澤藤統一郎の執筆一覧

「れいわ」だけがやった「ワクワクした参院選」

著者: 澤藤統一郎

梅雨明け宣言とともに、東京は猛暑である。猛暑の中で、参院選のしこりが、まだ拭えない。共産党の後退と、これに代わる「れいわ」の健闘も、しこりのひとつ。 昨日(7月28日)の毎日新聞朝刊「みんなの広場」(投書欄)に、長崎県大

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やまゆり園事件をきっかけに、障がい者に肩身の狭い思いをさせることない社会を

著者: 澤藤統一郎

相模原の障害者施設「津久井やまゆり園」での、あの忌まわしい殺傷事件が2016年7月26日のこと。事件当初の驚愕はこの上ないものだったが、あれから3年が経過した今も、その衝撃は消えない。むしろ、さらに重く深く沈潜している。

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司法の門を狭めた、現役自衛官の戦争法違憲訴訟最高裁判決

著者: 澤藤統一郎

7月22日(月)、注目の最高裁判決(第一小法廷)が言い渡された。現役自衛官の戦争法(安保関連法)違憲訴訟である。この判決において争点とされたものは、「戦争法が、違憲か合憲か」ではない。当該の自衛官に、このような訴訟を提起

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首相の、ハンセン病患者家族への面会謝罪を評価する

著者: 澤藤統一郎

首相・安倍晋三は、昨日(7月24日)官邸でハンセン病家族訴訟原告団と面会し謝罪した。この謝罪は、所詮は参院選対策、政治的打算のパフォーマンスとの醒めた批判もあるが、積極的に評価して良いと思う。  被害者に対する加害者の謝

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「理不尽なことに怒ることを忘れた」 ― 有権者さんとの対話

著者: 澤藤統一郎

 ようやく探し当てました。アナタですよ。アナタが加重平均的有権者その人なんです。どうしてって? いろんな指標で国民の意見分布を数値化して、それぞれの中位点を見定める。数ある中位点群のちょうど重心に位置しているのがアナタ。

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参院選、自民の後退で、改憲には一応の歯止め。

著者: 澤藤統一郎

参院選が終わった。開票結果はけっして得心のいくものではない。祭りの後は大抵淋しいものだが、今回はまた一入。森友問題の追及にあれ程活躍した辰巳孝太郎(大阪選挙区)、弁護士として緻密な質疑を重ねてきた仁比聡平(比例区)両候補

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恐るべしレイシスト・トランプ。いや、本当に恐るべきはトランプ支持者なのだ。

著者: 澤藤統一郎

上西充子さんが上梓した「呪いの言葉の解きかた」が評判になっている。 「私たちの思考と行動は、無意識のうちに『呪いの言葉』に縛られている。そのことに気づき、意識的に『呪いの言葉』の呪縛の外に出よう。のびやかに呼吸ができる場

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警察は、安倍晋三の私兵になり下がってはならない。

著者: 澤藤統一郎

マッチは生活に必要な小物だが、芥川の言うとおり「重大に扱わないと危険」である。マッチすら危険なのだ。権力機構の実力組織としての警察の危険はその比ではない。 マッチ同様、警察は国民生活に必要で有益だから存在している。しかし

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憲法擁護のお気持ちを、日本共産党と野党共闘候補へ。

著者: 澤藤統一郎

ご無沙汰をお詫びし、暑中お見舞い申しあげます。 いつになく梅雨寒の日が長く続きますが、既に季節は小暑。そして、七十二候では「蓮始開(はすはじめてひらく)」の侯となっています。このところ、朝の日課としている散策では、ようや

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森友事件は終わってない。首相夫妻の国政私物化を忘れてはならない。

著者: 澤藤統一郎

本日は、森友関連事件について要請に最高検へ。下記の要請書を持参した。 森友事件とは、その本質は最高権力者の国政私物化にある。その国政私物化が刑事事件として表面化したものが、近畿財務局の国有地8億円値引き問題である。払い下

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民主主義が生きるか死ぬか ― それが選挙にかかっている。

著者: 澤藤統一郎

寒く、じめじめした、陰鬱な日が続くが、季節はまぎれもなく夏である。暑中見舞いをいただいて、すでに小暑であることに気付く。七十二候では「蓮始開」の侯。 全国の自由法曹団や青年法律家協会系の法律事務所から、暑中見舞いを兼ねた

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参院選を、年金・税制一新の市民革命の機会に。

著者: 澤藤統一郎

第25回参院選をちょうど1週間の後に控えての7月14日、フランスの革命記念日である。230年前のこの日、民衆がバスチーユを攻撃した。ルイ16世は側近から、「陛下、これは暴動ではありません、革命でございます」と聞かされたと

