3月9日、マイナンバー制度は憲法が保障するプライバシー権を侵害するとして、宮城、愛知、福岡各県の住民らが国に個人番号の利用差し止めなどを求めた3件の訴訟で、最高裁(深山卓也裁判長)は「合憲」とする初判断をした。 判決では
本文を読む内野光子の執筆一覧
2011年3月11日、あれから12年、原発回帰は許さない
著者: 内野光子あの日は、すばらしい晴天に恵まれた朝だった。私たち夫婦は、浅草公会堂での東京大空襲展を見学、被災者の体験談のコーナーで話をお聞きした後、新宿の写真展に向おう山手線に乗っていた。午後2時46分、大きな揺れとともに電車は止
本文を読む来年の「歌会始」はどうなるのだろう
著者: 内野光子『ポトナム』三月号に歌壇時評を書きました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 一月一八日の午前中、NHKテレビによる皇居での「歌会始」、忘れずに、いま、見終わった。コロナ禍のもとでの開催は三年目で
本文を読む危うい佐倉市立図書館オープン~”夢咲く”どころではない「夢咲くら館」
著者: 内野光子写真は「夢咲くら館の今」佐倉市ホームページから。屋上から飛び出す長い庇?キャノピーというそうだ。無用なだけではない、危険な長物、これだけに一億円もかけたという。 https://www.city.sakura.lg.jp
本文を読むマイナンバーカード申請に並ぶ人たち
著者: 内野光子先週の金曜日2月24日、駅に近いビルの一画にある佐倉市出張所の前を通りかかると、いつになく人が立て込んでいる。入口の外に長机を置いて、マイナカード申請専用の受付を行っていたのである。出張所の外かべにそって、椅子も並べら
本文を読む『図書新聞』の時評で『<パンデミック>とフェミニズム』が紹介されたのだが
著者: 内野光子新・フェミニズム批評の会の事務局から、下記の時評で、『<パンデミック>とフェミニズム』が取り上げられているとのことで、『図書新聞』の画像(一部)が添付されてきた。書評が少ない中で、紹介されたことはありがたいことであった
本文を読むもう、いい加減にして!「国民皆マイナ」?
著者: 内野光子2023年2月19日 またも、今日2月19日の新聞一斉の一頁広告である。2月4日にも同じことが起こった。起用されているタレントのポーズが違っている。テレビのコマーシャルもバージョンを替えた。ポイントが付くマイナンバーカ
本文を読むどうする高齢者!どうすればいいのか(2)ルーブルや大英博物館職員がストできるのは
著者: 内野光子どうする家康、どころではない。 前の記事で述べたように、年金支給開始を段階的に62年から64年にしようとするフランスのマクロン政権は、大規模な反対運動に立ち往生している。反対運動を続ける市民たちに、私は少なからず心動
本文を読むどうする高齢者!立ち上がるのはだれか(1)
著者: 内野光子「どうする家康」 どころではない。 高齢者には、ガラガラと坂を転げ落ちるように生きづらい社会になってゆく。内閣支持率下落のさなか、「閣議決定」で、何もかも決まっていってしまう現実を目の当たりにし、国会は形骸化するばか
本文を読む菅沼正子さんの「映画招待席」が再開されました。
著者: 内野光子「菅沼正子の映画招待席」が再開されました。 女性数人がかかわって発行していた地域誌「すてきなあなたへ」が休刊する2015年まで連載されていました。42回で休止していましたので、「菅沼正子の映画招待席 43」として、再スタ
本文を読む若い女性歌人の「仕事」の困難さと楽しさと
著者: 内野光子読売新聞で「女が叫ぶみそひともじ」というシリーズが昨秋から始まっているのをネット上で知りました。「男が叫ぶみそひともじ」というシリーズが成り立つのか、と思うと複雑なものがあります。短歌雑誌でも「仕事の歌」といった<特集
本文を読むマイナンバーカードへ募る不安とリスク
著者: 内野光子2月4日、今日の朝刊各紙に一斉に掲載された全面広告。再度延長して今月末日が申請締め切りとなった。年度末の予算消化?どこまで続く無駄遣い。 岸田政権になって、内閣支持率が落ちに落ちるのをチャンスとばかりに、これまであいま
本文を読む「短歌ブーム」というけれど
著者: 内野光子『ポトナム』1月号に寄稿した「短歌時評」です。『短歌往来』「今月の視点」一部重なりますが、「短歌ブーム」と言われているけれど、これでいいのだろうかと、少し考え込んでいるところです。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
本文を読む1月27日は「ホロコーストの日」だった(2)反省と責任のとり方
著者: 内野光子2008年8月、初めてドイツを訪ねた折、観光客でにぎわうブランデンブルグ門のすぐ近くに、灰色のさまざまな大きさの四角いコンクリートブロックが幾千と続き、中は迷路のようになっている記念碑に出会った。これが、「虐殺されたヨ
本文を読む1月27日は、「ホロコーストの日」だった(1)三か所の強制収容所をめぐって
著者: 内野光子1月27日は、「ホロコースト犠牲者を想起する国際デー」だった。ポーランド、クラクフ郊外にあるナチス・ドイツによるアウシュビッツ強制収容所が旧ソ連軍によって解放された日だったのである。 昨年2月24日からのロシアのウクラ
本文を読む忘れてはいけない、覚えているうちに(12)1950年代の映画記録が~1957年から60年代へ③
著者: 内野光子1960年 大学2年~3年 58(邦画35+洋画23)本、テレビ3(邦画1+洋画2)本、シナリオ講座17(邦画4+洋画13)本、合計78本 白波五人男(佐伯幸三) 暗黒街の対決(岡本喜八)春の夢(木下恵介) わが愛(
本文を読む忘れてはいけない、覚えているうちに(11)1950年代の映画記録が~1957年から60年代へ②
著者: 内野光子1959年 浪人中~大学1年 41( 邦画30 +洋画 11)本 花のれん(豊田四郎) 初夜なき結婚(田中重雄)女ごころ(丸山誠治) 祈りのひと(滝沢英輔) キクとイサム(今井正) 新婚列車(穂積利昌) 若い川の流れ(
本文を読む『週刊朝日』が5月に終刊、なんとこのタイミングで!
