日本の国家財政の危機が喧伝されて久しいのですが、幸いにも今日まで危機の顕現を目前にすること無く推移して来ました。 しかしそれがために箍(たが)が外れたのか、国債発行額が年々増大し、今日また、「アベノミクス」なる幻想を基礎
本文を読む熊王信之の執筆一覧
日独比較の陥穽
著者: 熊王信之ブルマン!だよね氏は、時折、ちきゅう座にお立ち寄りになられて、辛辣な警句や時代の波を冷静に見つめた洞察を披歴されておられます。 今回も、なかなか面白く拝見いたしました。 「何に自分の限られた時間を使うかは、各人それぞれの
本文を読むドイツもやっていた盗み聞き?
著者: 熊王信之「南ドイツ新聞やシュピーゲル誌によると、BNDは2012年、米政府専用機に乗っていた米国のクリントン前国務長官の電話を「偶然」傍受した。13年にはさらに、ケリー国務長官の衛星電話を傍受したとされる。」-なーん、ちゃって、
本文を読む風向きが変わった
著者: 熊王信之閣議決定で実質上の改憲を試みる安倍政権の驕り昂ぶりに地方選挙結果が冷水を浴びせた格好になったのが滋賀県知事選ですが、高級紙ではなかなか書けない程に切り込んだのが日刊ゲンダイでした。 その書き出しです。 「自
本文を読む1960年代の記憶に残るブラウン管の中の刑事や探偵
著者: 熊王信之1960年代。 未だ白黒テレビの時代。 外国、特に米国の私立探偵や刑事が活躍するドラマが全盛でした。 西部劇とともに、一世を風靡したこれ等のドラマで記憶に残っているものを書き連ねて行きたいと思います。 それらドラマに因む
本文を読む日本国憲法の原理とマルクス主義(追補)
著者: 熊王信之先に投稿しました内容は、憲法学の中の特定国の憲法である日本国憲法の解釈学からの演繹の一端を述べたまででして、憲法学が実定法解釈のみに止まると誤解されては憲法学を御専門になる諸先生方に御迷惑をおかけすることになりますので念
本文を読む日本国憲法の原理とマルクス主義
著者: 熊王信之ちきゅう座で、武田明氏が御健筆を奮っておられますが、以前の稿で「本来、憲法の精神を順守する国家を実現するのであるなら社会主義、共産主義国家は、必然の道」と云われる一文に疑問を抱きましたので、既に退職に依り法律実務からは離
本文を読むロシアは経済制裁に耐えられるのか/プーチン・ロシアの報道の自由
著者: 熊王信之ロシアは経済制裁に耐えられるのか ウクライナ危機に端を発して、米欧が対ロシア経済制裁に踏み切り、その効果が注目を集めるところですが、現在までのところ、プーチン・ロシアに進路変更の兆しは見えずにいるところから、米欧首脳の会
本文を読む戦争の遺物を観て
著者: 熊王信之今年も八月十五日が近付いて来ました。 毎年のように、この時期になるとマスコミは、敗戦時の記憶を喚起するべく、彼是と特集を組み、読者・視聴者の関心を惹こうとされているようですが、聊かマンネリ感が拭えず、戦後生まれの私のよう
本文を読むマレーシア航空機ウクライナ上空撃墜事件について (第二の疑問)(第三の疑問)
著者: 熊王信之(第二の疑問) ( MH17便墜落に関わっては、凡その経過は、把握出来たと思われるものの、精確な事件究明は、今後の捜査を待たねばならないでしょう。 事件の概略は、事故では無くて、撃墜された、と思われることなのですが、撃墜
本文を読むマレーシア航空機ウクライナ上空撃墜事件について (第一の疑問)
著者: 熊王信之マレーシア航空17便のウクライナ上空での墜落事件は、乗員と乗客全員が死亡すると云う衝撃的なものであり、EUからの飛行便であるところから乗客の国籍が多数に渡り、関係国が複数で、そのニュースの扱いも諸国において特段で、連日、
本文を読む閣議決定文書の読解法
著者: 熊王信之問題文 「(5)また、憲法上「武力の行使」が許容されるとしても、それが国民の命と平和な暮らしを守るためのものである以上、民主的統制の確保が求められることは当然である。政府としては、我が国ではなく他国に対して
本文を読む「国の存立を全うし、国民を守るための切れ目のない安全保障法制の整備について」中の駄法螺について(続々)
著者: 熊王信之閣議決定文書の非現実的で虚構の論理、即ち、空中楼閣を笑っている場合では無い、と云うことは分かっているのですが、いくら連立相手の説得用にしても、これでもか、とばかりに駄法螺を連ねた文書を読んでいると、不謹慎にも笑わずにはお
本文を読む閣議決定に関わる誤った認識を正し、安倍政権の憲法違反の立法に対峙しよう。
著者: 熊王信之集団的自衛権に関わる解釈を閣議で如何に変更したとしても、それだけで、憲法を改正出来る訳も無いのですから、まるでこの世の終わりの如く批判するのは、さて置いて、少し冷静になり今後を考える必要があるのではないのでしょうか。 こ
