衆院選挙の議席数を予測する世論調査報道は凄まじかったが、自民党圧勝の開票後は閣僚・党人事予測に各紙が鎬を削っている。開票翌日の12月17日には麻生太郎氏の副首相への起用が報じられ、その後連日ポストが1面を賑々しく飾ってい
本文を読む池田龍夫の執筆一覧
東通原発の直下にも活断層
著者: 池田龍夫原子力規制委員会(田中俊一委員長)は先の日本原子力発電所敦賀原発(福井県)に続き東通原発(青森県)の断層調査を行ってきた。12月20日その結果を発表したが、敦賀同様活断層2本の上に東通原発が建てられていることを明らかにし
本文を読む〝病める米国〟でまたまた銃乱射事件
著者: 池田龍夫米国でまたまた凄惨な銃乱射事件が起きた。12月4日コネチカット州の小学校に20歳の男が銃を持って乱入、児童20人を含む計26人を射殺して犯人も自殺。2007年バージニア工科大学での32人射殺事件に次いで犠牲者が多い銃乱射
本文を読む世界を震撼させた北朝鮮ミサイル発射
著者: 池田龍夫北朝鮮のミサイル発射・人工衛星打ち上げ技術の精度は、あなどれないレベルに達したようだ。日本政府は「北朝鮮は12月12日朝、西海衛星発射場から発射されたミサイルがフィリピン東方300㌔沖に落下した」と発表。北朝鮮メディアは
本文を読む世論調査、その過剰報道に物申す
著者: 池田龍夫12月6日付在京6紙の1面を開いて驚かされた。4日公示の衆院選挙・序盤戦の世論調査揃い踏みである。特に、 朝日、毎日、読売、日経4紙が「自民単独過半数の勢い、民主100議席割れか」とのトップ扱いだった。 朝日など4紙が「
本文を読む大惨事招いた笹子トンネルのズサンな管理
著者: 池田龍夫中央自動車道の笹子トンネル(山梨県大月市)で12月2日起きた天井板崩落事故は、死者9人を出す大惨事となった。横6㍍の天井板が突然崩れ、連動して132㍍にもわたって天井板が崩落。通行中の車を押し潰して火災が発生、煙も充満し
本文を読む改憲狙う安倍自民党、石原維新の会に要注意
著者: 池田龍夫衆院選は12月4日公示され、16日投開票が行われる。第3極、第4極を目指して新党が続々誕生、異例の12党乱立の選挙になった。政争に明け暮れ、政策が実行されない政治状況を反映したものだけに、今回の選挙は「日本政治の転換点」
本文を読む不平等な「地位協定」改正を急げ ─ 相次ぐ米兵犯罪に沖縄県民の怒り拡大
著者: 池田龍夫沖縄で10~11月、米兵による事件がまたも発生。垂直離着陸輸送機オスプレイ強行配備と重なって、県民の怒りが高まっている。特に米兵の乱暴狼藉は跡を絶たず、日米関係の悪化が憂慮される。 10月16日、米海兵隊員2人が集団強姦
本文を読む敦賀原発、活断層が確認されれば廃炉の運命
著者: 池田龍夫原子力規制委員会は12月1~2日、日本原子力発電所敦賀発電所(福井県)の活断層調査を行う。これに先立ち11月27日、専門家による事前会合を持ったが、過去の甘い審査への批判が続出して厳重審査を求める声が強かった。11月26
本文を読む相次ぐ米兵の不祥事、日米政府の鈍い対応
著者: 池田龍夫米軍普天間飛行場から海兵隊員1人が脱走していたことが明らかになった。深夜外出禁止令に背く事件が立て続けに起きた事態に輪をかけて、隊員の規律保持に対する県民の疑念は深まるばかりだ。 情報連絡が遅すぎる 今回の脱走認定は11
本文を読む大飯原発の活断層調査難航、「新安全基準」来年に持ち越し
著者: 池田龍夫国内で唯一稼動中の関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)直下の活断層の可能性について、原子力規制委員会の調査団が11月2日に現地調査。4日と7日も調査して協議したが、結論に至らなかった。 活断層調査で規制委委員会の
本文を読む指揮命令系統が破綻した沖縄米軍の乱行
著者: 池田龍夫那覇市議会は11月20日、臨時会を開き、沖縄県内で相次ぐ米兵事件について、日米両政府に抗議し、綱紀粛正の徹底を求める決議と意見書を全会一致で可決した。19日、海兵隊中尉が{夜間外出禁止令}を無視して飲み続け、挙句の果てに
本文を読む野田首相の意表を衝いた「解散宣言」の波紋
著者: 池田龍夫野田佳彦首相と安倍晋三自民党総裁の党首討論(11月14日)で、野田氏は意表を衝いて「11月16日衆院解散」を宣言した波紋は大きい。田原総一郎氏のように「野田首相の一本勝ち」と見る向きは多いようだが、果たしてそうだろうか。
本文を読むアフガニスタン駐留米軍司令官の不倫疑惑に驚く
著者: 池田龍夫崖っぷちの経済、中国の台頭など、2期目のオバマは苦境に立たされている。それに追い討ちをかけるように、米高官のスキャンダルガ急浮上。それもCIA(米中央情報局)ベトレアス長官の不倫問題で、同長官は11月9日辞任に追い込まれ
本文を読む「集団的自衛権行使」容認の動きを警戒
著者: 池田龍夫安倍晋三氏の自民党総裁返り咲き、橋下徹大阪市長率いる「日本維新の会」の台頭、さらに石原慎太郎東京都知事の新党宣言によって、ますます右旋回していく時代状況が心配だ。特に、3氏が申し合わせたように「集団的自衛権の行使」容認の
