天皇の短歌の登場は何を意味するのか「ヘイセイ」「平成」とメディアは大騒ぎするけれど、天皇の代替わりで何が変わるのだろう。元号が変わったからと言って、日本国憲法下の世の中、変わるものがあるとしたら、逆におそろしい気がする
本文を読む内野光子の執筆一覧
<平成最後>の歌壇
著者: 内野光子会員である短歌誌『ポトナム』の一月号に書いた「歌壇時評」を転載します。もともと、題はついていないのですが、表題は上記のようにしました。今年の<平成最後の歌会始>は1月16日だそうです。 ********* 天皇の代替わり
本文を読む『齋藤史『朱天』から『うたのゆくへ』の時代 「歌集」未収録作品から何を読み取るのか』(一葉社)という本が出来上がりました
著者: 内野光子このブログ記事でも、何度か触れたことのある、歌人・斎藤史について、これまで調べてきたことや考えてきたことを書いたものです。発行日は2019年1月9日となっていますが、12月28日発売となりました。すでに、「版元ドットコム
本文を読む即位・大嘗祭違憲訴訟の原告になりました
著者: 内野光子表題の「即位・大嘗祭違憲訴訟の会」の準備会のメンバーのお一人から、早くから案内をいただいていたのだが、目の前の仕事が片付かず、一段落してからあわてて、下の訴訟委任状をを送付した。この委任状には、国税の納税者であること
本文を読む2018年、「ゴーン、ゴーン」「ヘイカ、ヘイカ」で暮れるのか
著者: 内野光子12月23日は、天皇誕生日ということで、皇居には、8万人以上の人たちが「参賀」に訪れたという。そして、あの「お出まし」に振られている「日の丸」の小旗は、なに?という光景が繰り広げられている。現天皇の即位以降に生れた若者た
本文を読むあの、巨大な飛行機は!その正体は?下総基地(航空自衛隊)、市役所、習志野空てい団(陸上自衛隊)に電話する
著者: 内野光子きょう12月17日、雨も上がり、昼過ぎに買い物に出た。すると、頭上に大きな爆音がと思って、空を見上げると、家一軒分くらい?!の飛行機が現れて、北の方に去って行った。2・3分後にはもう一機が同じコースで飛んで行ったと思った
本文を読む高校前で、チラシを配布しました
著者: 内野光子12月13日、県立佐倉東高校近くで、高校生にぜひ読んでもらいたいの思いで、「イージス・アショアって、なに?」のチラシを配布した。佐倉市内にある4つの県立高校前で、私たちの会がチラシを撒き始めて、何年になるだろうか。すでに
本文を読む佐倉市は、不動産屋に?山万の空きビルの一部を借り上げて、貸室業をやるらしい!
著者: 内野光子佐倉市のユーカリが丘駅前と言えば、11月下旬、タワーマンションの最上階での殺人事件が報道されて以降、犯人もいまだ捕まらず、住民の不安が募っている。あのマンションを含む、一帯のマンションのオーナーで、開発業者の山万と佐倉市
本文を読むそうだ、京都、行こう!?紅葉の大河内山荘庭園へ
著者: 内野光子11 月下旬の連休中の京都は、混雑が予想されたが、連休最後の日曜日の所用ついでに、たまには京都の紅葉でもということになった。夫は、嵐山のトロッコ列車をと希望していたが、満席で予約を取ることができなかったそうだ。それではと
本文を読む<NHKを辞め記者の道を貫く>相澤さんの講演会へ
著者: 内野光子相澤冬樹さんの講演会<NHKを辞め記者の道を貫く~森友事件の本質と移籍への思い> (11月25日1時30分~/京都教育文化センター/NHK・メデイアを考える京都の会主催) 11月下旬の京都行きの目的の一つは、上記の講演会
本文を読むもう一度、見ておきたい展示だったが、今日までだった~「開館70周年記念展示 本の玉手箱」
