Ⅳ.信仰の自由と「奴隷になる自由」 マリアの言明から分かるように、若い女性信者が統一教会の如何わしい合同結婚式の教義に煩悶している様子は、単に筆者を裁判にはめようという演技ではない。実際に彼女ならずとも少なからぬ
本文を読む森 善宣の執筆一覧
ある統一教会女性信者の心理的葛藤から --信仰の自由と「奴隷になる自由」-- (二)
著者: 森 善宣Ⅲ.ある統一教会女性信者の心理的葛藤 長く引用してきた著者は、カープについて次のように書いている。1980年代の後半、自らの夫が「名目上の会長をしているCARP(大学連合原理研究会)・・・・・世界平和に捧げられ
本文を読むある統一教会女性信者の心理的葛藤から --信仰の自由と「奴隷になる自由」-- ㈠
著者: 森 善宣はじめに 去る参議院議員選挙中の2022年7月8日に起きた安倍晋三の銃殺事件は、自由民主主義を標榜する日本社会に大きな衝撃を与えた。それと同時に、その犯人が襲撃の理由として挙げた「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会:世界
本文を読む遺訓統治の虚実:金正恩≠金日成
著者: 森 善宣はじめに 朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)で去る12月12日、張成澤に特別軍事裁判を通じて死刑判決が下り、それが当日に執行されたという報道は、世界中を驚かせたと言って過言ではない。確かに彼に対する粛清は、昨年末に脱北して
本文を読む南北朝鮮の「和解と協力」は北朝鮮を変えるか? -平壌の「戦勝60周年記念事業」と開城工業団地入住企業の取材で分かったこと-
著者: 森 善宣はじめに 真っ青な空に6色の煙を棚引かせて飛ぶ6機の航空機の勇壮な編隊飛行。その下を巨大なミサイルを載せて行進する移動式発射台の列。見守る人々の歓声と合わさり、パレードの雰囲気を否が応にも盛り上げる軍楽隊の奏でる「パル
本文を読む「独裁の貧困」から「貧困の独裁者」へ -「弱衰小国」へ転落する北朝鮮を行く-
著者: 森 善宣はじめに その昔、マルクス(Karl Marx)は「貧困の哲学」から「哲学の貧困」を書いて社会主義へ向かう階級闘争到来の夜明けを告げた。それは、資本主義社会の抱える問題がプルードン(Pierre J. Proudhon
本文を読む「強盛大国の大門を開く」のは中国 ―行きはよいよい、帰りは怖いの北朝鮮情勢―
著者: 森 善宣はじめに 元韓国大統領の金泳三(キムヨンサム)は「大道無門」という言葉を好んだ。大道を進めば、それを遮る門は存在しない、つまり、大道を行けば、大きな障害もなく目的とする所へ行き着けるという意味である。その金泳三は、北
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