教育現場において、「国旗に向かって起立し、国歌を斉唱せよ!」という「職務命令」が濫発されている。これに従えないとする教職員に戒告・減給・停職などの処分が繰り返されており、司法がこれに対する有効な歯止めになりえていない現実
本文を読む澤藤統一郎の執筆一覧
「浜の一揆」控訴審敗訴判決。しかし、これで終わりとはならない。
著者: 澤藤統一郎5年をかけた「浜の一揆」訴訟の控訴審判決が敗訴となった。弁護士にとって敗訴は辛い。勝たねばならない事件の敗訴はなおさらのことである。 判決言い渡し後、仙台弁護士会の会議室を借りて、3時間に近い報告と意見交換の集会が開かれ
本文を読む「新型コロナウィルス感染リスク?安倍政権追及討論合宿」 ー ある日のある会合にて
著者: 澤藤統一郎A 次の議題です。 新型コロナウィルス肺炎が流行の兆しです。厚労省が不要不急のイベントの自制を呼びかけていますね。天皇誕生日の一般参賀が中止になり、東京マラソンの一般参加枠も取りやめ。自民党大会も延期だとか。近々に予定さ
本文を読む天皇の誕生日には、象徴天皇制の役割をとくと考えよう。
著者: 澤藤統一郎2月23日、天皇の誕生日であるという。 明治期には三大節というものがあった。四方拝(1月1日)・紀元節(2月11日)・天長節(11月3日)のこと。昭和期には四大節となった。四方拝(1月1日)・紀元節(2月11日)・天長節
本文を読む原則は歪められ、理想は地に落ちてゆく。安倍晋三の大罪がまた一つ、積み上げられた。
著者: 澤藤統一郎「会同」という官庁用語がある。「会同」には、「会議」にはない権威主義的な胡散臭い響きがある。「会同」においては、出席者に発言や議論は期待されない。最高幹部から出席者に組織の意思が重々しく伝達される場というイメージ。「高等
本文を読む晋三に「ご飯論法」ありて、進次郎に「小泉進次郎構文」あり。
著者: 澤藤統一郎今話題の旬の政治家と言えば、まずは安倍晋三。次いで、麻生太郎と小泉進次郎。もちろん良い意味での話題性ではない。政治家の話題がその愚かさやぶざまさに集中せざるを得ない事態なのだ。民主制そのものの危うさをさえ物語っている。
本文を読む自衛隊の中東派遣を撤回せよ
著者: 澤藤統一郎本日(2月20日)、「自衛隊の中東派遣に反対し、閣議決定の撤回を求める集会」。「改憲問題対策法律家6団体連絡会」と「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」の共催。 半田滋さん(東京新聞論説兼編集委員)が、『自
本文を読むむかし、むか~しのことよ。
著者: 澤藤統一郎あるところにな、 強欲で嘘つきの殿様がござらしゃった。 この殿様がたいへんなお方でな、 オオヤケとワタクシと 公金とご自分のお金との区別がつかなんだ。 人の悪口は繰り返すのじゃが、 悪口言われるのは、極端におきらいでな。
本文を読むえっ? そっちのホテルは、忖度のサービスは無しってか。
著者: 澤藤統一郎昨日(2月17日)の衆院予算委員会質疑は苦しかった。ホテルニューオータニの方は、事前に丸め込んでおいたから、まあ、何とかボロを取り繕ってここまできたが、ANAインターコンチネンタルには十分な手当をしてこなかった。手薄のと
本文を読む「子年には政権交代が起こる」…に違いない。
著者: 澤藤統一郎「自己実現する予言」あるいは「予言の自己成就」という社会学上の概念がある。社会に発信されなければ実現するはずのない「予言」が、多くの人に共有され、多くの人の確信になることによって、その予言が成就する現象を言う。 今年(2
本文を読む新体制のNHK経営委員会に、再度の意見と質問を申しあげる。