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この呼びかけは、どうしたら聞いて欲しい人に届くのだろう。

著者: 澤藤統一郎

本日の東京新聞「こちら特報部」《民、侮るなかれ 参院選2019》。 いつにもまして、語りかけのボルテージが高く熱い。誰に語りかけているのか。現状維持でよいとする「無関心の有権者」にである。本当にそれでよいのか、「現状維持

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安倍晋三・三原じゅん子出演の「自民党政見放送・本音版」

著者: 澤藤統一郎

今次参院選自民党政見放送の評判がすこぶる悪い。そのことが話題となっていることを教えられて、本日(7月12日)初めて、ユーチューブで閲覧した。 16分の我慢というより苦行だったが、なるほどこれはひどい。正視に堪えない。三原

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福祉の増進も減らない年金も、我々の一票次第なのだ。

著者: 澤藤統一郎

国家とは、かつては夜警のためだけのものだった。しかし、今は国民の福祉を増進するための存在と考えられている。国民の福祉を実現するためには経費が必要になる。国家は、その経費を調達しなければならない。さて、問題はその財源をどこ

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全国の漁民の皆さん、安倍自民党に票を投ずることは、自分の首を絞めることですぞ。

著者: 澤藤統一郎

またまた、「法と民主主義」6月号《特集・アベノミクス崩壊と国民生活》のお薦めである。本日は、「アベノミクスと漁業… 加瀬和俊」論文のご紹介。 「特集にあたって」と標題するリードでは、南典男編集委員が、加瀬論文をこう要約し

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思い出そう、政権傲慢行為の数々。安倍政権よ、自民党よ。「有権者をなめるな!」

著者: 澤藤統一郎

参院選公示の翌日、7月5日付け東京新聞朝刊「こちら特報部」。 「民、侮るなかれ」の文字が踊る。それだけでない。「弱者軽視『上から目線』」「不適切発言の麻生氏 首相は議論避け」「三原氏『問責は愚か者の所業』」「二階氏『選挙

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消費税が福祉の財源になっているなんて、真っ赤なウソ。

著者: 澤藤統一郎

かつて日民協の代表理事だった北野弘久さんから聞かされた。 「消費税が福祉の財源になっているなんて、真っ赤なウソですよ。ひどいもんです。1円だって、福祉に回ってなんかいません。澤藤さん、政府の言うことに欺されてはいけません

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秘密結社「アベノセイダーズ」再結成宣言 ― 党員はすべて野党共闘候補に投票しよう。

著者: 澤藤統一郎

 宣  言 1 われらはみな日本国憲法とともに生きる主権者国民である。  暮らしの中にこの憲法の理念を活かして、もっと明るく生き生きと、自由で豊かな生活をする道を見付けたい。  とりわけ、切実に望むことは、普通に働いて真

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日本国憲法を大切に思う有権者は、けっして維新に投票してはならない。

著者: 澤藤統一郎

いよいよ参院選に突入である。日本国憲法の命運にかかわる選挙戦。本日(7月5日)の各紙は、「安倍政権を問う」「改憲3分の2が焦点」「争点は、年金・増税」とほぼ共通している。 驕る平家は久しからず。長すぎるアベ政権の綻びは明

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圧倒する勢いの中で「反撃訴訟」結審。判決期日は10月4日(金)13時15分 ― 「DHCスラップ訴訟」を許さない・第159弾

著者: 澤藤統一郎

 本日、DHCスラップ「反撃訴訟」が結審した。判決言い渡しは、10月4日(金)13時15分に、415号法廷で行われる。憲法の理念に沿った、後の歴史の検証に堪えうる判決が期待される。 本日の法廷では、反訴原告側代理人から1

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安倍政権で支給額は9436円減っている ー 恥を知るべき愚か者? そりゃあなたのことでしょう。

著者: 澤藤統一郎

三原じゅん子という参議院議員がいることは、その「八紘一宇発言」で初めて知った。「八紘一宇という根本原理の中にですね、現在のグローバル資本主義の中で日本がどう立ち居振る舞うべきかというのが示されているのだと私は思えてならな

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「法と民主主義」6月号《特集・アベノミクス崩壊と国民生活》のお薦め

著者: 澤藤統一郎

梅雨空ぐずつく中、本日で6月が終わる。天皇交替とそれに伴う新元号騒ぎはやや落ち着き、通常国会が会期の延長なく閉幕し、鳴り物入りの大阪G20もさしたる話題なくスケジュールを消化した。 ところで、大阪に集まった各国首脳の顔ぶ

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