(2020年6月25日) 本日(6月25日)の朝日社説が、「『森友』再調査 この訴えに応えねば」と訴えている。その姿勢を大いに評価したい。 「森友再調査」の必要は、亡くなられた赤木俊夫さんの手記が遺族によって発表され、こ
本文を読む澤藤統一郎の執筆一覧
関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式典の公園使用に、不当な条件の撤回を求める東弁会長声明
著者: 澤藤統一郎(2020年6月24日) 一昨日(6月22日)、東京弁護士会が素晴らしい会長声明を発表した。私は、東京弁護士会会員であることを誇りに思う。 その会長声明のタイトルは長い。「9.1 関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式典のための公
本文を読む60年安保闘争、あれから60周年。
著者: 澤藤統一郎(2020年6月23日) 1960年6月23日が、現行日米安全保障条約発効の日である。旧安保に代わる改定新安保は、文字どおりの国民的な大反対運動を押し切って成立した。全国津々浦々に満ちた「安保反対」「岸を倒せ」の声は、政
本文を読む明日沖縄「慰霊の日」に、今年も先人の心を受け継ぐ「平和の詩」。
著者: 澤藤統一郎(2020年6月22日) 明日6月23日は、沖縄県が制定した「慰霊の日」である。75年前の1945年6月23日、沖縄戦における日本軍の組織的抵抗終わった日。 沖縄戦は、この上なく痛ましい犠牲を余儀なくさせた国内唯一の地上
本文を読む中国最新人権事情 ー おぞましい天皇制時代なみではないか。
著者: 澤藤統一郎(2020年6月21日) わが国の戦前は野蛮な時代だった。野蛮極まる天皇制跋扈の時代であった。その象徴が治安維持法である。1925年制定の治安維持法第1条は、「国体ヲ変革シ、又ハ私有財産制度ヲ否認スルコトヲ目的トシテ、結
本文を読むお辞め下さい、表現の自由を損なう愛知県知事リコール運動。
著者: 澤藤統一郎(2020年6月20日) 6月17日(水)、「お辞め下さい大村秀章愛知県知事 愛知100万人リコールの会(代表 高須克弥)」なる団体が、《大村秀章愛知県知事不信任議決の請願書》を愛知県議会に提出した。もっとも、団体名は単
本文を読むナショナリズムに惑わされてはならない(東京「君が代」訴訟から)
著者: 澤藤統一郎(2020年6月19日) 国旗・国歌(日の丸・君が代)への敬意表明の強制を違憲違法と主張する、東京「君が代」訴訟の憲法論を見直している。憲法論で、何とか勝ちたいと思うからだ。その見直し作業の中で、短かくまとまった紹介に値
本文を読む河井夫妻逮捕、2本の尻尾切りで終わらせてはならない。
著者: 澤藤統一郎(2020年6月18日) 梅雨の晴れ間が今日で4日目。毎日気になる不忍池の模様。昨日には見あたらなかった蓮の華が、今朝は少なくとも3輪。6月18日を「開華記念日」と名付けよう。 アメリカでは黒人差別抗議デモが高揚し、朝鮮
本文を読む安倍の科を 然も隠すか 雲だにも 心あらなむ 隠さふべしや
著者: 澤藤統一郎(2020年6月17日) アベ晋三で、ごじゃます。「あんな人たち」を除く国民の皆様に、ご挨拶申しあげます。本日、150日間にも及んだ通常国会がようやく終わることになったわけでごじゃます。思えば長い々い針のムシロの150日
本文を読む梅雨の晴れ間、徒然なるままに。
著者: 澤藤統一郎(2020年6月16日) 関東は6月11日に梅雨入り。平年より3日遅れだという。梅雨の晴れ間の早朝には、不忍池をめぐらねばならない。まず目につくのは、咲き誇る盛りの紫陽花。なんとも多種多様、色とりどりが楽しい。 アジサイ
本文を読む「憲法53条違憲国家賠償訴訟」那覇地裁判決に見る、安倍内閣の憲法無視の姿勢。
