「南の島の大王は その名も偉大な ハメハメハ ロマンティックな王様で~~ハメハメハ ハメハメハ ハメハメハメハ」は、私の子育ての時代で、忘れることのできない歌だった。保育園の送り迎えの乳母車で、保育園のすぐ近くに転居し
本文を読む内野光子の執筆一覧
ナチスを批判、ビラをまいて処刑されたゾフィー・ショル~生誕100年
著者: 内野光子5月14日、朝日新聞の「世界発 2021/<白バラ>のゾフィー 再び光」(野村淳)の欄で、久しぶりにゾフィー・ショルの名に出会った。 (参照)朝日デジタル「反ナチス「白バラ」の若き女性 ブームに陰る等身大の姿」ダッハウ〈
本文を読む半藤一利さん、下馬郁郎の名で短歌も詠んでいた
著者: 内野光子4月30日の、鈴木竹志さんのブログ「竹の子日記」を読んで、驚いた。半藤一利さんの短歌が、下馬郁郎の名で、『昭和萬葉集』に収録されている、という。鈴木さんは、『週刊文春』最新号の座談会で知ったという。早速、『昭和萬葉集』を
本文を読む第4歌集『野にかかる橋』が出来上がりました
著者: 内野光子新型ウイルス、その変異ウイルスが蔓延するさなかですが、断捨離の途上、振り返ることも多く、拙いながら、歌集として残しておきたいと、まとめました。編集にあたって、多くの歌を落としましたが、きっぱり捨てることができず、歌数ばか
本文を読む断捨離のさなか(3)アチーブメントテストいうのがあった
著者: 内野光子文京区同心町にあった、その中学校へは、都電で通学していた。池袋始発の都電は大塚方面への16番と伝通院、春日町、八重洲口、数寄屋橋行きがあった17番の2路線で、17番は、どれに乗ってもよかった。日ノ出町、大塚坂下、護国寺、
本文を読む断捨離のさなか(2)小学校時代の絵日記
著者: 内野光子敗戦前後の疎開時は別にして、社会人になってから10年ほどで生家を出たのが初めての引っ越しで、それから4回目の当地である。それにもめげず持ち歩いていたことになる品々、資料である。今回、あらためて読み直してみたりすると、小
本文を読む断捨離のさなか(1)何を基準に捨てていますか
著者: 内野光子二・三年前から始めていた、本や資料の整理なのだが、さっぱり片付かない。新型ウイルス蔓延のさなか、断捨離に専念できるかと思ったが、それもうまくいかない。引っ張り出すものに見入ってしまい、先に進まない。個人的にどうしても手
本文を読む自治会、住民の高齢化とコロナ禍の中で、どうなっていくのか
著者: 内野光子新年度、自治会の班長の番が回ってきた。私たちの自治会は、かつての新興住宅地、三つの丁目が併さっての650世帯、35班ほどがある。私たちの班は、17世帯。かつては20数世帯だったのが、ぽつぽつと自治会自体を脱ける世帯も現
本文を読むなんの風の吹きまわしか、料理に目ざめた!
著者: 内野光子若いときは、自炊の生活も長かったはずなのだが、以降、食事や料理にはあまり関心を示さなかった連れ合いが、突然、料理に目覚めたのである。昨年の夏、日テレの3分クッキングを偶然目にして、「これおいしそう、作れるかな」で始まった
本文を読む沖縄「一中健児の塔」を「顕彰碑」とした歴史教科書が検定を通過?!
著者: 内野光子4月3日の『東京新聞』によれば、沖縄戦に動員された沖縄県立一中の学徒隊の慰霊碑が、「顕彰碑」と紹介され、戦争を美化するような表記がある教科書が、文科省の検定をパスしていたというのだ。2022年度から使用される高校の新し
本文を読むなんとも鬱陶しいマイナンバー、私は使わない
著者: 内野光子銀行や保険会社から、マイナンバーの提供依頼の文書が何度でも届く。そのたびに無視しているが、カードも持たないし、提供する気もないので、なんと、鬱陶しいことかと、閉口している。 そもそも、政府は、マイナンバー制度は何のために
本文を読む今年の「歌会始」から見えてくるもの~私たちは祈ってばかりいられない
著者: 内野光子3月26日、約2カ月遅れで、延期された「歌会始」が開催された。“伝統ある古式に則った”宮中行事というけれど、テレビ中継で何度みても、まず、そのドレスコードというか、和洋混在の正装の人々の違和感が先に立つ。会場の男性はモ
本文を読むそれでも五輪は開催するのか、国民は延期や中止を望んでいる
著者: 内野光子2020年3月23日のNHKの昼のニュースで伝えられた、新型コロナ感染者マップである いったい、だれのためのオリンピック・パラオリンピック(以下五輪と略す)なのだろう つい一年前のことを思い出してみたい。安倍首相が、東京
本文を読む二つの書評で、拙著に触れていただきました
著者: 内野光子二つの書評で、拙著に触れていただきました 二つ前の当ブログ記事にありますように、2月27日の「諜報研究会」で報告された中根誠氏の新著『プレス・コードの影―短歌雑誌の検閲』(短歌研究社)の書評が出ました(中西亮太「占領下
本文を読む十年目の3月11日、どうしたらいいのか
著者: 内野光子3月5日、山本宣治の命日だった。3月8日は、国際女性デーであった。そして、首都圏の非常事態宣言は2週間延長された日でもある。千葉県などは、いまだに、三桁の新規感染者が続くこともある。 そして、今日は、東京大空襲の日で
本文を読む『非国民文学論』(田中綾著)の書評を書きました
