2月8日と9日の衆議院予算委員会における総務相高市早苗発言。放送メディアを威嚇し恫喝して、アベ路線批判の放送内容を牽制しようという思惑の広言。あらためて、これは憲法上の大問題だと言わざるを得ない。政治とカネの汚い癒着を露
本文を読む澤藤統一郎の執筆一覧
プーチンの汚職疑惑を訴えるブロガーの覚悟
著者: 澤藤統一郎2月12日の各紙に小さく載った時事通信の配信記事。ロシアのブロガーが、プーチンを訴えたのだという。ほかならぬ「あのプーチン」を、である。短い記事なので全文を引用しよう。タイトルは、「ロシア大統領を提訴=政敵ブロガー、汚職
本文を読む自治会・町内会ーこの身近にして問題多き難しきもの
著者: 澤藤統一郎朝日が、2月8日から12日まで5回のシリーズで「自治会は今 フォーラム面の現場から」という特集を連載した。各回のタイトルは以下のとおり。 1 断れない「寄付」って変 2月8日 2 神社維持、全員で負担? 2月9日 3 選
本文を読む高市早苗発言のホンネ
著者: 澤藤統一郎私、高市早苗です。総務大臣のポストにあって、微力ながらもけなげにアベ政権を支えています。甘利さん、島尻さん、丸川さん、岩城さんなど、アベ政権を支える閣僚の不祥事や問題発言、そして無能ぶりが話題になっています。しかし、私に
本文を読む「緊急事態条項は、かくも危険だ」
著者: 澤藤統一郎共産党地区委員会主催の学習会ですから、地域の最前線で活動していらっしゃる皆さまに、実践的なレポートを心掛けたいと思います。 レジメの標題は「緊急事態条項は、かくも危険だ」としましたが、この標題はややおとなしい。「緊急事態
本文を読むDHC・吉田、成算なき上告受理申立 -「DHCスラップ訴訟」を許さない・第72弾
著者: 澤藤統一郎本日、DHCと吉田嘉明は、1月28日のDHCスラップ訴訟控訴審判決を不服として、最高裁に上告受理申立をした。上告の提起はなく、上告受理の申立のみ。事件番号は平成28年(ネ受)第115号。 これで私は、もうしばらくのあいだ
本文を読む「なかば偶然なかば必然の、弁護士と事件との関わり」
著者: 澤藤統一郎私は、司法修習生となって間もなく青年法律家協会(青法協)に入会した。私の同期では、3分の2を超す修習生が青法協の会員となった。学生自治会のノリである。私は、修習2年の半分ほどの期間を同期会の議長の任にあって、有意義な課外
本文を読む若者よ、安倍晋三の反知性に学ぶな。サンダースのカネに綺麗な格好良さに学べ。
著者: 澤藤統一郎アメリカ大統領選挙の予備選挙から目が離せない。2月9日のニューハンプシャー州予備選開票結果が、ひときわ興味津々たるものとなった。 まずは共和党。 「9日夜、支持者の前で勝利宣言したトランプ氏は開口一番、『なんて素晴らしい
本文を読む緊急事態条項は、日本国憲法の3本の柱を壊してしまう
著者: 澤藤統一郎本郷にお住まいの皆さま、ご通行中の皆さま。地元の「九条の会」です。少しの時間お耳を貸してください。 ご承知のとおり、日本国憲法は3本の柱で組み立てられています。 まずは、基本的人権の尊重。 そして、民主主義。 さらに、平
本文を読む「孔教問題」-安倍晋三改憲論は100年前の中華民国における憲法論争に及ばない
著者: 澤藤統一郎宮崎市定は『論語』で説かれる徳目の掲載頻度を数え出しているそうだ。いちばん多いのは、孔子が最も大切にした「仁」で97回。次に多いのは、孔子が職業教育的に教えた「礼」の75回。その次が「信」で38回。そして、その次が「孝」
本文を読む民主社会主義者の米大統領誕生で、歴史にインパクトを
著者: 澤藤統一郎アメリカ大統領選の予備選が実に興味深い。共和党のトランプとクルーズは、言葉の正確な意味で「ならず者」、あるいは「ゴロツキ政治家」というべきだろう。排外主義と極端な宗教保守主義をウリにし、いずれもその非寛容の政治姿勢を示す
