アフリカは歌う。アフリカは踊る。アフリカは跳躍する。アフリカは喜びを、あるいは、悲しみを爆発させ、新しい希望の光となり輝く。アフリカのリズムは軽快だ。深さを求め、根底を求め、沈潜しようなどとはしない。上空へ、魂の住処へ向
本文を読む髭郁彦の執筆一覧
岩田専太郎と小川原脩の戦争画
著者: 髭郁彦2019年6月4日から10月20日まで、東京国立近代美術館のMOMATコレクション展で、5点の戦争画が展示されている。藤田嗣治の「血戦ガダルカナル」(1944年:以後初出時に制作年をタイトルの後に表記する)、中村研一の「
本文を読む弁証法的アナクロニズムと絵画
著者: 髭郁彦7月25日から8月3日まで神奈川県民ホールで開催されていた「プレイバック ザ・カナガワビエンナーレ!:カナガワビエンナーレ国際児童画展開催20回記念特別展」内企画展示「《帰国した80年前の児童画たち》について」という
本文を読む政治空間内のブラックホールについて
著者: 髭郁彦「現代ビジネス」の7月4日の記事としてネット配信された政治学者の中島岳志とフリーライターの武田砂鉄による「「安倍首相は空虚である」自民党政治家を徹底分析して見えた「実像」」という対談には、安倍晋三の政治家としてのイマー
本文を読む目の呪縛からの解放:池田龍雄の絵画について
著者: 髭郁彦京王線仙川駅近くにある東京アートミュージアム (TAM)という小さな美術館で4月6日から6月30日まで、「池田龍雄展―場の位相」が開催されていた。展示されていた作品はオーナー所蔵のものだけで多くはなかったが、ドキュメン
本文を読む木村荘八の素描画と「歌妓支度」
著者: 髭郁彦さいたま市のうらわ美術館で、4月20日から6月23日まで、「素描礼讃 岸田劉生と木村荘八」という展覧会が開催されている。借りていた本を返却するために、さいたま市立中央図書館へ行った帰り道、この展覧会を覗いてみた。見よう
本文を読む瑛九の点描画
著者: 髭郁彦埼玉県立近代美術館での特別展示「瑛九の部屋」は4月14日までの開催であった。春学期が始まろうとしている慌ただしい時期。だがこの特別展示は絶対に見たい。私はそう思った。特別室に展示されている作品は瑛九の代表作である「田園」
本文を読むサリンジャー:エクリチュールの向こう側へ
著者: 髭郁彦僕がこの導入部分を、こんなふうに書き始めたことには、ちょっとした訳がある。訳と言ってもたいした訳ではなく、小さなコメディーと言った方が正確なのだけども。そのコメディーという奴はこうだ。僕は、もうすぐこの近くでは見られな
本文を読む歴史展開における変化と連続:『私の1968年』について
著者: 髭郁彦『私の1968年』のエピグラフに書かれたラテン語の格言「verba volant, scripta manent (語られた言葉は消え去るが、記された言葉は残る)」を読んだとき、私は不思議な印象を抱いた。急激に移り変わ
本文を読むムンクの生きた時代
著者: 髭郁彦2019年01月28日(Mon) ムンク展 (2018年10月27日から2019年1月20日まで上野の東京都美術館で開催されていた)は沢山の人でいっぱいだった。何故これほど多くの人がここに集まっているのか。私には理解で
本文を読むある詩人の肖像
著者: 髭郁彦「確か 英語を習い始めて間もない頃だ。/ ある夏の宵。父と一緒に寺の境内を歩いてゆくと 青い夕靄の奥から浮き出るように 白い女がこちらへやってくる。物憂げに ゆっくりと。」という言葉で始まる詩や、「二人が睦まじくいるため
本文を読む聖徳記念絵画館の連作壁画について
著者: 髭郁彦明治神宮外苑にある聖徳記念絵画館で10月6日から11月11日まで「明治維新150年記念特別展:明治が見た世界~巨大壁画でたどる日本開国史~」という展覧会が開催されていた。明治維新から150年という問題に特別関心があった訳
本文を読む希望の光はもう消えたのだろうか―『立ち上がる夜:‹フランス左翼› 探検記』を読む
著者: 髭郁彦2018年08月01日(Wed) 1987年7月7日夜、パリ=シャルル・ド・ゴール空港に着く。今迄に海外に出たことは一度もなかった。それに加えて英語もフランス語も覚束ない私は、何とかRER (地域急行鉄道網) の駅まで
本文を読む忠臣というフィクション:富岡鉄斎の「南朝忠臣図」について
著者: 髭郁彦早稲田大学構内にある會津八一記念会館で5月10日から6月16日まで「【富岡展示】近代の日本画」という企画展が開催されていたが、そこに富岡鉄斎の描いた「南朝忠臣図」が展示されていた。これは12枚で一つのシリーズを構成する
本文を読む中村研一の戦争画
著者: 髭郁彦そこに戦争画が飾られていることを期待して美術館に向かった訳ではない。この画家が辿った変遷の中で、画家が描いた戦争画の位置について考えてみたいと思ったのだ。はけの森美術館は東京都小金井市の閑静な住宅街にある小さな市立美術
本文を読む映像の向こう側にあるマルクス像
