(2020年12月23日) なんとも不愉快なことに、「桜を見る会・前夜祭」の収支報告疑惑について、東京地検特捜部は、安倍晋三を事情聴取したうえで不起訴処分の方向だという。 公設第1秘書(配川博之)については年内に略式起訴
本文を読む澤藤統一郎の執筆一覧
佐川宣壽に対する再告発 ー 東京地検特捜部に告発状を提出
著者: 澤藤統一郎(2020年12月22日) 本日午後1時、北海道から沖縄までにわたる35名が、東京地検特捜部に佐川宣壽らを被告発人とする告発状を提出した。代理人弁護士に委任しての告発ではなく、告発人自身が告発状を作成して提出するスタイル
本文を読む「桜・前夜祭収支疑惑」で、安倍晋三を第2次告発
著者: 澤藤統一郎(2020年12月21日) 「『桜を見る会』を追及する法律家の会」の結成が本年2月。その「会」が、本日(12月21日)安倍晋三前首相に対する第2次告発状を東京地検特捜部に提出した。 「会」は、安倍晋三による国政私物化の象
本文を読む「アパ・DHC・高須」ー 極右御三家に、なぜメディアが甘い。
著者: 澤藤統一郎(2020年12月20日) 冬晴れの日曜日。澄みきった空の色が格別。不忍池には薄氷が張っていた。枯れた蓮の隙間を縫って、オオバンの動きが速い。池の周りは、桜や銀杏の落葉が美しい。今日は、目に入るものものがみな美しい。その
本文を読む「安倍晋三年内不起訴へ」の報道には、とうてい納得し得ない。
著者: 澤藤統一郎(2020年12月19日) 本日(12月19日)の「毎日新聞」朝刊トップの見出しが、「安倍前首相を不起訴処分へ 本人聴取踏まえ、年内にも最終判断 東京地検特捜部」というもの。えっ? 安倍不起訴? おいおい、それはないだろ
本文を読む宮地義亮が記録した ー23期司法修習生阪口徳雄君の罷免から 再採用までー
著者: 澤藤統一郎(2020年12月18日) 宮地義亮という好漢がいた。早稲田を出て都庁に入り、その後司法試験に合格して23期の司法修習生となった。私と、同期・同クラス、実務修習地(東京)と班まで同じだった。それだけでなく、「青年法律家協
本文を読む「#差別企業DHCの商品は買いません」
著者: 澤藤統一郎(2020年12月17日) DHCという問題だらけの企業。その創業者でありワンマン経営者でもあるのが吉田嘉明。2014年以来の、私との法廷闘争の相手方である。もちろん、法廷闘争は彼が私に仕掛けてきた不当なもの。それを私が
本文を読む夫婦別姓の実現を阻む天皇制の呪縛
著者: 澤藤統一郎(2020年12月16日) 自民党内の夫婦別姓論議が熱い。もっとも、熱いのは一方的に右翼・守旧派の面々の発言だけのこと。そろそろ自民党も世論の良識に耳を傾けざるを得ないかと思わせる事態だったが、危機感を感じてか、頑迷固陋
本文を読む国民に焼き付けられた、「菅義偉とは、国民の気持ちが分からず、頑固で、無能で、頼りない」というイメージ
著者: 澤藤統一郎(2020年12月15日) 人は時に、取り返しのつかない失言をする。「失言」とは、「その言葉の深刻な影響に考え及ばないままの不用意な発言」を意味する。不用意な一言が思わぬ結果を招き、大きく事態を変えてしまう。これまでの成
本文を読む蜜月から破綻へ ー 早くも始まった菅政権の衰退
著者: 澤藤統一郎(2020年12月14日) ハネムーンとは、天にも昇る心地の人生の最幸福期。お互い、アバタもえくぼに見える時期。そんな仲に他人が口を差し挟むのは、この上ない野暮な振る舞い。それは分からんでもない。 新政権発足後の100日
本文を読む永尾俊彦『ルポ「日の丸・君が代」強制』(緑風出版)をお薦めする