本文を読む弁護士会選挙結果報告ー安保関連法廃止の方針に変化はない
著者: 澤藤統一郎日弁連会長選挙は、昨日(2月5日)の投開票で、「現執行部の路線を継承する大阪弁護士会元会長の中本和洋氏(69)が、東京弁護士会の高山俊吉氏(75)を破り、次期会長に内定した」(毎日新聞) 日弁連選管の発表は以下のとおり。
本文を読む「機密解禁文書にみる日米同盟」(末浪靖司著)から見えてくる、日米安保体制と9条擁護のたたかいの構図
著者: 澤藤統一郎本日は、日民協憲法委員会の学習会。末浪靖司さんを講師に、「『機密解禁文書にみる日米同盟』から読み解く日米安保体制と私たちのたたかい」というテーマ。 末浪さんは精力的にアメリカの公開された機密公文書を渉猟して、日本側が隠し
本文を読む表現の自由を護るための、スラップ防止対策シンポジウム構想 -「DHCスラップ訴訟」を許さない・第71弾
著者: 澤藤統一郎先週の木曜日、1月28日にDHCスラップ訴訟控訴審の判決が言い渡されて本日でちょうど1週間が経過した。上告ないし上告受理申立期間は本来は来週の木曜日、2月11日までだが、この最終日が休日(「建国記念の日」)なので、2月1
本文を読む差別のない寛容な社会が平和と安全をつくり出すーフランスの現状が示唆するもの
著者: 澤藤統一郎「法と民主主義」1月号をご紹介する。時宜に適ったタイムリーな企画となっている。「理論と運動を架橋する法律誌」の名に恥じないと思う。編集委員の一人として、多くの人にお読みいただきたいと思う。 目次は以下のとおり。 特集★戦
本文を読む頑張れ原告・弁護団! 「安倍靖國参拝違憲訴訟・関西」1月28日大阪地裁判決を読む
著者: 澤藤統一郎明文改憲を呼号する安倍晋三の反憲法的性格は、戦争法だけのものではない。教育基本法・地教行法の改悪、特定秘密保護法の制定や武器輸出3原則の清算、NHKの人事統制等々多岐にわたる。靖國神社公式参拝も顕著な反憲法的姿勢の表れで
本文を読む東京弁護士会副会長選挙における「理念なき立候補者」へ
著者: 澤藤統一郎1月が行って、今日から2月。今年もまた弁護士会役員選挙の季節となった。2月5日(金)が日弁連と単位会の投票日。今日から期日前投票が始まっている。 私は、弁護士会の人事はけっして私事ではないと思っている。弁護士会の役員選挙
本文を読む季刊『フラタニティ』創刊号に「私はいかにして弁護士となったか」
著者: 澤藤統一郎季刊『Fraternity フラタニティ』が創刊され、明日(2月1日)が発行日となる。 フラタニティとは友愛のこと。フランス革命のスローガンとして知られている「自由・平等・友愛」の内、「自由・平等」は普遍的原理として世界
本文を読む『消費者法ニュース』「スラップ訴訟(恫喝訴訟・いやがらせ訴訟)特集号」本日発売 -「DHCスラップ訴訟」を許さない・第70弾
著者: 澤藤統一郎多くの方から、一昨日(1月28日)の「DHCスラップ訴訟控訴審勝訴判決」に、祝意のご挨拶をいただいた。あらためて御礼を申し上げます。 ほとんどの方が、「当然の勝訴とは思いますが、よかったですね」「当たり前の判決ですが、お
本文を読む野暮じゃありませんか、日弁連の「べからず選挙」。
著者: 澤藤統一郎昨日の私のDHCスラップ訴訟控訴審判決法廷に、徳岡宏一朗さんが私の代理人のひとりとして出廷してくれた。記者会見にも出席して、著名ブロガーとしての自らの体験から、ブロガーの表現の自由の大切さを語った。 徳岡さんは、私の「万
本文を読むDHCスラップ訴訟控訴審判決。またもスラップを仕掛けたDHC・吉田の完敗。 -「DHCスラップ訴訟」を許さない・第69弾
