長谷川孝の執筆一覧

ていこう原理 39 憲法異論〈形成護憲〉の試考

著者: 長谷川孝

◆国民が憲法を〈まもる〉意味 2025年は戦後80年。昭和100年とも云いますが、前半20年と一括りにされてたまるか!です。明治と昭和の百年は政府が祝った(う)ようですが、2011年の大正百年は無視でした。大正ロマン、大

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ていこう原理38 子育て習俗・民俗の中の子ども観

著者: 長谷川孝

◆西欧人の名でつづられる人権史 子どもの権利・人権についての講座を聴きながら、熱意があり内容も充実しているのに、違和感が湧いてきたことがありました。子どもと、その権利・人権の説明が、ルソー、アリエス、エレン・ケイ、ペスタ

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ていこう原理 37 人智の闘いの成果としての〈人権〉

著者: 長谷川孝

◆人権・権利を嫌う法律、定めた条例 こども基本法は、法律名に「権利」が入らなかったものの、子どもの権利条約による権利の擁護を定めてはいます。しかし例えば、相模原市子どもの権利条例が「権利として保障」と定めている「自分の意

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ていこう原理 35 気付かぬままの〈あたりまえ〉に気付け

著者: 長谷川孝

◆「当たり前に戻した」学校改革とは  「『当たり前やめた』をやめた中学」という見出しがついた(毎日新聞2024・9・2夕刊)学校改革があります。東京・千代田区立麹町中学校です。ダンス部の部活動で「ヒップポップ禁止」と騒ぎ

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ていこう原理 35 〈平和〉って何か――小 学 生 の 問 い か け

著者: 長谷川孝

◆九条があるから〈平和憲法〉なのか? 九条の会の活動には、ささやかながら筆者も参加しえいます。でも初めの頃から、九条だけに〈平和憲法〉を背負わせて(代表させて)いいのか? と感じていました。九条が、保守・右翼や政権党の攻

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市民と職員の努力と熱意と参加、その 継承が権利を活かす ――川崎「子ども夢パーク」の西野博之さんに学び考える

著者: 長谷川孝

◆子どもの権利の啓発に「うんこドリル」も活用!  川崎市のこども未来局青少年支援室は、子どもに人気のある「うんこ先生]とコラボした『川崎市×うんこドリル 子どもの権利』を作成しました。A5判、20㌻のカラー刷りで、2万部

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「子どもの権利条例」を活かしている自治体から -‐小金井市・泉南市・川崎市での取り組みに学ぶ

著者: 長谷川孝

2024年2月10,11日に東京都小金井市で、「『地方自治と子ども施策』全国自治体シンポジウム2023」が、自治体職員など約200人が参加して開かれました。「子どもの思い、考え、意見を真に反映した子ども施策、子ども支援・

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せっかく「子どもの権利条例」、知って活かそう! ーー施行時に作成の「条文解説」を読んで考える

著者: 長谷川孝

 全国の自治体で制定された子どもの権利条例(子ども条 例なども含む)は、相模原市の「子どもの権利条例」の制定(2015 年)の後も増え続け、現在、72 自治体が制定しています(子どもの権利条約総合研究所のデータによる、2

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ていこう原理 34 文化と文明の違い?教育は文明の支えか

著者: 長谷川孝

◆文明の最先端としての戦争  科学技術の粋を総動員したような戦争のニュースが、日々、流れています。まさに文明の最先端。文化とは無縁の、いわば文明開化の成れの果てのアジア太平洋戦争だった、と言ってみたくなります。戦争が生み

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ていこう原理31 空洞化? いや、精神・理念は護る!

著者: 長谷川孝

◆空洞化とスリ替え 「憲法9条だけでなく、20条も空洞化されつつある、との指摘もある」「空洞化させない」と書きました。でも、ほんとうに空洞化した、と言ってしまっていいのだろうか、と考えざるを得なくなりました。「空洞化」と

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ていこう原理26 しんどいから書いた!死なずに‼よかった♡

著者: 長谷川孝

◆提出文「私は死ねばいい」に花マル  子どもの自死の報道に接するとわたしは、思わず心の中で「バカヤロー。なんで死んだんだ!」と、つい叫んでしまいます。悔しく無念の強い思いからです。  いじめに苦しんでいた奈良市の小学四年

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子どもの「育ち」を応援する政策への基本の転換を ーー子どもの権利条例、実効的な実施の「しくみ」なし

著者: 長谷川孝

 相模原市の「子どもの権利条例」の実効性が〈あやしい〉と前稿で書きました。条例の存在感が薄いと指摘される現状を調べながら、その理由を充分に確認できないまま、〈あやしい〉とあいまいな書き方をしたのでした。  しかし、今回は

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実効性があやしい「子どもの権利条例」の現状

著者: 長谷川孝

◆はじめに  相模原市が「子どもの権利条例」を制定して8年になります。  人権文化の咲き香る人権尊重のまちづくりにとって、子どもたちが自分自身の主人公(主権者)として育ち、シティズンシップの担い手となってくれることは、と

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ていこう原理 22 教科書を《参考書扱い》できる実践を

著者: 長谷川孝

◆生活科に不要・無用の教科書とは!  小学校で2024年度から使用する教科書の採択が、この夏に行われました。問題の多い歴史・公民などのある中学校教科書の採択ではありませんが、注目度も減り、静かな採択という印象です。  採

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ていこう原理 21 学業成績とは〈公定知識の受容度〉だ!

著者: 長谷川孝

◆教師が教えていない知識はテストで✕ 小学校5年の時の算数の余りの出る割り算の小テストで、0 点だった時の衝撃は、個人的な小さな出来事ですが、教育不信の原点になった精神的な大きな傷となりました。教科書を授業前に読み終えて

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