昨日(9月1日)の都立横網町公園での朝鮮人犠牲者追悼式典では、実行委員長宮川泰彦さんの「開式のことば」と、韓国伝統舞踊家・金順子(キム・スンジャ)さんの「鎮魂の舞」が大きな話題となったが、開式のことばの直後には、「鎮魂の
本文を読む澤藤統一郎の執筆一覧
象の右耳の女王さま
著者: 澤藤統一郎9月1日である。私は個人的に「国恥の日」と呼ぶことにしている。 外国から受けた恥辱を国民的に記憶して忘れてはならないとするのが「国恥の日」。かつて中華民国は、日本からの二十一箇条要求を承認した5月9日、あるいは柳条湖事件
本文を読む沿岸漁民の暮らしと資源を守る政策を― JCFU沿岸漁業フォーラム案内
著者: 澤藤統一郎明日(9月1日)午後、参議院議員会館1階講堂で、全国沿岸漁民連絡協議会(JCFU)がシンポジウムを開催する。その趣旨は澤藤統一郎、以下のとおりだ。 ■開催趣旨:家族漁業・小規模漁業を営む沿岸漁業就業者は漁民全体の96%。
本文を読む【緊急のお願い】カジノ賭博解禁についてのパブコメを!
著者: 澤藤統一郎カジノ反対パブコメの提出と拡散のお願いです! 明日、8月31日の午後5時が締め切り。よろしくお願いします。 ■昨年12月「カジノ推進法」が成立しました。 昨年12月、刑法が禁じる賭博(カジノ)を「成長戦略の目玉」とする安
本文を読む【緊急のお願い】カジノ賭博解禁についてのパブコメを!
著者: 澤藤統一郎カジノ反対パブコメの提出と拡散のお願いです! 明日、8月31日の午後5時が締め切り。よろしくお願いします。 ■昨年12月「カジノ推進法」が成立しました。 昨年12月、刑法が禁じる賭博(カジノ)を「成長戦略の目玉」とする安
本文を読む東京都教育委員会に対し、服務事故再発防止研修の強行に抗議する。
著者: 澤藤統一郎午前9時。水道橋の東京都教職員研修センター正門前で「被処分者の会」主催の抗議と激励の集会が始まる。9時10分、私がマイクを取って、センターの総務課長に申し入れを行った。私が敷地の外、総務課長が内側で対峙する位置関係。総務
本文を読む百合子さん、百合子さん、右のお耳がよろしいのね。そうよ、そっちの人だもの。
著者: 澤藤統一郎「小池都知事の英断に感謝します!」という、声明が現れた。もちろん右翼のもの。8月25日のことのようだ。 「私達は、この度の小池都知事の関東大震災朝鮮人慰霊式への追悼文送付を断るという大英断に、心より称賛の言葉を送りたいと
本文を読む工藤(美代子)がつき古賀(俊昭)がこねしヘイト餅 座りしままに食うは小池百合子
著者: 澤藤統一郎9月1日都立横網町公園における関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式。昨年までは、毎年恒例となっていた歴代の都知事の朝鮮人犠牲者への追悼文の送付が、今年は小池百合子の意識的な決断によってなくなった。 豊洲か築地か、優柔不断で決めら
本文を読む靖国派の終戦記念日論説(神社新報)を批判する
著者: 澤藤統一郎8月が終わりに近い。毎年この時期になると、し残したことのあるような、忘れ物があるような、なんとなく焦りにも似た気持になる。当ブログも、8月のうちに言っておくべきことを言い尽くせていない。 何を素材にすれば、言い残した語る
本文を読む“ニーダウン”と“ブラックパワー・サリュート”と、そして“君が代・不起立”と。
著者: 澤藤統一郎スポーツは多彩だ。多彩なだけに、スポーツがみな見て面白いというわけでもない。 アメリカンフットボールなるもの、私には面白いともおかしいとも思えない。ところが、アメリカでは、これが最大の観客を集めるビッグスポーツなのだそう
