(2021年3月23日) ややこしい話だが、新型コロナの蔓延に対応している法律の名称は、「新型インフルエンザ等対策特別措置法」である。昨年(2020年)3月、この特措法に新型コロナ対応を盛り込んだ改正を行って以来、この改
本文を読む澤藤統一郎の執筆一覧
大石又七さんありがとうございました。
著者: 澤藤統一郎(2021年3月22日) 貴重な歴史の証人が失われた。第五福竜丸乗組員として「死の灰」の被曝を体験され、その体験を語り続けてこられた大石又七さんが亡くなった。享年87。 大石さんは第五福竜丸展示館を運営している公益財団法
本文を読む国旗・国歌(日の丸・君が代)への敬意表明強制とはどんな意味をもっているのか
著者: 澤藤統一郎(2021年3月21日) 都教委の悪名高い「10・23通達」(2003年)以来、都内の全公立校に卒業式・入学式のたびに、君が代斉唱時の「起立」の職務命令が発せられている。違反者には懲戒処分である。 もうすぐ
本文を読むDHC製品不買運動は、案外効いているのではないか。
著者: 澤藤統一郎(2021年3月20日) 前川喜平が、実名に(右傾化を深く憂慮する一市民)という言葉を付したハンドルネームで、ツィッターを発信している。なるほどと、頷けることばかり。 https://twitter.com/brahms
本文を読む桜を見る度に思い起こそう。そして語り継ごう。桜を見る会を私物化した、とんでもない首相がいたことを。
著者: 澤藤統一郎(2021年3月19日) 東京の昨日と今日とは、陽光燦々春も本番の趣。天気上々なれば気分も悪かろうはずはない。上野の桜ももうすぐ見頃。ヨウコウは満開、オオシマザクラは五分咲き、そしてソメイヨシノもちらほらと咲き始めている
本文を読む同性婚訴訟違憲判決の爽やかさ
著者: 澤藤統一郎(2021年3月18日) 昨日(3月17日)、札幌地裁(武部知子裁判長)が、「同性婚訴訟」判決で民法規定を違憲とする判断を示した。正確には、「同性愛者に対しては,婚姻によって生じる法的効果の一部ですらもこれを享受する法的
本文を読む対NHK「情報公開請求」訴訟の構想(私案)
著者: 澤藤統一郎(2021年3月17日) NHK番組「クローズアップ現代+」が、スクープとして放映した「日本郵政職員のかんぽ保険不正販売問題」。元総務次官の日本郵政上級副社長鈴木康雄が、この番組にクレームを付けると、NHK経営委員会は鈴
本文を読む軍政のミャンマーで蹂躙されている人権と民主主義
著者: 澤藤統一郎(2021年3月16日) 昨日(3月15日)の記者会見で、国連のドゥジャリク事務総長報道官は、クーデターへの抗議デモが続くミャンマーで治安部隊の弾圧により「これまでに女性や子どもを含む少なくとも138人の平和的なデモ参加
本文を読む人類が新型コロナウイルスに打ち負かされた証しとしての東京五輪中止宣言
著者: 澤藤統一郎(2021年3月15日) 余、コロナ蔓延の猖獗に際して、世界の大勢と日本国の現状とに鑑み、非常の措置を以って事態を収拾せんと欲し、ここに忠良なる汝ら一般国民に告ぐ。 余は、日本国と国民の名において、新型コロナウイルスとの
本文を読む権力者が「愛国」を口にするとき ー 民主主義は危機のさなかにある。
著者: 澤藤統一郎(2021年3月14日) 全人代が終わった。中国当局は、もっぱらコロナを抑え込んだ実績を強調し、引き続いての経済発展の喧伝にこれ努めているが、日本の各紙は香港問題に関心を寄せて報道している。 この全人代が採択した「決定」
本文を読む政治腐敗の治療と予防に、市民の告発は有効なのだ。
