内野光子の執筆一覧

NHKの偏向が目に余る!黙っているわけにはいかない!

著者: 内野光子

近年のNHKの、とくに報道番組は、政府寄りの編成・内容となり、その偏向が著しく、見苦しいの一言に尽きる。その編成ぶりは、視聴者にはわからないように、たくみに政府のプラス情報を繋げていくので、「“神”対応」とまで、言われて

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「性差(ジェンダー)の日本史」(国立歴史民俗博物館 2020年10月6日~12月6日)に出かけました~何かが足りないのでは?!

著者: 内野光子

地元佐倉の歴博での企画展「性差の日本史」は、今回、展示プロジェクトに館外から参加されていたKさんのお誘いで、久しぶりの歴博となった。Kさんからは、事前に、ご自身がかかわった「滝乃川学園」の「天使のピアノ」のオンライン演奏

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女川原発2号機はどうなるのか~再稼働反対の声が届かない

著者: 内野光子

その後の女川原発2号 宮城県議会は10月22日、女川原発2号機再稼働を求める請願を採択、県議会は再稼働の容認を表明したことになり、村井嘉浩知事が近く、再稼働同意に踏み切るとみられている。10月23日には、東北電力女川原発

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誰も言い出さない「オリンピック中止」~近頃の政党やメディア

著者: 内野光子

10月23日の「東京五輪・パラリンピック大会推進本部」の会合で首相は、「コロナに勝った証しに」東京五輪開催への決意を示した。 「日本の陽性者数の推移」厚生労働省ホームページより 世界の各地で、とくにヨーロッパ諸国では、新

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「エール」で「NHKはウソをつきません」というセリフがありましたが ~「NHK森下経営委員長の義務違反の究明を求める」請願書を国会に提出へ

著者: 内野光子

朝ドラ「エール」は急展開の上、先週、敗戦後になりました。10月16日放送で「鐘の鳴る丘」の作者、菊田一夫と思われる人物とNHK職員との会話で、職員が「NHKですからウソをつきません」とのセリフが飛び出した。これって、その

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朝ドラ「エール」は、戦時下の古関裕而をどう描いているか

著者: 内野光子

 9月末の週から「エール」は戦時下に入った。これまでのドラマの進行は、古関裕而の自伝『鐘よ、鳴り響け』とも、いくつかに評伝とも、かけ離れていって、古関作曲の歌と周辺の都合のよい事実をつなぎ合わせたフィクションであることは

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ほんとうの「学問の自由」とは~日本学術会議、日本芸術院、文化勲章は必要なのか

著者: 内野光子

秋は確実にやってくる。花をつけはじめた、東側のきんもくせい 首相が学術会議人事に介入したとして、騒動になっている。日本学術会議が新会員候補者として105人推薦したところ、6名の任命が拒否されたというのである。従来は、内閣

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どうしようも内閣、発足~私たちは何をなすべきかなのか

著者: 内野光子

 安倍首相の後、だれがなっても絶望的であったし、新内閣の顔ぶれを見ても脱力の一語である。この一年で何人の閣僚が辞任することになるのやら~。女性活躍という<建前>も押しやられ、男性の待機組処理と派閥の論理で押し切られた。五

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<#山万20時間耐久>って?日本は、いまそんなに平和なのか

著者: 内野光子

 台風10号は、これまで経験したことのない強さで日本に近づき、甚大な被害をもたらすだろう、「あなたの命と大事な人の命をまもるために・・・」という警告を伴った気象庁と国交省との会見が重ねて開かれるのも異例だということだった

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首相の辞任記者会見をみて~危機的な民主主義の行方、「安倍憎し」の破綻

著者: 内野光子

後任がだれになろうと、安倍首相の「病気辞任」と「禅譲」なるシナリオは、絶望的な悲劇に向かう日本の現実である。数々の政府の失政を、首相の犯罪的行為を、ここでシャッフルして、なかったことにするつもりである。8月29日の大方の

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メデイアの中の「知識人」たちー清水幾太郎を通して考える(2)

著者: 内野光子

 1960年代前半、清水幾太郎は、思想的にも活動にも、大きな転換期を迎えていたことになるのは、前述の二著からも明らかである。1959年3月に結成されて安保改定阻止国民会議は構成団体が多いだけに、さまざまな軋轢があった。と

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メデイアの中の「知識人」たち~清水幾太郎を通して考える(1)

著者: 内野光子

1963年の春、学習院大学の門を初めてくぐった。キャンパスは緑豊かで、木造の古色蒼然とした図書館(1909年築、現在資料館)、ネオ・ゴシック調の理学部研究棟(1927年築、現在学習院さくらアカデミー)、本部前の1960年

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無策の〈長〉はいらない~コロナ対策をどうする?安倍首相、森田千葉県知事、西田佐倉市長

著者: 内野光子

安倍首相!  8月1日をもって、マスクを変えましたね。全閣僚が大きなマスクをしている中、よく頑張った、というか意地でもという数か月にみえました。アベノマスクの8000万枚の第二次配布の中止が決まった直後がタイミングと思っ

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古関裕而をめぐる動きから目を離せない(2)

