内野光子の執筆一覧

『「関さんの森」の軌跡』(関啓子著)を読みました。自粛の折の「関さんの森」の今

著者: 内野光子

ホームページ「関さんの森・エコミュージアム」(http://www.seki-mori.com/)によれば、さまざまな行事は中止ながら、散策路は開放されているようだ。この芽吹きと花の季節、すぐにも新緑の季節がやってくると

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「阿部静枝の戦後」が友愛労働歴史館のHPに紹介されました。

著者: 内野光子

 4月1日の記事にあります拙著「阿部静枝の戦後ー歌集『霜の道』と評論活動をめぐって」(『昭和後期女性文学論』所収)が「友愛労働歴史館」のHPに紹介されました。論文集の表紙と阿部静枝の若き日の肖像画とともに掲載されていまし

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もう一度見たかったハマスホイ~都美術館の展覧会は中止になった

著者: 内野光子

もう十年以上も前に、当時はハンマースホイと表記されていたと思うが、国立西洋美術館での展覧会(「ヴィルヘルム・ハンマースホイ 静かなる詩情」2008年9月30日~12月7日)は見逃しながらも、デンマークの、この画家の室内画

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「布マスク2枚」の次は何ですか~税金なんですからムダ使いしないでください

著者: 内野光子

表札下の植え込みにだいぶ前から咲き出したツルニチニチソウ  4月1日、首相は、小さめの布マスクをかけて、会議に出ていた。あんな隙間があっては、感染予防にはならないだろう。衆議院の本会議でも、議員は一斉にマスクをつけ始めた

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首相が、何度、記者会見を開いてみても、変わらない感染拡大

著者: 内野光子

安倍首相が、記者会見を開いても、新型コロナウイルス感染症対策本部会議で、何を語っても、具体的な感染拡大予防対策と経済対策が見えてこない。いったい何をやっているのだろう。 たとえ、マスクの増産・配布、PCR検査の拡充などを

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森友問題は終わっていない!安倍首相、麻生大臣、大丈夫?

著者: 内野光子

3月23日の参議院予算委員会の集中審議を中継で見ていた。コロナ感染拡大対策やそれに伴う経済対策、オリンピック開催動向と森友問題の公文書改ざんにかかわり自殺(2018年3月7日)した近畿財務局職員の手記・遺書が公表されたこ

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目くらましのような?「オーバーシュート」「ロックダウン」って

著者: 内野光子

3月19日、夜遅く専門家会議の記者会見が開かれた。前回は患者集団を意味する「クラスター」なる用語が登場したが、今回は、爆発的患者急増を意味する「オーバーシュート」、都市封鎖を意味する「ロックダウン」という言葉が飛び出した

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NHKの会長、経営委員長!顔をあげて答弁せよ!~自分の言葉で語れない人々

著者: 内野光子

昨夜の日付が変わる頃、NHK総合テレビの11時45分から、来年度NHK予算審議がなされた3月17日開催衆議院総務委員会の録画が放映された。だれがこんな時間に見ますかね。視聴率がもっとも低い時間帯ではとも思う。フルでは、以

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今日の首相会見~笑顔とワンチームで乗り切る?!

著者: 内野光子

一国の首相がする会見とは思えなかった。新コロナウイルス感染拡大対策、新型インフルエンザ等対策特別措置法改正の成立を受けての会見にしては、新しい政策、具体的な政策が何ら示されなかった。爆発的な感染拡大は見られない、1万人当

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3月10日、NHK「ニュース7」は、明らかに放送法第4条違反~毎度おなじみの尾身茂氏

著者: 内野光子

きょう、午前中から参議院予算委員会の公聴会が開かれていた。「公衆衛生・新型コロナウイルス対応」「新型コロナウイルスが内政に与える影響」「内政・外交の諸課題」の公述項目ごとに公述人2名が出席したのだが、午前中には、「公衆衛

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きのうの「ニュースウオッチ9」見ましたか~ユーカリが丘が登場したのですが

著者: 内野光子

昨夜、静岡県に住む義姉から電話があって、さっきのニュースで、ユーカリが丘が映っていた、という。コロナの影響で、都心に人口が減って、郊外の人口が増えている街としてユーカリが丘をクローズアップしたらしい。 きのうの「NHKニ

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『斎藤史『朱天』から『うたのゆくへ』への時代』の書評が増えました。(付書評一覧)

著者: 内野光子

我が家の水仙が咲き始めました。 拙著『斎藤史『朱天』から『うたのゆくへ』の時代』は、2018年12月28日に刷り上がり、2019年1月9日が発行日でした。“歌壇”でとりあげられることはあまり多くなかったのですが、『短歌往

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「子どもの席を1メートル以上離すように」って!! いま必要な対策は何か

著者: 内野光子

読売新聞2020年3月4日より 関西で仕事をしている娘から、「お母さんだったら、どうした?」と尋ねられた。唐突な小中高学校の一斉休校の要請を受けて、子を持つ同僚たちが慌てているらしい。かつて、私たち夫婦は、名古屋市で共に

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2月25日、「基本方針」を発表したその日、首相は何をしていたか

著者: 内野光子

今日26日の『毎日新聞』の前日の「首相日記」を見ていたところ、「5時1分東京・永田町のザ・キャピタルホテル東急。宴会場「鳳凰」で自民党と各種団体の懇談会に出席し、あいさつ。(中略)6時38分公邸。金丸恭文フューチャー会長

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「重症になるまで待て?」「PCR検査は簡単にはさせない!」という「基本方針」って、何?

著者: 内野光子

 どう考えてもわからないのは、「軽症者は、病院に行くな、家で重症になるまで待て」というのが、新コロナウィルス感染拡大防止にかかる政府の「基本方針」らしいことだ。前日の専門家会議の意見を踏まえ、2月25日に発表されたが、こ

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きょうは、何の日だったのか~新型ウィルス感染拡大の中の祝宴

著者: 内野光子

今日2月23日が何の祝日かと改めて問われると、一瞬、戸惑う人も多いのではないか。昨日から今日にかけて、天皇誕生日を前にした21日の記者会見や一般参賀取りやめの報道に接して、ようやく思い起こす人も少なくない。いまや、新型コ

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何度でも、くどいようですが、歌壇と天皇制

著者: 内野光子

 私が会員になっている『ポトナム』の歌壇時評に、1月号に引き続き、寄稿しました。くどいようですが、また、短歌と天皇制の問題です。改元を機会に、歌壇での事実を確認、整理し、手立てを考えなければと思っています。記事の末尾に、

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東北へ~今回も短い旅ながら(2)東北大学「「中善並木」

著者: 内野光子

 いつも素通りの仙台、気になっていた、美術館と文学館は是非と思っていた。私は、少々足に自信がなかったので、地下鉄東西線の国際センター下車、まず、目の前から始まる東北大の川内キャンパスに入る。緩い坂を上った交差点を左に折れ

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60年前の1960年、50年前の1970年、今、何が変わったのか(2)1970年の私

著者: 内野光子

身辺の資料を整理していると、思いがけないところから、意外なものが見つかり、思わず読み入ってしまい、まるっきり片付かない日があったりする。私が在職していたころ、1970年代の国立国会図書館の組合関係の綴りが出てきた。私は、

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60年前の1960年、50年前の1970年、いま何が変わったのか(1)私の1960年

著者: 内野光子

今年に入って、60年前の1960年が、回顧される特集記事などをときどき見かけるようになった。日米安保条約調印が、60年前の1月18日であったからだ。私は前年の1959年12月に母を亡くしたばかりの大学生だった。調印時の記

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