安倍政権の執筆一覧

「法と民主主義」6月号《特集・アベノミクス崩壊と国民生活》のお薦め

著者: 澤藤統一郎

梅雨空ぐずつく中、本日で6月が終わる。天皇交替とそれに伴う新元号騒ぎはやや落ち着き、通常国会が会期の延長なく閉幕し、鳴り物入りの大阪G20もさしたる話題なくスケジュールを消化した。 ところで、大阪に集まった各国首脳の顔ぶ

本文を読む

「バカな国民の支持を取り込み、バカを利用し尽くす」- これがアベ自民の戦略だ。

著者: 澤藤統一郎

昨日(6月28日)の毎日朝刊「論点」欄。論点は、「『不都合な真実』の扱い方」である。3人の論者からの聴き書きだが、そのリードが「年金だけでは老後資金が2000万円不足する」と指摘した金融庁ワーキンググループの報告書につい

本文を読む

大いに語ろう、消費税と年金のこと。参院選に勝抜いて改憲を阻止するために。

著者: 澤藤統一郎

昨日(6月26日)、第198通常国会が150日の会期を終えて閉会となった。既に7月4日公示・同月21日投開票の参院選挙日程が確定している。いよいよ、日本国憲法の命運を左右する選挙戦の到来だ。 この国会会期中、改憲審議は1

本文を読む

戦争は絶対に厭だ。われら庶民、儲けと権力欲の「戦争屋」にだまされてなるものか。

著者: 澤藤統一郎

「戦争屋にだまされない厭戦庶民の会」から、『厭戦庶民』の32号と33号が届いた。小さなパンフだが、とても面白い。充実している。肩肘張らないつぶやきもあれば、肩肘張った論文もある。石川逸子さんの詩もあり、みごとな替え歌もあ

本文を読む

えっ? 「沖縄全戦没者追悼式」での平和の詩に「令和時代」?

著者: 澤藤統一郎

昨日(6月23日)は、「沖縄・慰霊の日」。本土決戦の時間稼ぎのためとされる旧日本軍の組織的戦闘が終結した日である。これで戦争が終わったわけではない。多くの悲劇がこのあとに起こる。沖縄県民にとっは、新たな形の悲劇の始まりの

本文を読む

「マクロ経済スライド」を廃止して、減らない年金とすることがバカげた提案か。これを続けることがバカげた政策か。

著者: 澤藤統一郎

昨日(6月19日)の党首討論。正確には、「国家基本政策委員会合同審査会」というそうだ。メディアは注目しなかったが、志位和夫(共産党委員長)と安倍晋三との「討論」を振り返ってみたい。 以下が、その「討論」の議事速報(未定稿

本文を読む

アベノミクスがもたらした格差・貧困への怒りを投票行動に

著者: 澤藤統一郎

参院選が近い。総選挙との同日ダブル選はなくなった模様。 政権としては、「どうせこのままでは支持率はジリ貧。すこしでも勝てる見込みがあれば、今のうちにダブル選挙」だったであろうが、そこまで踏み切れなかったということだ。6月

本文を読む

年金制度は、自己責任・自助努力が前提なのさ。甘ったれちゃいけないよ。

著者: 澤藤統一郎

君ら、人生設計を考えるときに100まで生きる前提で退職金って計算してみたことあるか? 普通の人はないよ。でも、今のうちから考えておかないかんのですよ。 年金はね、人生設計のうちの生涯収入の一部だ。まさか、年金だけで老後の

本文を読む

安倍イラン外交の成果なし ー 「手みやげなく手ぶらの使いが、成功するわけはない」

著者: 澤藤統一郎

安倍晋三がイランを訪問した。アメリカとイランの緊張が高まっている中での注目の外交ではあった。タイミングとしては上々の舞台設定。衆目の一致するところ、安倍はトランプの使いっ走りではあるが、それなるがゆえの期待もあった。 安

本文を読む

あの「国家戦略特区」、やっぱり「ずさんで、でたらめ」なのだ。

著者: 澤藤統一郎

加計学園事件で、ダーティーなイメージをすっかりと定着させた国家戦略特区。久しぶりに、全国紙の一面に顔を出した。毎日新聞が、6月11日・12日と連続して問題の各事件をトップで報道した。 国家戦略特区問題とくれば、主役は常に

本文を読む

麻生太郎だ。不都合な報告書は受け取らない。文句があるか。

著者: 澤藤統一郎

なに? 前代未聞だと? ミゾユウの事態だって? な~に、いつものことだ。騒ぐほどのことではない。もっとも、「騒ぐほどのことではない」というしかない、が正確なところか。 私は政治家だ。政治家にとって大切なものは、真実でも事

本文を読む

森友問題、告発人ら大阪地検特捜部に厳正再捜査と起訴を要請

著者: 澤藤統一郎

昨日(5月10日)、森友問題での刑事告発人らや代理人弁護士らが、大阪地検特捜部の担当検察官と面会し、厳正な再捜査と起訴を要望した。 学校法人「森友学園」への国有地タダ同然売却問題、そしてそのことを隠蔽するための決裁文書改

本文を読む

安倍君、これ以上、沖縄をいじめるのはやめなさい! 大事な憲法をいじるのはやめておとなしく身を引きなさい!