著者: 内野光子

さまざまなエピソードで盛り上げるのは 朝ドラ「エール」がきっかけになって、古関出身の福島市、福島県では、「古関裕而記念館」や地元の新聞や放送局、観光協会などが、「郷土の偉人」をめぐる情報やイベントを盛り上げている。先の「

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古関裕而をめぐる動きから目を離せない(1)

著者: 内野光子

なぜ古関裕而なのか  私は、学生時代から短歌を作っていたが、30代になって、戦時下の歌人たちが発表した短歌や動向に触れることがあって、時代の大きなうねりに呑み込まれ、大政翼賛的な短歌や評論が横行していたことを知った。また

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岡井隆死去報道に接して~亡くなると<旗手>になったり、<巨人>や<巨星>になったり・・・

著者: 内野光子

 7月10日、岡井隆が92歳で亡くなった。7月12日の朝刊で知った。いくつかの新聞記事を読んで、やっぱりな、と思う。岡井が1992年、歌会始の選者になったことをどう伝えるかに、私の関心はあった。  『朝日新聞』は社会面で

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びっくり仰天、ここまでやるか、NHK「エール」の番宣!

著者: 内野光子

古関裕而がモデルという、朝ドラ「エール」の“喜劇的”な展開には、驚いている。自伝や評伝ともかなり異なるストーリーになっているのは確かである。私の漫画歴は、「サザエさん」どまり、近くでは、雁屋さんの「美味しんぼ」や天皇制を

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「鐘の鳴る丘」世代が古関裕而をたどってみると~朝ドラ「エール」は戦時歌謡をどう描くのか(8)

著者: 内野光子

短歌の歌謡曲と朗読と  古関裕而について書き続けていると、キリもなく、伝えたいことは、満載なのだが、もうこの辺で終わりにしたい。なお、今回の作業で、興味深い一件があった。というのは、古関が有名な歌人の短歌に曲をつけて、レ

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「鐘の鳴る丘」世代が古関裕而をたどってみると~朝ドラ「エール」は戦時歌謡をどう描くのか(7)

著者: 内野光子

前述のように、敗戦直後、古関の活動は、菊田一夫とのコンビで、NHKのラジオドラマ「山から来た男」「鐘の鳴る丘」により再開する。「鐘の鳴る丘」の制作は、占領軍GHQの戦災孤児対策の一環としての要請であった。古関は、その主題

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「鐘の鳴る丘」世代が古関裕而をたどってみると~朝ドラ「エール」は戦時歌謡をどう描くか(6) NHKと戦時歌謡、その果たした役割 

著者: 内野光子

1941年、情報局は、12月8日開戦3日前の12月5日に「国内放送非常体制要綱」を決定、番組編成の基本方針は、他のマス・メディアと同様、「戦況報道」と「世論指導」を二つの柱として、人心の安定、国民士気の高揚をはかることで

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「鐘の鳴る丘」世代が古関裕而をたどってみると~朝ドラ「エール」は戦時歌謡をどう描くのか(5)「公募歌」という国策とメディアの一体化

著者: 内野光子

   古関裕而の作曲歴から、天皇関連というか、天皇とのかかわりをみてみよう。古関裕而が福島商業学校を卒業後、地元の川俣銀行に勤める傍ら、「御大典奉祝行進曲」を作曲している。1928年(昭和3年)11月10日、京都御所で行

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「鐘の鳴る丘」世代が古関裕而をたどってみると~朝ドラ「エール」は戦時歌謡をどう描くのっか(4)誰にでもエールを送る人は

著者: 内野光子

私の育った家は、スポーツとはほぼ無縁だったといっていい。観戦したり、ラジオやテレビを視聴したりする習慣はほとんどなかった。休業日もなく、両親や長兄は店で働いていたし、スポーツは別世界のことに思えた。1964年の東京五輪の

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「鐘の鳴る丘」世代が古関裕而をたどってみると~朝ドラ「エール」は戦時歌謡をどう描くのか(3)

著者: 内野光子

古関裕而と菊田一夫の出会いに移る前に、近くの書店を回って、入手できた本について書いておきたい。 ⑥刑部芳則『古関裕而―流行作曲家と激動の昭和』中央公論新社 2019年11月(2020年3月 3版) この本の執筆は、少年時

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「鐘の鳴る丘」世代が古関裕而をたどってみると~朝ドラ「エール」は戦時歌謡をどう描くのか(2)

著者: 内野光子

ドクダミに囲まれながらも、アジサイが色づき始めた   前述⑤「作曲一覧」は、「古関裕而記念館」のホームページで見られるが、レコード発売年月も付されている。古関の活動期間の長さと量に驚かされる。ただ、編年体のリス

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「鐘の鳴る丘」世代が古関裕而をたどってみると~朝ドラ「エール」は戦時歌謡をどう描くのか(1)

著者: 内野光子

「古関裕而生誕110周年記念・あなたが選ぶ古関メロディーベスト30」(福島民報社主催 2019年12月10日~2020年2月7日実施)は、古関裕而の長男正裕氏、日本コロンビアプロデューサー、古関裕而記念館館長が監修した1

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