本文を読む厚木基地で、オスプレイ飛行訓練とは…
著者: 池田龍夫米軍の計画に従っていれば、日本の空は安全というのだろうか。沖縄での垂直離着陸陸輸送機オスプレイの飛行訓練が問題化している折、本土での訓練計画に厚木基地(神奈川県)を加えることが明らかになった。キャンプ富士(静岡県)岩国(
本文を読む「夜間外出禁止令」をよそに、またも米兵が乱暴狼藉
著者: 池田龍夫沖縄県読谷村古堅固の居酒屋で11月2日、酔っ払った米兵に店長が「11時になりますので、門限ですよ」と声をかけたところ、突然階段を駆け上がって3階の民家に侵入。寝ていた少年の顔を殴りテレビを破壊するなどして窓から逃走を図っ
本文を読む原子力規制委の責務は重大─ チェック機能を厳密に果たせ
著者: 池田龍夫4月にスタート予定だった原子力規制委員会は、半年近く遅れて9月19日やっと発足した。それも、本来は衆参両議院の同意を得て内閣総理大臣が任命する委員長と委員を、同意のないまま任命する異例の発令だった。確かに原子力規制委員会
本文を読む沖縄米兵「夜間外出禁止令」に実効性あるか
著者: 池田龍夫ルース駐日米大使とアンジェレラ在日米軍司令官は10月19日、沖縄で起きた米兵2人の強姦事件に関し、「①19日から、午後11時から午前5時まで夜間外出を禁止する。対象者は日本に滞在する全ての軍人。出張者や休暇中の者も含む②
本文を読む米兵の強姦事件で、沖縄の怒りは高まる
著者: 池田龍夫米軍基地の島・沖縄では、オスプレイ(垂直離着陸輸送機)の強行配備や普天間飛行場の移転難航で、県民の日米両政府への不信感が高まっている。そこに〝火に油を注ぐ〟ような事件が発生した。若い米海兵2人が10月16日未明、沖縄本島
本文を読む日・米・中、沖縄周辺海域の波高し
著者: 池田龍夫中国海軍の駆逐艦・潜水救難艦など7隻が10月16日朝、沖縄・与那国島南南東約40㌔の接続水域内を太平洋から東シナ海に向け北上していることが確認された。帰属問題で揺れる尖閣諸島の南方約200㌔で、中国軍艦がこの海域を航行し
本文を読む「IPS細胞移植、臨床応用」の大誤報
著者: 池田龍夫読売新聞10月11日付朝刊は、1面トップで「日本人研究者、IPS細胞を移植。初の臨床応用」と報じた。山中伸弥京大教授ノーベル賞受賞の直後だけに、誇らしいニュースと反響は大きかった。共同通信も同様記事を配信し、東京新聞・北
本文を読む「復興予算」の勝手な流用は許せない
著者: 池田龍夫東日本大震災の復興予算が被災地の再建と無関係な事業に使われている問題が次々発覚、被災地無視の予算分捕り合戦は凄まじい。東北被災地最優先で使われるべき予算を各省が防災のためとの理屈で流用しようとの深謀遠慮には呆れ果てる。
本文を読む「中立」の裏に米国の打算
著者: 池田龍夫領土紛争について、米国務省・ヌーランド報道官は「日本と中国で一緒に解決してほしいということだ。どちらの側にもつかないが、挑発的な行動ではなく、話し合いで解決する必要がある」と述べた。またアーミテージ元国務副長官は「米国に
本文を読む本土と沖縄 内なる歴史問題
著者: 池田龍夫米空軍は岩国基地に陸揚げした垂直離着陸輸送機MV2212オスプレイを10月1日から普天間飛行場(宜野湾市)に順次移動させ、6日に12機全部の沖縄配備を終えた。当初どおりの計画を強行し、県民の不安をよそに訓練飛行は本格化し
本文を読むくるくる変わる野田改造内閣の評判は悪い
著者: 池田龍夫野田佳彦第3次改造内閣の評判は極めて悪い。毎日新聞10月1日付「余録」が、万葉集の言い回しに似せて揶揄した短歌は出色である。 「世の中を何に譬えん 民主党 居眠りの間に代わる大臣」「世の中を何に譬えん 定めなき少子化相の
本文を読む中断していた「大間原発」建設再開に驚く
著者: 池田龍夫野田佳彦政権は先に「2030年代の原発稼動ゼロ」を発表したものの、核燃サイクル維持など多くの矛盾点が指摘されている。福島原発事故後、建設中だった原発3基の工事は中断していた。その1つのJパワー(電源開発)は10月1日、大
本文を読む普天間へのオスプレイ配備は波乱含み
著者: 池田龍夫米海兵隊は垂直離着陸輸送機MV22オスプレイを、岩国基地から普天間飛行場へ移し、普天間飛行場への配備通告を出した。台風の影響で2日間見合わせていたが、天候が回復したので「10月1日に沖縄へ配備する」と、米側は9月30日防
本文を読む竹島・尖閣問題、冷静な対処を──ナショナリズムの暴発を警戒
著者: 池田龍夫古代から領土をめぐる民族間の争いは跡を絶たない。処理を誤ると、一触即発の危機を招く。明治以降の日本を振り返っても、何回もの戦争・紛争を繰り返した反省が蘇る。21世紀になっても、国家間の〝業〟とも言える領土紛争が世界各地で
本文を読む前途多難な安倍自民党総裁の強硬路線
著者: 池田龍夫9月26日の自民党総裁選挙。1回目の投票(国会議員と党員・党友)で2位だった安倍晋三・元首相が決選投票(議員票のみ)が決選投票の結果、総裁に選出された。 古い「なつメロ」を聴く思い 「安倍元首相が総裁に返り咲いたのは、ど
本文を読む