二十歳で工作機械の技術屋を目指して就職したのに七年後には海外技術課課員という便利屋になり果てて、海外から入ってくるクレームの窓口担当として工場中を走り回っていた。誰も日常業務で忙しいから、飛び込みで入ってくるクレームなん
本文を読む藤澤豊の執筆一覧
窒素を自分で固定する植物の開発
著者: 藤澤豊食物連鎖(Food Chain)を大雑把に説明すれば、「自然界における生物が、食うか食われるかの関係で鎖状につながっていて、植物は草食動物に、草食動物は肉食動物に食われる」になる。私たち人間は雑食で植物も食べるが肉も食べ
本文を読む事務屋が決めて、技術屋が作る
著者: 藤澤豊製造業をあちこち渡りあるいてきただけの実に個人的な経験ととるに足りない知識からの話で、複雑な世の中をそんな稚拙な理解でと自分でも思う。個人の経験から一般論を展開するのもどうかと思うが、巷の状況を調査する能力がない。愚考に
本文を読む海外との契約書はなんで英語なの?
著者: 藤澤豊いくつも渡り歩いてきたなかで日本の会社も数社でお世話になった。年もいってそれなりの立場になっても、契約書を取り交わすようなことはなかった。機器や装置の単体販売では見積(書)と注文(書)の間に納期と価格交渉があれば十分と
本文を読む遺伝子編集ブタの腎臓を移植
著者: 藤澤豊四月四日付けのBBCのニュースをみて、ついにここまで来たのかと驚いた。 「Pig kidney transplant patient leaves hospital」と題する記事で、後日みつけた日本語版では「ブタの腎臓移
本文を読むセルフレジをカートの上に
著者: 藤澤豊四月三日付けのThe Hillの「Amazon ditching ‘Just Walk Out’ technology at grocery stores」と題する記事をみて、そこまでやるかと驚いた。驚きはしたが、言われ
本文を読む学生運動までだったということなのか?
著者: 藤澤豊学生運動に憧れていた。いたというと過去のことで、今は冷めてしまったのかと思われかねないが、そんなことはない。もう若い時のように息苦しいまでの熱はないが、心の底には消しようのない種火がくすぶっていて、ときに息苦しくなること
本文を読む政府資金に頼るインテル
著者: 藤澤豊海外製の半導体に依存していたのでは、何かあったときにアメリカの産業どころか国としてにっちもさっちもいかなくなる。それを恐れて、政府資金を投入して近代化をはからなければならなくなったということだろう。事情はわかるが、では社
本文を読むヨーロッパ人の源郷はウクライナ
著者: 藤澤豊Spiegel Internationalの記事「New Analysis Indicates that Austrian Iceman Was Anatolian」を整理して、昨年の十月に「アイスマンとエスノセントリズ
本文を読む断食と減量と健康
著者: 藤澤豊子供のころは痩せの大食いで、いくら食っても太らない体質なんだと思っていた。中学では当時流行っていた城卓也の『骨まで愛して』が流行っていたこともあって、口の悪い仲間から骨とかガラと呼ばれていた。後年分かったことだが、それは
本文を読む遺伝子移植でキャベンディッシュにパナマ病耐性を
著者: 藤澤豊「安くて美味しくて手軽なフルーツ」はバナナしかないだろうと思いながらググったら、下記が出てきた。 「安くて栄養価が高いフルーツ 3位『オレンジ』、2位『柿』、1位は?」 https://www.itmedia.co.jp
本文を読む人の善意を食いものにする貧困ビジネス
著者: 藤澤豊休日に池袋の東口を歩いていると、署名活動をしている集団にでくわすことがある。ときには署名より募金に熱心のように見える人たちもいる。通りすがりにしても何を呼びかけているのかぐらいは分かる。頑張ってますねぇー、まあいいんじゃ
本文を読むモスクワの茶番ータッカー・カールソン
著者: 藤澤豊古希もとうに過ぎた年金生活者で仕事であくせくすることもなくなった。仕事をやめれば外出することも減って、暇をもてあましてどうしたものかという生活になるだろうと想像していたが、生まれながらの貧乏性であれやこれやと忙しい。知ら
本文を読む西洋はもはや世界の嫌われ者?
