ビルマ政治犯支援協会(AAPP)によると、4/1の時点で、2/1のクーデタ以来、子ども46人を含む543人の民間人が国軍によって殺害された。3/27の国軍記念日の式典には、中国、ロシア、インド、パキスタン、バングラデシ
本文を読む野上俊明の執筆一覧
3月27日 国軍記念日にも見境のない殺戮―歯止めなき人道に反する蛮行に国際社会の懲罰を
著者: 野上俊明昔たしかソ連軍のチェコ侵入の時だったであろう、「レーニンよ目を覚ませ、やつらは狂ったぞ!」という落首があった。ミャンマーもいまそれと同じ危機にある。「アウンサン将軍よ目を覚ませ、やつらは狂ったぞ!」―建国の英雄アウンサ
本文を読むミャンマー、局面転換―一歩後退二歩前進へ
著者: 野上俊明3月に入って国軍の戦場並みの鎮圧作戦によって、国民運動側の犠牲者は3/22現在、250名を超えました。振り返れば、あの韓国民主化運動史の画期をなす「光州事件」(1980.5/18~5/25)の死者155人をはるかに超え
本文を読むなぜミャンマー国軍はかくも残虐非道なのか―その端緒的考察
著者: 野上俊明政治犯支援協会(AAPP)が16日午前に発表した声明によると、2月1日の軍事クーデタ以降、国軍や警察の武力行使で亡くなった市民は16日までに193人に達したという(イラワジ紙)。 こうなってわかるのは、軍事クーデタが国
本文を読むミャンマー/力強い「影の議会CRPH」からのメッセージ ̏クーデタへ団結して立ち向かおう!“
著者: 野上俊明3/13土曜日の夜、すでに90名以上の犠牲が明らかになっていたとき、「影の議会」であるCRPH(連邦議会代表委員会)の副大統領としての資格で、NLD政治家マーンウィンカインタン氏が、初めてFBを通じて国民に熱いメッセー
本文を読むミャンマー/国軍の残虐非道な弾圧―「人道に対する罪」を許さず、ただちに国際社会の介入を!
著者: 野上俊明ようやく国連安保理事会は、10日ミャンマー情勢に関し「抗議者への暴力を強く非難する」とする議長声明を出した。中国、ロシアの反対を見越して、法的拘束力のある「クーデタ非難決議」や制裁の発動にかかわる文言は声明に盛り込まれ
本文を読むミャンマー 雄々しききみは斃(たお)れぬ、尊き自由と民主主義のために
著者: 野上俊明国連の発表では、3月4日現在、北はミッチーナから南はベイまでミャンマーの主立った都市で、街頭の反クーデタ行動に参加していた若者らが、すでに54名、国軍の忌まわしい凶弾に倒れた―死に瀕する重傷者も多いという。若者たちはみ
本文を読むミャンマー情勢 弾圧に屈せず、自由の経験は国民に勇気をあたえた!
著者: 野上俊明国連は2/28日曜日に、ミャンマーでの軍事クーデタに対する全国的な抗議行動に対し、少なくとも18人を射殺し、30人以上を負傷させたと発表した。ヤンゴンでもはじめて犠牲者が出た。国軍系のテレビは、軍と警察に対し実弾射撃は
本文を読むミャンマー情勢 血の弾圧迫る。全世界よ、注視し支援せよ!
著者: 野上俊明27日、全国各地で治安部隊が一段と攻勢に出て、デモや抗議集会の強制排除を進めた。このなかで北西部モンユワ市では、またしてもデモに参加していた女性が腹部に治安部隊の銃撃を受けて死亡した。いよいよ国軍は、88年の時と同様に
本文を読む2021.2.22 ̏ five two革命“のゼネストに突入!
著者: 野上俊明これほど情熱的な国民とは、と驚くほど全土の主要都市を埋め尽くす人、人、人である。22日午前中から、ヤンゴン、マンダレー、パテイン、タウンジー、トウングー、モーラミャイン、ダウェイ・・・、SNSとドローンというIT手段の
本文を読む合法の装いで、スーチー国家顧問らの長期拘留ねらう 国内外の猛圧力で、クーデタ・レジーム打倒へ
著者: 野上俊明国軍はスーチー国家顧問を追起訴し、無期限の長期拘留によってNLDを孤立化させ反対運動を収束に向かわせようと企図。しかし全土に広がった反軍反クーデタ運動は、単一の司令塔によって指図されるものではなく、SNSを駆使した同時
本文を読むミャンマー 反クーデタ・民政回復運動、全土を席捲!
著者: 野上俊明スーチー国家顧問はじめ民主人士(330人 2/14現在)の釈放と民政回復を求める運動は、ミャンマー全土に燎原の火のごとく広がっている。まさに88動乱の様相を呈しつつあるが、しかし大きく異なるのは血で血を洗う暴力は抑えら
本文を読む武力鎮圧にそなえ、同時多発デモを分散して展開せよ!
著者: 野上俊明SNSでの呼びかけであろう、一か所に固まらずそれぞれの居場所で分散して同時多発的に抗議行動を呼びかけているという。Z世代と呼ばれる若者たちの創意工夫した抗議形態も話題を呼んでいる。 <Pick Upここ数日の動き> ●
本文を読むミャンマー全土に反クーデタ行動広がる ゼネスト的状況へ、しかし弾圧迫る!
著者: 野上俊明ヤンゴン中心街 イラワジ紙 クーデタへの抗議行動は全土に広がり、88動乱と似たような様相を呈してきました。英紙ガ―ディアンによれば、地元紙フロンティア紙のウェブサイトで、国内最大級のKBZ銀行の多くの支店も、多くの従
本文を読むミャンマー、軍政復活反対デモ大規模に!
