一国の首相がする会見とは思えなかった。新コロナウイルス感染拡大対策、新型インフルエンザ等対策特別措置法改正の成立を受けての会見にしては、新しい政策、具体的な政策が何ら示されなかった。爆発的な感染拡大は見られない、1万人当
本文を読む内野光子の執筆一覧
自治会総会も中止~議決は書面になる中、自治会を考える
著者: 内野光子イチジクの木のもと、白いラッパ水仙に続いて、ニホンズイセンがいっせいに、花をつけた。 今日、冷たい雨の中、町内自治会のパトロールに参加した。650世帯40班近い班が各丁目ごと、3コースに分かれての月一の
本文を読む3月10日、NHK「ニュース7」は、明らかに放送法第4条違反~毎度おなじみの尾身茂氏
著者: 内野光子きょう、午前中から参議院予算委員会の公聴会が開かれていた。「公衆衛生・新型コロナウイルス対応」「新型コロナウイルスが内政に与える影響」「内政・外交の諸課題」の公述項目ごとに公述人2名が出席したのだが、午前中には、「公衆衛
本文を読むきのうの「ニュースウオッチ9」見ましたか~ユーカリが丘が登場したのですが
著者: 内野光子昨夜、静岡県に住む義姉から電話があって、さっきのニュースで、ユーカリが丘が映っていた、という。コロナの影響で、都心に人口が減って、郊外の人口が増えている街としてユーカリが丘をクローズアップしたらしい。 きのうの「NHKニ
本文を読む『斎藤史『朱天』から『うたのゆくへ』への時代』の書評が増えました。(付書評一覧)
著者: 内野光子我が家の水仙が咲き始めました。 拙著『斎藤史『朱天』から『うたのゆくへ』の時代』は、2018年12月28日に刷り上がり、2019年1月9日が発行日でした。“歌壇”でとりあげられることはあまり多くなかったのですが、『短歌往
本文を読む「子どもの席を1メートル以上離すように」って!! いま必要な対策は何か
著者: 内野光子読売新聞2020年3月4日より 関西で仕事をしている娘から、「お母さんだったら、どうした?」と尋ねられた。唐突な小中高学校の一斉休校の要請を受けて、子を持つ同僚たちが慌てているらしい。かつて、私たち夫婦は、名古屋市で共に
本文を読む歌壇における女性歌人の過去と現在
著者: 内野光子今日は「ひな祭り」なのだが、おひな様を出さなくなって久しい。花より団子で、私の好物の穴子を散らしたお寿司とヒラマサのお刺身、ポテトサラダという妙な献立で、二人だけで祝った?のだった。生活クラブのはまぐりは、娘が帰省してい
本文を読む2月25日、「基本方針」を発表したその日、首相は何をしていたか
著者: 内野光子今日26日の『毎日新聞』の前日の「首相日記」を見ていたところ、「5時1分東京・永田町のザ・キャピタルホテル東急。宴会場「鳳凰」で自民党と各種団体の懇談会に出席し、あいさつ。(中略)6時38分公邸。金丸恭文フューチャー会長
本文を読む「重症になるまで待て?」「PCR検査は簡単にはさせない!」という「基本方針」って、何?
著者: 内野光子どう考えてもわからないのは、「軽症者は、病院に行くな、家で重症になるまで待て」というのが、新コロナウィルス感染拡大防止にかかる政府の「基本方針」らしいことだ。前日の専門家会議の意見を踏まえ、2月25日に発表されたが、こ
本文を読むきょうは、何の日だったのか~新型ウィルス感染拡大の中の祝宴
著者: 内野光子今日2月23日が何の祝日かと改めて問われると、一瞬、戸惑う人も多いのではないか。昨日から今日にかけて、天皇誕生日を前にした21日の記者会見や一般参賀取りやめの報道に接して、ようやく思い起こす人も少なくない。いまや、新型コ
本文を読む豊島園がなくなる? ウォーターシュートの思い出
著者: 内野光子2月3日、遊園地豊島園が段階的に閉園されることが、一斉に報じられた。経営主体の西武ホールデイングスからの正式の発表ではないらしいが、跡地が東京都の練馬城址公園とテーマパークになる話が進んでいることは確からしい。 豊島園と
本文を読む何度でも、くどいようですが、歌壇と天皇制
著者: 内野光子私が会員になっている『ポトナム』の歌壇時評に、1月号に引き続き、寄稿しました。くどいようですが、また、短歌と天皇制の問題です。改元を機会に、歌壇での事実を確認、整理し、手立てを考えなければと思っています。記事の末尾に、
本文を読む僕の前に道はないのか~アテにならない人たち、高村光太郎を手掛かりに
著者: 内野光子地元の9条の会、「憲法9条をまもりたい会」のニュース40号(2020年2月)が出来ました。2006年7月、佐倉市の志津地区の有志14人で発足し、ほそぼそと活動を続けています。ニュースもようやく40号になりました。この間、
本文を読む東北へ~短い旅ながら(4)仙台文学館
著者: 内野光子翌日の午前中、仙台文学館へでかけることにしていた。仙台駅西口に広がるデッキは、どこまで続くのか、幾通りにも分かれ、複雑だ。うっかり地上に降りてしまうと、横断ができないで、また、デッキに戻ったりする。バスターミナルの宮城
本文を読む東北へ~今回も短い旅ながら(3)宮城県美術館へ
著者: 内野光子東北大学の中善並木と反対方向に進むと地下鉄東西線の川内駅へ。中層の白い住宅棟が並ぶ団地(公務員住宅らしい)に突き当たり、右の坂を下りると、宮城県美術館である。 まず、常設展の方から見ることにした。大方、写真撮影はOKのよ
本文を読む東北へ~今回も短い旅ながら(2)東北大学「「中善並木」
