内野光子の執筆一覧

何年ぶりかな、御茶ノ水、聖橋あたり~短歌会の全国大会に参加して

著者: 内野光子

 私の所属する「ポトナム短歌会」の全国大会が、7月14日、湯島の東京ガーデンパレスで開かれた。前回、私が参加したのは2019年の京王プラザホテル一泊での開催だった。この間、大会はコロナ禍で中止になったり、日帰りとなったり

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沖縄の離島の悲劇を忘れてはいけない―「慰霊の日」に(2) ハンセン病者の人体実験が続けられていた!

著者: 内野光子

ハンセン病者の人体実験が続けられていた!  この稿を終わろうとしたとき、「ハンセン病開発中の薬、療養所で 副作用確認後も投与試験」の報道に接した(『朝日新聞』2024年6月25日)。熊本県「菊池恵楓園」の調査報告書の公表

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沖縄の離島の悲劇を忘れてはいけない―「慰霊の日」にふたたび(1)

著者: 内野光子

 沖縄は、6月20日に梅雨が明けて、6月23日の慰霊の日前後の新聞は、『沖縄タイムス』と『琉球新報』はもちろん各新聞は、温度差があるものの、さまざまな形の特集や記事を掲載している。手元の四紙に目を通して思ったのは、式典の

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皇族たちの”公務”って~愛子さん、佳子さんの”働き”を通じて

著者: 内野光子

愛子さんの「夢“みる光源氏」見学が「公務」ですか  愛子さんの日赤就職のニュースとともに、4月1日からの勤務と成人皇族としての活動の両立をはかるとの報道がなされた。さらに、5月11日には「 初めての単独公務で平安文学に関

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断捨離の手が止まる(4)1951年、小学校最後の夏休みは(後)

著者: 内野光子

念願の一色海岸  父の友人が薬局を開いている葉山へ、とうとう出かける日がやってきた。父母と前日に泊りに来ていた従姉のMさんも飛び入りで、4人となった。逗子駅からバスで15分で一色海岸に着いたのだが、母は車酔いで、顔も真っ

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「天皇制はない方がよい」3%、そこに留まる一人として

著者: 内野光子

 4月29日は、天皇誕生日、いや、みどりの日だった。いや、いまは、なんと「昭和の日」だった。2007年から、みどりの日は5月4日に移動して、「昭和の日」になっていたのだった。そして、もう忘れかけそうな、4月30日には、ど

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赤ちゃんにも選挙権!? 吉村知事、おかしくないですか?

著者: 内野光子

町内会・自治会ではすでに始まっているが  大阪府の吉村知事が、4月26日の記者会見で、前日4月25日、「人口戦略会議」の府内12市町村が消滅危機になるという分析を踏まえてか、ゼロ歳から選挙権を認めるべきとする持論を展開し

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苗字を持たない人たちの人権はどうなるのか、しかし、その前に

著者: 内野光子

 先に、安定的な皇位継承の在り方についての有識者会議報告書をめぐる各党、メディアの対応を当ブログ記事にまとめた。そのあと、断捨離の一環で、袋詰めの資料を整理していたが、皇室関係の切り抜きの一袋を開いたところ、つぎの記事の

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国民体育大会・オリンピック・大阪万博、どうする!どうなる?

著者: 内野光子

 4月8日、宮城県の村井嘉浩知事は定例記者会見で、47都道府県のほぼすべてのスポーツが一堂に会し、持ち回りで開催されてきた国民体育大会(2024年から「国民スポーツ大会」に改称)の開催方法について、「継続する必要があるの

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安定的な皇位継承って何?~「天皇家」の存続を願う人たち 各党の対応

著者: 内野光子

 2021年12月、安定的な皇位継承の在り方について検討した有識者会議の報告書が政府に提出された。22年1月には国会に提出されている。昨年末、衆議院議長より、各党に見解を早急にまとめるよう要請した。  有識者会議の報告書

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小石川、文学散歩に参加した~サクラには少し早かったが(3) かつての林町、今は高級マンションが

著者: 内野光子

小石川植物園の南側道に突き当たり、塀に沿って左に折れると、今どきにしては立派な火の見やぐら見えてきた。この側道は700m、総面積約16万㎡の植物園は、17世紀徳川幕府の御薬園として設けられ、明治に入って現在の東京大学付属

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小石川、文学散歩に参加した~サクラには少し早かったが(2)「太陽のない街」から「植物園」へ~「新福寺」に寄り道

著者: 内野光子

 共同印刷社屋の前では、今では想像できない、谷底の街「太陽のない街」に思いを馳せる。 共同印刷のビル、2019年のときには、工事中で、全面シートで覆われていた。  きょうは入園の予定はないのだが、小石川植物園へと向かう途

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小石川、文学散歩に参加した~サクラには少し早かったが(1)  

著者: 内野光子

 3月にしては、記録的な暑さだったという3月31日、初めてながら『新日本歌人』の文学散歩に参加した。メトロ茗荷谷駅集合、小石川植物園近辺を経て、JR大塚駅解散、約二時間なら、私にも参加できそうであった。それに、茗荷谷は、

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断捨離の手が止まる (2) 戦前期『ポトナム』の気になる歌人たち

著者: 内野光子

 物置同然となってしまった和室のリフォームを思い立ち、生協のワーカーコレクティブの方に依頼、仕訳をしながら、不用品を運び出してもらった。 見違えるほど広くなった!六畳間、思わずごろんと横になりたいくらいだった。が、それか

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消防団はどうなる、どうする(2)各地の消防団で何が起きているのか

著者: 内野光子

 佐倉市の消防団の何人かが、新年会かの帰りに酔っ払い運転で事故を起こしたという、なんとも“しまらない”一件を思い出す。だいぶ古い話になるので、ネットで調べても分からずじまいだったが。  また、近所の中学校の校庭から、夏の

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