澤藤統一郎の執筆一覧

今や、国際世論がロシアの侵略を阻止する現実的な力になりつつある。

著者: 澤藤統一郎

(2022年3月3日)  世界が、ロシアに怒っている。ロシアによって引き起こされた戦争に怒っている。世界中の人々が無法者プーチンを糾弾している。ウクライナへの軍事侵攻は、ロシアとプーチンの孤立をもたらした。そのことによっ

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ロシアに侵略されたウクライナを批判する、大国意識丸出しの中国外交官発言

著者: 澤藤統一郎

(2022年3月2日)  2月24日以来、一刻も心穏やかではいられない。今も、キエフで、ハリコフで、市民が砲撃に曝されている。ロシア兵の命も無駄に失われている。両国民の血が無意味に流され続けている。何という、愚かしい悲惨

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ウラジーミルとシンゾー、僕たち「核こそ大事」の2人組み。一緒に核を背負ってゴールまで、駆け抜けようね

著者: 澤藤統一郎

(2022年3月1日)  「ウラジーミル。君と僕は、同じ未来を見ている。行きましょう。ロシアの若人のために。そして、日本の未来を担う人々のために。ゴールまで、ウラジーミル、2人の力で、駆けて、駆け、駆け抜けようではありま

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できるだけ、「沢藤」ではなく「澤藤」と表記してください。「沢藤」では、自分のことではないようなので。

著者: 澤藤統一郎

(2022年2月27日)  姓は澤藤、名は範次郎。私の同年輩の従弟である。沢藤範次郎ではない。「澤藤」か、「沢藤」か。この違いに、こだわるべきか、こだわらざるべきか。もちろん、同姓の私にとってもまったく事情は同じ、他人事

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ウクライナの事態は「9条の危機」だなんて、ご冗談を。

著者: 澤藤統一郎

(2022年2月26日)  さすがに産経である。産経の紙面では、何ごとも反共のネタとなる。 ロシアのウクライナ侵攻を平和に対する深刻な危機と捉えての素早い対応で気を吐いているのが日本共産党。いち早く、ロシアへの抗議の声を

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「侵略者ロシアはウクライナから撤退せよ」「無法者プーチンよ恥を知れ」

著者: 澤藤統一郎

(2022年2月25日) 「平和」とは、こんなにも、もろくはかなく壊れやすいものだったのか。 あらためて、創らねばならないと思う。軍事の均衡による危うい「平和」ではなく、確かな平和を、崩れぬ本当の平和を。 相互の信頼に基

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軍事侵攻に踏み切ったプーチンに、最大限の国際世論の非難を。

著者: 澤藤統一郎

(2022年2月24日)  大袈裟ではなく、仰天動地の事態である。膝が震えるような衝撃。「まさか」が、現実になった。ロシア軍のウクライナへの軍事侵攻が始まった。  1941年12月8日の多くの心ある人々の衝撃もこうであっ

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大阪高裁「旧優生保護法・違憲判決」に思う ー 法的正義を実現することが司法の役割だ

著者: 澤藤統一郎

(2022年2月23日)  法における正義とは何か、司法の役割とは、裁判官はどうあるべきか。そして人権とは、人間の尊厳とは、差別とは。さらに国会とは、議員とは。もちろん、弁護士のありかたも…。いくつものことを考えさせられ

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産経と維新、タッグを組んでの悪質な「教育の自由」への攻撃

著者: 澤藤統一郎

(2022年2月22日)  言うまでもないことでも、ことあるごとに何度でも繰り返し確認しておかねばならないこともある。今、あらためて大きな声で言わねばならない。国家に教育を統制する権限はない。教育は国家の支配から自由でな

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「乳腺外科医・冤罪事件」判決 ー 最高裁は、差し戻しではなく無罪とすべきだった。

著者: 澤藤統一郎

(2022年2月21日)  先週の金曜日2月18日、最高裁第二小法廷は、「乳腺外科医・えん罪事件」において、懲役2年の実刑とした原審の東京高裁判決を破棄した。この点において、心配された最悪の結果は回避され一応は安堵させら

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本日が多喜二の命日。多喜二を虐殺したのは、天皇・裕仁である。

著者: 澤藤統一郎

(2022年2月20日)  小林多喜二は虐殺された。天皇の手先である思想警察の手によってである。多喜二の無念を忘れてはならない。権力の暴虐を忘れてはならない。  子どものころに教えられた。あの壮大なピラミッドを作ったのは

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むちゃくちゃな維新の対共産議員懲罰動議 ー 見えてくる維新の本質

