電通の女性社員の自殺のニュースをみて、雇用契約のない日本の会社のありようを思い出した。電通にはアメリカ企業のような雇用契約が(形ながらには)あるのかもしれないが、日本をおしなべてみれば、社会常識としての雇用契約の考えがな
本文を読む藤澤豊の執筆一覧
Freedom for contribution
著者: 藤澤豊八十六年から一年ちょっと、アメリカの制御機器メーカのクリーブランドの事業部に長期出張していた。事業部の本社機能があるエリアに向かう通路に大きな掲示板があった。そこには通知や連絡にイベントのお誘いや落し物まで、さまざまなも
本文を読む正月明けの朝顔にびっくり!
著者: 藤澤豊正月明けの朝顔にたまげて、ちきゅう座に投稿しました。 一昨年朝顔がいっぱい咲いて、種がいっぱい取れました。 取れた種をみんな蒔いちゃいました。 いっぱい芽がでて、間引くのに忍びなくて放っておいたら、どれもこれも育ったんで
本文を読むずぼらで鈍でなけりゃ
著者: 藤澤豊はじめて外資のセールスマンの説明を聞いたのは、確か就職して二年目だった。上司から、「本社の生産技術にスウェーデンの切削工具屋が製品紹介にくる……。後学のために話を聞いてこい」と言われて、なんの考えもなく説明会にいった。
本文を読むググれー知のコンシェルジェ
著者: 藤澤豊かつて、何か分からないことがあったら、しっかり知っておかねばならないことに遭遇したら、まずは、大きな本屋にいって参考になりそうな本を探した。 本屋に行っても、参考になる本がすべてそろっている訳ではないし、市や区の図書館に
本文を読む官重民軽―山口裕子議員のチラシ
著者: 藤澤豊本を読んだりパソコンで何か書いたりと、のんびりした生活を送っていたのが、四月か五月を境にちょっと変わった。どこかでメールアドレスが抜けて、多いときには、日に千通を超える馬鹿馬鹿しいメールが届くようになった。これについては
本文を読む事実は一つ、でも景色は色々
著者: 藤澤豊何かのきっかけでお会いして話を聞くと、つくづく「人それぞれ」だと思うことがある。話をするまでもなく、体躯も違えば容姿も、服装もなにもかも違うのだから、一見で「人それぞれ」が出てきてもよさそうなものなのだが、話を聞くまでは
本文を読むキューバ再革命?―墓穴を掘れるか
著者: 藤澤豊新聞やテレビで見聞きする限りでは、キューバが社会理念から生まれた管理社会から大衆の生活水準の向上を目指した社会に移行しようとしているように見える。いまさら、なぜ移行しようとしているのか、移行(しようと)せざるを得ないのか
本文を読む食の話と自家撞着
著者: 藤澤豊社会問題を中心とした硬派の投稿サイトで、「美味しい日本の味、手軽で便利、わが家の食を豊かに……」をうたった料理教室の案内を見つけた。お堅いサイトに載ってるくらいだから、健康食品か何かを売らんがための催しでもないだろう。新
本文を読むなぜ安倍と自民党なのか
著者: 藤澤豊東南アジアからの人たちも一緒に音楽か?何をするのか分からない集まりにでかけた。Webで案内を見つけただけで、どのような集まりなのか漠然としたイメージもない。行ったところで、違和感と疎外感を味わうだけだろうし、人の輪に溶け
本文を読む相手を推し量る能力
著者: 藤澤豊二人とも日本人、それも長年付き合ってきた同僚。当たり前のように、お互い共通の理解がしっかりあると思っている。ところが、そんな二人の間でも、話の行き違いが起きる。ましてやつき合いの短い海外の人とだと、もうそれは曲解じゃない
本文を読むなべよこ国際カフェ
著者: 藤澤豊気軽に茶道を体験する特別プログラム 抹茶をひとりずつ点(た)てます。 畳ではなく、椅子に着席、あるいは立ったまま行います。 日本の文化を体験し、日本語で楽しくおしゃべりしましょう。 ※茶道体験できる人数には
本文を読む代替え可能社会
著者: 藤澤豊何時ごろから「高度大衆消費時代」と言われだしたのか?今や死語になった新聞用語なのか、思い出そうとしても、思い出せない。七十年代の初頭には使われていたと思うのだが、気になってWebで調べたら、たまげたことに、マルクスまで遡
本文を読む合理的だったとしても
著者: 藤澤豊原発にしても沖縄の米軍基地にしても、軍需産業化も、憲法改正も機密保護法も、・・・特別何を知っている訳でも、考えてる訳でもないが、どれもこれも、そりゃないだろうと思う。フツーに考えれば、反対せざるをえない。 右を向いても左
本文を読む紅か専か、犬と徒
著者: 藤澤豊藤村信の『新しいヨーロッパ古いアメリカ』を読んでいたら、「市民か臣民か」と題したエッセーに次のくだりがあった。 『愛社精神をふりまわすものに限って仕事の出来ないやつか、能なしです。西欧にも「愛国主義はごろつきの最後のより
本文を読む残された・使える・過ぎ去る時間
