DHC・吉田嘉明が私のブログ記事を名誉毀損として、6000万円の慰謝料支払いや謝罪文などを求めているのが「DHCスラップ訴訟」。本年9月2日に東京地裁民事第24部(阪本勝裁判長)で一審判決の言い渡しがあって、被告の私が全
本文を読む澤藤統一郎の執筆一覧
後味の悪いヘンな起訴と裁判干渉ー産経ソウル支局長無罪事件
著者: 澤藤統一郎枕詞というものがある。あおによし奈良、ちはやぶる神代、ぬばたまの闇、たらちねの母という、あの手の言葉。ギリシャ神話にも、すね当てよろしきアカイア人、全知全能のゼウスなど、いくつも出て来る。私もいくつか「マイ枕詞」を持って
本文を読む「家」制度の残滓を捨てきれなかった最高裁大法廷
著者: 澤藤統一郎昨日(12月16日)の「夫婦同姓強制規程違憲訴訟」大法廷判決は無念の極み。 多数意見は、「婚姻の制度を具体的にどう定めるかは、立法権に広く裁量が認められている。夫婦同姓を定める現行の制度はその裁量の範囲を超えて違憲とまで
本文を読む弁護士の生きがいー夫婦別姓訴訟・大法廷判決に思う
著者: 澤藤統一郎私は1968年の司法試験に合格して、69年4月から71年3月までの司法修習を受けた。当時は有給で修習専念義務は当然のことと受け入れた。しかし、カリキュラムの過密を意識することはなく、現役の裁判官・検察官・弁護士から成る教
本文を読む軽減税率適用とは、追いはぎに勘弁してもらったフンドシに過ぎない。
著者: 澤藤統一郎落語では、良民から身ぐるみ剥ごうという山賊だの追いはぎだのが活躍する。彌次郎や、庚申待ち、饅頭怖いなどのサブストーリーの定番。メインストーリーとしての追いはぎ噺としては蔵前駕籠がおなじみ。この話、時代や場所が特定されてい
本文を読む現代の「朝三暮四」ー軽減税率適用物語り
著者: 澤藤統一郎私、菅です。官房長官の。いろいろ言われているようですがね。軽減税率の問題、落ちつくところに落ちついたんじゃないでしょうかね。結果オーライで、どんぴしゃりじゃないですか。 昨日(12月13日)の記者会見で、記者団から「軽減
本文を読む南京大虐殺の日に「中国一撃論」を考える。これは抑止論と同根の思考ではないか。
著者: 澤藤統一郎12月13日である。世界に「南京アトロシティ」(大虐殺)として知られた恥ずべき事件が勃発した日。笠原十九司「南京事件」(岩波新書)と、石川達三「生きている兵隊」(中公文庫)、そして家永三郎「太平洋戦争」に改めて目を通して
本文を読むあなたにドブに捨ててもよい金があって、健康被害のリスクを厭わない勇気をお持ちなら、「健康食品」をお求めなさいー「DHCスラップ訴訟」を許さない・第58弾
著者: 澤藤統一郎私が、DHC吉田の批判記事を書いたのは、私怨や私憤の動機からではない。そもそも私はDHCという企業について格別の関心を持っていたわけではない。吉田嘉明の名前は、まったく知らなかった。私怨や私憤の感情が湧くはずもない。 私
本文を読む「再雇用拒否第2次訴訟」控訴審でも教員側全面勝訴ー都教委方向転換のラストチャンスだ
著者: 澤藤統一郎昨日(12月10日)、「日の丸・君が代」強制拒否訴訟の関連事件で、「再雇用拒否第2次訴訟」の控訴審判決が言いわたされ、控訴人都教委の控訴が棄却された。またまたの都教委敗訴である。今や、都教委の敗訴はニュースバリューがない
本文を読むあなたが健康でありたいと願うなら、「健康食品」はおやめなさいー「DHCスラップ訴訟」を許さない・第57弾
著者: 澤藤統一郎この私が被告とされ、6000万円の慰謝料請求を受けている「DHCスラップ訴訟」。その控訴審第1回弁論期日12月24日が近づいてきた。 何ゆえ私は被告にされ、6000万円の請求を受けているか。発端は、下記の3ブログである。
本文を読む自民党改憲草案「緊急事態」条項は、立憲主義崩壊へのレッドカードだ
著者: 澤藤統一郎梓澤和幸・岩上安身・私、3名の共著『前夜-日本国憲法と自民党改憲案を読み解く・増補改訂版』(現代書館)が刷り上がった。発行日は2015年12月20日となっているその書物のお披露目の集会が本日あって、サインセールなどという
本文を読む太平洋戦争開戦の日から74年。再びの戦争を起こさない決意を込めて。
