吉本さんの全集が刊行されていますが、同時に<未収録の講演集>も出ています。こちらは全12巻ですが、これを頭(第1巻)から読み続けています。早いものでもう9回目に入ります。今回(3月18日)シモーヌ・ウエーユの2回目です。
本文を読む三上 治の執筆一覧
お知らせ アソシエの講座から 『吉本隆明未収録講演集』を読む第五回目
著者: 三上 治早いもので吉本隆明が亡くなってから四年の歳月が経ちました。吉本さんの全集が刊行されていますが、同時に<未収録の講演集>も出ています。こちらは全12巻ですが、これを頭(第1巻)から読み続けようと考えています。現在第1巻を読
本文を読む戦争と非戦を問う 『流砂』9号合評会の案内
著者: 三上 治日本人は本当に戦争に抵抗しうるか。こういう問いを生涯の持ち続けていたのが鶴見俊輔だった。これは彼の戦中体験でもあったのだが、戦争が過去の問題から未来の問題に転じつつある今、僕はこの問い重要性をあらためて実感している。国会
本文を読むお知らせ アソシエの講座から 『吉本隆明未収録講演集』を読む第四回目
著者: 三上 治早いもので吉本隆明が亡くなってから四年の歳月が経ちました。吉本さんの全集が刊行されていますが、同時に<未収録の講演集>も出ています。こちらは全12巻ですが、これを頭(第1巻)から読み続けようと考えています。現在第1巻を読
本文を読むお知らせ アソシエの講座から 『吉本隆明未収録講演集』を読む第三回目
著者: 三上 治今回は未収録講演集『日本的なものとはなにか』(筑摩書房)を読む、第三回目です。この本はⅠ、Ⅱ、Ⅲに分かれていて今回はⅢのところです。Ⅲは「『遠野物型』の意味 総論 柳田民俗学」です。『遠野物語』は吉本隆明の『共同幻想論』
本文を読む吉本隆明の未収録講演集を読み続ける。第一回
著者: 三上 治早いもので吉本隆明が亡くなってから4年の歳月が経ちました。この四年間は多くのことがあったといえますが、ことというほどのものはなかったともいえます。僕らは何かを考えることを強いられ、日常的な習性に抗して考えることをやっても
本文を読む12月19日「現在における国家論の可能性」講座ご案内
著者: 三上 治「現在における国家論の可能性」 予想通りというか衆院選挙は自公の勝利に終わりました。そして安倍は憲法改正に向かうと公言しています。アベノミクスという経済政策を全面に掲げた選挙でしたが、本音は憲法改正だったのですね。巧妙な
本文を読む9月19日(金)「現在における国家論の可能性」講座の案内
著者: 三上 治過去2回にわたりは丸山真男の『後衛の位置から』と題された中にある「憲法第9条をめぐる若干の考察」を検討してきました。その内、憲法第九条の「日本国憲法における平和主義の意味付け」の部分は「丸山真男『憲法第九条の若干の考察』
本文を読む7月18日(金)は「現在における国家論の可能性」です
著者: 三上 治現在における国家論の可能性 吉本隆明と丸山真男から 安倍内閣の憲法解釈変更による集団的自衛権行使容認の閣議決定なるものが強行されました。これは海外での戦争に自衛隊参戦の道を拓くものに他なりません。しかも、それを憲法解釈変
本文を読む6月20日(金)は「現在における国家論の可能性 吉本隆明と丸山真男から」第2回目です
著者: 三上 治現在における国家論の可能性 吉本隆明と丸山真男から 昨年度は「共同幻想論と今」と題した講座をやってきました。吉本隆明の『共同幻想論』をテーマにした講座で最後の方は三島由紀夫の『文化防衛論』と対比しながら検討してきました。
本文を読む5月16日講座「現在における国家論の可能性 吉本隆明と丸山真男から」
著者: 三上 治現在における国家論の可能性 吉本隆明と丸山真男から 昨年度は「共同幻想論と今」と題した講座をやってきました。吉本隆明の『共同幻想論』をテーマにした講座で最後の方は三島由紀夫の『文化防衛論』と対比しながら検討してきました。
本文を読む「何をなすべきか」と現在(三)
著者: 三上 治積極的平和主義(?)という危うい構想 2009年11月5日の論評から 「選挙前から民主党の弱点の一つは外交―安全保障問題にあるといわれてきた。鳩山政権の動きを見ているとなるほど思わせるところがあるが、これは民主党の問題と
本文を読む「何をなすべきか」と現在(二)
著者: 三上 治いろいろにニュースが世界の動きとして伝わってくる。その中で、僕に興味深かったのは台湾の学生たちが立法院を占拠している事件である。これはウクライナ情勢ほど詳細に伝えられてはいないが、「中台サービス貿易協定」の審議を与党
本文を読む「何をなすべきか」と現在(一)
著者: 三上 治『何をなすべきか』というのはあまりにも有名なレーニンの本である。僕らが学生のころ、それは今「輝ける1960年代」と回顧される時代であるが、まだ、レーニンの本は影響力があり、よく読まれていた。難解な本であったが、ロシア革命
本文を読む1月17日『共同幻想論』はどう読まれてきたか第8回目ご案内
著者: 三上 治「共同幻想論と今」と題した講座の続きが昨年の5月17日(金)から始まりました。吉本隆明の『共同幻想論』をテーマにした講座で(9回)の予定で進めてきましたが、これもあと三回になりました。吉本がなくなった後、改めて評価が高く