著者: 藤澤豊平等……と言われると、ありっこないのにとひっかかっても、そうあって欲しい、そうでなければという気持ちもあって、否定的なことは言いにくい。 改めて考えるまでもなく、人間、生まれてからというより、生まれる前から平等ではない。
本文を読む響きはあるが
著者: 藤澤豊高名な農学部の先生のご指導の下、億の単位の金をかけて植物工場を建設した。なんとか稼働しようとしたが、先生のご高説のようにはゆかない。何をどう聞いたところで、エンジニアリングの基礎知識がまったくない能書き。後になって振り返
本文を読む軍事化を押さえる不買運動
著者: 藤澤豊武器輸出反対ネットワーク(NAJAT)の杉原さんのお話を聞いていたら、活動の一環として軍需産業に対する不買運動の呼びかけがあった。該当企業の事業所前や東京証券取引所前の抗議デモもあるし、市井の人たちから企業に武器輸出の反
本文を読む横断歩道で赤信号、渡る一歩から
著者: 藤澤豊外的な状況も色々あるし、個人的な状況もさまざま、渡ってもいいじゃないかという人もいれば、しばし道徳観まで持ち出して、信号を無視する人を叱責する人もいる。 叱られかねないのを承知で、個人的には、社会に対する責任というのか、
本文を読むリーダーの在りよう-マイルス・デイビス
著者: 藤澤豊十代の後半からモダンジャズが好きで聴いてきた。三十過ぎてクラッシックを聴き出したが、それまではモダンジャズだけだった。楽器はやらないし歌も歌わない。音楽はただ聴くだけの知識と理解。何を知っての話でもないが、モダンジャズの
本文を読む書き残すー無自費出版へ
著者: 藤澤 豊拙稿『書き残す―ホームページへ』の続きです。 個人のホームページに掲載したなかから、これは「ちきゅう座」に投稿しても、たいして顰蹙を買うこともないだろうというものを選んで、加筆、編集して投稿してきた。顰蹙を買っているもの
本文を読む書き残すーホームページへ
著者: 藤澤 豊拙稿『書き残すー始まり』の続きです。 思いつくままに書き始めて、ちょっとたったころ、はてどうしたものかと考えだした。いつものことで、ある状態からこうしようとするのはいいのだが、こうしようということが成った先を計画しておく
本文を読む高/低文脈文化の狭間で
著者: 藤澤 豊川口マーン恵美さんの著書『サービスできないドイツ人、主張できない日本人』が興味深い。ドイツ人と結婚され、ドイツ在住が長い川口さんが、日常生活を通してみた素のドイツをエピソードも交えながら語っている。そこに、娘さんが、お母
本文を読む書き残す(1/3)ー始まり
著者: 藤澤豊感動したことや驚いたこと、がっかりしたことや憤慨したこと、うんざりした経験、そりゃないということに遭遇したとき、・・・そのときどきの思いや考えたことを整理して書き残しておこうと思いたった。ポツポツ始めて、かれこれ十年にな
本文を読むイヌワシに思う
著者: 藤澤豊テレビでイヌワシの生態を紹介した番組を二度見た。最初に見たのは日本のイヌワシだった。二つの卵から先に孵化した幼鳥が、遅れて孵化した弟か妹を巣から追い落とす。 二羽育てるには十分な餌がないと判断して、親鳥が遅れて孵化した幼
本文を読む西郷さんとハチ公
著者: 藤澤豊荒川区町屋で生まれて育って、子供の足で歩いても五六分の区立第七峡田小学校に入った。校庭の端の大きな壁の向こうは河川敷もない蛇行した隅田川。斜めに引いても五十メートル走がやっとという狭い校庭だった。 水がでるから、辺りの建
本文を読む詐欺メールとチラシ
著者: 藤澤豊パソコンを使わない日はない。最近はWordを使っての作業が多いが、なにかしらのメールを受け取って、何らかのメールを送るのが日常生活の一部になっている。何か作業をしていて、気の向いたときにメールのゴミ箱をチェックすることに
本文を読むゆっくりした世界もいいけれど
著者: 藤澤豊流れの速い渓流では自浄作用で常に水がきれいに保たれる。流れの遅い、あるいはほとんどないところでは、水が淀み汚れたままになる。きれいな水にしか棲めない生き物もいるし、淀んで、(人間の目には)汚れた水を好んで棲む生き物もいる
本文を読む善意が善意で終わらない
著者: 藤澤豊もしかしたら、何かできること、お役にたてることもあるかもしれない。「グローバリゼーションに対抗する。。。」とまで銘打った草の根活動の集まりに行けば何かあるのではないか、きっかけだけでもと期待半分、期待しすぎてはという抑え
本文を読む武器輸出のための改憲
著者: 藤澤豊雑誌『世界』が六月号で「死の商人国家になりたいのか」と題して、武器輸出の問題を取り上げていた。特集記事を読む限りでは、日本の軍需産業は大まか次のような状態にある。限れた経験から感じていたことと同じなのに、そうなのかと思い
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