忠臣蔵を扱った落語の演目の著名なものとしては、「淀五郎」「中村仲蔵」「庫丁稚(四段目)」「七段目」「九段目」…、あたりだろうか。いずれも、討ち入りの事件を直接の素材にしたものではなく、仮名手本忠臣蔵という芝居がテーマであ
本文を読む天皇制の執筆一覧
テンノウヘイカバンザイ! 二度と聞きたくなかった 言葉
著者: 澤藤統一郎10月18日の閣議は、10月22日新任天皇の即位披露式にともなうパレードを延期し11月10日に開催することを正式決定した。 台風19号の被災者に配慮した結果の延期だというのだが、実はよく分からない。20日足らずの延期で、
本文を読む今どき正気か。「テンノーヘイカ・バンザイ」
著者: 澤藤統一郎国民主権の世に、何たることか。「テンノーヘイカ・バンザイ」とは。 主権者が天皇を仰ぎ見て、「テンノーヘイカ・バンザイ」は倒錯も甚だしい。 侵略戦争に駆りたてられた兵士が、死に際に本当は「お母さん…」と言い残したのに、「『
本文を読む元号の押しつけは許さない。明日(10月22日)、「新天皇就任式」当日の講演会のお知らせ。
著者: 澤藤統一郎祝日とされた明日(10月22日)、新天皇を高御座に見上げて臣民どもが、「テンノーヘイカ、バンザイ」という時代錯誤も甚だしい滑稽劇を演じる。この国には、いまだに臣民が棲息しているのだ。その臣民の群の先頭で音頭をとるのが、臣
本文を読む五條天神のタヌキが言った。「天皇制にバカされちゃいけないよ」と。
著者: 澤藤統一郎雨上がりの土曜日の朝の散歩。思いがけなくも、五條天神の境内でタヌキに出会った。上野公園でタヌキ、私には初めての経験。アライグマでもハクビシンでもない、紛れもなきタヌキ一匹。もっとも、野性味に欠けること甚だしい。観光客のカ
本文を読むいま読むべき「戦前不敬発言大全」のお薦め
著者: 澤藤統一郎私の手許に、「戦前不敬発言大全」という分厚い一冊がある。この本の副題が長い。「落書き・ビラ・投書・怪文書で見る、反天皇制・反皇室・反ヒロヒト的言説」というのだ。戦前の体制側記録である「特高月報」「思想旬報」「憲兵隊記録」
本文を読む共産党は、「即位礼正殿の儀」に参列しない。その姿勢や良し
著者: 澤藤統一郎本日(10月10日)の赤旗からの引用である。 「『即位の礼』 一連の儀式参列せず」「小池氏 憲法原則と両立しない」という見出し。この見出しだけでも、分かることは分かる。 日本共産党の小池晃書記局長は9日、国会内で記者会見
本文を読む2019年10月、「消費増税」と「表現の不自由展・その後」再開と
著者: 澤藤統一郎ご近所のみなさま、ここ本郷三丁目交差点をご通行中の皆さま。 こちらは、「本郷湯島九条の会」です。日本国憲法と平和をこよなく大切なものと考え、憲法の改悪を阻止し、憲法の理念を政治や社会の隅々にまで活かすことを大切という思い
本文を読む元号の押しつけは許さない。すべての官公庁・企業で西暦併用を実現しよう!