著者: 澤藤統一郎DHCと吉田嘉明が私を被告として提起したDHCスラップ訴訟、本日その控訴審判決が言い渡された。当然のことながら、「控訴棄却」。私の全面勝訴である。 「スラップに成功体験をさせてはならない」。これが何よりの重要事。私にスラ
本文を読む「政治とカネ」「規制緩和」「消費者」「サプリメント」「言論の自由」最高のタイミングで明日控訴審判決 -「DHCスラップ訴訟」を許さない・第68弾
著者: 澤藤統一郎明日(1月28日)が、私自身が訴えられているDHCスラップ訴訟の控訴審判決。 係属裁判所は、東京高裁第2民事部(柴田寛之裁判長)。 時刻は、午後3時。 法廷は、東京高裁822号法廷(庁舎8階)。 司法記者
本文を読む「日の丸・君が代」強制の異常 もう見直すべき時期だ
著者: 澤藤統一郎本日の要請行動は、これからの卒業式・入学式のシーズンを前にして、「日の丸・君が代」強制の職務命令を発令しないように要請するものです。具体的な要請内容とその理由については、要請書に記載されたとおりであり、いま「被処分者の会
本文を読む「安倍晋三とは一緒に飯を喰う仲だ。甘利を評する筆が甘くなるのはやむを得ないさ」
著者: 澤藤統一郎「労働運動は場末のパブから始まった」とは社会史が語るところ。「労働組合は、安酒の麗しき結晶である」とは、私ひとりの語るところ。資本主義の勃興期に、法の保護なく過酷な搾取に喘いだ工場労働者たちがパブで不満を語り合う。これが
本文を読むオリンピック「政府は支援するが、干渉してはならない」
著者: 澤藤統一郎今年(2016年)は4年に一度の閏年で、オリンピックイヤーにあたる。8月5日がリオデジャネイロ五輪の開会式。このところ、問題ばかり多くて盛り上がらないオリンピックだが、ビッグイベントであることに疑いはない。巨額のカネが動
本文を読む口利き依頼者「覚悟の甘利告発」の意義
著者: 澤藤統一郎「週刊新潮」2014年4月3日号が、「8億円裏金疑惑」を暴露するDHC吉田嘉明の手記を載せた。そして今回「週刊文春」16年1月28日号が、「甘利大臣1200万円賄賂疑惑」の記事である。 私は、「8億円裏金疑惑」事件の、吉
本文を読むアベ晋三ホンネの施政方針演説
著者: 澤藤統一郎アベ晋三です。衆参両院本会議で、両院の議員の皆さまに、ややホンネの施政方針を申しあげたいと存じます。 (軍事大国へ挑戦する国会) 改憲か、護憲か。 戦後70年間、日本は、その基本方針すら決められませんでした。終わらない議
本文を読む甘利明の「失意・茫然」
著者: 澤藤統一郎普段は絶対に読まない「週刊文春」を今日だけは買って読んだ。 もちろん、このタイトルに惹かれてのことだ。「甘利明大臣(事務所)に賄賂1200万円を渡した(実名告発)」「口利きの見返りに大臣室で現金授受。現場写真・音声 公開
本文を読む事業者が主務官庁の規制を「煩わしい」と言ってのける傲慢さ -「DHCスラップ訴訟」を許さない・第67弾
著者: 澤藤統一郎私が当ブログでDHCの吉田嘉明を批判したポイントは、次の4点にある。なお、この4点は、当ブログの記載が吉田とDHCの名誉を毀損したという表現のポイントでもある。 (1)「政治とカネの問題」ー吉田が資金規正法を僣脱する巨額
本文を読む1月28日・控訴審判決日のスケジュール-「DHCスラップ訴訟」を許さない・第66弾
著者: 澤藤統一郎1月28日の「DHCスラップ訴訟」控訴審判決が近づきました。私自身が被告とされ、いまは被控訴人となっている名誉毀損損害賠償請求訴訟の判決です。 この日、東京高裁第2民事部(柴田寛之裁判長)が、判決を言い渡します。 時刻
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