著者: 澤藤統一郎去る1月10日、NHK経営委員会に赴き、「新体制のNHK経営委員会に対する意見と質問」書を提出してきた。同書面は、同日付けの当ブログに掲載した。当然に、深い反省が求められる新体制のNHK経営委員会に、反省の姿勢が見られな
本文を読む検事総長人事は余人をもって替えがたい。なんとしても、忖度総長を。
著者: 澤藤統一郎ワタクシ・アベシンゾウは、日本国の総理大臣でございます。「大臣」とは、畏れ多くもヘイカの臣民の中で重きをなす者の意味でございますが、なんと言っても私がソーリダイジン。大臣の中の大臣、つまりは権力者なのです。権力者とは、行
本文を読む“日の丸の旗はなどで赤い かえらぬ息子の血で赤い”
著者: 澤藤統一郎メディア総合研究所が発行している「放送レポート」に、スポーツジャーナリスト谷口源太郎氏が、「スポーツとマスコミ」というコラムを連載している。最新号(2020年3月号)が、その第174回。 「オリパラ翼賛を煽動する安倍首相
本文を読む「『桜を見る会』を追及する法律家の会」2・13結成集会
著者: 澤藤統一郎本日(2月13日)正午より、参議院議員会館会議室で、「『桜を見る会』を追及する法律家の会」の結成集会が開かれた。その式次第は、以下のとおり。 〇 開会宣言 〇 法律家の会結成の趣旨 泉 澤 章(弁護士、呼びかけ
本文を読む「れいわ新選組のポスター貼らせてください」と言われて。
著者: 澤藤統一郎夕刻に近い時刻にチャイムが鳴った。はて何の配達かと扉を開けると、玄関前に見慣れぬ女性お一人と自転車が一台。 臆するところなく、「れいわ新選組の活動をしているボランティアです。ポスターを貼らせていただけませんか」とおっしゃ
本文を読む天皇(制)とは権力に利用されるための存在である。
著者: 澤藤統一郎本郷にお住まいのみなさま、ご通行中の皆さま。こちらは、「本郷湯島九条の会」です。毎月第2火曜日の昼休み時間を定例の街頭宣伝活動の日と定めて、憲法改悪阻止と憲法理念の実現を訴えています。私は近所に住まいする弁護士ですが、こ
本文を読む3月1日《「日の丸・君が代」強制の是正を求める ILO/ユネスコ勧告実施市民会議》発足集会のご案内
著者: 澤藤統一郎日本政府と各地の教育委員会、とりわけ東京都教育委員会は、ILO・ユネスコ勧告の基本理念をしっかりと理解しなければならない。国旗国歌の強制、しかも懲戒処分までしてする「日の丸・君が代」への敬意表明の強制は、世界標準からみて
本文を読む「『桜を見る会』を追及する法律家の会」(仮称)間もなく結成の運びに
著者: 澤藤統一郎「前門の桜、後門のIR」。 「紙の爆弾」(鹿砦社)3月号の「不祥事連発の安倍政権を倒す 野党再編への道筋」(朝霞唯夫)の冒頭に紹介されている至言。もちろん、自民党幹部にとっての切実な感想である。「桜」「IR」に、「ウグイ
本文を読む日本の司法制度と裁判官:何故おかしな判決が相次ぐのか 司法のあり方を論争的に考える―レジメ
著者: 澤藤統一郎2月13日に、司法問題での講演を引き受けた。下記の内容である。すこし変わった形のレジメを掲出しておきたい。これをお読みいただいて、なるほど面白そうだと思われた方には、ぜひお越しいただきたい。 ところで、判決は裁判官が言い
本文を読む「建国記念の日」に天皇制を問う ― 講演レジメ
著者: 澤藤統一郎2月11日「建国記念の日」が迫ってきた。「国民の祝日に関する法律」は、この日を「建国をしのび、国を愛する心を養う」としている。もっとも、同法には「建国記念の日」を2月11日にするとは書き込まれていない。「政令で定める日」
本文を読むアベノサクラ音頭(または、アベノギワク音頭)