著者: 澤藤統一郎(2020年12月13日) 本日、永尾俊彦さんから、その著書『ルポ「日の丸・君が代」強制』の献本を受けた。12年間にわたる法廷闘争と教育現場の取材をまとめた詳細なルポで、400ページに近い大著になっている。さすがに記者に
本文を読む学術会議被推薦者6名の任命拒否は、それ自体が直ちに学問の自由の侵害である。
著者: 澤藤統一郎(2020年12月12日) 毎日新聞が、「菅語」を考えるというシリーズで12月6日に、 「国語学者・金田一秀穂さんが読む首相の「姑息な言葉」 すり替えと浅薄、政策にも」という記事を掲載している。 https://main
本文を読む「法と民主主義」12月号《緊急特集・日本学術会議会員の任命拒否を許さない」》のお薦め
著者: 澤藤統一郎(2020年12月11日) 日本学術会議が法に則って推薦した新規会員候補者6名について、菅首相が任命を拒否した。これは、看過しがたい重大な問題。菅政権による民主主義への挑戦であり、憲法秩序に対する挑戦でもある。何としても
本文を読む幹部自衛官養成機関の狂気のイジメ ー 「防大イジメ訴訟」に逆転判決
著者: 澤藤統一郎(2020年12月10日) 天皇の軍隊内での上官による兵隊イジメは、伝統であり文化でもあった。兵に対する指揮命令系統は、そのままイジメの構造と一体でもあった。これを容認し支えた日本人の精神構造は、連綿と今も生き続けている
本文を読む司法の独立を確立するために、最高裁裁判官人事の透明化を
著者: 澤藤統一郎(2020年12月9日) 「トランプ氏、ペンシルベニア州で敗北確定 米最高裁が訴えを棄却」という記事が踊っている。今回の大統領選挙では天王山となった激戦州ペンシルベニア(選挙人数20人、全米5位)での選挙争訟に決着が付け
本文を読む12月8日、あらためて戦争を繰り返させない教訓を噛みしめる。
著者: 澤藤統一郎(2020年12月8日) 本日は定例の「本郷・湯島9条の会」の街宣活動の日。これが、文京母親会議の「12月8日行動」と重なった。本郷三丁目交差点では、いつにないにぎやかさ。マスク姿の22名が、マイクを持ち、プラスターを掲
本文を読む大村知事リコール運動での署名偽造疑惑を徹底追及せよ
著者: 澤藤統一郎(2020年12月7日) 大村秀章愛知県知事に対する大義のないリコール運動。その署名の偽造・水増し疑惑がいよいよ本格的にメディアに報じられるところとなってきた。この動き、河村たかしと高須克弥とが前面に出てはしゃいでいた印
本文を読む大飯原発に設置許可処分取消判決の「衝撃」。
著者: 澤藤統一郎(2020年12月6日) 一昨日(12月4日)大阪地裁で言い渡された、大飯原発の設置許可を取り消す判決が、日本の社会に大きな衝撃をもたらしている。付された事件名は、平成24年(行ウ)第117号「発電所運転停止命令義務付け
本文を読むつまらない国会の終わりに、つまらない首相による、まことにつまらない記者会見。
著者: 澤藤統一郎(2020年12月5日) 第203臨時国会は実質的に昨日(12月4日)閉会した。夕刻、菅首相が官邸で記者会見を行って、記者の質問にも応じた。正式な形の記者会見を国内で開くのは、首相就任直後の9月16日以来、2か月半ぶり2
本文を読むあらためて、中国の蛮行を批判する。
著者: 澤藤統一郎(2020年12月4日) かつては漠然と信じていた。歴史とは、野蛮から文明への進歩の過程である、と。野蛮を克服して文明が興り、曲折はあるにせよ文明が野蛮を感化し、野蛮は文明によって淘汰されていく。これが歴史の大道であり、
本文を読む負けを認めないトランプと、トランプの負けを信じたくない支持者たちと。