著者: 藤澤豊先日、知人から三行の短いメールをもらった。そこには「発売予定の本の宣伝なので……」という前置きではじまって「別の視点を提供……」と続いて、AERAの記事のurlが書かれていた。 自分から見にいくことはないが、せっかく紹介
本文を読む知ろうとしない人たち
著者: 藤澤豊もう一月半ほど前になるが、駅前で署名活動をしている集団にであった。十名ほどいらしたが、古希を過ぎた者の目にもかなりご高齢の方々に見えた。署名をお願いする言葉には、似たようなことをして来たものしか気づかない包み隠したかのよ
本文を読む遺伝子治療が始まっている―遺伝子編集
著者: 藤澤豊New York Timesのニュースレターに遺伝子治療に関する記事があったが、購読契約をしてないからタイトルまでしか読めない。共和党がどうのとか、トランプがどうしたなんて記事なら気にもならないが、遺伝子治療のニュースで
本文を読むChatGPTに泡を食う法曹界
著者: 藤澤豊一月十一日付けでThe Hillが「AI models frequently ‘hallucinate’ on legal queries, study finds」と題する記事をおくってきた。機械翻訳すると、「AIモデ
本文を読む専門化が将来の展開への枷となる
著者: 藤澤豊能力も時間も限られているから、何かに注力すれば他がおろそかになる。持ってうまれた才能や努力から総体のキャパは人それぞれだが、すべてを完璧にこなせる人はいない。いくら完璧を期したところで、状況は日々変わるから、今日の完璧が
本文を読むマスコミが健全な民度と民意を醸成する
著者: 藤澤豊YouTubeで安芸高田市の市議会のありさまを見てきたからか、CNNのニュースを読んで、そういうことなんだよなと、あらためて思った。先にCNNのニュースに目を通したほうが、何を問題としているのか分かりやすいかもしれない。
本文を読むカスタマーサポートへのサポートはない
著者: 藤澤豊買ったはいいけど、聞いていたようにどころか、マニュアルに書いてある通りにも動かない。マニュアルには製品の機能が説明されているだけで、いくら読んでも分かっている人にはわかるという機能説明書で、使い方は想像するしかない。モノ
本文を読む浮世離れでいいじゃないの
著者: 藤澤豊転職するたびに、つけ刃を求めて情報を漁り続けてきた。何かの縁や引きがあって入った会社でも、三月(みつき)かそこらのうちに自分のネットワークを作り上げないと、仕事にならない。一年後には誰の目にも成果としてかたちにしなければ
本文を読む一芸は万芸に通ず?
著者: 藤澤豊「一芸は万芸に通ず」とか「一芸に秀でる者は多芸に通ず」なんて格言?をきくと、これといった芸もない便利屋ということもあって、今どき素面で口にすることかねと思ってしまう。 科学知識も工業技術も限られていた時代ならいざ知らず、
本文を読む行政支出は不公平を生む
著者: 藤澤豊十二月月一日付けでロシア・ビヨンド(Russia Beyond)が恥をさらすことにしかならない記事をおくってきた。極端な例のおかげで、行政支出の本質がよくわかる。ロシア・ビヨンドにお礼のひと言も言わなきゃならない。大なり
本文を読む地図を読む人、地図を変える人
著者: 藤澤豊十一月二十二付で、ABCニュースが高校生によるChatGPT活用の是非を問う記事を送ってきた。 「ChatGPT was tipped to cause widespread cheating. Here’s
本文を読む後は運を天に任せて
著者: 藤澤豊年も押し詰まってもう何日もないのに、今年の年賀状はどうしたものかとぐずぐずしていた。毎日何度も思いだしては、どうしたものかと考えていた。この数年、ペイントソフトの練習もかねて暑中見舞いや年賀状もどきを作ってきたが、どうい
本文を読む古地図と古文書で今を語るな
著者: 藤澤豊いつものようにスーパーへと歩いていったら、駅前広場にまたオレンジ色のジャケットを着た集団がいた。マイク片手になにかいっているが、聞こえるだけで聴く気にはなれない。距離をあけてさっさとスーパーに入って、あれこれ買って表にで
本文を読む生成型検索エンジンと法規制
著者: 藤澤豊Natureの十一月六日付けの記事が興味深い。「ChatGPT detector’ catches AI-generated papers with unprecedented accuracy」と題する記事で、機会翻訳
本文を読むコタツ記事vsクラブ(提灯)記事
著者: 藤澤豊のっけからこう言ってしまうと実も蓋もないが、現地に赴いて調査したわけでもなければ、取材したものでもないということからすれば、下記は巷でいう「コタツ記事」もどきの雑文ということになる。 ひと月ほど前になるが、Webでニュー
本文を読む親知らずー歯医者と口腔外科
著者: 藤澤豊歯医者とドクターについては前回書いたが、今回は親知らずのせいで歯医者と口腔外科でえらい目にあったこと――今となっては笑い話にしかならないが――を書いておくことにした。 就職する前だったから、十八か十九歳だったと思う。右顎
本文を読むえ、ドクター?歯医者さんじゃ
著者: 藤澤豊有無を言わせぬ辞令をもらって一週間で荷物をまとめて、フィールドサービスマンとしてニューヨーク支社に赴任した。生産現場にいたことがないから、ろくに機械を触ったこともなかった。英語は中学卒以下のレベルの者にある日突然、アメリ
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