生産コストの低減や市場開拓を目的として、経済的か技術的にか自分たちより遅れていると考えている国に工場なり事務所なりを開設する。順調に行けばお互いハッピーでいいのだが、進出側の自分たちの方が進んでいるという優越感が何時まで
本文を読む企業の執筆一覧
腐敗する絶対権力を乗り越えて
著者: 藤澤 豊「権力は腐敗しやすく、絶対的な権力は絶対に腐敗する」。原文、“Power tends to corrupt, and absolute power corrupts absolutely.”は十九世紀のイギリスの思想家ア
本文を読む一握りのはみ出し者から
著者: 藤澤 豊なかには幾ら掘り起こしてもなにもでてこないところもあるが、幸い、そこまで枯れ切ったところはそれほど多くない。どこでも三、四ヶ月もあれやこれやと話をしながら作業にとりかかれば、なんだかんだで必要とする人材らしき人達が見えて
本文を読む傭兵稼業
著者: 藤澤 豊まさか傭兵のような稼業になるとは考えてもみなかった。フツーに学校を卒業して、フツーに就職した。ただ、就職先が構造不況と言われて久しい業界のなかでも遅れをとっていた会社だった。定年までなんとかなどと言う気もなかったが、願っ
本文を読む従業員は朝礼の唱和を拒否できるか?
著者: 醍醐聡ネット上で、次のような記事を見つけた。すぐに日の丸・君が代強制のことを思い浮かべたが、記事の後半でもこの点に触れている。ただし、この弁護士の「回答」は判例をなぞっただけで説明になっていないと思う。 「朝礼の『唱和』はダサ
本文を読む変っちゃ困る人達
著者: 藤澤 豊一部の国、地域では紛争解決への兆しがないではないが、全体としては発展途上国の紛争も飢餓も一向に解消に向かう気配がない。当事国の多くの人達が紛争の終結を望み、飢餓のない生活を切望している。先進国の人達も切実さに違いはあった
本文を読む生産性を上げるために貧しくなる
著者: 藤澤 豊戦後の高度成長以来、長きに渡って生産性が上がれれば生活が向上すると、多くの人が素朴に思っていた。戦後、欧米から導入した新しい技術や生産設備と地方からの廉価で豊富な労働力により総生産量も生産性も飛躍的に伸びた。その伸びは、
本文を読む経済政策
著者: 藤澤 豊何とか優遇とかエコ減税なんとかというのが次から次へとでてくる。優遇制度や減税という政策で、直接潤うであろう業界は想像がつく。なんとか優遇制度やらなんとか減税をキャッチフレーズにして今買わなければという恐怖心さえ煽りかねな
本文を読むエコ?エゴ?
著者: 藤澤 豊最近ちょっと静かになったが、一時期“エコ”を銘打った広告を目にしない日がなかった。一目で広告と分かるものもあるが、なかにはあまりに大きな視点-地球規模の環境問題を全面に押し出していて、見る側には、その後ろにある本音が分か
本文を読む無節操
著者: 藤澤 豊リーマンショックまで無節操な信用の拡大を梃子に米国の金融機関はボロ儲けしてきた。その中には製造業も金融業も持ったコングロマリットの形態をしたところもある。もともとは製造業の企業だったのが金になるのであればなんでもいいとで
本文を読む規則は作る側のために作られる
著者: 藤澤豊こんなことは古今の東西、適用領域やその大小にかかわらず本質的にそうででしかありえない。これは、一般社会生活の場でも、企業や組織における日常業務についても同じで、規則は必ず作る側にとって都合のよいように作られる。 一般社会
本文を読む職場の民主主義
著者: 藤澤豊しばし社会貢献を謳ってはいるが本質的に己の経済的利益を求めることを目的として設立、運営される企業組織と、そこに生まれ居住する人々によって構成される一般社会組織とはその目的も存在理由も異なるし、望ましい組織形態も運営方法も
本文を読むiPadなど先端機器の華々しいデビューの陰で ―中国の受注製造工場で労働者10人が連続自殺―
著者: 丹藤佳紀中国南部、香港と広州の間にある深圳(しんせん)といえば中国の改革・開放政策を象徴する経済特別区として有名だ。その深圳にある台湾系企業・富士康(英略称=FOXCONN)で、今年1月末から10-20代の若い労働者が全寮制の
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