(2021年6月12日) オリパラは完全に堕落した。政権浮揚の道具になり下がったのだ。スポーツにとってもアスリートにとってもこの事態は悲劇であろう。政権は、なりふり構わず開催と盛り上げに狂奔し、いつものとおり提灯持ちの連
本文を読む澤藤藤一郎の執筆一覧
えっ? 国連の訪日要請を放置? フクシマの避難者調査で?
著者: 澤藤藤一郎(2021年6月11日) 以下は、昨夕(6月10日)の共同通信の報道である。後追いの記事はまだないようだ。 タイトルは、「国連報告者の訪日要請放置」「政府、福島避難者調査巡り」。 「国連のセシリア・ヒメネス・ダマリー特
本文を読むいったい、誰のための何のための東京五輪なのか。 五輪の原点が問われている。
著者: 澤藤藤一郎(2021年6月9日) 多様な分野に、それぞれの専門ジャーナリストがいる。政治・経済・司法・外交・軍事・科学・医療・教育・福祉・芸能・芸術・文化・家庭・ジェンダー…。中には、皇室ジャーナリストや、右翼ジャーナリスト、政権
本文を読む何のために、子どもたちをオリンピック観戦に動員しようというのか。
著者: 澤藤藤一郎(2021年6月8日) 明治天皇(睦仁)以来、天皇は精力的に全国の各地を行脚した。 その天皇の行脚には「巡幸」という特別の言葉が使われた。天皇の外出を行幸といい、外出先が複数あれば巡幸というのだという。天皇の身体は玉体
本文を読む竹中平蔵よ。絶好のタイミングで、よくぞ本音を語ってくれた。
著者: 澤藤藤一郎(2021年6月7日) 物語を面白くするには、悪役が必要である。その悪役も、安倍晋三や菅義偉のごとき底の浅い軽薄な悪役だけではストーリー展開に厚味が欠ける。料理に喩えれば、歯ごたえもなく、コクも旨味も出てこないのだ。意
本文を読む不敬罪の弾圧と闘うタイの若者たちに敬意
著者: 澤藤藤一郎(2021年6月6日) 西日本新聞北京特派員坂本信博記者の「抑圧の街からー新疆ウイグルルポ」が話題を呼んだが、バンコク特派員川合秀紀記者の記事も貴重なもの。5月31日付で、「不敬罪復活、タイの若者苦闘 王室批判で立件…『
本文を読む「Tokyoは犠牲を拒否する」ー 東京五輪を即刻中止とすべき建言の理由13か条
著者: 澤藤藤一郎(2021年6月5日) いまだ中止の決断ないままの東京五輪開会予定日まで50日に満たない。そして、東京都議選の投開票まではちょうど30日である。東京五輪は中止しなければならない。都議選は、都民の五輪中止の意思表明の場とな
本文を読む「法律あって法治なく、憲法あって憲政なし」ー 天安門事件の日に『08憲章』を読む
著者: 澤藤藤一郎(2021年6月4日) 6月4日。1989年のこの日の早朝、北京天安門広場とその周辺に集まった無防備・無抵抗の群衆に人民解放軍が襲いかかった。「針一本、糸一筋も盗まない」ことで、人民からの信頼を得てきた中国共産党の武力装
本文を読む袁克勤氏に対する刑事司法手続に、中国の人権状況を見る。
著者: 澤藤藤一郎(2021年6月3日) 人権とは、権力による侵害とせめぎ合うことを宿命づけられた存在である。人権は何よりも権力の横暴から擁護されなければならない。人権対権力、そのもっとも苛烈なせめぎ合いの最前線が、刑事司法の舞台である。
本文を読む世論の糾弾に屈したか、吉田嘉明ヘイトコメントを削除 ー「DHCスラップ訴訟」を許さない・第191弾
著者: 澤藤藤一郎(2021年6月2日) DHCの吉田嘉明が、公式ホームページからヘイトコメントを削除した。いかにも、こっそりと、である。昨日(6月1日)の早朝のことか、あるいは5月31日深夜のこと。なぜ削除したか、その動機や理由について
本文を読む吉田嘉明のヘイトコメントにDHC取引先7社が「遺憾の意」 ー「DHCスラップ訴訟」を許さない・第190弾
著者: 澤藤藤一郎(2021年6月1日) 昨日付の共同通信配信で、「DHC取引先7社が『遺憾の意』 会長名での差別的文章掲載に」(表題は、毎日・大阪版)という記事。天下に隠れもないレイシスト、DHC・吉田嘉明のヘイトコメントに関して、「D
本文を読む目前の都議選は、オリパラ開催可否の民意を問う投票となる。
著者: 澤藤藤一郎(2021年5月31日) 東京都議選の告示は6月25日だが、事実上の選挙戦は既に始まっている。投開票の7月4日は東京五輪開会式まで20日たらず。この都議選、今秋総選挙の前哨戦であるよりは、東京オリパラ開催可否の民意を問
本文を読む日中友好の、過去と現在と未来を思う。
著者: 澤藤藤一郎(2021年5月30日) 中公選書「『敦煌』と日本人―シルクロードにたどる戦後の日中関係」(21年3月刊・榎本泰子著)に目を通した。懐かしい風景を見直すような、過ぎ去った良き昔を思い出させる書である。あの時代、日中友好と
本文を読む「愛国」この唾棄すべきもの。
