◆なぜできぬ「一緒」、元教育長の嘆き 「インクルーシブ教育を進めたいと予算を付けても、丁寧な個別教育になってしまう。なぜだろう? 残念でならない」。 かなり以前のことですが、退任した教育長が、このように嘆かれました。こ
本文を読む長谷川孝の執筆一覧
ていこう原理 14 戦時体制、独裁支持の民衆にならないで
著者: 長谷川孝◆「お国のため」は命より重い軍事教育 2023年。タモリさんの「新しい戦前になる」という発言が関心を集めています。法政大学前総長の田中優子さんは「日本が戦時体制に入りつつある」と述べています(東京新聞1・15)。 ロ
本文を読むていこう原理 13 無思考、従属の国民づくりの操作と統制
著者: 長谷川孝◆軍拡、国葬に賛成、若い層に多い問題 ろくな議論も根拠の説明もなしに閣議決定。国葬も、専守防衛の大転換というべき軍拡・増税も、です。原発への再依存ももくろんでいます。内閣支持率が二五%とか三一%とか(毎日、朝日新聞世論
本文を読むていこう原理12 国家自体の〈カルト性〉の危うさ・怖さ
著者: 長谷川孝◆〈人殺しを許される!〉国家とは 死刑と戦争……。これは国家という組織が人の生命を奪っても罰せられない、つまり〈人殺しを許されている〉ことになっている行為だと言えると思います。 誰が許しているのか? 明言はできません
本文を読むていこう原理11 児童憲章と「親権」は廃止すべきだ!
著者: 長谷川孝◆民法改正、監護・懲戒権は残された 民法 第四章 親権 第一節 総則(親権者)第八百十八条 成年に達しない子は、父母の親権に服する。第二節 親権の効力(監護及び教育の権利義務) 第八百二十条 親権を行う者は、子の利益の
本文を読むていこう原理10 〈カルト宗教支配状況〉の国家 ロシア
著者: 長谷川孝◆信者支配はカルト宗教だけのことか? 元首相銃撃事件で一気に明らかにされてきた「(名称変更した)統一教会」と政治との「癒着」問題。いかにして表面的な処理でやり過ごすかに懸命な様子が見え見えです。接触の〈総合窓口〉と疑わ
本文を読むていこう原理8 権力を私物化し乱用した右翼政治家の死
著者: 長谷川孝◆プーチン・アベ・トランプ…… 《暴力による襲撃は、民主主義への攻撃でもあり許されないが、その暴力で襲撃された政治家は、民主主義を後退させ忖度を広げた、専制主義の推進者だった。》――安倍晋三元首相の銃撃事件の直後に、こ
本文を読むていこう原理7 今、教科書にしたい、してほしい本2冊
著者: 長谷川孝◆国分一太郎さんの子ども向け憲法の本 『わたしたちの憲法』(有斐閣)という本を本棚の奥から見つけ出しました。憲法学者の宮沢俊義さんと、作文教育の国分一太郎さんの共著で1955年に発行された本の新装改訂版(1983年刊)
本文を読むていこう原理 6 人類文明の「過剰」と環境・文化の破壊
著者: 長谷川孝◆「武器をみな不具合にする発明を」 ロシア国による、というよりプーチンという独裁者によるウクライナ侵略。ウクライナのネオナチの排除などのためと主張しています。それらを信じて、ロシアを支持する人もいるようです。 でも、歴
本文を読むていこう原理 5 教育への政治介入と映画『教育と愛国』
著者: 長谷川孝◆教育の〈政治の道具化〉示す検定介入 「教育の自由、独立が脅かされ、教科書が書き換えられていく。かつて日本でも、教師が目の前の子どものためではなく、国家の代弁者となった時代があった。危機的状況だと感じています」。 この五
本文を読むていこう原理④ 教育と学び、人類文明史の認識変革
著者: 長谷川孝◆学びを権力支配する学校教育 大学に入学した時、「教職課程は絶対に履修しない」と心に決めていました。教育に対する、小学校五年の二学期以来の強い不信感があったからでした。 五年生の当時、私は夏休み前には教科書を読み終えてい
本文を読むていこう原理⑨ 死後もなお、アベ政治への讃辞と忖度か
