先日、今年の流行語大賞候補には滅入る言葉ばかりと愚痴ったが、必ずしもそうでもなさそうだ。「Twiterデモ」や、「巣ごもりデモクラシー」などには、勇気づけられる。アベ政権とその応援団だけの天下ではない。いや、今やアベ政治
本文を読む刑事司法の執筆一覧
コロナ風だけではない。アベ暴風の中、本郷三丁目交差点で。
著者: 澤藤統一郎ご近所のみなさま、ご通行中の皆さま。お騒がせしますが、もう少しの時間。耳を傾けていただくようお願いします。 本郷湯島九条の会は、日本国憲法とその平和の理想をこのうえなく大切なものと考え、毎月第2火曜日の昼休み時間を定例の
本文を読むアベ政権の火事場泥棒にご注意を
著者: 澤藤統一郎今年の流行語大賞の選考は、気が滅入る言葉ばかりとなる。「コロナ」と「マスク」と「サクラ」は当確だろう。「3密」と「アマビエ」も有力。そして「後手後手」と「火事場泥棒」もダークホースだ。これまでは、「嘘とごまかしのアベ政権
本文を読む「官邸による検察の私物化を許すな」「どさくさ紛れの不要不急審議強行をやめよ」
著者: 澤藤統一郎本日(5月10日)の朝日新聞デジタルに、「検察庁法改正に抗議、ツイッターで470万超 著名人も 」という記事。20時18分の掲載である。 検察官の定年を65歳に引き上げる法改正案を認めていいのか――。作家や漫画家、俳優
本文を読む『検察官人事コントロール法案』に反対。強行審議に抗議する。
著者: 澤藤統一郎最近の会合は、オンラインで行われる。そのほとんどが、Zoom(ズーム)を使ってのもの。あっという間に、このアプリが社会に入り込み生活に定着した。その普及の迅速さに、感覚がついていけない。振り返って、「コロナとともに蔓延し
本文を読む検察庁法改正案は権力分立の大原則を侵す
著者: 澤藤統一郎安倍の悪事は多過ぎて、追いかけるだけでも目が回る。コロナだけに気を取られてはいけない。モリ・カケ・サクラ、テストにカジノにカワイ。その全てと関わるのが、幹部検察官人事に介入しようという検察庁法改正案。国家公務員の定年延長
本文を読む《検事長の勤務延長に関する閣議決定の撤回を求め》《国家公務員法等の改正案に反対する》日弁連会長声明
著者: 澤藤統一郎今夕(4月7日)緊急事態宣言という。これも重大事だが、コロナ禍での大騒ぎを奇貨としての安倍の諸疑惑逃れを許してはならない。桜疑惑、森友文書改竄疑惑、カジノ疑惑、河井夫妻疑惑…。そして、そのすべてに関わるものが幹部検察官
本文を読む河井案里の議員失職は当然として、問題は河井克行起訴が実現するかである。
著者: 澤藤統一郎広島地検が、自民党・河井案里参院議員の選挙運動員3名を逮捕したのが3月3日。その勾留期限が24日に迫っている。昨日(20日)来、処分内容の見通しが、各メディアで語られている。いずれも、「関係者への取材で明らかに」とされて
本文を読む安倍内閣の刑事司法私物化を狙う「検察庁法改正案」を撤回せよ
著者: 澤藤統一郎泥棒は夢を見る。警察官の人事をオレが握ることができれば、安心して仕事ができるんだが…。反社の諸君も夢を見る。検事の人事をオレが握ることができさえれば、心おきなく大きな仕事ができるだろうに…。そして、安倍晋三も夢を見る。検
本文を読む法律家団体9団体による「東京高検検事長黒川弘務氏の違法な任期延長に抗議する法律家団体共同声明」
著者: 澤藤統一郎2020年3月5日 社会文化法律センター 共同代表理事 宮里 邦雄 自由法曹団 団長 吉田 健一 青年法律家協会弁護士学者合同部会 議長 北村 栄 日本国際法律家協会
本文を読む検察庁よ、安倍官邸の走狗となるなかれ。走狗となると見られることを拒否せよ。
著者: 澤藤統一郎昨日(2月4日)の衆院予算委員会審議。さすがに野党のエース級を揃えた質問陣。聞かせる質疑が続いた。指摘されている内容はまことにもっともなことばかり。こんなに重要な問題を抱えながら、どうして安倍政権が倒れずに持ちこたえてい
本文を読む法務大臣の刑事司法観に私見をコメントする