著者: 澤藤統一郎(2020年6月15日) 政府・与党が10兆円もの予備費を抱いて6月17日に通常国会を閉じようとしている。国会審議での追及を恐れて、ボロ隠しの逃げに徹する姿勢。これを不当として、野党が「逃げるな内閣・自民党!」「国会閉じ
本文を読む所属組織への忠誠ではなく、より普遍的価値への誠実を。
著者: 澤藤統一郎(2020年6月14日) 山口県田布施町職員の内部告発が話題になっている。正確に言えば、職員の内部告発に対する町当局の報復措置が話題となっている。この職員の告発内容は、固定資産税の過剰課税である。町民の利益のための公益通
本文を読むルイ16世の不運と、アベ晋三の好運と。
著者: 澤藤統一郎(2020年6月13日) 今国会のヤマ場であった検察庁法改正審議大詰めの5月15日。松尾邦弘元検事総長ら検察OBが、法案に反対の意見書を法務大臣宛に提出した。長文のその意見書中の次のくだりが話題となった。 本年2月13
本文を読む通常国会閉会後には、速やかな河井克行・案里両議員の徹底捜査と起訴を。
著者: 澤藤統一郎(2020年6月12日) 今国会(第201通常国会)の予定された会期終了が近づいている。野党は攻勢的に「この非常時に国会を閉じるな」とスローガンを掲げているが、与党側は徹底した逃げの姿勢である。国会での追及に自信を喪失し
本文を読む拉致被害者を救出できない安倍首相、今こそ責任を取ってください!
著者: 澤藤統一郎(2020年6月11日) 2002年9月の小泉純一郎ピョンヤン電撃訪問は、まことに鮮やかな印象だった。そのときの「ピョンヤン宣言」もバランスのとれた納得できる内容で、「ようやく日朝関係が正常化し、これで戦後は終わる」との
本文を読む大村秀章知事へのリコール運動は、表現の自由と民主主義への挑戦である。
著者: 澤藤統一郎(2020年6月10日) 半島の南北関係が不安定に見える。北朝鮮の朝鮮中央通信は、昨日(6月9日)、同日正午から南北間の通信連絡線を完全に遮断すると報じた。朝鮮労働党中央委員会本部と韓国大統領府を結ぶホットライン(直通電
本文を読む安倍政権を退陣させてこその、命と暮らしの防衛ではありませんか。
著者: 澤藤統一郎(2020年6月9日) 新型コロナウィルス感染症が世界に蔓延しています。言わば、今、コロナウィルスと人類全体が闘っている事態。ウィルスの側は国境を意識しませんが、人類の側の対応は、国境で区切られた国を単位に、総力をあげて
本文を読むNHKは、自己に不都合な文書をこそ開示しなければならない。
著者: 澤藤統一郎(2020年6月8日) 本日(6月8日)、NHKの視聴者団体が連名で、NHKと経営委員会に、情報公開に関する要望書を提出した。「NHK情報公開・個人情報保護審議委員会」の審議結果を尊重して経営委員会の議事内容に関する文書
本文を読むまったくその通りではないか ー 「人種差別がまかり通る国に敬意は払えない」
著者: 澤藤統一郎(2020年6月7日) 久しぶりに、アメリカ発のニュースで、コリン・キャパニックの名を耳にした。この度の白人警官による黒人殺害事件で、全米に拡がった抗議運動の報道の中でのこと。彼は、元NFL所属の49ersでQBだったス
本文を読む《小池百合子》と《学歴詐称》は密接・密着・濃密な関係。 ー 野党にチャンス、『プランB』ではなく『プランA』の候補者を。
著者: 澤藤統一郎(2020年6月6日) 6月18日告示の都知事選が目前である。私は、差別を容認し思想・良心を蹂躙して顧みない石原慎太郎知事以来の都政に我慢がならない。小池百合子都政を変えるために有力な「勝てる候補」の擁立を心から願ってい
本文を読む6月4日香港における美と醜
