内野光子の執筆一覧

マイナンバーカード、全面広告、朝日の見識を問う

著者: 内野光子

8月28日、朝日新聞の朝刊を開いて驚いた。朝寝坊の上、朝食後、パソコンを開く方が先なもので、かなり遅かったのだが、いつものようにスポーツ欄とテレビ欄を飛ばそうとして、「ウッ!」その途中に現れたのが、ハデハデしい、つぎのよ

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13日、NHKドラマ「しかたなかったと言うてはいかんのです」を見た―「九州大学生体実験」とは

著者: 内野光子

 私は、以下の当ブログにもあるように、ドラマの原案となった『九州大学生体解剖事件 七〇年目の真実』(熊野以素著 岩波書店 2015年)を読んでいたので、どんな展開になるのかな思いつつ見たのである。 『朝日新聞』より、19

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「命切り捨て」の言い訳でしかない!統治能力はすでにない

著者: 内野光子

 政府は、新型コロナウィルス感染者の入院ルールの一挙転換に踏み切った。これまで、中等症患者は入院が原則であったが、医療のひっ迫を理由に、中等症患者までは、自宅療養にするのだという。  中等症といえば、呼吸困難・肺炎症状か

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コロナとオリンピックに隠れて~皇位継承、いつまでも結論が出せない政府

著者: 内野光子

 7月26日、オリンピックとコロナ感染拡大のニュースに隠れてしまったが、安定的な皇位継承を検討する政府の有識者会議が、皇族数の確保策としての二案を発表した。ことし3月から10回の会議を経て、女性皇族が結婚後も皇室に残る案

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中根誠『プレス・コードの影』の書評を書きました。

著者: 内野光子

占領期のGHQの検閲については、関心があり、これまでも、調べたり、書いたりしてきました。このブログにもありますように、ある研究会の中根さんレポートも聞かせてもらいました。今回、『歌壇』に1頁の書評を書きました。「うた新聞

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代替わりに見る天皇の短歌と歌人たち―平成期を中心に(2)平成期における明仁天皇・皇后の短歌の果たした役割

著者: 内野光子

天皇夫妻の短歌と国民とのパイプ役をなすとされる歌会始はじめ、新聞・テレビなどへの登場、夫妻の歌集・鑑賞の書物の出版などが盛んになり、皇室行事、被災地訪問、慰霊の旅などを通して短歌の登場頻度が高くなり、歌碑などの形での接点

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代替わりに見る天皇の短歌と歌人たち―平成期を中心に(1)昭和天皇の死去報道において、天皇の短歌が果たした役割

著者: 内野光子

 これまでも、オンラインでの会議や研究会に参加したことはあったが、自分が報告するのは初めてであった。トラブルが起こらなければいいがと、かなり心配したが、先週の土曜日、7月10日は、スムーズに入れた。 「新・フェミニズム批

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職域ワクチン接種はどうなってしまったのか?まさに「捕らぬタヌキの皮算用」ではないか!

著者: 内野光子

私は、7月3日に、高齢者としてかかりつけ医のところで、第1回目のワクチンを接種した。2回目は、今月末であり、連れ合いの2回目は8月にづれ込んでいる。 NHKの「新型コロナウイルス」特設サイトによれば、全国で2回目の接種が

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コロナ禍の五輪は中止して!天皇の「五輪で感染拡大の懸念」拝察発言の違憲性

著者: 内野光子

「今からでも遅くはないから」五輪は中止して!という思いは、多くの国民の願いではある。しかし、IOCもJOCも、東京都も政府も、五輪開催にこぎつけさえすれば、メディアも国民もこれまでのいきさつを忘れて、盛り上がるに違いない

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コロナ禍の五輪は中止して!(1)「今からでも決して遅くはないから」

著者: 内野光子

 「今からでも決して遅くはないから・・・」これは「戒厳司令部」からの「伝単(ビラ)」ではない。多くの国民の願いでもある。  五輪東京招致は、福島の原発事故による汚染水が「アンダーコントール」されているとのウソからは始まっ

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NHK、ここまでやるのか、五輪開催高揚報道~歌人や短歌まで動員?

