本日(9月24日)の毎日新聞朝刊に「北田暁大が聞く」シリーズの第6回。ゲスト・小熊英二が対談の相手。テーマは、「安保法制抗議運動(その1)」である。 両対談者の関心は若者層の運動参加。「60年代運動参加者」との対比で、「
本文を読む澤藤統一郎の執筆一覧
築地にマグロ塚をー署名運動にご協力のお願い
著者: 澤藤統一郎本日(9月23日)が久保山愛吉の命日である。 1954年3月1日、アメリカはビキニ環礁で最大級の15メガトン水爆「ブラボー」を大気中で爆発させた。その威力は広島に落とされた原爆の1000倍であったという。そして、その構造
本文を読む慎太郎儀謹んで一筆したため申し上げます。ー「取材も責任追及もまっぴらごめんだ。部下の責任を私になすりつけるようなことをするんじゃないぞ」
著者: 澤藤統一郎この度は、私の東京都知事在任中の件で、皆様に多大な混乱やご懸念を生じさせるなどしておりまし て、まことに申し訳なく思っております。 普段は、上から目線の傍若無人でえっらそうにむやみに威張る人と評判をとるこの私が、このく
本文を読む四國五郎ー「反戦平和」を貫いた広島の画家
著者: 澤藤統一郎峠三吉のガリ版『原爆詩集』(1951年)の表紙絵や絵本『おこりじぞう』(1979年)の挿絵を手がけるなど、広島で生涯をかけて「反戦平和」を見つめながら表現活動を続けた画家・四國五郎(1925~2014)。(丸木美術館「四
本文を読む人間を愛する人たちへの贈り物ー「原爆の図」と「原爆詩集」
著者: 澤藤統一郎一昨日(9月18日)、東松山の丸木美術館を訪れた。常設展の『原爆の図』連作と、画家・四國五郎の企画展を見るために。 高名な『原爆の図』は圧倒的な迫力をもつものだった。これは、第1部から第15部までの連作である。丸木位里・
本文を読む「戦争法廃止!」 雨にも負けず歳にも負けずの国会前行動
著者: 澤藤統一郎本降りの雨中国会前集会となった。あの日からちょうど1年にあたる今日、国会前に2万3000人が抗議の声を上げた。「戦争法廃止!国会正門前行動」である。 たまたま、今日は敬老の日。若者の遠慮の故か、あるいは高齢化社会を反映し
本文を読む「弁護士バカ」事件で勇名を馳せたイナダ防衛大臣の夫は防衛産業株を保有。
著者: 澤藤統一郎イナダは、その存在自体が平和憲法と相容れない。この点で、けっしてアベにも引けをとらない。その人物が、よりによって安倍内閣の防衛大臣である。安倍内閣の近隣諸国に対する挑発的姿勢をよく表している。 この人物の防衛大臣不適格理
本文を読む「こんな裁判所なら不要」ではなく、「こんな判決は有害」というべきだ。
著者: 澤藤統一郎沖縄県名護市辺野古の新基地建設を巡り、石井啓一国土交通相が沖縄県の翁長雄志知事を訴えた「辺野古違法確認訴訟」で福岡高裁那覇支部(多見谷寿郎裁判長)は(9月)16日、国側の請求を認め、県側敗訴の判決を言い渡した。(朝日から
本文を読む驕れる慎太郎は久しからずー無間の底に落ちたまふべし
著者: 澤藤統一郎祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。驕れる慎太郎も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き者も遂には亡びぬ、ひとへに風の前の豊洲の塵に同じ。 近く歴代都知事をとぶらへば、先代舛
本文を読むプライドあればできることではないー「産経記者の行政への資料提供」と「DHCの情報収集行為」。
著者: 澤藤統一郎1週間ほど前のこと、次の記事が目を惹いた。 「産経記者、大津市に録音記録提供 市を提訴の住民側取材」(朝日)、「大津・行政訴訟 産経記者が原告会見録音を被告の市に提供 産経新聞社 取材受けて、原告側に謝罪」(毎日)、「産