著者: 澤藤統一郎ア コリャ ア ドッコイ 梅は咲いたか 桜はまだかいな アベノサクラは 散りはじめ こいつは春から縁起がよい ア コリャ ア ドッコイ 募っちゃいるけど 募集じゃない 合意したけど 契約ない
本文を読む検察庁よ、安倍官邸の走狗となるなかれ。走狗となると見られることを拒否せよ。
著者: 澤藤統一郎昨日(2月4日)の衆院予算委員会審議。さすがに野党のエース級を揃えた質問陣。聞かせる質疑が続いた。指摘されている内容はまことにもっともなことばかり。こんなに重要な問題を抱えながら、どうして安倍政権が倒れずに持ちこたえてい
本文を読む連続更新2500日目、あらためて自民党「憲法改正草案」を斬る
著者: 澤藤統一郎当「憲法日記」の掲載は、2013年4月1日に毎日連続更新を広言して始めた。以来、連続更新を続けて、本日が2500日目となる。節目の日にふさわしいテーマを探して、「自民党憲法改正草案批判」とした。これまでも批判はしてきたが
本文を読む「2020東京オリパラ」と「東京都ヘイト規制条例」
著者: 澤藤統一郎日朝協会の機関誌「日本と朝鮮」の2月1日号が届いた。全国版と東京版の両者。どちらもなかなかの充実した内容である。政府間の関係が不正常である今日、市民団体の親韓国・親朝鮮の運動の役割が重要なのだ。機関誌はこれに応える内容と
本文を読む新型肺炎の蔓延Iに便乗した「緊急事態条項新設の改憲」論議に最大限の警戒を
著者: 澤藤統一郎「火事場泥棒」とは最大限の悪罵である。災害に乗じて私利をむさぼろうという、さもしい性根が非難の的となる。「火事場泥棒」にとっては、被害者の不幸は眼中になく、火事は大きければ大きいほど好都合なのだ。 言うまでもなく、「火事
本文を読む湯島天神散歩雑感
著者: 澤藤統一郎はやくも1月が行き2月となった。この2月もやがて逃げ、3月も去ることになる。桜の盛りの頃には、どんな時代の空気となっているのだろうか。 冬晴れの土曜日の朝、近場の湯島天神まで梅の様子を伺いに出かけた。梅祭りはまだ先だが、
本文を読む2020年日弁連会長選挙事情
著者: 澤藤統一郎2年に1度の日弁連会長選挙が迫っている。来週の金曜日2月7日が投票日となっている。立候補者は以下の5人。かつてない乱戦である。 武内更一(東京弁護士会・38期) 及川智志(千葉県弁護士会・51期) 荒 中(仙台弁
本文を読む「風のたより」から、被爆手記と、とある国の首相の「時」の私物化。
著者: 澤藤統一郎石川逸子さんから、「風のたより」第19号をいただいた。2020年1月1日の日付で、「勝手ながら、本誌を、賀状に代えさせていただきます」とある。賀状というには過ぎたる32頁のパンフレット。 その2頁から14頁までが、山本信
本文を読む「#募ってはいるが募集はしてない」「答弁してはいるが答えていない」を「さくら論法」と呼ぼう。
著者: 澤藤統一郎史上、首相として敬愛される人物はまことに稀少である。多くは、警戒され、嫌われ、恐れられる人物だった。安倍晋三という現首相。これまでの歴代首相とはひと味違う。長期政権を維持しているが、こんなにも国民からバカにされている首相
本文を読む「無意識の植民地主義」と、「無邪気で無自覚な植民者」と。
著者: 澤藤統一郎学生時代の級友・小村滋君(元朝日記者)が精力的に発刊しているネット個人紙「アジぶら通信」。もっぱら沖縄問題をテーマに、その筆致が暖かい。個人的に多忙とのことでしばらく途絶えていたが、「アジぶら通信Ⅱ」として復刊し、その2
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