間近に迫った参院選の野党共闘態勢が成立した。けっして、確固たるものとは言い難く、安心して見ていられるものでもないが、ようやく形ができ上がったたことを歓迎したい。あとは、この形にどう魂を吹き込むかが課題となる。 昨日(5月
本文を読む澤藤統一郎の執筆一覧
東京「日の丸・君が代」強制拒否訴訟報告
著者: 澤藤統一郎どこの国にも国旗がある。日本には「日章旗」、韓国は「太極旗」、北朝鮮は「共和国旗」である。台湾は「青天白日旗」を国旗として、「五星紅旗」に対抗している。 国家は、その象徴として国旗を制定する。国家という抽象物は目に見えな
本文を読む与党提出の改憲手続法改正案採決と衆参憲法審査会の開催に、断固反対する法律家団体の緊急声明
著者: 澤藤統一郎はじめに 自由民主党や日本維新の会などは、継続審議となっている「日本国憲法の改正手続きに関する法律」(以下「改憲手続法」という。)改正案の今国会成立を狙い、衆議院憲法審査会での審議・採決を強行する構えを崩していない。自民
本文を読むお遊びとお食事に、遠路はるばるようこそ。
著者: 澤藤統一郎トランプが日本列島に不快な熱波を運んできた。暑苦しくて寝苦しくて鬱陶しくて、不愉快極まりない。 私は、長くアメリカの民主主義の伝統には、深甚の敬意を惜しまなかった。さまざまの欠点はあっても、学ぶべきところの多い国。近年そ
本文を読む言論の自由は、権力と権威を批判するためにこそある。
著者: 澤藤統一郎本日は、「ちきゅう座」第14回総会にお招きいただき、冒頭発言の機会を得ました。「ちきゅう座」には、私の拙いブログを、毎日掲載していただいていることに感謝申し上げ、そのブログに関連して、短い時間ですが、私流のブログ作法のよ
本文を読む今通常国会の衆院・憲法審査会(木)の予定日はあと4回
著者: 澤藤統一郎両院の憲法審査会は、「日本国憲法及び日本国憲法に密接に関連する基本法制について広範かつ総合的に調査を行い、憲法改正原案、日本国憲法に係る改正の発議又は国民投票に関する法律案等を審査する機関」とされている。国会による憲法改
本文を読む丸山穂高と斎藤隆夫。泉南と但馬、その有権者が問われている。
著者: 澤藤統一郎一躍勇名を馳せて《超有名政治家》となった維新公認当選の丸山穂高。なかなかユニークなお人のようだ。 北方領土返還実現のためには戦争が必要で、「戦争なんて言葉を使いたくない」などと生温いことを言っているようでは、「でも(そん
本文を読む皆の衆、天皇制という妖怪を主権者の通力で押さえ込もうではないか。
著者: 澤藤統一郎元号が変更になって、3週間が経過した。まったく慣れない。馴染めない。新元号での文書に接すると、心穏やかでなくなる。やがて、動悸が激しくなる。血圧が上がる。呼吸が窮迫する。頭が痛くなる。発疹が出そうだ。 これは、明らかに「
本文を読む「5・18光州民主化運動39周年記念式典」での文在寅大統領演説
著者: 澤藤統一郎5月18日、私は小雨ふる光州にいた。1980年5月の光州は夏の暑さだったと聞かされたが、あの事件以後、光州の5月18日には雨がふさわしい。国立5・18民主墓地での「5・18光州民主化運動39周年記念式典」に参加して、文在
本文を読む「韓国の歴史と民主主義を学ぶ旅」最終日 帰国へ
著者: 澤藤統一郎本日はツアー最終日。午前中は釜山の街を見学する観光客となった。まずは港町を一望する竜頭山公園に。 公園の広場に、巨大な李舜臣将軍像が建てられている。将軍が見はるかす先に、影島(ユンド)という島がある。ここが、豊臣政権軍先
本文を読む「韓国の歴史と民主主義を学ぶ旅」4日目 - 順天で自然と文化を満喫