著者: 澤藤統一郎「戦争の8月」「侵略の9月」が終わって、「天皇制の10月」である。祝日とされた今月22日には、新天皇を高御座に見上げて臣民たちが、「テンノーヘイカ、バンザイ」という愚劣な滑稽劇を演じる。音頭をとるのが、臣・安倍晋三。なる
本文を読む政府の悪辣な仕打ち。補助金不交付で表現の自由を圧迫。
著者: 澤藤統一郎「えっ、まさか。」「そこまでやるか。」「いくらなんでも,やり過ぎだろう。」というのが第一印象だった。文化庁の「あいちトリエンナーレ補助金不交付」問題である。主催の愛知県は、上からは国の、下からは名古屋市の挟撃に苦戦の感。
本文を読む《東電の天皇》の責任と、《本家の天皇》の責任と。
著者: 澤藤統一郎《東電の天皇》と異名をとって業界に君臨し、原発を推進してきたのが勝俣恒久元会長。福島第1原発事故の未曽有の規模の被害について、業務上過失致死傷罪で強制起訴されたが一審無罪の判決を得た(9月19日)。 「被害者らが提起し
本文を読むよりによって,私の誕生日は「韓国併合の日」
著者: 澤藤統一郎8月29日から10日が経過した。 8月29日を意味ある日として記憶されている人がいるだろうか。この日は、私の誕生日である。夏の盛りを過ぎ、もうすぐ夏休みも終わろうというこのころ。私の誕生日に関心をもつ人は、昔も今も殆どな
本文を読む表現の自由に対する脅迫行為に抗議し,権力者の介入を許さない声明(自由法曹団)
著者: 澤藤統一郎1 本年8月1日に開幕した国内最大規模の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」の企画展の一つである「表現の不自由展・その後」が,テロ予告や脅迫,公権力の介入により,わずか3日で中止に追い込まれた。 そして,中止から1ヵ月が
本文を読む鴻毛より軽い、天皇の責任感の希薄さ。田島道治「拝謁記」に見る天皇の「肉声」
著者: 澤藤統一郎「朕は汝ら軍人の大元帥なるぞ」「上官の命令を承ること、実は直ちに朕が命令を承ることと心得よ」「義は山嶽より重く死は鴻毛より軽しと心得よ」。これが、「朕」が兵士に下した軍人勅諭の一節である。230万人もの「兵」が、この勅諭
本文を読む安倍改憲阻止のために(その2)
著者: 澤藤統一郎8月17日学習会の続きです。事前のご注文が下記のとおり。 第1 改憲の危機・情勢等 第2 立憲主義・個人の尊厳等 第3 天皇代替わり関連のこと 「第1 改憲の危機・情勢等」は、昨日のブログに。以下は、その続きです。 第2
本文を読む権力や権威を批判する「言論の自由」を死守しよう ― 74年目の敗戦記念日に
著者: 澤藤統一郎8月15日である。74年前のこの日に戦争が終わった。 日中戦争・太平洋戦争が手痛い敗北によって終わったというだけでなく、明治維新以来幾たびも繰り返された、飽くなき侵略戦争もこの日以後はない。あの日以来74年
本文を読む天皇の靖国神社参拝を許してはならない。
著者: 澤藤統一郎記は、昨日(8月13日)配信の共同記事(但し、過剰な敬語は省いている)。 靖国神社が昨秋、当時の天皇(現上皇)に2019年の神社創立150年に合わせた参拝を求める極めて異例の「行幸請願」を宮内庁に行い、断られていたことが
本文を読む産経社説の妄論を駁す ― 「表現の不自由展・その後」について
著者: 澤藤統一郎「表現の不自由展・その後」の中止問題について、メディアがどんな見解を出しているか。すこし検索してみて、右派メディア状況の一端を見た。日本のメディアは、いつころからこんなにも劣化してしまったのだろう。 8月7日【産経主張】
本文を読む札幌地裁、書記官の「令和」使用強制に謝罪。
著者: 澤藤統一郎「令和」は使いたくない。使用強制はまっぴらだ。 「令和」という文字を見るだけで、神経がざらつく。そもそも元号にアレルギーではあるが、「令和」の採択に安倍や菅など現政権が関わっていることも、嫌悪感の大きな一因となっている。
本文を読む国会の開会式に、なぜ天皇なのか。
著者: 澤藤統一郎戦前の話だ。天皇が神であり統治権の総覧者でもあったころにも、貴衆両院からなる帝国議会というものがあった。が、帝国議会は立法権の独立した主体ではなかった。当然のこととして、立法権は天皇に属し、帝国議会はその協賛機関に過ぎな
本文を読む「法と民主主義」6月号《特集・アベノミクス崩壊と国民生活》のお薦め
著者: 澤藤統一郎梅雨空ぐずつく中、本日で6月が終わる。天皇交替とそれに伴う新元号騒ぎはやや落ち着き、通常国会が会期の延長なく閉幕し、鳴り物入りの大阪G20もさしたる話題なくスケジュールを消化した。 ところで、大阪に集まった各国首脳の顔ぶ
本文を読む平成29年から令和2年まで何年? すぐわかりますか?
