澤藤統一郎の執筆一覧

ILOが日本政府に、「日の丸・君が代」強制の是正勧告

著者: 澤藤統一郎

本日(3月30日)の東京新聞に下記の記事。ILO(国際労働機関)が、日本政府に「教員に対して『日の丸・君が代』を強制せぬよう是正勧告を出した、という内容。いささかの感慨をもって読んだ。 「ILO、政府に是正勧告」のメイン

本文を読む

大阪地検は、森友学園事件を徹底して再捜査せよ

著者: 澤藤統一郎

本日(3月29日)大阪第一検察審査会の事務局から連絡があった。森友事件関連の刑事告発に関連する審査申立に対して、議決が出た。3月15日付の議決で、文書の作成が3月28日のことのようだ。 周知のとおり、森友事件とは、政治の

本文を読む

訴訟大詰めの反訴原告本人陳述書 ― 「DHCスラップ訴訟」を許さない・第151弾

著者: 澤藤統一郎

「DHCスラップ・反撃訴訟」の一審が大詰めである。 ☆次回の法廷は、4月19日(金)午後1時30分~  東京地裁415号法廷。 ☆証拠調べの順序  最初に反訴原告本人(澤藤)の尋問   主尋問30分 反対尋問30分。  

本文を読む

「敵の敵は味方」なのか、そうではないのか。

著者: 澤藤統一郎

春。暖かい風が心地よい。しかも、この上ない好天。早朝、不忍池をめぐる。万物が蘇生している。花は紅柳は緑だ。上野の桜は五分咲きというところか。 1963年ちょうど今頃の春の盛りに、私は目黒区駒場にある学生寮の住人となった。

本文を読む

第五福竜丸展示館4月2日リニューアルオープン

著者: 澤藤統一郎

歴史の証人である被爆船第五福竜丸は、東京都江東区夢の島公園の展示館で、多くのことを語り続けている。展示館の老朽化に伴う改修工事が順調に進展して、4月2日(火)に展示を一新してリニューアルオープンの運びとなる。ぜひ、また夢

本文を読む

「真摯に沖縄に寄り添う」と言いつつ県民の抗議を排除して大浦湾埋立を強行する、この政権を何と形容すべきだろうか。

著者: 澤藤統一郎

日本語という言語世界の豊穣さを表すものに枕詞というものがある。もっとも、ギリシャ神話にも、すね当てよろしきアカイア人、全知全能のゼウスなど、よく似た形容詞・形容句がいくつも出てくるから、枕詞を日本語特有のものとするのは、

本文を読む

「時はだれのものなのか」 ― 朝日「改元社説」を評価する

著者: 澤藤統一郎

当ブログでは、元号・改元問題をたびたび取りあげてきた。既に20回を超えているだろう。いずれも、元号の存在自体を批判し、その使用強制をあってはならないとする内容のもの。元号を、天皇制による民衆の精神生活支配の小道具ととらえ

本文を読む

衆議院沖縄3区補選 革新側候補統一に ー 瑞慶山茂君の出馬撤回を評価する

著者: 澤藤統一郎

今年(2019年)は亥年、統一地方選と参院選が重なる「選挙の年」。7月参院選が憲法の命運を決める重大な選挙で、今年の統一地方選は地方選独自の課題だけでなく、参院選の前哨戦としての意味も大きい。その統一地方選の前半戦(4月

本文を読む

天皇への迎合は、日本国憲法体系の理念をないがしろにすることである。

著者: 澤藤統一郎

昨日(3月19日)の毎日新聞。一面左肩に「象徴天皇としての役割『果たされている』87%」という世論調査記事。二面にも関連の解説記事。いったいなんだ、これは。 この世論調査、質問事項はわずか2項目のシンプルなもの。シンプル

本文を読む

「ホロコーストはなかった」 ― トンデモ医師のトンデモ発言の真意

著者: 澤藤統一郎

本日(3月19日)の赤旗社会面に、「ユダヤ人大虐殺は史実」「現地博物館が高須氏に反論」という記事。さして長いものではないので、全文を引用する。 「第2次大戦下でのナチス・ドイツによるホロコースト(ユダヤ人大虐殺)について

本文を読む

自民党「改憲案(4項目)『Q&A』」徹底批判 ― 法律家6団体連絡会

著者: 澤藤統一郎

2017年5月3日に始まる、「アベ9条改憲」提案。これが、今は4項目の『条文イメージ(たたき台素案)』となっている。『条文イメージ(たたき台素案)』とは、なんとも締まりのないグズグズの体。今の時点で、こんなものしか示せな

本文を読む

辺野古新基地工期 「最短で13年」ー その間普天間は温存という不条理

著者: 澤藤統一郎

「辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議」が主催した昨日(3月16日)の沖縄県民集会。集会名称は、「土砂投入を許さない! ジュゴン・サンゴを守り、辺野古新基地断念を求める3・16県民大会」と長い。長いだけに、趣旨明瞭であ

本文を読む

「王侯将相いずくんぞ種あらんや」「生きとし生けるもの、万世一系にあらざるはなし」

著者: 澤藤統一郎

いつの時代の、どこでのことかは定かでない。こんな会話が聞こえてきた…ような気がする。  ボクの主人は人でなしさ。朝から晩まで人をこき使ってさ。人の汗で、肥え太って、いばりくさっている。  私のご主人様は、ちょっと格が違う