著者: 澤藤統一郎法務省のホームページに法務大臣・森まさ子の「コメント」が3件掲載されている。いずれも、カルロス・ゴーンの動静に関するものだが、一国の法務大臣たる者が、一被告人に対してこれだけのことを言わなければならないものだろうか。やや
本文を読むゴーン逃亡の口実と、香港市民の逃亡犯条例反対の理由。両者は相似たるか、似て非なるか。
著者: 澤藤統一郎大晦日から元日は、ゴーン逃亡の記事に目を奪われた。 この事件は、香港の事態との関連性を考えさせる。香港市民から見て、中国本土は、「不公正と政治的な迫害が横行する野蛮の地」「到底、人権と正義にもとづく公正な裁判を期待するこ
本文を読む三鷹事件と、竹内景助の家族のこと
著者: 澤藤統一郎下山・三鷹・松川という、社会を震撼せしめた大事件が続いて発生したのは1949年夏のこと。むろん,私は当時のことは知らない。私の世代では松川こそが大事件という印象だが、往時を知る人は、東北の一角で起きた松川事件よりは、首都
本文を読む「無実の死刑囚 三鷹事件 竹内景助」を薦める。
著者: 澤藤統一郎高見澤昭治さんの近著「無実の死刑囚 三鷹事件 竹内景助」(増補改訂版)を読み終えた。読後感は重い。 日本評論社刊のこの書物の発行日は、2019年10月1日。周知のとおり、東京高裁が遺族からの再審請求を棄却したのが7月3
本文を読む巨悪の高枕
著者: 澤藤統一郎昨日(8月9日)から、高枕をしてぐっすり眠れるようになった、あの二人に詩を贈ろう。 晋三をねむらせ、晋三の屋根に雪ふりつむ。 昭恵をねむらせ、昭恵の屋根に雪ふりつむ。 疑惑は深く埋められ
本文を読む森友事件は終わってない。首相夫妻の国政私物化を忘れてはならない。
著者: 澤藤統一郎本日は、森友関連事件について要請に最高検へ。下記の要請書を持参した。 森友事件とは、その本質は最高権力者の国政私物化にある。その国政私物化が刑事事件として表面化したものが、近畿財務局の国有地8億円値引き問題である。払い下
本文を読む「怖い絵」よりもずっと怖い、実人生の闇。
著者: 澤藤統一郎中野京子「怖い絵」(角川文庫)を読んでいる。22の「怖い」絵画それぞれに、みごとな解説が付けられている。中で出色に「怖い」のが、作品10のゴヤ「我が子を喰らうサトゥルヌス」(プラド美術館)。これは、解説不要で、視覚的にこ
本文を読む「靖国抗議見せしめ弾圧」刑事公判に世論の関心を
著者: 澤藤統一郎昨日(5月11日)は、森友事件の刑事告訴と検察審査会の議決を話題にした。首相とその妻の関与疑惑濃厚の「国有地タダ同然払い下げ不正」被疑事実が背任告発であり、その疑惑が明るみに出ぬよう蓋をせんとした証拠隠滅、公文書変造、公
本文を読む「法と民主主義」最新号 再審問題特集のご紹介
著者: 澤藤統一郎日本民主法律家協会のホームページが、リニューアルされた。一昨日(4月1日)からのお披露目となっている。見映えよく、読み易い。なかなかよくできている。中身の充実ぶりは、従来からのものだが、なおこれからが期待される。 そのU
本文を読む「りんと咲く 日の本一の 夫婦花」 - 泰典
著者: 澤藤統一郎「変装」とは、「変な装い」という意味ではない。他人の目から自分だと覚られぬように、別人を装うことである。昨日(3月6日)保釈されたゴーンが、マスクと作業服姿に身をやつした変装の意味が分からない。この奇妙な変装がもたらした
本文を読む憲法と落語(その4) ― 「名人長二」では、無茶苦茶な刑事司法が語られている。
著者: 澤藤統一郎三遊亭圓朝とは、言わずと知れた落語界の大名跡。大名人として「大圓朝」とさえ言われる。大看板、大真打ち、大師匠。どこまでも「大」の付く別格の噺家。その技倆は伝説にのみ残されているが、幕末から明治の人とて録音はない。だから、
本文を読む憲法と落語(その2) ― 「帯久」にも公正な裁判を受ける権利がある
著者: 澤藤統一郎「帯久」という演目は寄席では聞けない。なにしろ長い噺だ。くすぐりや笑いは殆どない。サゲも面白くない。これを聞かせるのが、話者の力量。 もとは上方噺。米朝が得意としていたという。これを享保年間の江戸の噺に移し替え、名奉行大
本文を読む