本文を読む「金額白地の領収書は、領収書ではない」ー反省せよイナダ防衛大臣
著者: 澤藤統一郎「白馬は馬にあらず」とは詭弁である。しかし、「金額白地の領収書は、領収書ではない」は法的に正しい。これを「金額欄空欄でも白地でも、領収書は領収書」との詭弁は成り立たない。 富山市議会議員政務活動費の不正受給問題で、本日(
本文を読む「しのばず通信」に見る、それぞれの「私の戦争」「私の8月15日」。
著者: 澤藤統一郎「根津・千駄木憲法問題学習会」の機関紙「しのばず通信(9月8日号)」が届いた。毎月、切手のない封筒に入れての戸別配達。わが事務所の郵便受けにぽとり。 A4・1枚両面印刷の手作りだが、通算129号。毎月1回の例会を欠かさず
本文を読む「法学セミナー」に、特集「スラップ訴訟」-「DHCスラップ訴訟」を許さない・第79弾
著者: 澤藤統一郎本日(9月12日)発売の「法学セミナー」(日本評論社)10月号が、「スラップ訴訟」を特集している。弁護士・学者・ジャーナリストが執筆した、計9本の論文から成っている。 私が、総論として「スラップ訴訟とは何か」を書き、以下
本文を読む天皇制の呪縛「権威への依存性」を断ち切れ
著者: 澤藤統一郎天皇制を論じる出発点は丸山眞男(「超国家主義の論理と心理」)なのであろうが、私の世代感覚からは、丸山の論じるところはあまりに常識的に過ぎてインパクトは薄い。丸山は天皇制の呪縛と闘ってかろうじて逃れ得た人、という程度のイメ
本文を読む「西松建設違法献金・株主代表訴訟」和解での、政治献金監視センター発足の意義
著者: 澤藤統一郎本日(9月10日)の朝日朝刊が大きく報じている。「西松建設の元役員ら、株主と和解」「違法献金めぐり賠償」の記事。北朝鮮核実験の愚挙がなければ社会面トップの扱いにもなったところ。中見出しの「弁護団『企業監視のモデルに』」が
本文を読む詩画人・四國五郎の「辻詩」 ー「福竜丸だより」から
著者: 澤藤統一郎四國五郎(1924~2014)という画家をご記憶だろうか。ウィキペディアには、「広島県広島市出身の画家・挿絵画家・絵本作家・詩人である。広島平和美術展を広島の画家仲間達と創設。絵画と詩を描きながら、広島を拠点にして戦後の
本文を読むネトウヨ・産経グループの差別記事に負けるなー蓮舫候補にエールを送る
著者: 澤藤統一郎戦争と差別は、緊密に結びついてきた。差別こそは、平和や共生の最大の敵である。人種や民族間の差別意識が憎悪や猜疑を生む、これなくしては戦争も戦争準備も成り立たない。だから、戦争や戦争準備をたくらむ勢力は、必ず差別意識の醸成
本文を読む近ごろ気になることー「天皇を護憲の守護神のごとく見てよいのか」
著者: 澤藤統一郎「憲法日記」と題した当ブログ。本日で連続更新1256回となる。3年5か月と7日。毎回が何の節目でもない積み重ねの一コマ。毎日途切れることなく、飽きることなくよく続くものと、自分でも感心している。 ときおり、読者から励まし
本文を読む「議論段階から社会実験へ」ヨーロッパでのベーシックインカム事情
著者: 澤藤統一郎本日の東京新聞「暮らし」欄(17面)に、興味深い解説記事が出ている。 「ベーシックインカム(BI)」「『全ての人にお金』で脱貧困?」という大きな見出し。続く中見出が、読者の目を惹く。 「欧州で来年から社会実験」 「フィン
本文を読む「差別がまかりとおる国の国旗に敬意は払えない」ーキャパニックの勇気
著者: 澤藤統一郎ハフィントンポスト(日本版)やロイターが、写真とともに生き生きと伝えている。「米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)サンフランシスコ・フォーティナイナーズのクォーターバック、コリン・キャパニック(28)は1日、サン
