澤藤統一郎の執筆一覧

人権侵害の指摘は内政干渉ではない ー 国連ウイグル報告書への中国反発に思う。

著者: 澤藤統一郎

(2022年9月2日)  「鳥のまさに死なんとするや、その鳴くや哀し。人のまさに死なんとするや、その言うや善し」という。名言の一つだろう。人の引き際の言葉は、真実を語るものという意味だが、引き際にならなければ語りにくい真

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「国恥の日」に、「統一教会ベッタリ晋三」の国葬を思う

著者: 澤藤統一郎

(2022年9月1日)  9月1日、私が名付けた「国恥の日」である。1923年9月1日発生の大震災にともなう混乱の中で、軍と警察に煽動された関東一円の民衆が朝鮮人と中国人を集団虐殺した。侵略戦争と並ぶ日本近代史の汚点であ

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《NHK文書開示請求訴訟》次回口頭弁論期日・9月6日(火)11時、103号法廷で。

著者: 澤藤統一郎

(2022年8月31日)  NHKと森下俊三経営委員長の両名を被告として、NHKの報道姿勢と内閣任命の経営委員会のあり方を根底から問う《NHK文書開示請求訴訟》。その第4回口頭弁論が、以下の日程で開かれます。  9月6日

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日の丸だけは我慢できない。日の丸を掲げた日本軍は、夫を息子を娘を殺した。

著者: 澤藤統一郎

(2022年8月27日)  本日午後、「『日の丸・君が代』不当処分撤回を求める被処分者の会」の総会。  石原慎太郎都政下の悪名高い「10・23通達」発出以来、もうすぐ19年になる。石原慎太郎も今は鬼籍にある。思えば、なん

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安倍国葬に反対します。ぜひあなたも、それぞれの立場から、声を上げてください。

著者: 澤藤統一郎

(2022年8月26日) 安倍晋三氏の国葬に反対します。ぜひ、あなたも反対の声を。  私たちは、1969年に最高裁の司法修習生となった同期の仲間です。1971年に弁護士や裁判官となって以来今日までの50年余、一貫して日本

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「人を不幸にする自由はない」― 信教の自由を盾にする悪徳商法を許さない

著者: 澤藤統一郎

(2022年8月25日)  日弁連は、「消費者法講義」(日本評論社刊)を発刊している。2004年10月に第1版を出し、現在は第5版(2018年10月)となっている。消費者委員会の然るべき執筆者が担当するもので、ロースクー

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「思想新聞」主張に見る、勝共連合と安倍晋三との親密さ。

著者: 澤藤統一郎

(2022年8月23日)  これまで、統一教会や勝共連合のホームページに何の関心ももたなかった。が、今は若干の関心がある。生前の安倍晋三や自民党とのつながりがどうだったのか、安倍国葬にどんな見解をもっているのか、そして、

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統一教会の「三位一体」と、反共・改憲・家庭の政治理念。

著者: 澤藤統一郎

(2022年8月21日)  統一教会とは、宗教団体でもあり、政治団体でもあり、反社会的な財産収奪組織でもある。この各側面が三位一体化した存在なのだが、その中心は飽くまで宗教団体性にあろう。  この宗教団体が宗教法人として

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オーイ、御用学者諸君。御用言論人諸兄姉よ。何とかしておくれ。

著者: 澤藤統一郎

(2022年8月20日)  キシダだよ。「聞くだけ」が得意技の日本国首相さ。私の耳は、生まれつき指向性が強いんだ。党内派閥から漏れ来るささやき声はよく聞こえるが、庶民の叫びは聞くフリしてるだけ。聞こえてはいるんだが、得意

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『DHCスラップ訴訟』紹介 ー 「DHCスラップ訴訟」を許さない・第205弾

著者: 澤藤統一郎

(2022年8月19日)  「『DHCスラップ訴訟』ースラップされた弁護士の反撃そして全面勝利」の発刊以来半月余。私は、この書を多くの人に読んでいただきたいと思っている。  この本の中にも書いたが、スラップを仕掛けて「黙

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「DHCスラップ訴訟」読後感集 ー 「DHCスラップ訴訟」を許さない・第204弾