本文を読む小池百合子のこの行為、性善説に疑問湧く
著者: 澤藤統一郎本日の毎日新聞・万能川柳欄に、このきつ~い一句。 アベを見て性善説に疑問湧く 宝塚・忠公(招待席) 安倍晋三が、歴史修正主義者であり、好戦的性格であり、さらには嘘つきで徹底したジコチュウ派であることは、この間天下周知の事
本文を読むサケは誰のものかーサケ漁をめぐる法廷闘争はアメリカに先例
著者: 澤藤統一郎「浜の一揆」訴訟を受任して以来、サケに関心をもたざるを得ない。サケの切り身の味も変わってきた…ような気がする。サケの生態やサケ漁の話題を追って、佐藤重勝著の「サケー作る漁業への挑戦」(岩波新書)を読んでいる。やや古い(1
本文を読む天皇制との対峙なくして主体性の確立はない
著者: 澤藤統一郎天皇制に関する書物にはしっかり目を通したいと思いつつ、なかなか思うとおりにはならない。ようやく、話題の阿満利麿「日本精神史: 自然宗教の逆襲」(筑摩書房・2017年2月刊)を一読した。広告文の「渾身の書き下ろし」はまさし
本文を読む臍を噛むまい。「憂しと見し世も 今は恋しき」と。
著者: 澤藤統一郎永らへば またこの頃や しのばれむ 憂しと見し世ぞ 今は恋しき 百人一首でおなじみの藤原清輔の詠。『新古今集』から採られているそうだが、これは恐い歌だ。希望のない、絶望の歌。この頃そう思う。 この先もっと長く生きていて
本文を読む植物園・太平洋戦争ゆかりの寺院・護憲アート~日曜日の散歩
著者: 澤藤統一郎日曜日。久しぶりに小石川植物園で寛ぐ。喧噪とは無縁の16万㎡。生き返るような解放感。本日初めて見たもの。タヌキノカミソリ、センコウハナビの花。莢にはいったハナキササゲ、ハナズオウ(いずれも豆科)の実。そして、蚊取り線香を
本文を読む久米宏の「東京オリンピック返上論」に拍手を送る。
著者: 澤藤統一郎ラジオが元気だ。とりわけ、TBS。森本毅郎、荻上チキ、そして久米宏。多彩なパーソナリティが魅力的だ。 「久米宏 ラジオなんですけど」は毎週土曜日午後1時からの放送。俄然注目されているのは、6月17日の「リスナー国民投票
本文を読む「鶏よ、鳴け。夜がゆっくり明け始めている。」ー袴田巖再審開始を求める意見広告
著者: 澤藤統一郎良心は無実の人間のいのちを守る唯一の声である。 暗く苦しい夜が長ければ長いほど、ひときわ声高く響く良心の声よ。 暗澹と悲痛と憤怒の錯綜した獄中14年有余、私を支えたのはその声だ。 鶏よ、鳴け、私の闇夜は明るくなっ
本文を読む憲法日記・連続更新第1600回に靖国を論じる。
著者: 澤藤統一郎毎日の更新を続けている当ブログは、本日で連続第1600回となった。 休眠していていた「憲法日記」を再開したのは、2013年1月1日。その前年12年12月総選挙での第2次安倍政権発足が暮れの26日、これに危機感を抱いてのこ
本文を読むあゝ河野太郎よ 君を泣く(新版)
著者: 澤藤統一郎あゝ河野太郎よ 君を泣く ひとたびならず 二度までも アベの膝下に甘んずる その心根の哀れなる 君、矜持を捨てることなかれ 気骨を失うことなかれ 筆を抑えることなかれ 膝を屈することなかれ アベに尻尾を振るなかれ 折節正
本文を読む8月15日 あらためての決意
著者: 澤藤統一郎8月15日。国民の感覚では、72年前の本日に15年続いた戦争が終わった。戦争に「負けた」ことの不安や悔しさもあったろうが、戦争が「終わった」ことへの安堵感が強かったのではないか。これ以上の戦争被害はひとまずなくなった。空
本文を読む国際紛争の解決は、武力の威嚇によってではなく、対話によって。