著者: 澤藤統一郎本日(5月19日)は、気持が楽だ。陸路、南部の海辺に広がる広大な干潟で有名な順天へ。「順天湾自然生態公園」で干潟の自然を満喫し、その後「楽安邑城民族村」と古寺を見学の予定。その後、再び長駆釜山へ戻って、釜山市内に。2度目
本文を読む「韓国の歴史と民主主義を学ぶ旅」3日目 - 光州事件の日に光州に
著者: 澤藤統一郎本日(5月18日)がこの旅のメインの日。「韓国の歴史」ではなく、「現代韓国の民主主義を学ぶ」日。午前中に、事件の舞台となった光州事件ゆかりの地を見学して、午後:には、「光州事件と韓国民主主義への影響」という、現地の講師(
本文を読む「韓国の歴史と民主主義を学ぶ旅」2日目 ー 東学農民戦争の跡地を訪ねる
著者: 澤藤統一郎本日は、全羅南道の羅州市を訪れ、東学農民戦争の跡地を訪ね、光州で宿泊する。 東学農民戦争とは、高校時代の歴史の授業では、「東学党の乱」として教えられた。「東学党」とは「西学に対抗する民衆の新興宗教組織」で、「乱」とは腐敗
本文を読む「韓国の歴史と民主主義を学ぶ旅」に出発
著者: 澤藤統一郎私は、本日(5月16日・木)から5月20日(月)まで、5日間の日程で韓国を旅している。だから、このブログの原稿は予定記事の予約アップということになる。ご了解いただきたい。 私の韓国旅行は4回目。いずれも明確なテーマをもっ
本文を読む沖縄「本土復帰」の日に - 「継母のイジメ」から「実母の虐待」に
著者: 澤藤統一郎本日(5月15日)は、沖縄の「本土復帰」の日である。1972年のあの日から、もう47年にもなる。 当時を思い起こせば、復帰によって、本当に「沖縄が本土並みになるのか」が問われた。むしろ、「本土の沖縄化に道を開くことになる
本文を読むちょっと良い話 - 「本郷・湯島九条の会」街宣活動で
著者: 澤藤統一郎本日、お午過ぎ。恒例になった「本郷・湯島九条の会」の街頭宣伝行動。雨もようのなか、「9条改憲問題」と「天皇代替わり問題」と。参加者は少なかったが、とても励まされる「ちょっと良い話」があった。 下記が、世話役の石井彰さんか
本文を読む金時鐘「朝鮮と日本に生きる―済州島から猪飼野へ (岩波新書)」を読む
著者: 澤藤統一郎巻を措く能わずという形容のとおり、読み始めたらやめることができず、一気に読み通した。もう4年前に出た本。その前には、岩波の『図書』に連載されていたものというから、もっと早くに読めたのにようやく今ごろ…。もっと早く、読んで
本文を読む「靖国抗議見せしめ弾圧」刑事公判に世論の関心を
著者: 澤藤統一郎昨日(5月11日)は、森友事件の刑事告訴と検察審査会の議決を話題にした。首相とその妻の関与疑惑濃厚の「国有地タダ同然払い下げ不正」被疑事実が背任告発であり、その疑惑が明るみに出ぬよう蓋をせんとした証拠隠滅、公文書変造、公
本文を読む森友問題、告発人ら大阪地検特捜部に厳正再捜査と起訴を要請
著者: 澤藤統一郎昨日(5月10日)、森友問題での刑事告発人らや代理人弁護士らが、大阪地検特捜部の担当検察官と面会し、厳正な再捜査と起訴を要望した。 学校法人「森友学園」への国有地タダ同然売却問題、そしてそのことを隠蔽するための決裁文書改
本文を読むおそるべし天皇制。衆院全会一致の阿諛追従決議。
著者: 澤藤統一郎衆議院は,昨日(5月9日)午後の本会議で、天皇の即位に祝意を示す「賀詞」を全会一致で議決した。共産党も出席して賛成した。残念でならない。 共同配信は「平成の際の賀詞は昭和天皇逝去に伴う1989年1月の皇位継承時ではなく、
本文を読む神社の社頭掲示に「天壌無窮」の4文字
