韓国通信NO732 政府は放射能汚染水を「処理水」として海に放流し続けている。緘口令が敷かれたように最近は「汚染水」という言葉さえ聞かれなくなった。口にしただけで「非国民」扱いの雰囲気さえある。異議を申し立てた中国政
本文を読む小原 紘の執筆一覧
韓国の写真家・鄭周河(チョンジュハ)氏が久しぶりに来日した
著者: 小原 紘韓国通信NO731 まずは彼の紹介から。 彼は東日本大震災直後から福島県南相馬で写真を撮り続けてきた。日本に併合された祖国の光復を願った李相和の詩に因んだ『奪われた野にも春は来るのか』という写真集を発表。日本各地で開
本文を読む代執行は「到底 容認できない」(沖縄県知事)―問われるわが国の民主主義
著者: 小原 紘韓国通信NO730 国の代執行に反対する玉城沖縄知事の意見陳述書を読んだ。わが国の民主主義についてあらためて考えた。 戦争抑止論を疑わない政府は、あくまでも辺野古基地の実現に執着する。私には狙った獲物を逃すまいとする
本文を読むフランシーヌとの再会
著者: 小原 紘韓国通信NO729 『フランシーヌの場合』という歌をおぼえていますか。1969年のフランスでベトナム戦争に抗議して若い女性が路上で焼身自殺をした。衝撃的な事件は日本にも伝えられこの反戦フォークが生まれた。歌手は新谷のり
本文を読む鬼の天使
著者: 小原 紘韓国通信NO728 「鬼の天使」の添え書きのある一枚の絵。 闘病生活の末に79才で亡くなった私の親友が描いた。死の直前に世話になった看護師を描いた。鬼という特別な言葉に込められた優しい人柄が
本文を読む海洋放出という悪夢
著者: 小原 紘韓国通信NO727 ついに汚染水の海洋放出が始まった。廃炉作業が一向に進まないうえに12年間に溜まった134万トン余りの汚染水入りの貯蔵タンクの光景に心を痛めてきた人は多い。だが放出すれば廃炉が進む保証はない。海にまで
本文を読む放射能汚染水を海に捨てるな!
著者: 小原 紘韓国通信NO726 国際原子力機関(IAEA)が福島の汚染水は「国際的な安全基準と合致」。また放射能が人体と環境に与える影響もわずかとした。だが安全基準の科学的根拠が不明なうえに人体と環境に与える影響について、「わずか
本文を読む尹錫悦大統領にほめられた!―どうする立憲民主党?
著者: 小原 紘韓国通信NO725 溜まった書類を整理していたらA4版の1枚の紙が目に入った。3月23日付、4か月前の『ハンギョレ新聞』(日本語版)の記事である。「くだらない」と思ったが捨てずにそのまま放置されてきた。 尹錫悦(ユン
本文を読む今年、私の誕生日が祝日になった!
著者: 小原 紘韓国通信NO724 韓国では7月17日「制憲の日」(憲法記念日)が祝日だったことがある。私の誕生日か゜7月17日なので、韓国が国を挙げて私の誕生を祝っているようで気分がよかった。いつの間にか祝日でなくなったが、そのかわ
本文を読む忘れられない女性たち
著者: 小原 紘韓国通信NO723 「通信」が休眠状態になってしまった。年齢のせいにはしたくない。 何となく体力に不安を感じて心臓と肺の精密検査を受けた。すぐ死ぬことはあるまいという医師の診断だったが、心臓の血管の手術をうけた。検査
本文を読む関東大震災から100年
著者: 小原 紘1923年(大正12年)9月1日午前11時58分、相模湾を震源とする大震災によって死者・行方不明者を含め約10万5千人が犠牲となった。建物も全壊、半壊、焼失家屋はあわせ37万戸を超える未曽有の大災害だった。関東大震災で
本文を読む記憶を喪失して 日本はどこへ行くのか
著者: 小原 紘韓国通信NO722 免許証の更新のために認知症の検査を受けた。見せられた絵をどれだけ記憶しているかという簡単なものだったが苦労した。どうでもいいことは忘れもていいが、大切なことは忘れてはならない。くだらない認知症テスト
本文を読む『危険な関係』
著者: 小原 紘韓国通信NO721 日韓関係正常化を手みやげに訪米した韓国尹大統領がバイデン大統領から熱烈な歓迎を受けた。価値を共有する日米韓が足並みを揃えて中国・北朝鮮・ロシアに対峙する体制が整ったとあらかたのメディアは報じた。(写
本文を読む我孫子市の春の珍事 市長選も県議選も無投票
著者: 小原 紘韓国通信NO719 今年1月の我孫子市長選挙は無投票で現職市長が5回目の当選を決めた。次いで今月9日投票予定の県議選も無投票になった。 <写真/定員2名でおしまいの「無投票」を告げる掲示板> &
本文を読むさようなら原発全国集会に参加して
著者: 小原 紘東京・代々木公園で開かれた反原発の集会に全国から4千7百人が集まった。原宿駅前は祝日とあって大変な人で賑わっていた。だが、明治神宮前から会場へ向かうと人の列は激減。決して少なくはない4千7百人の集会がみすぼらしく感じら