著者: 内野光子いつも素通りの仙台、気になっていた、美術館と文学館は是非と思っていた。私は、少々足に自信がなかったので、地下鉄東西線の国際センター下車、まず、目の前から始まる東北大の川内キャンパスに入る。緩い坂を上った交差点を左に折れ
本文を読む東北へ~今回も短い旅ながら(1)はじめての秋保温泉
著者: 内野光子東北へは高校の修学旅行以来、蔵王のスキー、ひとり旅、ゼミOB旅行、出張、家族旅行などで、何度か訪れているはずなのだが、何せ広いので、限られた日数の局地的な旅に終わっていた。今回も3泊という短い旅ながら、秋保温泉2泊、仙台
本文を読む60年前の1960年、50年前の1970年、今、何が変わったのか(2)1970年の私
著者: 内野光子身辺の資料を整理していると、思いがけないところから、意外なものが見つかり、思わず読み入ってしまい、まるっきり片付かない日があったりする。私が在職していたころ、1970年代の国立国会図書館の組合関係の綴りが出てきた。私は、
本文を読む60年前の1960年、50年前の1970年、いま何が変わったのか(1)私の1960年
著者: 内野光子今年に入って、60年前の1960年が、回顧される特集記事などをときどき見かけるようになった。日米安保条約調印が、60年前の1月18日であったからだ。私は前年の1959年12月に母を亡くしたばかりの大学生だった。調印時の記
本文を読むきのうは、「歌会始」の日だったのだが
著者: 内野光子昨日1月16日の午後は、私たちの短歌教室の歌会であった。参加者の一人が「希望」を詠み込んだ作品を提出、午前中の皇居での「歌会始」のテレビ中継の様子を話し始めて、「そうだ、今日は歌会始だったんだ」と気づき、ウオッチャーと
本文を読む短歌雑誌の行方と保存
著者: 内野光子私が会員となっている短歌雑誌『ポトナム』1月号に「歌壇時評」を書きました。いつも同じようなことを言っているような気がするけれど、最近の短歌雑誌・出版事情にも触れました。 ********** 最近の短歌総合雑誌や新聞は、
本文を読む革たな年となるか
著者: 内野光子今日もお訪ねくださり、ありがとうございます。 ことしもどうぞよろしくお願いいたします。 中ぐらいところか、まったくめでたくもないないお正月なのだが、”おめでたい”人の顔はいくらでも浮かぶ。国民の幸せと世界の平和を願うとい
本文を読む歌壇、この一年を振り返る季節(2)歌人によるパワハラ?セクハラ?~見え隠れする性差
著者: 内野光子歌壇の内情に疎い私には、今年「未来」という短歌結社の選者の一人である加藤治郎の発言やツイートによる発信が物議をかもしていることを最近知った。加藤が、2018年2月から『短歌往来』に「ニューウェーブ歌人メモワール」という1
本文を読む歌壇、この一年を振り返る季節〈1〉短歌と天皇制
著者: 内野光子短歌研究社『短歌研究年鑑』(2020年版)とカドカワ『角川短歌年鑑』(令和2年版)が出そろった。2019年の歌壇状況を知る助けにはなるのだが、今年という一年をしっかり振り返ったことになるのかなという違和感があった。その二
本文を読む忘れてはならない12月8日
著者: 内野光子記憶せよ、十二月八日。 この日世界の歴史あらたまる。 アングロ・サクソンの主権、 この日東亜の陸と海とに否定さる。 否定するものは彼らのジャパン、 眇たる東海の國にして また神の國なる日本(につぽん)なり。 そを治(しろ
本文を読む改元、一連の行事はいつ終わるのか=その根源たる差別も続く
著者: 内野光子昨年の5月、改元前後からの皇室行事は、いつ果てるともなく続いているかのような光景である。大嘗祭後に行われた4回の饗宴の儀、そして、続く伊勢神宮参拝・報告、奈良や京都の天皇陵参拝、そして京都では御所でのお茶会まで開いていた
本文を読む<歌壇>における「賞」の在り方~「ショウほど素敵な商売はない」?
著者: 内野光子一九五〇年代に「ショウほど素敵な商売はない」という、マリリン・モンロー出演のアメリカのミュージカル映画があったらしい。見る機会もないままいまに至っているが~。 これまで私は、国の褒賞制度や栄典制度が、本来の学術・文芸の振
本文を読むいったい、文化勲章って、だれが決めているのだろう~その見えにくい選考過程は、どこかと同じ?
著者: 内野光子「桜を見る会」は、時がたつにつれて、実態が明らかになってきた。国費を使い<功労者>顕彰を標榜する催事の実態が明白になった以上、即刻廃止すべきだろう。 「見る会」の招待者名簿は、慌ててシュレッダーにかけたなど、子供じみた回
本文を読む「桜を見る会」と「勲章」も同じ構図では
著者: 内野光子今年の文化功労者の中に、歌人の馬場あき子の名があったし、秋の叙勲では永田和宏が歌人として瑞宝中綬章を受章していた。<注1>上に「文化」が付こうと「芸術」が付こうが国が取り仕切る栄典制度の一環である。拙著でも何度か触れてい
本文を読む「大丈夫」って?何が?「嵐」が歌った即位を祝う歌
著者: 内野光子11月11日は、新聞の休刊日なので、朝のテレビを見ていると、昨日祝賀パレードが、「良かった」「感動した」「素晴らしかった」「すごかった」「おきれいだった」など、キャスターもゲストも晴れやかに語るのだが、何がどうよかった
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