著者: 澤藤統一郎(2021年3月13日) 忘れてはならない、安倍晋三政権という7年8か月の悪夢を。国政私物化と、ウソとゴマカシで塗り固めた汚れた政権運営を。その汚れた政権が、2020年を「改憲施行の年に」と叫んでいたことを。 心に留めて
本文を読む「広島・長崎の火」から、「ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・フクシマを結ぶ『非核の火』」に。
著者: 澤藤統一郎(2021年3月12日) 気が滅入ってばかりの3・11報道の中で、たった一つの明るいニュース。東京・上野で30年間灯され続けた「広島・長崎の火」が、昨日(3月11日)原発事故の被災地フクシマ楢葉町に「ヒロシマ・ナガサキ・
本文を読む「復興五輪」のまやかしではなく、真の東北復興を。
著者: 澤藤統一郎(2021年3月11日) あの日から10回目の3月11日。岩手を故郷とする私にとっては心痛む日。この日は、この世に神のないことをあらためて確認すべき日となった。もし神ありとせば、冷酷な神、無慈悲な神、気まぐれな神、人に対
本文を読む王毅外相の記者会見の記録 ー 中国は、虐げられた人民の味方であろうとする姿勢を捨てたのか。
著者: 澤藤統一郎(2021年3月10日) 中国の全人代の様子について胸ふたがれる気持で報道に目を凝らしている。中国のかくまで強権的な政治姿勢がにわかに信じがたい。取材記者の思い込みが過ぎて、報道が不正確なのではないかとの思いを捨てきれな
本文を読む本郷三丁目の街角で ー 憲法9条の理念を訴える。
著者: 澤藤統一郎(2021年3月9日) 皆さん、明日が3月10日です。あの、東京大空襲の日。76年前の3月10日、東京下町は252機のB29による空襲で一面の火の海となりました。一夜にして10万の人々が殺戮され、100万人が焼け出された
本文を読む「婦人」という言葉の生成・発展・衰退と、その必然。
著者: 澤藤統一郎(2021年3月8日) 本日は「国際女性デー」 。かつては「国際婦人デー」と言っていたはず。いったいいつころから、「女性デー」となったのだろうか。「婦人」から「女性」へ。その変化は、何を物語るのだろうか。 ネットを検索し
本文を読む東京オリンピック憲章(最新改訂版) ー 政権浮揚と国威発揚と金儲けとを求めて
著者: 澤藤統一郎(2021年3月6日) 東京2021オリンピズムの根本原則 1 東京オリンピズムは、政権浮揚と国威発揚とカネのすべてのレベルを、かつ高め、かつバランスよく結合させることを目指す、我が国の国民精神総動員とスポーツの政治利
本文を読む「NHK経営委員会よ。森下俊三よ。公的機関としての自覚はあるのか」
著者: 澤藤統一郎(2021年3月6日) 本日(3月6日)の毎日新聞夕刊の第5面(放送欄)に、「問われる公的機関の自覚」の大きな見出し。「公的機関」とはNHKのこと。「NHKよ。汝に公的機関としての自覚はあるのか」と、問うているのだ。 h
本文を読む「コロナだから、やむなく中止」という消極論ではなく、「五輪への本質的批判」としての積極的中止論を。
著者: 澤藤統一郎(2021年3月5日) 昨日(3月4日)の当ブログを読み返してみた。最終行が「声を上げよう。『東京オリパラは、早急に中止せよ』『政府も自治体もコロナ対策に専念せよ』」と結論を述べている。これが、なんとなく物足りない。 読
本文を読む声を上げよう ー 「東京オリパラ開催は早急に中止せよ」
著者: 澤藤統一郎(2021年3月4日) 私もその一員である自由法曹団は、弁護士だけの任意団体で、広辞苑では「大衆運動と結びつき、労働者・農民・勤労市民の権利の擁護伸張を旗じるしとする。」と解説されている。その東京支部が、2月末に第49回