本文を読む放射能汚染水を海に捨てるな
著者: 小原 紘韓国通信NO717 汚染水は単なるトリチウム水ではない。ALPSが除去できないストロンチウム90など、多くの有害放射性核種が含まれている。汚染水の保管場所がないというのは真っ赤なウソ、放流するための口実に
本文を読む戦争と地震
著者: 小原 紘韓国通信NO716 東日本大震災から12年目を迎えた。 私にとってこの12年間は過去のどの時期に比べても印象深い歳月だった。高度経済成長期にサラリーマン生活を過ごした者として、原発事故は悔いある人生の記
本文を読む韓国 出生率0.78の衝撃
著者: 小原 紘韓国通信NO715 昨年(2022年)の韓国の合計特殊出生率※(以下出生率)は過去最低の0.78だった。4年前に出生率1.0を割り込んだまま低下に歯止めがかからない。 一昨年の日本の出生率は1.3だった。岸田首相は「異
本文を読むソウルの戦争記念館
著者: 小原 紘韓国通信NO714 ソウルにある戦争記念館を知る日本人は少ない。広大な敷地に威容を誇る記念館は有史以来の中国と日本との戦争の歴史、朝鮮戦争の展示で埋め尽くされる。韓民族の独立と愛国心を育てることを目的に1994年にオープ
本文を読む韓国政治の「日本化」
著者: 小原 紘韓国通信NO713 韓国語の勉強がきっかけで隣国に関心を持ち続け半世紀になる。「なぜ韓国語?」といぶかる人が多い学習だったが、1984年に始まったNHKのハングル講座、1988年のソウルオリンピック、日韓共同開催200
本文を読む米国トップ、韓国6位、日本8位……
著者: 小原 紘韓国通信NO712 昨年末発表の『USニューズ&ワールド・レポート』は韓国の国力は世界第6位と報じた。軍事力・経済力・外交力にもとづく総合評価とされる。日本は個人所得、国力でも韓国に後れをとった。
本文を読むイマジン
著者: 小原 紘韓国通信NO711 最近、ジョン・レノンの『イマジン』のメロディがしきりに浮かんでくる。メロディばかりで歌詞がわからない。詩をなおざりにしてきたのはうかつだった。 オノ・ヨーコの詩に由来する歌詞は、発表された1971
本文を読む別れと 新たな出会い
著者: 小原 紘韓国通信NO710 よくもまあ ぬけぬけと しゃあしゃあと 息を吐くように嘘をつく政治家たち。死んだ元首相はその典型的な人物だった。次の菅首相も、岸田現首相も、辞職した三閣僚も、退任を求められている閣僚もその類と言っ
本文を読む関東大震災と中国人
著者: 小原 紘韓国通信NO709 去る11月12日、栃木県益子の朝露館で林伯耀(リン・ハクヨウ)さんの講演会が開かれた。 伯耀さん(写真上)は神戸在住の在日中国人二世。1939年京都丹波生
本文を読む究極の監視社会への道 マイナンバーカードはいらない
著者: 小原 紘韓国通信NO708 マイナンバー制度が義務化されようとしている。突如、河野デジタル担当大臣が健康保険証、自動車免許証までをセットにする構想を打ち出した。 個人情報漏れと悪用が懸念される制度だが、健康保険証とセットなら
本文を読む戦争へひた走る
著者: 小原 紘「ミサイルが落ちてきたらどうする」 一人暮らしの叔母の声が電話口から聞こえた。 「脅しだから心配しないで」 95才の叔母は少し安心したようだった。 ニュース速報「ミサイル発射」「日本上空を通過」と聞いたら不安に
本文を読む労働者諸君!
著者: 小原 紘韓国通信NO706 山田洋次監督の「フーテンの寅次郎を語る」講演会に出かけた時のこと。講演が終わってロビーのソファに隣り合わせた山田さんに声をかけた。 寅さんが印刷工場の職人に「労働者諸君」と呼び掛ける場面が面白いと
本文を読む国葬はやはり中止すべきだ
著者: 小原 紘韓国通信NO705 統一教会を贔屓にしていた安倍元首相はそれが原因で自らの命を落とす羽目になった。悲劇の政治家を追悼する国葬にかけた岸田首相の思惑が破綻しつつある。 カルト集団の実態との関係が明らかになるにつれ、故安
本文を読む関東大震災を忘れない
著者: 小原 紘韓国通信NO704 前回NO703『ポツダム宣言と玉音放送』の続き、若干の補足である。 「玉音放送」はマインドコントロールされた日本では「神の声」に聞こえたに違いない。「耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍び」は印象に残
本文を読むポツダム宣言と玉音放送~敗戦記念日に寄せて
著者: 小原 紘韓国通信NO703 米・英・中(後にソ連参加)が発表したポツダム宣言を日本政府は受諾、8月15日正午、天皇がラジオ放送で降伏を発表した。 「朕深ク世界ノ大勢ト帝国ノ現状トニ鑑ミ、非常ノ措置ヲ以テ時局ヲ収拾セムト欲シ、
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