著者: 長谷川孝◆民主主義にそぐわぬ「国葬」という儀式 憲法の三大原理とされる国民主権、基本的人権、平和主義の根本にあるのは、個人の尊厳と民主主義だと思います。 少なくとも主権者・国民=ピープルの半数以上(共同通信の世論調査など)が
本文を読むていこう原理③ 「先生に批判、疑問はタブー」
著者: 長谷川孝◆忘れられぬ女子学生な切実な発言 「短大に入って、出席したどの授業でも先生が、授業で話したことを批判しなさい、疑問を出しなさい、とおっしゃいます。でも、できるわけがありません。高校を卒業するまでの十二年間、先生を批判し
本文を読むていこう原理② 議論抜き?「温暖化集団催眠」論
著者: 長谷川孝郷土教育全国協議会(以下、郷土全協)の機関誌『郷土教育』は、九回にわたり今井和江さんの論考(「『CO2温暖化説』は集団催眠⁉」)を連載しました。この連載につき私は、いわゆる「陰謀論」をベースにした論考のように疑いますが
本文を読むていこう原理① 教育改悪《施す教育へ》の15年
著者: 長谷川孝二〇二一年十二月八日。政治家や軍人の多くも昭和天皇も、アメリカの国力、軍事力に勝てるとは思わないままに、真珠湾攻撃で第二次世界大戦に突入して八〇年でした。それから一週間後の十五日は、憲法二六条(教育権)と一体とされた一
本文を読む憲法の人権を「まちの人権」へ~人権文化を育もう!
著者: 長谷川孝◆「人類普遍の原理」が憲法そして国家の基礎 《……国家再建の基礎を人類普遍の原理に求め、自由に表明された国民の総意によって確定されたのである。即ち、日本国民は、みづから進んで戦争を放棄し、全世界に、正義と秩序とを基調と
本文を読む学校教育法第11条 抜本改正案に賛同しました! ”教育の都合”でなく子供の人権からの教育の規制を
著者: 長谷川孝初出:「いま、子供たちのいるところ -相模原の教育を考える市民の会 会報- 第26号」2021年7月31日より許可を得て転載 〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 https://chikyuza.net/ 〔opini
本文を読む「平和的生存権」の要件は 非戦、環境、人権、防疫・・・
著者: 長谷川孝https://chikyuza.net/wp-content/uploads/2021/08/img001.pdf 初出:「さがみ九条の会 ニュース51号」2021年8月10日より許可を得て転載 〈記事出
本文を読む教育のデジタル化に多くの懸念と不安―デジタル政策に組み込まれる教育制度―
著者: 長谷川孝初出:「いま、子供たちのいるところ -相模原の教育を考える市民の会 会報― 第26号」2021年7月31日より許可を得て転載 〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 https://chikyuza.net/ 〔opini
本文を読む《異沌憤説》6 「やまゆり園事件」の裁判と死刑判決で考えさせられたこと ~死刑の無効性、自己否定と自己攻撃、優生思想とケア労働の状況など~
著者: 長谷川孝神奈川県の知的障害者施設「津久井やまゆり園」(相模原市緑区)での、施設職員による残虐な殺傷事件。その裁判で横浜地裁が言い渡した判決は「死系」だった。裁判で「真実」が明らかになるとは、思えるはずもなかったが、多くの考えるべ
本文を読む《異沌憤説》5 現行の教育基本法第2条は違憲・違法の悪条文だ! ~特定の「態度」を備えた国民の育成のための学校教育へ~
著者: 長谷川孝道徳教育が教科となり、検定教科書による授業が粛々と実施されているようです。しかし、授業の在り方の是非よりも、道徳が学校教育の中枢に据えられて、学校教育そのものが道徳主義化していくことに、重大な危惧を禁じ得ない状況だと考え
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