著者: 澤藤統一郎何度も繰り返すことになるが、元号という代物。使用期間限定、使用地域限定という致命的欠陥をもった紀年法。日常生活にもビジネスにも、不便極まりない。こんな欠陥製品、みんなでボイコットするに如くはない。 ところが、国家は国民に
本文を読む戦争は絶対に厭だ。われら庶民、儲けと権力欲の「戦争屋」にだまされてなるものか。
著者: 澤藤統一郎「戦争屋にだまされない厭戦庶民の会」から、『厭戦庶民』の32号と33号が届いた。小さなパンフだが、とても面白い。充実している。肩肘張らないつぶやきもあれば、肩肘張った論文もある。石川逸子さんの詩もあり、みごとな替え歌もあ
本文を読むえっ? 「沖縄全戦没者追悼式」での平和の詩に「令和時代」?
著者: 澤藤統一郎昨日(6月23日)は、「沖縄・慰霊の日」。本土決戦の時間稼ぎのためとされる旧日本軍の組織的戦闘が終結した日である。これで戦争が終わったわけではない。多くの悲劇がこのあとに起こる。沖縄県民にとっは、新たな形の悲劇の始まりの
本文を読む大阪市立泉尾北小学校での『「天皇陛下ご即位記念」児童朝礼』への抗議署名に賛同を
著者: 澤藤統一郎複数の友人から、教えられた。《子どもたちに渡すな!あぶない教科書 大阪の会》が、ネットで次の訴えをしている。 憲法を無視した大阪市立泉尾北小学校での『「天皇陛下ご即位記念」児童朝礼』に対する抗議文に賛同をお願いします!
本文を読む「天皇の存在は、民主的な改革に障害とはならないのか」 ― 象徴天皇制についての徹底した議論を
著者: 澤藤統一郎昨日(6月5日)の「しんぶん赤旗」を開いて驚いた。 一面トップに、「天皇の制度と日本共産党の立場」「志位委員長に聞く」というインタビュー記事である。聞き手は、小木曽陽司・赤旗編集局長。なんだか、とても物々しい。これは、共
本文を読む東京「日の丸・君が代」強制拒否訴訟報告
著者: 澤藤統一郎どこの国にも国旗がある。日本には「日章旗」、韓国は「太極旗」、北朝鮮は「共和国旗」である。台湾は「青天白日旗」を国旗として、「五星紅旗」に対抗している。 国家は、その象徴として国旗を制定する。国家という抽象物は目に見えな
本文を読む言論の自由は、権力と権威を批判するためにこそある。
著者: 澤藤統一郎本日は、「ちきゅう座」第14回総会にお招きいただき、冒頭発言の機会を得ました。「ちきゅう座」には、私の拙いブログを、毎日掲載していただいていることに感謝申し上げ、そのブログに関連して、短い時間ですが、私流のブログ作法のよ
本文を読む皆の衆、天皇制という妖怪を主権者の通力で押さえ込もうではないか。
著者: 澤藤統一郎元号が変更になって、3週間が経過した。まったく慣れない。馴染めない。新元号での文書に接すると、心穏やかでなくなる。やがて、動悸が激しくなる。血圧が上がる。呼吸が窮迫する。頭が痛くなる。発疹が出そうだ。 これは、明らかに「
本文を読む平成と令和の狭間に考える ― 「平成流」は持続可能だろうか ―
著者: 半澤健市4月30日の天皇譲位と5月1日改元の報道が少しは落ち着いてきた。 この時点で明仁・美智子夫妻の「平成流」とその前途について書いておきたい。 話を三つほどに分けて考える。 一つは、明仁夫妻が完成した「平成流」の凄さである
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