本文を読む12/20『共同幻想論』はどう読まれてきたか第7回目ご案内
著者: 三上 治「共同幻想論と今」と題した講座の続きが5月17日(金)から始まりました。吉本隆明の『共同幻想論』をテーマにした講座を来年3月まで(9回)の予定で行います。吉本がなくなった後、改めて評価が高くなる一方で、批判も強くなってい
本文を読む10.18『共同幻想論』はどう読まれてきたか 第5回目のご案内
著者: 三上 治「共同幻想論と今」と題した講座の続きが5月17日(金)から始まりました。吉本隆明の『共同幻想論』をテーマにした講座を来年3月まで(9回)の予定で行います。吉本がなくなった後、改めて評価が高くなる一方で、批判も強くなってい
本文を読む憲法96条改正の動きを見過ごすことはできない
著者: 三上 治アベノミクスと称される経済政策《デフレ脱却のための金融・財政・成長戦略》を隠くれ蓑にして憲法改正を準備したいという安倍政権の本音が見え隠れする。まずは経済の浮揚を前面に掲げても安倍政権の根本的な政治構想に憲法改正が置かれ
本文を読む女子柔道界で起きていること―再論
著者: 三上 治華やかにもてはやされているのかと思っていた女子スポーツ世界である。女子サッカーチーム「なでしこジャパン」の活躍に続いてロンドンオリンピックで目覚ましい成果を上げたのは女子柔道だった。総じていえば、近年、男子のスポーツ競技
本文を読む女子柔道選手たちの異議申し立て
著者: 三上 治いじめや体罰の問題に続いてロンドンオリンピックの日本代表も含めた女子柔道選手たちの監督やコーチに対する告発問題が話題を呼んでいる。かつて金メダリストでもあった内柴監督の選手への性的暴行事件の判決も出たところだ。 いじめや
本文を読む小沢一郎事件は終ったのだろうか
著者: 三上 治「政治資金規正法違反」の容疑に問われた小沢一郎の裁判は無罪が確定した。そして選挙では自民党が圧勝した。これには一見すると何の関係もないように見えるがそうなのだろうか。世の中はそのように受け取られて行ってしまうのかもしれな
本文を読む現実と政治・社会の未来 再論(5)
著者: 三上 治右傾化という言葉が流行であるが… 過日、安倍政権の成立とともに流行の感のある右傾化をめぐって右翼の論客とテレビで討論した。安倍政権の成立とともに外政あるいは内政に対して打ち出したこわもての言動にたいして、国内のみならす。
本文を読む現実と政治・社会の未来 再論(4)
著者: 三上 治花見酒の経済という言葉を思い出したが… 若い人たちはあまり知らないかもしれぬが僕らの年代ではよく知られた言葉が「花見酒の経済」である。1960年の後に池田首相は「所得倍増計画」を打ち出し高度成長ははじまっていた。1962
本文を読む現実と政治・社会の未来 再論(3)
著者: 三上 治「経済の再生優先」、誰もが異論のなさそうなところだ。憲法改正して国防軍規定を明記する、集団自衛権行使を容認するなどに比べたら。しかし、その中身を見てみるとすぐに疑念が出てくる。要するにお札を増刷してばらまき、景気を活性化
本文を読む現実と政治・社会の未来 再論(2)
著者: 三上 治民主党政権の敗北は何一つ自己の政治理念に基づくものを実現できなかったということに尽きる。実現できなかったというよりは実践的な試みすらできなかったということにほかならない。僕は民主党が選挙公約時に提示していた 外政(日米関
本文を読む現実と政治・社会の未来 再論(1)
著者: 三上 治福島で開かれたIAEA(国際原子力機関)の会議への福島の女性たちの抗議行動支援の帰りのバスの中で選挙結果についての一報を聞いた。18時を少し過ぎたところだ。自民党と公明党が三百に迫り、民主党は惨敗だということだった。ほぼ
本文を読む12月21日(金)は『共同幻想と今』の17回目です
著者: 三上 治昨年の5月20日(金)に吉本隆明の『共同幻想論』をテキストにした「共同幻想論と今」がスタートしました。テキストは角川書店の文庫本を使っています。その間に吉本隆明さんが亡くなられ、僕が編集代表の一人である『流砂』でも吉本隆
本文を読む保守反動の時代がやってきたなんて冗談きついぜ!
著者: 三上 治まだ学生の頃、保守には保守反動という言葉を投げつけ批判していた。保守にもいろいろあることがわからなかった。たとえそれを知っても分かろうとはしなかった。いくらか後に何人かで『保守反動の学ぶ本』《宝島社》を出した。 題名に保
本文を読む期待が失望に変わった民主党政権だったが…
著者: 三上 治アメリカ大統領選挙、中国共産党大会と続いた政権の審判、あるいは交代劇に続いて日本の選挙だ。かつてアメリカ大統領選は「チエンジ」を掲げるオバマの登場で湧いた。再選されたオバマには前回のような輝きも期待もない。中国共産党大会
本文を読む11月16日(金)は『共同幻想と今』の16回目です
著者: 三上 治昨年の5月20日(金)に吉本隆明の『共同幻想論』をテキストにした「共同幻想論と今」がスタートしました。テキストは角川書店の文庫本を使っています。 その間に吉本隆明さんが亡くなられ、僕が編集代表の一人である『流砂』でも吉本
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