著者: 澤藤統一郎

(2022年8月18日)  「『DHCスラップ訴訟』ースラップされた弁護士の反撃そして全面勝利」の発刊以来2週間余。評判も売れ行きも、まだよく分からない。  この訴訟遂行にご支援いただいた方々へ献本したところ、その読後の

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統一教会と安倍晋三との癒着の実態解明こそが切り込むべき本丸である。

著者: 澤藤統一郎

(2022年8月17日)  風の動きが目まぐるしく変わる。あのとき、今日の風は読めなかった。明日の風はどうなることやら。  7月8日、安倍晋三が銃撃を受けたとの報は衝撃だった。一瞬のことではあったが、政治的テロの時代到来

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宗教的な熱狂の政治との結びつきは危険である。天皇教もオウムも、そして統一教会においても。

著者: 澤藤統一郎  

(2022年8月14日)  統一教会をめぐる一連の議論の中で、「この団体は本当に宗教団体なのか、実は反共を掲げる政治団体に過ぎないのではないか」という疑問が散見される。もちろん、このような団体に「信教の自由」を口にする資

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安倍晋三とは、醜悪な統一教会との癒着政治家の筆頭である。その国葬はあり得ない。

著者: 澤藤統一郎

(2022年8月13日)  産経新聞の「主張」(社説)には、その芬々たる産経らしさが鼻について違和感を覚えることが常である。が、昨日(12日)の「主張」(以下に抜粋)には、産経色が希薄で何とも常識的な内容。読むのに違和感

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おかしくないか。「統一教会との関係は見直すが、国葬の方針は見直さない」

著者: 澤藤統一郎

(2022年8月12日)  以下は官邸ホームページからの抜粋。組閣を終えての首相記者会見の一部。岸田はこう述べている。あるいは、こうとしか述べていない。このことを記憶しておかねばならない。 令和4年8月10日 岸田内閣総

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山際大志郎こそ、岸田内閣を代表するにふさわしい政治家である。

著者: 澤藤統一郎

(2022年8月11日)  昨日、岸田改造内閣発足。「逆風下の組閣」「ぱっとしない顔ぶれ」「統一教会癒着隠し失敗」「派閥均衡優先人事」…等々、評判は芳しくない。内閣支持率はさらに低迷することになろう。  この新内閣を象徴

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統一教会はなぜ名称を変更したのか。安倍政権下、下村博文はなにゆえ申請を受理し名称変更を認証したのか。

著者: 澤藤統一郎

(2022年8月10日)  同期の弁護士から興味深い書類(PDF)を送信してもらった。メールは便利だ。そして役に立つ。  文科大臣下村博文(当時)による2015年8月26日付「宗教法人世界基督教統一神霊協会」の規則変更認

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批判に臆してはならない。安倍晋三が遺した巨大な負のレガシーを清算しよう。

著者: 澤藤統一郎

(2022年8月8日)  安倍晋三銃撃という衝撃から1か月である。この事件、当初は政権政党に有利な風を起こすかに見えた。安倍晋三に「テロの犠牲者となった悲劇の政治家」「遊説中に凶弾に倒れた民主主義の犠牲者」などの虚像・虚

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都教委は、学校への「半旗掲揚依頼」を拒絶する防波堤でなければならない。

著者: 澤藤統一郎

(2022年8月7日)  昨日(8月6日)の東京新聞朝刊トップ記事が、「都教委も半旗掲揚依頼 安倍元首相葬儀 都立255校に文書送信」の大見出し。のみならず、22面と23面の「こちら特報部」に詳細な関連記事。その見出しを

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「核の脅威に対する唯一の解決策は核兵器を一切持たないこと」ー グテーレス

著者: 澤藤統一郎

(2022年8月6日)  8月6日。「広島原爆の日」である。77年前の今日、広島市民の頭上で原子爆弾が炸裂した。人類史上最大規模の残虐な殺戮行為である。広島が軍都であったにせよ、明らかに過剰な民間人に対する虐殺と破壊。余

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私たちは、人権後進国に住んでいる。行政は国連機関が説く国際スタンダードに耳を傾けていただきたい。

著者: 澤藤統一郎

(2022年8月4日)  本日、第一衆議院議員会館の会議室で、「日の丸・君が代」強制問題についての、対文科省交渉が行われた。テーマは、セアート第14会期最終報告における勧告の取り扱い。予め提出していた質問事項に対する回答

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