著者: 澤藤統一郎(2020年12月3日) 自分の望まない真実は、なかなかに受け容れがたいもの。時に人は、厭うべき歴史を修正して認識し、望ましからぬ眼前の事実さえも否定する。 戦後長く、ブラジルやハワイの日本人社会に、「勝ち組」と「負け組
本文を読む「『桜を見る会』を追及する法律家の会」の緊急声明 ー 安倍晋三を正式起訴せよ・安倍晋三は政界から身を引け
著者: 澤藤統一郎(2020年12月2日) 「桜を見る会前夜祭」にまつわる首相の犯罪を刑事告発したのが、「『桜を見る会』を追及する法律家の会」。5月21日の第1次告発状提出時には622名だった。その後の告発を含め、現在は会員941名となっ
本文を読む安倍晋三政権の負のレガシーは徹底して究明されねばならない。
著者: 澤藤統一郎(2020年12月1日・連続更新2801日) 早いもので、コロナ禍の年も今日から師走である。不忍池の弁天堂には冬ザクラ2本が、さびしげに花を咲かせている。一方、政界は季節外れの「桜を見る会前夜祭」問題で盛りあがっている。
本文を読む「議会開設130年記念式典」 ー この奸悪なるアナクロニズム
著者: 澤藤統一郎(2020年11月30日・連続更新2800日) 昨日(11月29日・日曜日)国会では、「議会開設130年記念式典」なる催しがあった。不明にして、こんな行事の予定があったことは知らなかったが、参列者全員マスクを着けてのやや
本文を読む《教科書採択》《原発と人権》特集の「法と民主主義」11月号購読のお願い
著者: 澤藤統一郎(2020年11月29日) 11月26日、日本民主法律家協会の機関誌「法と民主主義」2020年11月号【通算553号】が予定どおりに発刊となった。 今号は、特集Ⅰ「2020年夏 教科書採択をめぐるたたかいの成果と教訓」と
本文を読む安倍晋三擁護の妄言に反駁する。
著者: 澤藤統一郎(2020年11月27日) 「桜を見る会・前夜祭」問題では、再度世論が沸騰している。さすがに、誰もが「安倍晋三は汚い」「国民と国会を愚弄した虚偽答弁書の責任は重い」と考えざるを得ない。しかし、こういうときにも、必ず権力批
本文を読む安倍晋三の虚偽答弁は主権者国民に対する背信行為であって、政治家失格である。
著者: 澤藤統一郎(2020年11月26日) 民主主義とは、国民自身が統治の主体であるという思想であり制度である。思想として語ることは易いが、現実の制度を設計し運用することは決してたやすいことではない。常に、国民一人ひとりに、主権者として
本文を読む安倍晋三による国政私物化の本命は「桜を見る会」であって、「前夜祭」ではない。
著者: 澤藤統一郎(2020年11月25日) 安倍晋三とは、右翼陣営の期待を担って改憲に執念を燃やしながら挫折した政治家である。また、長い任期の中で何のレガシーも残すことのできなかった愚昧な首相としても記憶されることになる。のみならず、近
本文を読む安倍晋三得意の「尻尾切りの遁走」を許してはならない。
著者: 澤藤統一郎(2020年11月24日) 季節外れの「桜」の話題が盛り上がっている。話題の火を付けたのが、昨日(11月23日)付け読売のスクープ記事。これにNHKが続いた。しっかりと、安倍側有罪の証拠の存在を報じている。 問題は、当時
本文を読むリコール署名の偽造・水増しは、犯罪である。その隠蔽は許されない。
著者: 澤藤統一郎(2020年11月23日) 「あいちトリエンナーレ展」の「表現の不自由展・その後」の顛末は、日本の今を象徴する大事件だった。その大事件からスピンオフした小事件が、河村たかしと高須克弥が中心となった、お馴染み右翼言論人総が
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