本文を読む

裁判官にも、私生活の場では表現の自由がある。

著者: 澤藤統一郎

産経の記事を引用しなければならない。昨日(3月13日)の、「判事が『反天皇制』活動 集会参加、裁判所法抵触も」との見出しの報道。ある裁判官の行為が「積極的政治活動に当たる可能性がある」とする内容である。  名古屋家裁の男

本文を読む

DHCとは、デマとヘイトとスラップの三位一体企業。法廷と市場での懲罰が必要だ。 ― 「DHCスラップ訴訟」を許さない・第150弾

著者: 澤藤統一郎

ほう、DHC・吉田嘉明に関する取材。ご苦労様。私は、産経・読売は大嫌いだが、お宅の紙面には親近感を持っている。報道も社説の姿勢もまことに真っ当。もちろん、取材大歓迎。協力いたしますよ。どこからお話ししましょうか。まずは、

本文を読む

国旗・国歌(日の丸・君が代)強制の撤回に関する都教委への申し入れ

著者: 澤藤統一郎

われわれは、教育長を筆頭とする都の教育委員に面会を申し入れているが実現しない。テーマによっては、教育庁の人事部長や指導部長との直接交渉もしたいのだが、教育情報課長段階でブロックされる。やむなく、情報課長の背後にある、教育

本文を読む

嗚呼! 3・11。天譴論と原発事故処理費偽装と。

著者: 澤藤統一郎

「2011年3月11日」から本日で8年になる。岩手を故郷とする私にとって、あのときの衝撃は生涯忘れることができない。例年、「3・1・1」という数字の連なりに特別の感傷が湧いて、 胸が痛む。例年、震災・津波・原発に関して何

本文を読む

本日、東京大空襲の日。10万の犠牲者の無念に合掌。

著者: 澤藤統一郎

3月10日。胸が痛む日。74年前の今日、東京大空襲で一夜のうちに10万人の命が失われた。その一人ひとりに、個人史があり、思い出があり、夢があり、親しい人愛する人がいた。自然災害による被災ではない。B-29の大編隊が、東京

本文を読む

改憲と天皇代替わりー「(明文)改憲」も「(解釈)壊憲」も許さない

著者: 澤藤統一郎

 天皇代替わりの直前の時期に、改憲問題との関わりでお話しをさせていただきます。  憲法上、天皇は何の権限も権能も持ってはいません。内閣の助言と承認のもと、言われたとおりの国事行為をすることだけが職務。けっしてひとり歩きを

本文を読む

益子・「朝露館」(関谷興仁陶板彫刻美術館)ご案内

著者: 澤藤統一郎

石川逸子さんのお宅を訪問したのが、朝鮮の「独立運動」記念日に当たる3月1日。先週の金曜日のことだった。そのとき、石川さんの夫君(パートナーというべきか)関谷興仁さんともお目にかかった。石川さんへのインタビューの後、関谷さ

本文を読む

ソウル特別市、熱い市政報告に驚いた。

著者: 澤藤統一郎

韓国の旅の報告をしなければならない。もちろん、わずか5日間の旅では群盲象を撫でたに過ぎない。それでも、私が撫でた部分では、韓国の市民運動の強さ、民主主義の根深さに手応えがあった。学ぶべきところ多大との印象だった。中でも、

本文を読む

靖国150年に再論 ― 「天皇と国家に子の命を奪われ、靖国に死後の子の魂まで奪われた『九段の母』の二重の悲劇」。

著者: 澤藤統一郎

私は、産経は読まない。が、産経人士が何を言っているかには関心がある。もちろん、批判の対象としてのことである。都合の良いことに、右翼言論を丹念に拾って配信してださる奇特な方が、何人かいらっしゃる。まことにありがたい。そのル

本文を読む

吉田嘉明よ、何ゆえにかくも頑なに出廷を拒否するのか ― 「DHCスラップ訴訟」を許さない・第149弾

著者: 澤藤統一郎

私(澤藤)が、当事者になっているDHCスラップ訴訟。第1ラウンドは、DHC・吉田嘉明が私を被告として、6000万円の損害賠償請求訴訟を提起した。私の言論がDHC・吉田嘉明の名誉を傷つけたというのだ。言論の自由を弁えぬ輩に

本文を読む

第五福竜丸の受難を描いた新ドキュメンタリー映画 ― 「西から昇った太陽」

著者: 澤藤統一郎

1954年3月1日、アメリカは太平洋ビキニ環礁で史上最大規模の水爆実験を行った。「ブラボー」と名付けられた広島型原爆の1000倍の破壊力を持つ水爆は、爆心から160キロ離れたマグロ漁船「第五福竜丸」(静岡県焼津市)に死の

本文を読む

朝鮮人を殺そうとした日本人と、身を呈して救った日本人と

著者: 澤藤統一郎

昨日(3月1日)、石川逸子さんをご自宅に訪ねた。石川さんは知られた詩人であるが、花鳥風月や雪月花を詠む人ではない。被爆者・戦争犠牲者・日本軍「慰安婦」・徴用工など、常に虐げられた人・苦しい境遇の人、そしてひっそりと忘れら

本文を読む

「3・1独立運動」 100周年記念式典の文在寅演説紹介

著者: 澤藤統一郎

本日、韓国は「三一節」。「3・1独立運動」を記念する日として祝日になっている。100年前の今日、ソウルのパゴダ公園(現タプコル公園)で、独立宣言文が読み上げられ、「独立万歳」を叫ぶ大きなデモ隊がここから出発した。これを端

本文を読む