(2022年6月15日) 今朝の毎日新聞朝刊2面「水説」(古賀攻・専門編集委員)を一読して驚いた。「『ロシアの日』を巡る話」という表題のコラム。鳩山由紀夫という人物に対する評価を変えざるをえない。 6月12日は、「ロ
本文を読む澤藤統一郎の執筆一覧
「本郷湯島九条の会」街頭宣伝ー本日は17名で参院選の意義を訴え
著者: 澤藤統一郎(2022年6月14日) 途中で小雨がぱらつきましたが、きょうは国民救援会中央本部の方も参加していただき、総勢17名の賑やかな街宣になりました。このくらいの人数になると、道行く人の注目度も上がるような気がします。参院選
本文を読む「貯蓄から投資へ」とは、いったいどんなことなのか。
著者: 澤藤統一郎(2022年6月13日) いまや流行り言葉になってしまった「貯蓄から投資へ」。岸田内閣の大真面目な経済政策なのだが、これは、一昔前からの悪徳業者のセールストークなのだ。「リスクを取らねば損をする」「何もしないのも実はリ
本文を読む今日は、家永教科書訴訟提訴記念日
著者: 澤藤統一郎(2022年6月12日) 今朝、浪本勝年さんからメールをいただいた。 「本日(6.12)は歴史学者・家永三郎さん(当時・東京教育大学教授)が1965年6月12日、教科書訴訟を提起した記念すべき日です(もっとも、人それ
本文を読む日本経済の再生は、与党惨敗からしかありえませんね。
著者: 澤藤統一郎(2022年6月11日) え~、キシダフミオです。自分では、ごくごく普通の日本人としてのレベルの知性と教養をもっているつもりです。前任者と前々任者の知性と教養のレベルが、そりゃひどいものでしかないから、それと比べれば私
本文を読む「まさか神よ、あなたもロシア人なのですか!」
著者: 澤藤統一郎(2022年6月10日) 金曜日には、「週刊金曜日」に目を通す。毎号の巻頭に「風速計」というコラムがあって、まずはここから読むことになる。編集委員7名が持ち回りで書いているが、崔善愛さんの文章からは、知らないこと、気が
本文を読む内閣不信任案否決の過程に見えてくる各党の政治姿勢
著者: 澤藤統一郎(2022年6月9日) 本日の衆院本会議で、立憲民主党提出の岸田内閣不信任案が賛成少数で否決された。現状での否決という結果自体は予想されたところ。むろん、大切なのはプロセスである。この不信任案への対応で各党の姿勢がよく
本文を読む参院選直前に吹いてきた、「物価高」という与党への逆風。
著者: 澤藤統一郎(2022年6月8日) 来週の水曜日、6月15日に通常国会が閉幕する。そして、参院選公示となり、7月10日投開票となる。 有権者の関心事は、けっして憲法改正にはない。そしてコロナでもなくなった。主要な論争点の一つは、
本文を読む横須賀市議会での「ロシア非難決議」に反対票の問題提起
著者: 澤藤統一郎(2022年6月7日) ロシアのウクライナ侵攻が始まったのが、2月24日。早くも3月上旬には各地の地方議会でロシア批判の決議が採択されている。多くは全会一致である。3月7日、神奈川県議会には「ロシアによるウクライナへの
本文を読むプーチンに読ませたい、小川未明の「野ばら」
著者: 澤藤統一郎(2022年6月6日) 本日、関東甲信地方に梅雨入りの宣言。陰鬱で肌寒い日である。雨風ともに強い。ウクライナの戦況は膠着して停戦の希望は見えてこない。被害の報がいたましい。国内では戦争便乗派の平和憲法攻撃と、防衛費倍増
本文を読む「DHCへの賠償命令維持」
著者: 澤藤統一郎(2022年6月5日) 一昨日(6月3日)、東京高裁(渡部勇次裁判長)が「ニュース女子ヘイト報道事件」での控訴審判決を言い渡した。判決の結論は、当事者双方からの控訴を棄却し、昨年9月の一審判決をそのまま維持するとした。
本文を読むロシアに「ロシア兵士の母」、中国に「天安門の母」。そして、「九段の母」
著者: 澤藤統一郎(2022/06/04) 1989年6月4日早朝、北京天安門広場とその周辺に集まった無防備・無抵抗の群衆に人民解放軍が襲いかかった。「人民からは針一本、糸一筋も盗まない」ことで、人民からの信頼を得てきた中国共産党の人民
本文を読む維新の悪党ぶりは宮武嶺に聞け。
著者: 澤藤統一郎(2022年6月3日) 昨日、日本維新の会が夏の参院選に向けたポスターを発表した。「改革。そして成長」をスローガンに掲げ、松井一郎と吉村洋文の写真を並べた。 維新の関係者によると、スローガンには当初「決断そして実行」
本文を読む全国に根を拡げた、この逞しき憲法擁護の市民運動。
著者: 澤藤統一郎(2022年6月2日) 日本民主法律家協会の機関誌『法と民主主義』(略称「法民」)か好調である。 「法民」は、日民協の活動の基幹となる月刊の法律雑誌。(2/3月号と8/9月号は合併号なので発行は年10回)。 毎月、編集委
本文を読む東弁講堂「日の丸撤去事件」の顛末
著者: 澤藤統一郎(2022年6月1日) 私の古巣である東京南部法律事務所から電話があった。「よい報せではありませんが…」という前置き。これは訃報だ、と覚悟した。案の定、坂井興一さんが亡くなったという報せだった。 亡くなったのは5月2
本文を読むプーチン・ロシア政権の強権体質に見えてきたほころび