著者: 野上俊明(2月6,7日のミャンマー、日本におけるクーデタ抗議への動きをメディアの報道から、以下簡単にピックアップしました) 国軍は2月1日にクーデターで権力を掌握し、文民政府を打倒してスーチー国家顧問やウィンミン大統領を拘束。
本文を読む国軍によるクーデタの愚挙
著者: 野上俊明<クーデタの帰結> かつて軍政時代、非常識はこの国の常識と観念していましたが、国軍最高司令官みずから直前にクーデタを否定しておきながらクーデタを決行したのには、驚きあきれました。情勢の展開をみていると、アメリカのトラン
本文を読む新年あけまして、おめでとうございます
著者: 野上俊明新年あけまして、おめでとうございます。 本年もよろしくお願いいたします。 2021年 元旦 野上俊明 昨夜、ドイツのメルケル首相の首相としての最後の新年の挨拶をみて感動いたしました。 年末のド
本文を読むコロナ禍は現代社会の分断と不平等を浮き彫りにした
著者: 野上俊明12/25付「ガ―ディアン紙」に掲載された、英国エジンバラ大学のグローバル公衆衛生の責任者であるデヴィ・スリダール教授の論考「新型コロナ禍が示したのは、健康は生物学だけの問題ではないこと」(Covid-19 has s
本文を読む「能力はないが、人気はある」を実証したミャンマー総選挙
著者: 野上俊明11月8日に行われたミャンマーの総選挙は、NLDが2015年を上回る圧勝を遂げました―11/13現在、642議席中399議席獲得(総議席の1/4は、選挙なしで国軍に指定されている)。ただ世界の世論の関心をほとんど引かな
本文を読む「タイらしさ」の脅迫と抵抗運動
著者: 野上俊明タイの首都バンコクで学生らの力強く意気盛んな反政府行動が続いています。かれらは2014年の軍事クーデタで権力を掌握し、2019年3月の総選挙で「民政府」首相の座に就いたプラユット首相の即時退陣と王室の改革を掲げて一歩も
本文を読むヤンゴン在住のC子さんへの手紙
著者: 野上俊明C子さんは東京外語大のビルマ語科を卒業するとすぐに発展途上国の某農業支援NGOに就職。その後その組織のミャンマー駐在員となり、軍政下のミャンマーに深くかかわるようになります。やがてミャンマー人男性と結婚し、いまは二人のお
本文を読むビルマにおける旧日本軍―その敗北と病理
著者: 野上俊明はじめに 先般コロナ禍で末期症状を呈していた安倍政権をみるにつけ、その指導力のまったき欠如や無能ぶり、責任回避の無様な姿に戦後丸山眞男が見事に剔抉した「軍国支配者の精神形態」の再来をみる思いがしたのは私だけではないでし
本文を読むアメリカのリベラルから見た安倍政権の評価
著者: 野上俊明安倍首相の辞任表明後、安倍政権7年8か月の評価がいっせいに出始めました。われわれリベラルや左翼の評価が厳しいのは当然ながら、ただ気になるのは朝日新聞の世論調査で安倍治政を評価するとしたのが、71%もの高さを示したことで
本文を読む昨日の断想から
著者: 野上俊明テレビで見ると、新型コロナウイルス禍に対処する専門家会議のメンバーは、尾身副座長はじめどうも反応が鈍く、いったいこの人たちは危機意識をどの程度持っているのか、国民にどういうメッセージを伝えようとしているのか、よくわから
本文を読む新型コロナウイルス禍は、政府と国民を映す鏡
著者: 野上俊明新型コロナウイスルスは欧米にも拡大して、世界の感染者は3月中旬で16万人を超えているといいます。多くの著名人がそれで亡くなったこともあり、1918年のインフルエンザ・パンデミックは歴史教科書的事実としては知っておりまし
本文を読む「近代の超克」論を超えて
著者: 野上俊明―空洞化する戦後体制― 2020年1月―アウシュビッツ解放75周年~世界のトップ指導者参列せず、だが依然として「アウシュビッツは単なる歴史ではなく、我々にとっての鏡だ」 国際アウシュビッツ委員会クリストフ・ホイブナー は
本文を読むヘーゲル研究会余禄―動物権animal rightから自然権nature rightまで
著者: 野上俊明先ごろのヘーゲル研究会に、長く闘病生活を送られたU先生も快癒して久しぶりに出席。ヘーゲルの専門研究者不在で、ほぼわれわれデイレッタントだけで進められてきたこの2年間だったので、なにかほっとした感がありました。「法哲学」
本文を読むアウンサン・スーチー国際司法裁判所へ、普遍的諸価値からの公然たる離反
著者: 野上俊明ロヒンギャ70万人のエクソダスを生み出したミャンマー・ラカイン州危機からまる2年、半世紀ぶりに成立した文民政府への幻滅とともに、以後アウンサン・スーチーやミャンマーという国は、われわれ国際社会の視野から遠ざかった感があ
本文を読むS.クラカウアー「サラリーマン―ワイマール共和国の黄昏」(1930年)を読んで
著者: 野上俊明まず本書表題ともなっている「サラリーマン」Die Angestellte(直訳すれば、被雇用者)についてであるが、本文では残念ながらサラリーマンとはいかなる社会的存在か、適確な社会学的ないし経済学的定義が見いだされず、
本文を読むヘーゲル法哲学要綱(1821年)を読む (ヘーゲル研究会レジュメ)
著者: 野上俊明はじめに 私の問題意識と探求点:ヘーゲルの「理性による支配」とウェーバーの「合理化」の対比。ヘーゲルの理性に寄せる全幅の信頼に対し、ウェーバーの合理化概念は、ニーチェのニヒリズムをくぐり抜けているだけに、西欧文明の不可避
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