著者: 髭郁彦2018年05月14日(Mon) 220席ある映画館は満席だった。だが、ぐるりと見まわすと、ほとんどの観客が65歳以上であることがすぐに判った。20代、30代と思われる観客は数えるほどしかいない。この映画館の前回上映作
本文を読む一枚の肖像画を巡る眼差しの歴史
著者: 髭郁彦2018年04月20日(Fri) 展覧会の入り口を通過すると、この会場に飾られている絵画作品のコレクターの大きな写真が目に飛び込んできた。自分の集めた絵に囲まれて一人椅子に座っている男。彼は長い時間をかけて収集した宝の
本文を読む熊谷守一と長谷川利行
著者: 髭郁彦2018年03月17日(Sat) 昭和の初め、池袋モンパルナスと言われたコミューンがあった。そこは、当時、怪しげな格好をし、奇声を発し、エキセントリックな行動をする、常軌を逸した異端者と思われ
本文を読む永遠からの贈り物 ― パレスチナについて
著者: 髭郁彦2018年02月15日(Thu) パレスチナについて何か書こうと思った直接の理由は、1月31日から2月4日まで江古田にあるギャラリー古藤で開かれていた「パレスチナ、平和を願う色彩展」を見たからであった。だが、パレ
本文を読む戦争画から民家のある風景画へ
著者: 髭郁彦2018年1月11日(Thu) 北風が冷たい年の瀬。12月28日。この駅に降りるといつも見かける大学生の姿はまったくない。大学はすでに冬休み。人影もまばらだ。改札口で地下鉄の駅員にもらった地図を頼りに大通りを右折した。少
本文を読む重層的イデオロギー構造の考察
著者: 髭郁彦このテクストで考察したい対象は言語に関する問題ではないが、最初に言語学的概念について触れる必要がある。その理由は、ここでは言語学の分析装置として用いられるいくつかの概念に基づいてイデオロギー的様相 (とくに現代の日本に
本文を読む映像の中の身体性
著者: 髭郁彦空間的にも時間的にも隔たりのある異なる二つの言表であっても、そこに何らかの共通点、類似点、補足点といった連関性が見出されるならば、その二つの言表は対話関係を構築する。これはミハイル・バフチンが強く主張した考えである。ジ
本文を読むGlobal Headlines ドイツ:アンゲラ・メルケルは極右に譲歩しなければならなくなるだろう
著者: 髭郁彦フランス3ニュース、2017年9月25日 https://fr.news.yahoo.com/allemagne-angela-merkel-devra-composer-l-extr%C3%AA me-d
本文を読むGlobal Headlines:スペイン、テロ警戒レベルを維持
著者: 髭郁彦ロイター、2017年8月19日 https://fr.news.yahoo.com/lespagne-maintient-son-niveau-dalerte-antiterroriste-10542401
本文を読むアンジェイ・ワイダ:ポーランドの光と影への眼差し
著者: 髭郁彦(下掲ウィンドウ右上隅をクリックすると文書全体がポップアウトします) https://chikyuza.net/wp-content/uploads/2017/07/5746496cbea5f00fdcb8905c86f
本文を読むGlobal Headlines:国民議会選挙:決選投票で理解すべき点
著者: 髭郁彦M6info, 2017年6月18日 https://m6info.yahoo.com/election-legislatives-ce-quil-faut-retenir-du-second-tour-21475282
本文を読むGlobal Headlines:国民議会選挙第一回投票に関して理解すべき点
著者: 髭郁彦M6ニュース:2017年6月11日 https://m6info.yahoo.com/en-direct-legislatives-2017-cest-parti-pour-le-premier-tour-06111
本文を読むアドルフ・ヴェルフリの絵画とアール・ブリュットの地平
著者: 髭郁彦アール・ブリュット (art brut) あるいはアウトサイダー・アート (outsider art) の巨匠と称されているアドルフ・ヴェルフリ (Adolf Wölfli) の展覧会が東京ステーションギャラリーで、4月
本文を読むGlobal Headlinesフィリップ首相の手法
著者: 髭 郁彦フランス3、2017年5月22日 https://fr.news.yahoo.com/gouvernement-m%C3%A9thode-philippe-205914087.html (要約) エドワー・
本文を読むGlobal Headlines:M6ニュース、4月24日
著者: 髭郁彦https://m6info.yahoo.com/sondage-second-tour-emmanuel-macron-donne-vainqueur-64-face-marine-le-pen-36-20131312
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