著者: 澤藤統一郎

本日は、1947年5月3日に日本国憲法が施行されてから、72回目の憲法施行記念日。もとより、この憲法が理想の憲法というわけではない。一字一句、永遠に手を付けてはならないとする「不磨の大典」でもありえない。旧憲法の残滓を多

本文を読む

本日(4月28日)沖縄『屈辱の日』に、国家・国民・天皇を考える。

著者: 澤藤統一郎

一国の国民は、栄光と屈辱、歓喜と無念、慶事と凶事を共有する。それであればこその国民国家であり、国民である。もちろん、これはタテマエであって現実ではない。しかし、統治をする側がこのタテマエを壊しては、国民国家はなり立たない

本文を読む

安倍政権の国民の知る権利侵害を許さない ― 元気の出た院内集会

著者: 澤藤統一郎

ご存知「望月衣塑子劇場」が大きな人気を呼んでいる。舞台は官邸記者会見場である。主役は、いかにも正義の味方の、滑舌流暢なヒロイン。これに配する仇役が、いかにも悪玉の菅義偉官房長官とその手下の上村秀紀内閣官房総理大臣官邸報道

本文を読む

「敵の敵は味方」なのか、そうではないのか。

著者: 澤藤統一郎

春。暖かい風が心地よい。しかも、この上ない好天。早朝、不忍池をめぐる。万物が蘇生している。花は紅柳は緑だ。上野の桜は五分咲きというところか。 1963年ちょうど今頃の春の盛りに、私は目黒区駒場にある学生寮の住人となった。

本文を読む

「真摯に沖縄に寄り添う」と言いつつ県民の抗議を排除して大浦湾埋立を強行する、この政権を何と形容すべきだろうか。

著者: 澤藤統一郎

日本語という言語世界の豊穣さを表すものに枕詞というものがある。もっとも、ギリシャ神話にも、すね当てよろしきアカイア人、全知全能のゼウスなど、よく似た形容詞・形容句がいくつも出てくるから、枕詞を日本語特有のものとするのは、

本文を読む

「ホロコーストはなかった」 ― トンデモ医師のトンデモ発言の真意

著者: 澤藤統一郎

本日(3月19日)の赤旗社会面に、「ユダヤ人大虐殺は史実」「現地博物館が高須氏に反論」という記事。さして長いものではないので、全文を引用する。 「第2次大戦下でのナチス・ドイツによるホロコースト(ユダヤ人大虐殺)について

本文を読む

自民党「改憲案(4項目)『Q&A』」徹底批判 ― 法律家6団体連絡会

著者: 澤藤統一郎

2017年5月3日に始まる、「アベ9条改憲」提案。これが、今は4項目の『条文イメージ(たたき台素案)』となっている。『条文イメージ(たたき台素案)』とは、なんとも締まりのないグズグズの体。今の時点で、こんなものしか示せな

本文を読む

嗚呼! 3・11。天譴論と原発事故処理費偽装と。

著者: 澤藤統一郎

「2011年3月11日」から本日で8年になる。岩手を故郷とする私にとって、あのときの衝撃は生涯忘れることができない。例年、「3・1・1」という数字の連なりに特別の感傷が湧いて、 胸が痛む。例年、震災・津波・原発に関して何

本文を読む

アベ曰く「9条改憲の必要性は、自衛官募集協力要請のためにあり」 ??

著者: 澤藤統一郎

このところ、安倍晋三のやることなすこと叩かれっぱなし。トランプが大統領を続けておられるのも不思議だが、安倍内閣の支持率がそこそこ保って下がらないのはもっと不思議。この国は、もはや真っ当さを失いつつあるのではないか。 まず

本文を読む

晋三さん。あんたの言うこと、そりゃおかしい。危なっかしい。

著者: 澤藤統一郎

幾つかのことを確認しておきたい。 自衛隊は、憲法違反の軍事組織である。 自衛隊に限らず、軍隊とは大量殺人を本務とする。 どの軍隊も、「自国の防衛」のために存在するとされている。 どの戦争も、「自国の防衛」の名目で行われる

本文を読む

いまこそことある時なるぞ  死ぬるが臣下のほまれとて をゝしき大和心もて かたみに人の血を流し 獸の道に死ねよかし 

著者: 澤藤統一郎

和歌のジャンルといえば、まずは相聞。そして挽歌。他には叙情・叙景歌。その他は傍流、釣りでいう外道の類。 紀貫之も、古今和歌集の序でこう言っている。 やまとうたは、人の心を種として、万の言の葉とぞなれりける。…生きとし生け

本文を読む

教訓 「アベの言うことだ。信用できるはずはない」

著者: 澤藤統一郎

情報通の友人から、こう聞かされた。 安倍首相は、「衆議院の解散・ダブル選挙など、頭の片隅にもない」と繰りかえしている。しかしあれは、「ダブル選挙は、ワタシの頭の片隅にあるんじゃない。頭のドマンナカにあるんだ」と理解しなけ

本文を読む