以上のタイトルは、昨日(5月16日)日弁連会長に宛てた法律家8団体の抗議書のタイトルそのものである。相当に厳しいトーン。私は、この抗議に全面的賛成の立場だ。 まずはこの抗議の全文をお読みいただき、事態の深刻さをご理解いた
本文を読む澤藤統一郎の執筆一覧
「オリンピック・ワイロ誘致音頭」または「恥さらし音頭」
著者: 澤藤統一郎ハア~ あの日猪瀬が ながめた月が きょうは 舛添ボロ照らす 次の次には 東京五輪 かたい約束 夢の夢 ヨイショ コリャ 夢となれ オリンピックの 顔と顔 ソレトトント トトント 恥さらし ハア~ あの日会議で もっとも
本文を読む偶像も衆愚も 民主主義の反対概念である
著者: 澤藤統一郎36年ぶりに行われた北朝鮮の朝鮮労働党第7回党大会。 5月6日から始まって、最終日の9日に「決定書」が採択され、10日が祝賀行事であったとのこと。金正恩の事業総括報告に対して支持賛同が表明され、これが「偉大な綱領」とされ
本文を読む安心して叩ける「水に落ちた舛添」をどこまで打つべきか
著者: 澤藤統一郎政治資金収支報告書虚偽記載問題についての舛添要一都知事による釈明記者会見は、火に油を注ぐ結果となった。まずは、世論の反応の健全さを肯定評価したい。 都庁ホームページの「知事の部屋」で、動画として繰りかえし見ることができる
本文を読む「壊憲か、活憲か」(ロゴス社)購読のお願い
著者: 澤藤統一郎村岡到さんが主宰するロゴス社が、「ブックレット・ロゴス」というシリーズを出している。 http://logos-ui.org/index.html このほど、そのNo.12として、「壊憲か、活憲か」が刊行された。村岡到編
本文を読む限りなくクロに近い濃いグレイ-舛添知事の政治資金規正法違反の疑惑
著者: 澤藤統一郎2年前(2014年)の2月、舛添都知事誕生の際には、ひそかに期待するところがあった。あの石原暗黒都政から脱却の展望が開けるだろうという思いである。石原は、2012年都知事選では舛添を支援することなく、こともあろうに田母神
本文を読むむち打たれた良心に重ねてむち打つ行為をやめよ-再発防止研修は舛添知事にこそ
著者: 澤藤統一郎本日(5月11日)午前8時35分、雨上がりの水道橋・東京都教職員研修センターの門前。本日の服務事故再発防止研修を命じられている受講者と並んだ私がマイクを握る。センターの総務課長に正対して語りかける。 本日、卒業式での国歌
本文を読むアベ政権が牙をむいてきた-「教特法に刑罰導入の改正法案」報道
著者: 澤藤統一郎私は、2003年10月23日、石原教育行政の「10・23通達」発出を当日の産経(朝刊)報道で知った。つまり、産経はこの種情報のリーク先として使われ、政権や右翼筋の広報担当となっているのだ。その産経が、本日とんでもない記事
本文を読むスラップ訴訟をどう定義し、どう対応すべきか -「DHCスラップ訴訟」を許さない・第78弾
著者: 澤藤統一郎私自身が突然に提訴されて被告となったDHCスラップ訴訟。一審勝訴したが控訴されて被控訴人となり、さらに控訴審でも勝訴したが上告受理申立をされて、いまは「相手方」となっている。その上告受理申立事件は最高裁第三小法廷に係属し
本文を読む「オリンピック惨歌」ーまたは「五輪怨み節」
著者: 澤藤統一郎オリンピックはヤなもんだ コントロールとブロックの ダマシがケチのつきはじめ オリンピックはヤなもんだ 所詮は奴らのメシのタネ 踊らされるはマッピラだ オリンピックはヤなもんだ ローマの時代のサーカスが 政権支えによみが
本文を読む田母神起訴から教訓を学べー「選挙運動は飽くまで無償」「運動員にカネを配った選対事務局長は買収で起訴」