著者: 澤藤統一郎(2022年5月31日) 一昨日(5月29日)の東京新聞第4面に「ロシア地方議員 侵攻批判」「極東の沿岸『孤児増え、若者死ぬ』」という囲み記事。また、昨日(5月30日)の毎日に、内容をふくらませた続報。いずれも、現地紙
本文を読む歌壇に見る非戦の訴え
著者: 澤藤統一郎(2022年5月30日) ロシアのウクライナ侵攻以来、各紙の歌壇に戦争を詠う歌が取りあげられている。戦争の悲惨さや理不尽を、我が国の戦争を思い起こす形で詠うものが多い。いかなる戦争も他人事ではないのだ。昨日(5月29
本文を読む「習総書記を安心させろ」は、「大御心を安んじ奉れ」に瓜二つではないか。
著者: 澤藤統一郎(2022年5月29日) 注目の毎日新聞「新疆公安ファイル」報道。連載好調である。流出されたファイルの紹介だけでなく充実した関連取材にも期待したい。 連日の報道に目を離せないが、私が最も興味深く読んだのは、「習氏の命
本文を読む細田博之・セクハラ疑惑報道に対するスラップの構造 ー 「DHCスラップ訴訟」を許さない・第200弾
著者: 澤藤統一郎(2022年5月28日) 一昨日(5月26日)発売の「週刊文春」の広告に、「『うちに来て』 細田衆院議長の嘘を暴く 『セクハラ記録』」なる記事。 続けて、▶女性記者たちの告発「2人きりで会いたい」「愛してる」▶党女性職
本文を読む「昭和天皇の肖像燃やすシーン」は、公権力介入の根拠とならない。
著者: 澤藤統一郎(2022年5月27日) 一昨日(5月25日)、名古屋地裁での「『あいトレ』未払い費用請求訴訟」の判決言い渡し。その報道の見出しを、産経は「昭和天皇の肖像燃やすシーン『憎悪や侮辱の表明ではない』 名古屋地裁」とした。『
本文を読む衝撃!ー ウイグルでの赤裸々な人権弾圧の実態
著者: 澤藤統一郎(2022年5月26日) 昨日の毎日新聞朝刊のトップに、「逃げる者は射殺せよ」というおどろおどろしい横見出し。そして、主見出しは「ウイグル公安文書流出」。これは、衝撃的な記事だ。野蛮な中国共産党専制支配によるウイグルで
本文を読む今こそ、防衛費増額論に「NO!」の世論を。
著者: 澤藤統一郎(2022年5月25日) バイデンが駆け足で韓・日と訪問し、一昨日(5月23日)帰米した。日本に残していったのが防衛費増額の宿題。同日の両首脳共同会見で、岸田は「日本の防衛費の増額を確保する決意」を表明してこの宿題を抱
本文を読むスウェーデンのNATO加盟に反対の野党見解もある。
著者: 澤藤統一郎(2022年5月24日) これまで軍事的中立を国是としてきたフィンランドとスウェーデンが、相次いでNATO加盟申請に踏み切った。ロシアのウクライナ侵略を脅威と感じた世論が大きく動いた結果だが、残念でならない。 とりわ
本文を読む侵略を許さない「正義」派と、「命どぅ宝」派との停戦の可否をめぐる葛藤。
著者: 澤藤統一郎(2022年5月23日) 琉球新報の昨日(5月22日)付社説が、波紋を呼んでいる。遠慮なくいえば、評判がよくない。右からも左からも叩かれている。 https://ryukyushimpo.jp/editorial/en
本文を読む皆様、東京都立第五福竜丸展示館にご来館ください。
著者: 澤藤統一郎(2022年5月22日) 「白山通りを神保町越えて、学士会館までお願いします」 「学士会館までね。…お客さん、日曜日にお仕事ですか」 「いや、そうじゃない。これから、第五福竜丸展示館の運営についての会合があるんですよ」
本文を読む賭博は不幸を作る犯罪である。IRを作らせてはならない。オンライン賭博を起訴せよ。
著者: 澤藤統一郎(2022年5月21日) 山口県阿武町の4830万円「誤送金」事件。容疑者は誤入金があった4月8日から19日までに、34回にわたって当該口座から計約4633万円を出金。振込先は決済代行会社3社で、このうち27回の計約3
本文を読むロシア国営放送での戦況悪化への批判は、プーチン政権を揺るがすことになるだろう。
著者: 澤藤統一郎(2022年5月20日) ニューズウィーク日本語オンライン版に、興味深い記事が続いている。昨日の記事の表題は、「ついにロシア国営TV『わが軍は苦戦』 プロパガンダ信じた国民が受けた衝撃」というもの。原題は、「Russi
本文を読む沖縄を捨て石にした天皇(裕仁)の弁解と本音。
著者: 澤藤統一郎(2022年5月19日) 昭和天皇(裕仁)は、皇太子時代に欧州5か国を歴訪の途上沖縄に立ち寄ってはいる。が、摂政・天皇の時代を通じて一度も沖縄訪問の機会を得なかった。戦前も戦中も、そして40年を越える長い戦後も、一度と
本文を読む沖縄の本土復帰運動の気運を高めた「甲子園の土」
著者: 澤藤統一郎(2022年5月18日) 復帰前の沖縄に本土の人々の目が冷ややかだったかといえば、必ずしもそうではない。1958年夏の甲子園(第40回記念大会)に、戦後初めての沖縄代表チームとして首里高校が出場したときの同校への国民的
本文を読む沖縄戦が語る、軍隊は住民を守らない、という教訓。
著者: 澤藤統一郎(2022年5月17日) 昨日紹介した、「沖縄 : 戦後50年の歩み 激動の写真記録」(1995年・沖縄県発行)の圧巻は、第1章・第1節「沖縄戦」である。 貴重な戦場写真が生々しい。その中に、「住民虐殺」という禍々し
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