本文を読む「国の存立を全うし、国民を守るための切れ目のない安全保障法制の整備について」に於ける日本内外の邦人に対する危害の危険性について
著者: 熊王信之集団的自衛権を巡る閣議決定での解釈改憲に関わっては、批判が戦争参加に集中していて、その戦争とは、古典的戦争概念にある如く論議されているような気配があったので、その空隙を埋める意味合いで投稿を重ねた次第であるが、閣議決定の
本文を読む「国の存立を全うし、国民を守るための切れ目のない安全保障法制の整備について」中の駄法螺について(続)
著者: 熊王信之読めば読むほどに、書いた者の頭の中が知れるほどの馬鹿らしさに云うべき言葉も無いが、こんな駄法螺を前提に、国民を騙して、米国の主導する「テロとの戦い」に、本当に加担する積りならば、反面では、米国その他西側諸国にとっては、迷
本文を読む「国の存立を全うし、国民を守るための切れ目のない安全保障法制の整備について」
著者: 熊王信之1武力攻撃に至らない侵害への対処 (1)「純然たる平時でも有事でもない事態-中略-こうした武力攻撃に至らない侵害に際し、警察機関と自衛隊を含む関係機関がー中略-いかなる不法行為に対しても切れ目のない十分な対応を確保するた
本文を読むプーチン・ロシアのクリミア侵攻に関わって
著者: 熊王信之プーチン・ロシアのクリミア侵攻に関わって、未だに、真偽を測りかねる記事があり、何度も読み返すものの、この記事の著者自身が、記事の裏付けを欠き、ことの真偽を計りかねているのではないか、との疑いを払しょくできないままになって
本文を読む集団的自衛権発動に関わる事例について(想定問答)
著者: 熊王信之(ケースNo.1)20XX年X月X日、東南アジア某国領海外海域において、電子戦演習中の米海軍機に対して、某国空軍戦闘機数機がスクランブルをかけた。 米海軍は、偵察機防衛のために戦闘機(複数)を発進させたところ、某国領海外
本文を読む東京都議会本会議中にあった不正規発言に因んで
著者: 熊王信之東京都議会の本会議中にあった不正規発言(野次)は、巷間で言われるようなセクハラどころでは無く、人としての尊厳を踏み躙る行為であり、人権蹂躙である。 このような言動は、議会内であろうと無かろうと決して許されるものでは無い。
本文を読む最後は金目(かねめ)でしょ
著者: 熊王信之福島第1原発事故の汚染土貯蔵施設に関わる「最後は金目(かねめ)でしょ」との石原伸晃環境相の発言を巡って、巷間では、辞職を求める声が大きくなっているらしい。 何が、問題なのか、と不謹慎にも思わずには居られない。 原発関連だ
本文を読むマルクスへの私的挽歌
著者: 熊王信之青年時代にマルクスを読み、かぶれるのは常識だが、青年時代を過ぎても、未だマルクスを崇めるのは阿保だ、と誰かが書いていたが、私は、壮年になっても崇めていた。 可成りの阿保と云うべきかも知れない。 ただ、崇めて
本文を読むSWASH
著者: 熊王信之某国某所に有るSWASH(Super Wicked Air Shooting Hector) なる研究機関の一室で、研究員の緒母と、その上司の胡麻刷、所長の夢脳が何事かを、緊迫した表情で相談している。 やがて、耐え切れな
本文を読む親指シフト?
著者: 熊王信之早稲田大学の水島朝穂教授ホームページは、私が、日々、参考にさせて頂いているもので、憲法学の観点よりの御指摘には襟を正すべき正論がある、と信じています。 近頃は、風雲急を告げる政情にあって、定期的な「直言」更新は大変なよう
本文を読む雇われママ・ヤマトの奮戦(?)記
著者: 熊王信之年月日不詳の都内某所。 夜の闇の中に、怪しく瞬くネオン・サインが、やけに多い場末の歓楽街の一角にあるバーのカウンターで、雇われママのヤマトが一人で店番。 そこへ常連の一人が現れる。 ヤマト「あら~。 大場(
本文を読む風鎮の寅
著者: 熊王信之年月日不詳のある昼下がり、都内、風鎮組本部において、組長・風鎮の寅が、幹部数人と共に机上に並べられた数台の携帯を見詰めている。 と、その内の一台がヴーヴーと不気味な着信音を発する。 すかさず、携帯を取り上げた幹部が風鎮の
本文を読む風前の灯の韓国民主主義
著者: 熊王信之韓国の政治状況について、全羅南道珍島郡観梅島沖海上の旅客船転覆・沈没事故を調べる過程で、韓国の報道を詳しく読み、認識を新たにしたことなのですが、朴槿恵政権の施政化では、反民主主義的・権力的姿勢が顕著で、「不正選挙で選ばれ
本文を読む安倍政権は、正々堂々と、憲法改正の是非を問え
著者: 熊王信之世情は、集団的自衛権行使の是非を巡り緊迫していますが、この問題の基本法である憲法第9条を、もう一度、虚心に読んでみては如何でしょうか。 まず、条文です。 日本国憲法の第二章には、第9条のみしかありません。
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