本文を読む「かいかい 死期」「すぽ お通夜」 ー 超絶短詩による東京五輪の墓碑銘
著者: 澤藤統一郎(2021年3月3日) なるほど、なるほど。いや面白いし、楽しい。言葉遊びもこの水準まにまでなれば、遊戯の域を超えて、文芸か芸術作品だと言ってよい。 ところが、なんとももったいないし残念なことに、ネット上にあったその原作
本文を読むヨハン・ブレークのワクチン接種拒否を考える
著者: 澤藤統一郎 オリンピック, 日の丸君が代.(2021年3月2日) 私はスポーツの世界にはほとんど関心がない。ウサイン・ボルトの名くらいは知っていたが、ヨハン・ブレーク(ジャマイカ)は知らなかった。陸上100メートルの世界記録はボルトの9秒58、ブレークの記録はこ
本文を読む実は、ゴジラは「反核平和」の語り部なのだ。
著者: 澤藤統一郎(2021年3月1日) 3月1日、ビキニデーである。1954年のこの日、「ブラボー」と名付けられたアメリカの水爆実験によって遠洋マグロ漁船第五福竜丸が死の灰を被り、乗組員23人が被爆した。45年8月のヒロシマ・ナガサキに
本文を読むキャリア官僚が語る出世の極意 ー 飲み会と忖度の処世術
著者: 澤藤統一郎(2021年2月28日) 私が、いま巷の話題を独占している「時の人」、あの有名キャリア官僚。もと総務審議官で、首相秘書官の経歴もある。今は内閣広報官。有名になったら、ヤメロ、引っ込めという理不尽な声や、「続投はあり得ない
本文を読む総理の憂鬱 ー 「総理なんかになるんじゃなかった」
著者: 澤藤統一郎(2021年2月27日) 私が総理の器ではないというご指摘…。そりゃあ、私には、あのう、なんて言うんですか、高邁な理想も政治哲学もありませんよ。国民の心に響くような語るべき言葉を持っていない。でも、前任者をよく見てきまし
本文を読む軍隊とは、本質的に民主主義の敵対物である。
著者: 澤藤統一郎(2021年2月26日) 1936年2月26日、東京は雪であったという。降雪を衝いて陸軍青年将校のクーデターが決行された。反乱軍は、首相官邸を襲撃し「君側の奸」とされた政府要人を殺害したが、陸軍上層部の同調を得られなかっ
本文を読む「『違憲』が独り歩きしては困る」という産経「主張」の煩悶
著者: 澤藤統一郎経「主張」の煩悶 (2021年2月25日) 昨日(2月24日)の最高裁大法廷判決。「那覇市・孔子廟事件」で、政教分離に関するやや厳格な判断を積み上げた。 那覇市の公園の一角に「孔子廟」がある。市は、相当の使用料月額48万
本文を読む「愛知県知事リコール・署名偽造事件」捜査の進展に注目。
著者: 澤藤統一郎(2021年2月24日) 「愛知県知事リコール・署名偽造事件」で、本日県警が初めて動きを見せた。各地の選管に保管されていた署名簿を押収したのだ。大きく動き出した事態を、朝日はこう伝えている。 《美容外科「高須クリニック
本文を読む天皇誕生日とは、天皇制に対する批判の信念を確認すべき日である。
著者: 澤藤統一郎(2021年2月23日) 本日は、まだ国民の意識に定着してはいないが、天皇(徳仁)の誕生日である。祝日法第2条には、「天皇誕生日 二月二十三日 天皇の誕生日を祝う。」と意味不明の文章がある。文意分明ではないが、少なくとも
本文を読む「ふね遺産」に認定された第五福竜丸
著者: 澤藤統一郎(2021年2月22日) 3月1日ビキニデーが間近である。 1954年3月1日、アメリカはマーシャル群島ビキニ環礁での水爆実験をして、大気中に大量の放射性物質を撒き散らした。焼津を母港とするマグロ漁船・第五福竜丸は爆心か
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