著者: 内野光子調べ物のついでに、立ち寄ったのが、国立国会図書館新館の「開館70周年記念展示 本の玉手箱」という展示だった。もう一度時間をかけてみたいと思って、チラシを見ると、なんと東京での展示は今日11月24日(土)までで、11月3
本文を読む二つの「男女共同参画」“まつり”に参加して
著者: 内野光子臆面もなく「一億総活躍社会」とか「すべての女性が輝く政策」とかの看板を掲げながら、現実には、その真逆のことをやっていた安倍政権には、あきれ果てて、言葉もない。内閣府が出している広報誌『共同参画』には、片山さつき大臣の「ご
本文を読むはじめて、ポーランド映画祭へ
著者: 内野光子旧友、映画評論家の菅沼正子さんから「ポーランド映画祭」の案内をいただいていた。昨年もいただきながら、行くことができなかった。彼女からは、これまでも、封切りの「カティンの森」「残像」「ユダヤ人を救った動物園」などを勧められ
本文を読む11月11日「アソウ即刻辞任!」の行動に参加して
著者: 内野光子「1」が揃ったこの日は、たしかに東京は、予報に反してあたたかく、素晴らしい天気に恵まれた。「イイ」日にしたい思いだった。「森友・加計問題の幕引きを許さない市民の会」による財務省前のアピール行動と日比谷公園から鍛冶橋までの
本文を読む千葉市立美術館「1968年激動の時代の芸術」へ
著者: 内野光子千葉市の男女共同参画センターの午後からの歌会の前に、ということで、午前中、千葉市立美術館にまわった。同館では「1968年激動の時代の芸術」展が開催中と聞いて、ぜひと思っていた
本文を読む麻生大臣辞めてください~11月11日、財務省前の行動へ
著者: 内野光子あの大臣の顔は見たくもない 私が参加している「森友・加計問題の幕引きを許さない市民の会」が下記のチラシのように、財務省前で「麻生大臣は即時辞任せよ!」のアピール行動と日比谷公園~鍛冶橋までのデモを計画している。「アソウ
本文を読む元号が変わるというけれど、―73年の意味(8)―敗戦直後の短歌雑誌に見る<短歌と天皇制>(5)
著者: 内野光子東京裁判はどう歌われたか 七名の日本人の死にゆかむ日は年内に迫り来なむか (宮柊二「猫じゃらしの穂」12 短歌研究 1949年1月) 裁かれし二十五名の断罪に耳かたむけてゐたるときの間 おごそかに歴史の上にしるされて永遠
本文を読む元号が変わるというけれど、―73年の意味(7)―敗戦直後の短歌雑誌に見る<短歌と天皇制>(4)
著者: 内野光子プランゲ文庫の検閲文書から見える<短歌と天皇制> なお、同じころのGHQの検閲過程で『アララギ』1947年新年号において、興味深い一件を垣間見ることができる。 プランゲ文庫に残る『アララギ』1947年1年号の表紙。47
本文を読む元号が変わるというけれど、―73年の意味(6)―敗戦直後の短歌雑誌に見る<短歌と天皇制>(3)
著者: 内野光子『八雲』創刊号には、短歌の創作欄には、五島茂、佐藤佐太郎、鈴木英夫、香川進、坪野哲久、岩間正男、堀内通孝、岡野直七郎、長谷川銀作、橋本徳寿、山下陸奥、筏井嘉一、と12人の第一線の歌人の名が並ぶ。この辺が、編集陣の久保田、
本文を読む元号が変わるというけれど、―73年の意味(5)―敗戦直後の短歌雑誌に見る<短歌と天皇制>(2)
著者: 内野光子吾が大君大御民おぼし火の群が焼し焦土を歩ませ給ふ (佐佐木信綱)(1945年9月号) 大君の御楯と征きしへいしらが世界に憎まるる行ひをせり (杉浦翠子)(1945年10月号) かすかなる臣の一人とつつしみて御聲のまへに涙
本文を読む元号が変わるというけれど、―73年の意味(4)―敗戦直後の短歌雑誌に見る<短歌と天皇制>(1)