著者: 内野光子

NHKテレビのニュース番組の偏向が言われて久しいが、まるで政府の広報番組と化してしまったのではないか。近年ますます顕著になってきた。国会の質疑でも、何を質したかは省略して、首相や担当大臣の答弁の「いいとこどり」の答弁を流

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ミナミノシマナノダイオーワー~♫~伊藤アキラさん、さようなら

著者: 内野光子

 「南の島の大王は その名も偉大な ハメハメハ ロマンティックな王様で~~ハメハメハ ハメハメハ ハメハメハメハ」は、私の子育ての時代で、忘れることのできない歌だった。保育園の送り迎えの乳母車で、保育園のすぐ近くに転居し

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ナチスを批判、ビラをまいて処刑されたゾフィー・ショル~生誕100年

著者: 内野光子

5月14日、朝日新聞の「世界発 2021/<白バラ>のゾフィー 再び光」(野村淳)の欄で、久しぶりにゾフィー・ショルの名に出会った。 (参照)朝日デジタル「反ナチス「白バラ」の若き女性 ブームに陰る等身大の姿」ダッハウ〈

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断捨離のさなか(3)アチーブメントテストいうのがあった

著者: 内野光子

文京区同心町にあった、その中学校へは、都電で通学していた。池袋始発の都電は大塚方面への16番と伝通院、春日町、八重洲口、数寄屋橋行きがあった17番の2路線で、17番は、どれに乗ってもよかった。日ノ出町、大塚坂下、護国寺、

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断捨離のさなか(2)小学校時代の絵日記

著者: 内野光子

 敗戦前後の疎開時は別にして、社会人になってから10年ほどで生家を出たのが初めての引っ越しで、それから4回目の当地である。それにもめげず持ち歩いていたことになる品々、資料である。今回、あらためて読み直してみたりすると、小

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断捨離のさなか(1)何を基準に捨てていますか

著者: 内野光子

 二・三年前から始めていた、本や資料の整理なのだが、さっぱり片付かない。新型ウイルス蔓延のさなか、断捨離に専念できるかと思ったが、それもうまくいかない。引っ張り出すものに見入ってしまい、先に進まない。個人的にどうしても手

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自治会、住民の高齢化とコロナ禍の中で、どうなっていくのか

著者: 内野光子

 新年度、自治会の班長の番が回ってきた。私たちの自治会は、かつての新興住宅地、三つの丁目が併さっての650世帯、35班ほどがある。私たちの班は、17世帯。かつては20数世帯だったのが、ぽつぽつと自治会自体を脱ける世帯も現

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なんの風の吹きまわしか、料理に目ざめた!

著者: 内野光子

若いときは、自炊の生活も長かったはずなのだが、以降、食事や料理にはあまり関心を示さなかった連れ合いが、突然、料理に目覚めたのである。昨年の夏、日テレの3分クッキングを偶然目にして、「これおいしそう、作れるかな」で始まった

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沖縄「一中健児の塔」を「顕彰碑」とした歴史教科書が検定を通過?!

著者: 内野光子

 4月3日の『東京新聞』によれば、沖縄戦に動員された沖縄県立一中の学徒隊の慰霊碑が、「顕彰碑」と紹介され、戦争を美化するような表記がある教科書が、文科省の検定をパスしていたというのだ。2022年度から使用される高校の新し

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今年の「歌会始」から見えてくるもの~私たちは祈ってばかりいられない

著者: 内野光子

 3月26日、約2カ月遅れで、延期された「歌会始」が開催された。“伝統ある古式に則った”宮中行事というけれど、テレビ中継で何度みても、まず、そのドレスコードというか、和洋混在の正装の人々の違和感が先に立つ。会場の男性はモ

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それでも五輪は開催するのか、国民は延期や中止を望んでいる

著者: 内野光子

2020年3月23日のNHKの昼のニュースで伝えられた、新型コロナ感染者マップである いったい、だれのためのオリンピック・パラオリンピック(以下五輪と略す)なのだろう つい一年前のことを思い出してみたい。安倍首相が、東京

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『非国民文学論』(田中綾著)の書評を書きました

著者: 内野光子

イチジクの根方のスイセンが咲き出しました 『社会文学』編集部からの依頼で、田中綾さんの新著『非国民文学論』の書評を書きました。金子光晴は、これまで、アンソロジーで読むくらいでしたが、今回、まとめて読む機会となりました。ま

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