来ているはずなのに(1)
著者: 内野光子春日大社・東大寺というコースながら~志賀直哉旧居、子規の庭へも 11月12日、前ブログ記事のNHK受信料裁判の判決報告集会が終ったあと、興福寺境内を突っ切って、猿沢の池畔のホテルに戻った。暗くなった一帯には、すでに人影も
本文を読むNHKの偏向が目に余る!黙っているわけにはいかない!
著者: 内野光子近年のNHKの、とくに報道番組は、政府寄りの編成・内容となり、その偏向が著しく、見苦しいの一言に尽きる。その編成ぶりは、視聴者にはわからないように、たくみに政府のプラス情報を繋げていくので、「“神”対応」とまで、言われて
本文を読む「性差(ジェンダー)の日本史」(国立歴史民俗博物館 2020年10月6日~12月6日)に出かけました~何かが足りないのでは?!
著者: 内野光子地元佐倉の歴博での企画展「性差の日本史」は、今回、展示プロジェクトに館外から参加されていたKさんのお誘いで、久しぶりの歴博となった。Kさんからは、事前に、ご自身がかかわった「滝乃川学園」の「天使のピアノ」のオンライン演奏
本文を読む女川原発2号機はどうなるのか~再稼働反対の声が届かない
著者: 内野光子その後の女川原発2号 宮城県議会は10月22日、女川原発2号機再稼働を求める請願を採択、県議会は再稼働の容認を表明したことになり、村井嘉浩知事が近く、再稼働同意に踏み切るとみられている。10月23日には、東北電力女川原発
本文を読む誰も言い出さない「オリンピック中止」~近頃の政党やメディア
著者: 内野光子10月23日の「東京五輪・パラリンピック大会推進本部」の会合で首相は、「コロナに勝った証しに」東京五輪開催への決意を示した。 「日本の陽性者数の推移」厚生労働省ホームページより 世界の各地で、とくにヨーロッパ諸国では、新
本文を読む秋の自然観察3題
著者: 内野光子午前中、薄日が差していたので、昨日、庭木の枝を少しばかり伐っておいたので、燃やせるごみの袋詰めをしていて気が付いた。 ① 物置に接して、窮屈そうなキンモクセイ、今年はあまり花がつかなかったが、葉裏に、なんとセミの抜け殻が
本文を読む「エール」で「NHKはウソをつきません」というセリフがありましたが ~「NHK森下経営委員長の義務違反の究明を求める」請願書を国会に提出へ
著者: 内野光子朝ドラ「エール」は急展開の上、先週、敗戦後になりました。10月16日放送で「鐘の鳴る丘」の作者、菊田一夫と思われる人物とNHK職員との会話で、職員が「NHKですからウソをつきません」とのセリフが飛び出した。これって、その
本文を読む朝ドラ「エール」は、戦時下の古関裕而をどう描いているか
著者: 内野光子9月末の週から「エール」は戦時下に入った。これまでのドラマの進行は、古関裕而の自伝『鐘よ、鳴り響け』とも、いくつかに評伝とも、かけ離れていって、古関作曲の歌と周辺の都合のよい事実をつなぎ合わせたフィクションであることは
本文を読むほんとうの「学問の自由」とは~日本学術会議、日本芸術院、文化勲章は必要なのか
著者: 内野光子秋は確実にやってくる。花をつけはじめた、東側のきんもくせい 首相が学術会議人事に介入したとして、騒動になっている。日本学術会議が新会員候補者として105人推薦したところ、6名の任命が拒否されたというのである。従来は、内閣
本文を読むどうしようも内閣、発足~私たちは何をなすべきかなのか
著者: 内野光子安倍首相の後、だれがなっても絶望的であったし、新内閣の顔ぶれを見ても脱力の一語である。この一年で何人の閣僚が辞任することになるのやら~。女性活躍という<建前>も押しやられ、男性の待機組処理と派閥の論理で押し切られた。五
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