著者: 澤藤藤一郎(2021年5月29日) またまた、野蛮な中国の姿が際だっている。一昨日(5月27日)の香港でのことだ。文明からほど遠いこの国には、大国の風格も余裕もない。法の支配も、人権の尊重も民主主義の片鱗もない。自由な選挙さえも許
本文を読む維新が危険な存在になりつつある。維新への厳しい批判が必要だ。
著者: 澤藤藤一郎(2021年5月28日) 維新とは、特定の主義主張や体系的な理念に基づいて結成された政党ではない。ひとえに世の風向きを見てこれに乗ろうという本性だから、右にも左にも大きくブレる。ブレないところは、反共の素性と権力への摺り
本文を読む入管行政に色濃く残されていた戦前的なるものの残滓「特高の組織体質」
著者: 澤藤藤一郎(2021年5月27日) 今通常国会は6月16日(水)に閉会となる。残された日程は、20日にも足りない。ここまでの審議を振り返って特筆すべきは、入管法改正法案の撤回であったろう。間もなくの解散、総選挙という日程を考えれば
本文を読むヘイト企業DHCは追い詰められつつある ー「DHCスラップ訴訟」を許さない・第189弾
著者: 澤藤藤一郎(2021年5月26日) Change.orgの「DHC商品のコンビニからの撤去、および同社との取引中止を求めます」というネット署名キャンペーン。6月3日を一応の締め切りにするという。下記のURLでアクセスして、署名にご
本文を読む目前の東京オリパラ、開催すべきか、それとも中止すべきか。
著者: 澤藤藤一郎(2021年5月25日) A 都議選が間近になってきた。ちょうど1か月後の6月25日告示で、7月4日が投開票だ。コロナ禍のさなかの東京オリパラは7月23日に始まるが、この開催を実行するのか、それとも中止するのか。都民の最
本文を読むDHCの企業体質を支えている関係者への批判を躊躇してはならない ー「DHCスラップ訴訟」を許さない・第188弾
著者: 澤藤藤一郎(2021年5月24日) 毎日新聞日曜コラム「松尾貴史の ちょっと違和感」が頗る好調である。切れ味鋭いというだけではない。民主主義の何たるかから説き起こしての説得力をもつものになっている。イラストの出来栄えも併せて大した
本文を読む東京五輪は、早期の開催中止以外に選択肢はない。
著者: 澤藤藤一郎(2021年5月23日) 本日の赤旗の紙面、ボルテージが高い。1~3面の大部分が、「東京五輪を中止せよ」の記事で埋めつくされている。 1面の大見出しが、「感染拡大しても医療崩壊しても五輪やるのか/IOC副会長に抗議/小
本文を読むIOCは日本国民を温順な羊と思い込んではいないか
著者: 澤藤藤一郎(2021年5月22日) バッハ以下のIOC幹部は、どうやら意識的に悪役を演じている様子である。開催地日本の住民の神経を敢えて逆撫でしようとの底意が見える。 おそらくは、日本人の気質を舐めきっているのだ。日本人とは、羊の
本文を読む「これからは、2度と日章旗の下では走るまい」- 孫基禎、金メダルを得ての思い
著者: 澤藤藤一郎昨日(5月25日)、ちきゅう座総会に参加した際に、社会評論社の松田健二さんから「評伝 孫基禎」(寺島善一著)をいただいて、興味深く読んだ。著者の立場は公平である。オリンピックやスポーツだけを切りとるのではなく、日本の朝鮮
本文を読む有権者は、もったいないがだましよいー「都民ファーストの会」の場合
著者: 澤藤藤一郎古川柳は、どら息子の心境をこう喝破する。 母親はもつたいないがだましよい(誹風柳多留) この前句は、「気をつけにけり気をつけにけり」である。 「前句を息子に用心している母親として、その母をまんまと欺して、勿体ないという体
本文を読む「アベ友学園疑惑」解明阻止のための「会計検査院丸投げ」の術
著者: 澤藤統一郎「隠すよりあらわるるはなし」(莫見乎隠)とは至言である。派生して、「隠すこと千里」「隠すほど知れる」「隠すより現わる」「隠せばいよいよ現わる」などともいうようだ。古今東西、権力者は知られたくないことは隠す。もちろん、やま
本文を読む石原の無責任と、天皇の戦争責任免責論
著者: 澤藤統一郎以下は、井上清『天皇の戦争責任』(現代評論社)「はしがき」の抜粋である。著者の息遣いが伝わってくる。くり返し読むに値するものと思う。 「かつての大日本帝国が、大東亜侵略戦争に敗北し、連合国に降伏してから、三〇周年の日を迎
本文を読む野党の選挙共闘は痛い。痛いからこその反共攻撃なんだ。
著者: 澤藤藤一郎私が、アベです。「アベ政治を許さない」って、全国津々浦々に回状をまわされている、お尋ね者同然の、あのアベ。 参院選が近くなったのに、最近何もかもうまく行かない。手詰まり状態でね。出るのは愚痴と溜息ばかり。ホントにどうしち
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