著者: 澤藤統一郎早朝不忍池の周りを散策。花の季節は去って、遅く開花したダイゴジジュズカケサクラも散りおわった。ハスの浮葉が水面をおおって、既に初夏の風景である。インバウンドの人影も少なく、穏やかな連休明け。今月(19年5月)はじめて、五
本文を読むサヨナラ 令和
著者: 澤藤統一郎令和という字は「命令に和せよ」と書くのね 「お上に従順に」という嫌みな言葉ね それが、今風の生き方かも知れないけれど とても使う気持ちにはなれないから 熨斗を付けてお返しするわ サヨナラ 令和 令和という字は「冷和」に似
本文を読む「ウリハッキョ - 私たちの学校、私たちのふるさと」(CD)のお薦め。
著者: 澤藤統一郎5月3日、有明での憲法集会の中央ステージで、東京朝鮮中高級学校合唱部の皆さんが、胸に響く訴えをされ、美しい歌声を聞かせてくれた。 集会後、その生徒たちがコーラスのCDを販売していた。そのうちのお一人にサインをしてもらって
本文を読む前天皇の家族は、憲法記念日に「あたらしい憲法のはなし」を熟読していた?
著者: 澤藤統一郎5月3日の東京新聞22面(第2社会面)に、こんな見出しの記事が掲載されていた。 「美智子様の言葉」「『憲法のはなし』毎年家族で熟読」「復刻本発行者・田中さんが感銘」 「美智子様」とは生前退位した前天皇の妻(旧姓・正田)の
本文を読む第五福竜丸は核なき未来へ再出港! ― 展示館リニューアルオープン。
著者: 澤藤統一郎江東区・夢の島の第五福竜丸展示館は、9か月にわたる改修工事を終えて、4月2日にリニューアルオープンした。核の脅威を語る生き証人であるこの船体を、まずは保存すること、そして多くの人に見てもらい、核なき未来をつくる運動の拠点
本文を読む憲法集会に参集の人々と、一般参賀に列を作る人々と。
著者: 澤藤統一郎このところの「天皇交代報道」の異常さに、半ばは呆れ、半ばは空恐ろしさを感じてきた。戦前、神権天皇制の煽動に、理性を失った民草たちが、あのようにいとも易々と操られたことが理解し難かった。しかし、今は実感としてよく分かる。こ
本文を読む安倍君、これ以上、沖縄をいじめるのはやめなさい! 大事な憲法をいじるのはやめておとなしく身を引きなさい!
著者: 澤藤統一郎本日は、1947年5月3日に日本国憲法が施行されてから、72回目の憲法施行記念日。もとより、この憲法が理想の憲法というわけではない。一字一句、永遠に手を付けてはならないとする「不磨の大典」でもありえない。旧憲法の残滓を多
本文を読む新天皇就任の発言を逐語的に点検する。
著者: 澤藤統一郎天皇の地位は、「主権の存する国民の総意に基づく」とされる。国民は、天皇の在り方について、忌憚なく意見を言わねばならない。国民一人ひとりの意見なくして、主権者国民の「総意」は見えてこないのだから。 また、天皇は、憲法99条
本文を読む第90回メーデーの日に新天皇即位。私は祝わない ― 祝意の押しつけはごめんだ。
著者: 澤藤統一郎5月1日。労働者の祭典メーデーである。 代々木公園・中央メーデー会場の足場はぬかるんでいたが、空は明るく晴れわたって初夏の陽射しがまぶしかった。風のさわやかな気持ちのよいメーデー日和。その後、天候は崩れて夕刻には雨となっ
本文を読む本日退位する天皇夫妻が客観的に果たした役割とは
著者: 澤藤統一郎本日(4月30日)をもって天皇(明仁)が退位する。明治につくられた制度を伝統という保守派からみれば、明らかに伝統に背いての退位である。憲法尊重派からみれば、国政に関する権能を一切有しないはずの天皇が、自らの意思で皇室典範
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