著者: 内野光子きのう、『週刊朝日』の最新号が編集部から送られてきた。久しぶりに目にする『週刊朝日』、そう、12月の初めに、A記者から、近く図書館についての特集をするので、取材させてほしいとのファクスをいただき、電話取材を受けた。私の
本文を読む忘れてはいけない、覚えているうちに(10)1950年代の映画記録が~1957年から60年代へ①
著者: 内野光子1957年からの私の映画記録は、簡略化?されていた。日付と題名と監督名だけで、その監督の名前も書かれてない場合もあるが、今、わかる範囲で補った。字数の関係で、和洋に分けた。ここでは日付を省くが、ほぼ日付順に記した。洋画
本文を読む天皇家の「令和流」って? 宮内庁に広報室新設
著者: 内野光子元旦の新聞に、天皇・皇后の短歌が載らなくなって、私は、正直言ってほっとしている。平成期の天皇・皇后は、必ず、天皇五首、皇后三首の短歌が掲載されていたのである。 平成の天皇・皇后 元旦発表短歌平成2~30年 https:
本文を読む「國の會ひにまゐらんものを」~変わらぬ女性の願いと壁
著者: 内野光子『女性展望』1・2月号の巻頭言に寄稿しました。 『女性展望』はなじみのない方も多いと思いますが、市川房枝記念会女性と政治センター発行の雑誌です。 1924年12月、久布白落実、市川房枝らが中心となって婦人参政権獲得期
本文を読む忘れてはいけない、覚えているうちに(9)1950年代の映画記録が~1956年
著者: 内野光子1956年といえば、高1から高2の時期だが、私の映画歴では、一つの小さな山をなしていて、二本立てながら、44本見ているので、20回くらいは映画館に足を運んでいることになる。 ダウンロード – 1956e5b
本文を読むきのうから、旋回の自衛隊機、なぜ?!
著者: 内野光子5日、10時すぎ、ベランダで洗濯ものを乾していると、数機の自衛隊機が旋回している。下総海上自衛隊基地の離着陸調整のため旋回しているのかな、と思ってしまった。訓練機は館山沖での訓練のための離着陸は、ほぼ定時であるのをかつ
本文を読む忘れてはいけない、覚えているうちに(8)1950年代の映画日記が
著者: 内野光子「エデンの東」より 古い日記帳に混じって、映画記録の手帳が出てきた。先に1953年の日記によって、観た映画を記録にとどめたが、54年以降は、映画メモとして日記帳の巻末に一覧にしている年や別の手帳に記録していたものが
本文を読む忘れてはいけない、覚えているうちに【7】1953年という年―もしかして「選挙オタク」?
著者: 内野光子「選挙」への異様な関心 1953年、この年の前半には、公私ともにいろいろあったのである。日記には、3月6日にはスターリンの死去で「軍事株」の大幅な値下がり、3月14日吉田茂首相のバカヤロー解散などの記述がある。4月19
本文を読む忘れてはいけない、覚えているうちに(6)1953年という年ー70年前のお正月は
著者: 内野光子そんなに大きくないボール箱を開けてみたら、なんと、日記と思しき手帳が30冊くらいびっしりと入っていた。忘れていたわけではないが、一番古いのが「昭和27年」、これは中学校受験と中学校入学までの4カ月間の記入しかない。しか
本文を読む2022年12月、怒りのの年末(3)有識者とはだれか、なぜ隠す
著者: 内野光子毎日の新聞やテレビを見ていて、怒りのタネは尽きないのだが、ふだんから、どうして?と腑に落ちないことがある。政府の方針策定、閣議決定する前には、政府の諮問委員会、首相の私的諮問委員会、数々の審議会が長期的に設置されたり、
本文を読む櫻本富雄著、二冊のミステリーが刊行されました。
著者: 内野光子左:幻冬舎 2022年6月15日刊。右:鳥影社 2022年12月18日刊。 大先輩の知人、櫻本富雄さんが、今年6月、12月に小説二冊を立て続けに出版されました。櫻本さんとは、2006年、著書『歌と戦争―みんなが軍歌を
本文を読む怒りの年末、次からつぎへと(2)国民に執拗に迫るマイナカード
著者: 内野光子マイナンバーカードについては当ブログでも何度も書いてきた。政府がこれほどまでに執拗に、マイナンバーカードで迫ってくるのはなぜなのか。“丁寧に”説明すればするほど、政府への不信は募るばかりである。 10月13日、河野太
本文を読む怒りの年末、次から次へ(1)やはり、ドーハも
著者: 内野光子腹立だしいことこの上なく、何から言い出しても怒りは収まらない年末である。 メディアが勝手に盛り上げていたサッカーW杯も日本が負けてホッとしたのだが、全く関心のない者には苦痛でもあった。どのニュース番組も、どの局のワイ
本文を読む