この報告書を「書き直す」ということは原則としてしないことにしている。第11信でも触れたことだが、「ろくに検討もせずに、勝手なことを書いている」のであって、「書き直す」ことなど最初から眼中に無いのである。しかし前便(第1
本文を読む先週の新聞からの執筆一覧
事件を見る視角──先週の新聞から(17)
著者: 脇野町善造西はモロッコから東はイランまで、マグレブから中近東まで、アラブ世界は、油ではなく、「反政府」の大衆運動の火の海にある。こんなこときに「世界金融」の話をしていてどうするのかと自問せざるを得ない。しかし、「亭主(女房)の葬式
本文を読む想像を超える現実──先週の新聞から(16)
著者: 脇野町善造経済紙を含め、エジプトの大衆デモによるムバラク大統領の辞任(2月11日)が先週の大ニュースとなった。ムバラクの退陣と世界金融の関連はしかしここでの対象にするつもりはない。エジプトや、中東情勢がどうなるか、まだ誰にも分か
本文を読む中国問題とダボス会議の「悪趣味」──先週の新聞から(14)
著者: 脇野町善造1月22日付けのEconomist に、「中国人民元:小説よりも奇なり」という記事が掲載された。内容自体はそんなに興味のあるものではないが、このなかで、1月16日のWall Street Journal(WSJ)(とワ
本文を読む長いだけで無意味な記事、長短にかかわらず考えさせられる記事──先週の新聞から(13)
著者: 脇野町善造先週は、胡錦濤(フー・チンタオ)中国国家主席の国賓としての米国訪問が紙面をにぎわした。21日の朝日の「天声人語」で、40年前は資本主義だけが中国を救うとされたが、今は中国だけが資本主義を救うと言われているという趣旨の話
本文を読む暗い話と悪い話──先週の新聞から(11)
著者: 脇野町善造この報告の(9)で「年の最後くらいは明るい報告にしたいと思う」と書きだし、経済に明るい話は本来ないから、そんなノー天気なことを報告することはできないとして諦めた。とはいうものの、年の最初こそは多少なりとも希望の見える報
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