チリの執筆一覧

チリ・クーデタから50年 アジェンデは「民主的な社会主義」を目指していた(下)

著者: 後藤政子

≪アジェンデとカストロの厚い信頼と親交≫  チリでのクーデタの日、モネーダに空と地上から弾丸が降り注ぐ中、アジェンデの娘、ベアトリスとイサベルは「私たちもここに止まります」と訴えたが、父親は「今日、ここで何が起きたのか、

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チリ・クーデタから50年 アジェンデは「民主的な社会主義」を目指していた(上)

著者: 後藤政子

 チリ・クーデタ(1973年9月11日)から50年が経過した。  今年の9月11日には大統領府モネーダでボーリチ大統領の主宰で式典が行われた。 (因みに日本ではボリッチと表記されているが、現地ではボーリチと呼ばれている。

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二十世紀世界文学の名作に触れる(41) 『詩集』のパブロ・ネルーダ ――抑圧された人民を勇気づける熱血詩人

著者: 横田 喬

 ネルーダは詩人にして外交官、かつ後半生では政治家に転じ、上院議員として大統領候補(共産党)にまでなった。波乱万丈の人生で、指名手配~地下生活を送ったこともある。が、本業はあくまで詩作。伝統詩、ヘルメス主義(神秘主義的な

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二十世紀世界文学の名作に触れる(40) パブロ・ネルーダの『詩集』――20世紀最大のスケールと豊穣さ

著者: 横田 喬

 南米チリが生んだ詩人パブロ・ネルーダ(1904~73)は71年、ノーベル文学賞を受けた。  授賞理由は「一国の大陸の運命と、多くの人々の夢に生気を与える源となった、力強い作品に対して」。「20世紀最大のスケールと豊穣さ

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