著者: 内野光子大地のブロック縦横にかさなり 断層數知れず 絶えずうごき 絶えず震ひ 都會はたちまち灰燼となり 湖はふくれ津波(よだ)となる。 決してゆるさぬ天然の気魄は ここに住むものをたたきあげ 危険は日常の糧となり 死はむしろ隣人
本文を読むわたしはだまされない~特殊詐欺のさまざま
著者: 内野光子市の防災無線放送は、このところの災害情報伝達で忙しかった。一方、毎日のように、行方不明者の捜索協力と特殊詐欺の新手への警告を呼び掛けも続いている。同じ高齢者でも自分より若い年齢の方の「体型は・・・、頭髪は・・・、着衣は、
本文を読む沖縄県、新知事誕生、私たちがやらなければいけないこと
著者: 内野光子沖縄の県知事選挙では運動の在り方とその結果に、いろいろと考えさせられている。 佐喜真候補は、政権与党の政党色を前面に押し出しながら、肝心の辺野古新基地建設への対応を回避した、というより隠ぺいした。公明党を佐喜真支持へ引き
本文を読む校正の合間に~満身創痍の1949年の『短歌研究』前後
著者: 内野光子いま、新著の校正に奮闘中なのだが、確認のため敗戦直後の古い『短歌研究』『日本短歌』のコピーを引きずり出している。1949年分の『短歌研究』の原本だけは手元にあるので、助かっている。必要個所だけのコピーではなく、一冊丸ごと
本文を読む「没後50年藤田嗣治展」へ出かけました~「戦争画」とは何だったのか(2)
著者: 内野光子戦争画への評価 藤田の戦争画は、もちろん体験に基づくものでもなく、写実でもなく、「想像」と多様な「技法」の産物であったことはどの評者も認めるところだが、その思想と鑑賞者の受け取り方については、大きく意見が分かれるところで
本文を読む「没後50年藤田嗣治展」へ出かけました~「戦争画」とは何だったのか(1)
著者: 内野光子今回の藤田展のコンセプト 今回の展覧会(2018年7月31日~10月8日、都美術館)は、東京都美術館・朝日新聞・NHKの三者が主催であったためか、『朝日新聞』での広報が熱かった。NHKの特別番組(「よみがえる藤田嗣治~天
本文を読む「サザエさん」に見る敗戦直後のくすり事情(2)
著者: 内野光子手元の「サザエさん」の八巻分の後半をたどりたい。 第五巻:1950年8月刊。第1頁から、チリンチリンと鐘を鳴らす納豆屋さんから買うのが、1本10円のわらづとの納豆だ。2頁目が、郵便屋さんが「年賀はがき」を売りに来る。19
本文を読む「サザエさん」に見る敗戦直後のくすり事情(1)
著者: 内野光子いま私の手元には姉妹社発行の長谷川町子『サザエさん』が第一~八巻まである。1949~1952年に発行されていたものである。たぶん、中学生だった次兄か私が、購入したものではないかと思う。当時、次兄は、私のことを「サザエさん
本文を読む73年の意味番外篇 敗戦直後のクスリ屋事情(8)
著者: 内野光子(8)くすり屋の雑貨 今回のシリーズを書くにあたって、本棚にあったつぎの2冊を取り出した。こうした懐古趣味は、結構、昔から私にはあったのだなと思う。 ・串間努:図説・昭和レトロ商品博物館 河出書房新社 2001年 ・
本文を読む73年の意味番外篇 敗戦直後のクスリ屋事情(7)
著者: 内野光子街のくすり屋の経営改革?② 小太郎漢方薬(エキス剤)の販売を始める 1960年代に入っての頃、私には突如のように思われたのだが、父が、小太郎漢方製薬の漢方薬を店に置くようになった。当時、漢方薬と言えば、中将湯(津村順天
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