本文を読む国家に子の命を奪われ、靖国に子の魂を奪われー「九段の母」の二重の悲劇
著者: 澤藤統一郎8月31日の当ブログで紹介した、2008(平成20)年8月靖國神社社頭掲示の立山英夫「遺書」には後日談がある。 陸軍歩兵見習士官立山英夫は、日中戦争開始直後の1937年8月、初陣での斥候任務の途中で戦死した。その血まみれ
本文を読む「NHK・ワンセグ裁判」さいたま地裁判決を評価する
著者: 澤藤統一郎高市早苗総務相は昨日(9月2日)の記者会見で、さいたま地裁が、「ワンセグ放送を受信できる携帯電話を持っているだけではNHKの受信料を支払う義務はない」と判断したことについて、「携帯受信機も受信契約締結義務の対象と考えてい
本文を読む「改憲か、護憲か」ではなく、いま敢えて「壊憲か、活憲か」を問う。
著者: 澤藤統一郎明日(9月3日)、下記のとおり「壊憲か、活憲か」(ブックレットロゴス)の出版記念討論集会がある。 と き 2016年9月3日(土)午後1時30分 ところ 明治大学リバティタワー6F(1064教室) 司 会 平岡 厚
本文を読む9・1関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式典にて
著者: 澤藤統一郎9月1日は、単に大震災の日と記憶すべき日ではない。続発した、日本人の在日朝鮮人に対する集団虐殺が行われた日として、忘れてはならない日である。いったい何が起こったか、「9・1関東大震災朝鮮人犠牲者追悼実行委員会」の案内ビラ
本文を読む靖國の二面性ー「上からのA面」と「下からのB面」
著者: 澤藤統一郎8月も今日でおわる。戦争と平和を語るべき月の最後には、やはり靖國を語りたい。 靖國神社には、月毎の「社頭掲示」というものがある。「多くの方々に、祖国のために斃れられた英霊のみこころに触れていただきたいと、英霊の遺書や書簡
本文を読む新宗連のいう「絶対非戦」と憲法9条
著者: 澤藤統一郎戦争と平和を語るべき8月が、もうすぐ終わろうとしている。 新日本宗教団体連合会(新宗連)の機関紙である「新宗教新聞」(月刊紙・8月26日号)が届いた。さすがに8月号。紙面は「平和」「非戦」で埋め尽くされている。トップの見
本文を読む転向を強要してはならない。良心に鞭打ってはならない。ー「服務事故再発防止研修」強行に抗議する。
著者: 澤藤統一郎本日、服務事故再発防止研修受講を強いられているT教諭を代理して、代理人弁護士の澤藤から抗議と要請を申しあげる。直接には、東京都教職員研修センター総務課長に申しあげるが、抗議と要請の相手は、東京都教育委員会と都知事だ。これ
本文を読むブルキニ禁止条例の効力を停止した、フランス立憲主義事情
著者: 澤藤統一郎フランスの憲法事情や司法制度には馴染みが薄い。戦前はドイツ法、戦後はアメリカ法を受継したとされる我が国の法制度には、フランス法の影が薄いということなのだろう。しかし、リベラルの本場であり、元祖市民革命の祖国フランスである
本文を読む「『平成天皇制』ーこれはむき出しの権力だ。」
著者: 澤藤統一郎8月も終わりに近い。8月は戦争を語り継ぐときだが、同時に天皇制を論ずべきときでもある。71年前の敗戦は、軍国主義と戦争の時代の終焉であったが、同時に野蛮な神権天皇制の終焉でもあった。しかし、軍国主義と臣民支配の道具であっ
本文を読む会長への立候補は認めないー岩手県海区漁業調整委員会の暴挙
著者: 澤藤統一郎私は、今猛烈に怒っている。怒りの直接の相手は、岩手県の水産行政だ。そして、この県の姑息なやり方に加担しあるいは傍観する諸勢力にもである。このやり口は、おそらくは岩手県政だけではない。この遅れた国日本、形だけの民主主義国日
本文を読む