著者: 澤藤統一郎

(2022年2月18日)  今通常国会の予算審議が、はや大詰め。2月15日に衆院予算委で中央公聴会が開かれ、これが異様な進行となった。正確に言えば、公述人の一人の発言が異様だった。その公述人の名は原英史、国家戦略特区ワー

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「法と民主主義」4月号の特集は、「維新の本質と問題点と危険性(仮)」

著者: 澤藤統一郎

(2022年2月16日) 「法と民主主義」4月号(3月下旬発行)特集は維新問題となる。その特集の表題は、今のところ、「維新の問題点と危険性(仮題)」。  維新の問題点と危険性は、漠然ではあるが自明であろう。我々が、イメー

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汲むべき教訓に満ちた、「お粗末極まる反共主義」の跋扈

著者: 澤藤統一郎

(2022年2月15日)  昨年暮の12月22日、自民党は今夏の第26回参院選・岩手県選挙区公認予定候補を決定した。広瀬めぐみという新人、第二東京弁護士会所属の弁護士だというが、まったく無名の人。何者であるか知られていな

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「NO WAR IN UKRAINE」「NO WAR IN THE WORLD」「FUNDAMENTAL RIGHT IN CHINA」

著者: 澤藤統一郎

(2022年2月14日)  北京オリンピックで大きく印象に残るものといえば、中国当局の強権的姿勢、それに対する各国の宥和的態度、不公正な審判、ドーピング等々、白けることばかり。人権を無視したこの国でのこんなオリンピック、

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岡口基一判事の弾劾裁判・初回期日は3月2日 ー 罷免の判決をさせてはならない

著者: 澤藤統一郎

(2022年2月13日)  仙台高裁の岡口基一判事(55)が、国会に設けられている裁判官弾劾裁判所(裁判長・船田元)に罷免訴追されたのが昨年(21年)の6月。その第1回公判期日が3月2日に指定され、召喚状が送付された。

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産経の「主張」は、戦前の文部省と同じことを繰り返している。再びこれに騙されてはならない。

著者: 澤藤統一郎

(2022年2月12日) 「建国記念の日」にこだわりたい。昨日付の産経社説(「主張」)が、「建国記念の日 子供たちに意義を教えよ」というもの。この非論理、このバカバカしい論調が危険極まりない。陳腐なアナクロと看過するので

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本日は、天皇制の罪悪を再確認すべき日である。

著者: 澤藤統一郎

(2022年2月11日) 「建国記念の日」である。言わずと知れた旧紀元節。かつて、この日が当てずっぽうに「初代天皇即位の日」とされ、それゆえに「建国の日」とされた。天皇制の発祥と、日本の建国とは同義だった特異な時代でのこ

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真実と法的正義に唾する検察官の言 ー「確定判決の法的安定性を損なうから再審の証拠開示には応じられない」

著者: 澤藤統一郎

(2022年2月10日)  救援新聞2月15日号(旬刊)が届いた。国民救援会元会長・山田善二郎さんの訃報が掲載されている。享年93、私もこの記事のとおり、「生前のご活躍に深く感謝するとともに、謹んで哀悼の意を捧げます」と

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そこかしこ同じ穴のムジナがうようよ ー 石原慎太郎の毀誉褒貶

著者: 澤藤統一郎

(2022年2月9日)  石原慎太郎の死去が2月1日だった。「棺を蓋いて事定まった」はずなのだが、この人の場合、生前にもまして毀誉褒貶のブレが大きい。石原の同類や同類へのへつらいが、こんな人物を褒めたり、懐かしがったり、

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弁護団は、虎の尾を踏んだのか、はたまた窮鼠に噛まれたか。

著者: 澤藤統一郎

(2022年2月7日)  弁護士は、民事訴訟では当事者の訴訟代理人となり刑事事件では弁護人となって、相手方弁護士や検察官と対峙する。本来闘う相手は、相手方弁護士であり検察官であって、裁判官ではない。  裁判官は、言わば行

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本日の赤旗を読む。政党助成法廃止法案・北京五輪と人権・NHK虚偽字幕…

著者: 澤藤統一郎

(2022年2月5日)  久しぶりに「赤旗」の紙面全16ページに目を通した。本日の赤旗、内容充実している。  一面トップは、「政党助成法廃止法案を提出/共産党議員団が参院に」「『民主主義壊す制度続けていいのか』 田村政策

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東日本大震災の被害を「天罰」と言ってのけた石原慎太郎

著者: 澤藤統一郎

(2022年2月2日)  石原慎太郎が亡くなった。傲慢に目鼻を付けるとこの男の顔になる。憲法を悪罵し、偏狭なナショナリズムを鼓吹し、歴史修正主義の立場から軍事大国化を広言する…、迷惑至極な人物だった。人権や自由や平等や平

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