著者: 澤藤統一郎連休さなかの5月2日、東京地検は元航空幕僚長・田母神俊雄を公選法違反(運動員買収)で起訴した。2014年2月東京都知事選における選対ぐるみの選挙違反摘発である。選挙後に運動員にカネをばらまいたことが「運動員買収」とされ、
本文を読む君が代裁判原告陳述「悩んだ末に生徒に恥じない着席」
著者: 澤藤統一郎本日は東京「君が代」裁判・4次訴訟の第10回口頭弁論。原告は、第8準備書面(個別事情)、第9準備書面(裁量権濫用の具体論)、第10準備書面(国家賠償における損害論)を提出して、争点となっている主張を一応終えた。 法廷では
本文を読む橋下徹対野田正彰訴訟判決再論ー「専門家に表現の自由などない」という投稿に接して
著者: 澤藤統一郎「ちきゅう座」という規模の大きな「ブログ集積サイト」がある。11年前に開設されたものだそうたが、編集委員会が運営している。編集委員会の眼鏡にかなった投稿を掲載し、またブログを転載している。 https://chikyuz
本文を読む神様から改憲署名をお願いされたら、そりゃ断りづらかろう。
著者: 澤藤統一郎本日(5月4日)の毎日新聞社会面に、憲法記念日関連報道の一つとして「改憲署名 賛成派700万筆集める 氏子を動員」という記事。 「憲法記念日の3日、…憲法改正を目指す団体『美しい日本の憲法をつくる国民の会』は東京都内でイ
本文を読む「文明社会とは価値観を共有し得ない」櫻井よしこの改憲論
著者: 澤藤統一郎日本国憲法は、1946年11月3日に公布され、翌47年5月3日に施行となった。本日は69回目の日本国憲法施行の記念日である。 かつては、政府が憲法記念の祝賀行事を主催した。いま政府の祝賀行事は皆無である。昨今はそれどころ
本文を読む「野党は共闘」という市民の声による、アベ政治を許さない選挙共闘
著者: 澤藤統一郎この夏の参院選は、日本国憲法の命運を大きく左右する。アベ政権の改憲策動実現への第一歩となるか、それとも改憲を阻止することによってさらに国民に定着したものとするのか。 その参院選の日程が、いよいよ「6月22日公示、7月10
本文を読む学問の自由を侵す「国旗国歌」包囲網
著者: 澤藤統一郎本日(5月1日)の毎日によると、同紙のアンケート調査で、国立86大学のうち、76大学が今春の式典で国旗を掲揚し、14大学が国歌斉唱を実施したという。 昨年6月下村博文文部科学相(当時)が、すべての学長に入学式や卒業式での
本文を読む早急に改めていただきたい「別荘通いへの公用車使用」と「良心的不服従者に対する処分の濫発」
著者: 澤藤統一郎舛添要一東京都知事が袋叩きの状態となっている。海外出張での大名旅行批判に加えて、週末湯河原別荘通いに公用車利用である。しかも、居直り開き直りの弁明が、火に油を注ぐことになった。よってたかってのイジメ参加は私の趣味ではない
本文を読む「昭和の日」の紙面に、「いま読む日本国憲法」と「天皇ご夫妻に頭が下がる」の記事。
著者: 澤藤統一郎4月29日である。かつて、天皇が現人神であった時代には「天長節」と呼ばれ、現人神が人間宣言(!)をしたあとは「天皇誕生日」となり、その死亡の後に「みどりの日」となって、今は「昭和の日」である。 この呼称の変更は、昭和期以
本文を読む北海道5区補選・共闘の「成果」と「教訓」についてー郷路征記君の意見紹介
著者: 澤藤統一郎北海道5区補選の教訓をどうとらえるかについては、各地のいたるところで議論がまき起こり、貴重な情報や意見が飛びかっていることだろう。メーリングリストというツールは、議論の場の設定にこれ以上のものはない。 私も、いくつかのメ
本文を読むアベ政治を許さない!「アベ政治十の大罪と七つの被害」