著者: 内野光子イチジクの根方のスイセンが咲き出しました 『社会文学』編集部からの依頼で、田中綾さんの新著『非国民文学論』の書評を書きました。金子光晴は、これまで、アンソロジーで読むくらいでしたが、今回、まとめて読む機会となりました。ま
本文を読む現代短歌の”最先端””最前線”とは
著者: 内野光子私が会員である『ポトナム』3月号の「歌壇時評」に書いたものです。「無力感」にさいなまれながらもかすかな希望を宿しつつ・・・。いまは、3カ月の時評を終えてホッとしている。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
本文を読む「諜報研究会」は初めてかも、占領下の短歌雑誌の検閲、日本人検閲官をめぐって(2)
著者: 内野光子山本さんの新著『検察官―発見されたGHQ名簿』(新潮社)は、新聞広告を見て、近くの書店に注文したら、発売は来月ですと言われ、入荷の知らせをもらったまま、取りに行けず、この研究会に参加する羽目になった。今は、手元に置いて
本文を読む「諜報研究会」は、初めてかも~占領下の短歌雑誌検閲、日本人検閲官をめぐって(1)
著者: 内野光子************************************** 第34回諜報研究会(2021年2月27日(土)) ZOOMを利用してオンラインで開催 報告者:中根 誠(短歌雑誌「まひる野」運営・編集委員)
本文を読む2月23日「<歌会始>と天皇制」について、報告しました(3)
著者: 内野光子6.天皇の短歌と現代の「歌会始」の推移 天皇の短歌と私たち国民との接点は、つぎのようにいくつかあります。 <天皇の短歌と国民との接点> ① 1月1日の新聞など:1年を振り返っての天皇、皇后の短歌の公表 ② 1月中旬の歌
本文を読む2月23日「<歌会始>と天皇制」について、報告しました(2)
著者: 内野光子4.昭和天皇は、敗戦後、どんな短歌を詠んできたか さきに、昭和天皇の太平洋戦争開戦時と「終戦」時の二つの「聖断」にかかる短歌を紹介しました。「身はいかになるとも」の思いで終戦の決断を下したと言いますが、こうした短歌は、あ
本文を読む2月23日「<歌会始>と天皇制」について、報告しました(1)
著者: 内野光子2月19日の当ブログに書きましたように、「女たちの戦争と平和資料館」(wam)主催の<天皇制を考える>シリーズの三回目として、西早稲田のAVACO教会の一室で開催されました。予約制で定員40人ほどの方が参加してくださいま
本文を読む“御製”で読み解く”歴史”の危うさ
著者: 内野光子別紙のような企画で、「歌会始と天皇制」について、話すことになりました。その準備の過程で、あらためて、天皇の短歌が、歴史の前面に立ち現れて、歴史が語られることに、危惧を感じています。 大日本帝国憲法のもとで、明治天皇や歴代
本文を読むコロナ、オリンピック、地震で大揺れの中~防衛費膨張の裏で ミサイル監視衛星調査研究費、22円で落札!の非常識
著者: 内野光子やや旧聞に属するが、先月末の2020年度第3次補正予算案審議の国会中継を見ていたら、耳を疑うような質疑に出会ったのである。 1月27日、参院の予算委員会で、立憲の白真勲議員が「3次補正予算に自衛隊の飛行機や潜水艦などの防
本文を読む二つの「短歌年鑑」を読んで~「座談会」より基礎的な資料を
著者: 内野光子以下の文章は、私が出詠している短歌雑誌『ポトナム』2月号に「歌壇時評」として書いたものです。 *********** 昨年の歌壇は、岡井隆追悼と新型ウイルスCOVIT-19で暮れた感がある。「歌壇」とは遠い「番外地」にい
本文を読む東京五輪は無理でしょう、「歌会始」は延期されたけれど
著者: 内野光子ほんとならば、昨日1月15日には、「歌会始」が開かれていたはずだったが、1月8日に、宮内庁から延期の発表があった。12月の中旬には、感染対策をして開催するつもりだった。会場の中央で読師と呼ばれる数人が短歌を独特の声調で読
本文を読む「朝日歌壇」の今昔
著者: 内野光子繰り返しになる部分もあるかもしれないが、私が会員である『ポトナム』という雑誌の「歌壇時評」として書いたものである。 ********************** 近頃、「新聞歌壇」の様相が気になって、手元にあった古い
本文を読む新春 2021年
著者: 内野光子新年のご挨拶申し上げます。 いつもお訪ねくださり、ありがとうございます。 不安が多い新春を迎えました。 一日も早く、当たり前の暮らしができるようにと願っています。 拙い歩みですが、第四歌集をまとめることができればと準備中
本文を読む「歌会始」が強化する天皇制 文芸の序列化をありがたがる人びと
著者: 内野光子「歌会始(うたかいはじめ)」とは、年始に皇居で開催される歌会(集まった人びとが共通の題で短歌を詠む会)で、天皇が出した題にそって「一般市民」が歌を送り、秀でた作品を詠んだ人びとが皇居に招かれる「儀礼」です。毎年テレビでも
本文を読む医療体制ひっ迫は、わが身にもー首相も、前首相も、しどろもどろの中・・・
著者: 内野光子<大学病院からの「転医」(逆紹介)のお願い>とは! 昨日は、クリスマス・イブというのに、新型ウイルスの新感染者数は、東京都888人、千葉県234人、全国でも過去の記録を更新した。精一杯「自粛」をしているものの不安は募る
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