著者: 澤藤統一郎(2020年6月5日) 昨日(6月4日)、香港ビクトリア公園では天安門事件の犠牲者追悼に1万人を超える人々が集まって集会が開かれた。31年前、北京で民主化を求める民衆を武力鎮圧した中国当局は、今なお、香港の追悼集会を快く
本文を読む国権よりは人権を、国格よりは個人の人格を。
著者: 澤藤統一郎(2020年6月4日) 6月4日である。私の個人史には重要な日。31年前の今日、私の中の「革命中国」という輝ける権威が崩壊した。その日以降、中国は色褪せた一党独裁の人権抑圧国家となった。その思いは、基本的に今も変わらない
本文を読む憲法理念を大切にし続けた松本光寿君の逝去を悼む
著者: 澤藤統一郎(2020年6月3日) 松本光寿君が亡くなったという連絡を受けて茫然としている。50年前、23期の同期司法修習生として司法制度の在り方や法律家の使命などを語り合った仲。享年76、まだ逝くには早すぎる。彼のことだ。此岸には
本文を読む第五福竜丸展示館は、本日から通常開館となります。
著者: 澤藤統一郎(2020年6月2日) 公益財団法人第五福竜丸平和協会からのお知らせです。 第五福竜丸展示館は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため臨時休館しておりましたが、緊急事態宣言の解除に伴い、本日6月2日(火)より通常通りに開館
本文を読む「黒川検事長定年延長閣議決定を可能とした検察庁法解釈変更は、どのようになされたのか」 ― これを問い質す、情報公開訴訟を提起。
著者: 澤藤統一郎本日(6月1日)、上脇博之さん(神戸学院大学法学部教授・憲法学)が原告となって、注目すべき情報公開請求訴訟(開示・不開示決定取消請求訴訟)を大阪地裁に提訴した。被告行政庁は、法務省法務大臣、人事院事務総局給与局長、内閣法
本文を読む《呼びかけ人会議》に申しあげる。「宇都宮健児君を野党共闘の都知事選候補者として推薦することはお控えください」
著者: 澤藤統一郎共産党都委員会のホームページに昨日(5月30日)アップされた記事の一部を転載する。 【都知事選】臨戦態勢/革新都政の会が方針 革新都政をつくる会は29日、代表世話人会を東京都豊島区で開きました。告示まで20日に迫った都知
本文を読む「法と民主主義」5月号購読のお薦め
著者: 澤藤統一郎私も編集委員の一人なのだから自画自賛となるのだが、最近の「法と民主主義」は充実している。「新型コロナウイルス問題を考える」を特集した5月号(5月27日発刊)も出来栄えがよい。 https://www.jdla.jp/ho
本文を読む宇都宮健児フライングに続いた志位和夫フライング
著者: 澤藤統一郎都知事選が目前である。6月18日(木)の告示まで3週間を切った。既に、具体的な選挙運動準備が始動していなければならないこの切迫した時期に、革新陣営の予定候補者が未定である。 これまで、「市民と野党共闘」という枠組みでの統
本文を読む小池都知事よ、関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式典への嫌がらせをやめよ
著者: 澤藤統一郎小池百合子・小池都政にガマンがならない理由のひとつに、その頑なな歴史修正主義の姿勢がある。浜矩子が言うとおり、「安倍政治と小池政治は全く瓜二つ」である。かつての日本が近隣諸国の民衆に何をしてきたかについて、真摯な認識の意
本文を読む平然とウソ ー これがアベ流印象操作
著者: 澤藤統一郎一昨日(5月25日)の緊急宣言解除首相記者会見。アベ晋三の自己弁護・自己宣伝に終始した白々しさだけが印象に残る不快なものだった。 その中での、記者との以下の遣り取りに注目したい。具体的な回答を求める記者の質問に、(1)
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