著者: 澤藤統一郎本日は、文京区民センターでの「アベ政治を許さない! 4・27文京区民集会」。熱気のこもったなかなかの集会となった。若者の姿も見えたのが頼もしい。 以下は、私の基調報告のレジメ。このレジメの行間をそれぞれの立場で読み込み、
本文を読む在特会の徳島教組襲撃事件に、「人種差別」認定の高裁判決
著者: 澤藤統一郎昨日(4月25日)の「在特会徳島県教組襲撃事件民事訴訟」の控訴審判決を伝える朝日の署名入り記事がすばらしい。客観報道の姿勢を崩さずに、記者の問題意識が貫徹されて、過不足のない情報提供となっている。全文引用したい。 「在特
本文を読む選挙に勝つためには「市民と野党各党の共闘」、これ以外の道はない。
著者: 澤藤統一郎昨夜から元気が出ない。北海道5区の補選の投票結果は、紙一重に肉薄しながらも、野党共闘が支援する市民派池田まき候補の敗北となった。残念でならない。 「いま一歩及ばずの敗北」である。いま一歩のところまで追い詰めた積極面の教訓
本文を読む舛添さん、あなたは庶民感覚を忘れた裸の王様だ。
著者: 澤藤統一郎舛添さん、どうもあなたはアカンようだ。あなたには多少の期待をしていた。あの暗黒の石原都政時代が長すぎた。あなたが知事になって、都政が変わるのではないか、そう考えた私が愚かだったようだ。 あなたは庶民感覚を忘れてしまってい
本文を読む震災のいまだからこそ、より厳格な政府の監視と批判を。
著者: 澤藤統一郎熊本地震は14日の発生以来今日(23日)が10日目。当初、「あと1週間は余震に警戒を」という気象庁の警告を大袈裟ではないかと思ったが、まだ収まらない。九州には身内も知り合いもあり他人事ではない。また、明日は我が身かとも思
本文を読む野田正彰医師記事に違法性はないー大阪高裁・橋下徹(元知事)逆転敗訴の意味
著者: 澤藤統一郎野田正彰医師は硬骨の精神科医として知られる。権力や権威に歯に衣着せぬ言動は、権力や権威に安住する側にはこの上なくけむたく、反権力・反権威の側にはまことに頼もしい。その野田医師が、大阪府知事当時の橋下徹を「診断」した。「新
本文を読む子も親も妻も、自衛隊員が災害救助に専念することを望みます。
著者: 澤藤統一郎ボクのお父さんは、じえいたいのたいいんです。 いま、熊本で大じしんのひがいでこまっている人たちを助けるために、いっしょうけんめいはたらいています。いぜんには、大つなみの岩手にはけんされました。 お父さんは、ゆくえふめいの
本文を読むこれが海外の良識から見た「日本の言論・表現の自由の惨状」だーデービッド・ケイの暫定調査結果を読む
著者: 澤藤統一郎安倍内閣発足以来、日本の言論・表現の自由は、惨憺たるありさまとなっている。 ほかならぬNHK(NEWS WEB)が、「報道の自由度 日本をはじめ世界で『大きく後退』」と報じている。本日(4月20日)の以下の記事だ。 「パ
本文を読む思想・良心の自由を制約して、秩序維持をとった「民事19部判決」
著者: 澤藤統一郎昨日(4月18日)、都教委との訴訟において久しぶりに敗訴の判決を得た。敗訴は辛い。辛いが、励まし合い、知恵も元気も出し合って闘い続けなくてはならない。少しでも真っ当な社会を築くために。 負けてもめげないという点では、都教
本文を読む「ハーケンクロイツに敬礼し、ナチスを讃える歌を斉唱せよ」と命じられたら…。障害児教育の現場から渡辺厚子さんの訴え
著者: 澤藤統一郎日本での表現の自由の状況を調査する国連人権理事会の特別報告者であるデビッド・ケイ氏(カリフォルニア大学教授)。滞在予定は4月12日から19日まで。この間に、「政府やメディアの関係者を含め、多くの人と会談したい」との意向を
本文を読む