著者: 澤藤統一郎人と人とが争いなく共存することはこんなにも難しいことなのだろうか。 有史以来、人と人とは、あるいは集団と集団とは、生命と種を維持すべく、本能の命じるままのあらゆる欲望の衝突の場面で過酷に争ってきた。が、また一面、人と人と
本文を読む佐川国税庁長官の罷免を求める1万人署名運動にご協力を
著者: 澤藤統一郎「森友・加計問題の幕引きを許さない市民の会」が、『佐川国税庁長官(前理財局長)の罷免を求める1万人署名運動』に取り組んでいる。 ネット署名の締め切りは8月20日(日)24時まで。あと一週間。署名のフォームは、下記のURL
本文を読む旧岩崎邸の贅の限りを目の当たりにして
著者: 澤藤統一郎定番のコースとして上野の杜を散策したあと、久しぶりに湯島の旧岩崎邸に足を運んでみた。ちょうど、ボランティアのガイドさんが1時間の予定で説明してくれるという。熱心なガイドさんから4人のグループで懇切な説明を受けた。多くの知
本文を読む李京柱「アジアの中の日本国憲法」ー韓国と日本の平和な未来への祈りとして
著者: 澤藤統一郎李京柱 (リキョンジュ)さんが、「アジアの中の日本国憲法: 日韓関係と改憲論」(勁草書房)を上梓された。発行日が、2017年7月20日となっている。320頁を超える浩瀚な書。「韓国と日本の平和な未来への祈りとして受けとっ
本文を読む戦争屋にだまされない厭戦庶民の知恵―そのQ&A
著者: 澤藤統一郎「最後の特攻隊員ー2度目の遺書」(高文研)の著者として知られ、「戦争屋にだまされない厭戦庶民の会」を主宰しておられた信太正道さんが、亡くなられたのが2015年11月10日。この秋で2年となるが、まだ「厭戦庶民の会」からの
本文を読む「あなたは、どこの国の総理か」「被爆者は満腔の怒りを込め、政府に強く抗議します」
著者: 澤藤統一郎本日(8月9日)、長崎原爆忌。 長崎原爆平和祈念俳句大会という催しが続いていて今年が第64回だという。 以下が、その第64回大会の、大賞以下、知事賞、県議会議長賞などの受賞作品。 雑巾のねぢれて乾く原爆忌(小田恵子)
本文を読む元号に関する朝日社説を駁する。
著者: 澤藤統一郎天皇(明仁)が、高齢を理由に生前退位の希望を公にしたのが昨年(2016年)8月8日。ビデオメッセージで国民に語りかけるという異例の手段でのこと。あれから今日でちょうど1年となる。この間に、政府と国会は、まことに素早い対応
本文を読む「核廃絶を求める良心の勢力」と「核保有に固執する勢力」との対峙の構図
著者: 澤藤統一郎1945年8月6日午前8時15分。広島に投下された原子爆弾が炸裂したその時刻こそが人類史を二つに分ける瞬間となった。人類史上最大の衝撃の事件。悲惨きわまりない大量殺戮というだけではない。人類は、核エネルギーという、自らを
本文を読む島薗進「存続した国家神道と教育勅語の廃止問題」を読む。
著者: 澤藤統一郎信教出版社の『福音と世界』2017年8月号が、「象徴天皇制・国家・キリスト教」の特集号となっている。この号に、島薗進教授の「存続した国家神道と教育勅語の廃止問題」という論文が掲載されている。過日、上智大学に教授をお訪ねし
本文を読む「政治とは大衆を欺くことである」ー憲法改正の決意を語ろう。
著者: 澤藤統一郎恥ずかしながら私が、政権与党の総裁であり、この国の総理大臣だ。 この欄を借りて政治の要諦を語りたい。常々私が思っていることで新味はない。しかし、今の政局において私の考えを確認しておくことは無意味ではない。とりわけ、今次の
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