著者: 澤藤統一郎本郷三丁目交差点をご通行中の皆さま、こちらは「本郷・湯島9条の会」です。東京母親大会連絡会の方もご一緒に、昼休み時間に平和を守るための訴えをさせていただいています。少しの時間、耳をお貸しください。 今日は12月8日、私た
本文を読む敢えて「皇室タブー」に切り込む心意気ー「靖国・天皇制問題 情報センター通信」
著者: 澤藤統一郎月刊「靖国・天皇制問題 情報センター通信」の通算507号が届いた。 文字どおり、「靖国・天皇制問題」についてのミニコミ誌。得てしてタブー視されるこの種情報の発信源として貴重な存在である。しかも、内容なかなかに充実して、読
本文を読む「フードファディズム」とサプリメント広告規制ー「DHCスラップ訴訟」を許さない・第56弾
著者: 澤藤統一郎先日、私の母校である私立の高等学校が創立60周年を迎え、記念の同窓会を催した。久しぶりに懐かしい友人たちと旧交を温め、それぞれが近況を報告することになった。私はもっぱらDHCスラップ訴訟の経過を話題にした。もちろん、私の
本文を読む「再び教え子を戦場に送らない決意宣言」としての『君が代』裁判
著者: 澤藤統一郎昨日(12月4日)、東京「君が代」裁判・第3次訴訟での控訴審判決があった。 この控訴事件は、本年(15年)1月16日東京地裁判決(佐々木宗啓裁判長)を不服として、原告教員側と被告都教委側の双方が控訴していたもの。東京高裁
本文を読む問題は、「権力からの圧力を感じる能力」の欠如だ
著者: 澤藤統一郎本日の毎日朝刊に、次の見出しの記事。 「籾井・NHK会長:与党聴取『圧力と捉えず』 やらせ疑惑巡り」 「NHKの籾井勝人会長は3日の定例記者会見で、『クローズアップ現代』のやらせ疑惑を巡り自民党が局幹部から事情聴取したこ
本文を読むけっして、「魂の飢餓感」と「澄み切った法律論」の対決ではないー辺野古代執行訴訟法廷
著者: 澤藤統一郎昨日(12月2日)が、辺野古代執行訴訟の第1回口頭弁論。冒頭、翁長知事自身が被告本人として意見陳述を行った。覚悟のほどを見せたわけである。 翁長さんは、那覇市議から、沖縄県議、そして那覇市長の経歴を保守の陣営で過ごし、そ
本文を読むスラップ訴訟とは何か。どうしたらスラップ訴訟を根絶できるか。ー「DHCスラップ訴訟」を許さない・第55弾
著者: 澤藤統一郎最近、「スラップ訴訟とは何でしょうか」「スラップの実害はどんなものなのでしょうか」「どうしたらスラップ訴訟を防止できると思いますか」などと、メデイアから聞かれるようになってきた。いくつかの原稿依頼もある。ようやくにして、
本文を読むアベ政権の反知性主義に毒されてはならない
著者: 澤藤統一郎上村達男(元NHK経営委員)著の「NHKはなぜ、反知性主義に乗っ取られたのか」(東洋経済新報社)が話題となっている。題名がよい。これに「法・ルール・規範なきガバナンスに支配される日本」という副題が付いている。帯には、「N
本文を読む「戦争は平和」「自由は隷従」「無知は力」ーアベ反知性政権スローガン
著者: 澤藤統一郎一昨日の土曜日(11月28日)に、明治大学の集会で西川伸一さん(政治学・明大政経学部教授)のレポートを聞いた。レポートというよりはレクチャーを受けた印象。「『安保法制=戦争法』の採決は正当に行われたのか? メディア報道の
本文を読む「岸井成格」に声援を送る。TBSは不当な圧力に屈するな。
著者: 澤藤統一郎「札付き」という言葉がある。「折り紙付き」の「折り紙」とはちがう、よからぬ「札」が付いている連中のこと。その札付き連中が、TBSの看板番組『NEWS 23』でアンカーを務めている岸井成格を攻撃している。これは看過できない
本文を読む醜悪なりアベ政権ー辺野古「久辺三区」への分断とバラマキ
著者: 澤藤統一郎古今を通じて、力なき者が権力と闘うための第一の武器は団結と連帯である。権力者が反抗する人民を統治する手段の第一は、分断と各個撃破である。これも、古今東西を通じてのこと。沖縄の県民はこのことを知悉してオール沖縄の団結を作ろ
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