(2021年9月6日) 本日、衆議院議員会館の一室を借りての「西暦表記を求める会」世話人会。私も、この会の世話人の一人として、リアルに出席。肩の凝る会議ではない。半分は雑談が楽しい。 「西暦表記を求める会」は小さな市
本文を読む天皇制の執筆一覧
軍隊とは、本質的に民主主義の敵対物である。
著者: 澤藤統一郎(2021年2月26日) 1936年2月26日、東京は雪であったという。降雪を衝いて陸軍青年将校のクーデターが決行された。反乱軍は、首相官邸を襲撃し「君側の奸」とされた政府要人を殺害したが、陸軍上層部の同調を得られなかっ
本文を読む「『違憲』が独り歩きしては困る」という産経「主張」の煩悶
著者: 澤藤統一郎経「主張」の煩悶 (2021年2月25日) 昨日(2月24日)の最高裁大法廷判決。「那覇市・孔子廟事件」で、政教分離に関するやや厳格な判断を積み上げた。 那覇市の公園の一角に「孔子廟」がある。市は、相当の使用料月額48万
本文を読む天皇誕生日とは、天皇制に対する批判の信念を確認すべき日である。
著者: 澤藤統一郎(2021年2月23日) 本日は、まだ国民の意識に定着してはいないが、天皇(徳仁)の誕生日である。祝日法第2条には、「天皇誕生日 二月二十三日 天皇の誕生日を祝う。」と意味不明の文章がある。文意分明ではないが、少なくとも
本文を読む司法の二面性 ー「国民支配の道具としての一面」と、「権力を抑制して人権を擁護する一面」と。
著者: 澤藤統一郎(2021年2月19日) S君、長くお目にかからないが、久しぶりにご意見のメールをいただくと50年前の修習生時代を思い出す。真っ直ぐな問題提起の仕方に、つくづくと、人は変わらないものと思う。 弁護士生活50年を記念する出
本文を読む幸田露伴「渋沢栄一伝」異聞
著者: 澤藤統一郎(2021年2月15日) したたかなはずの資本主義だが、誰の目にもその行き詰まりが見えてきている。環境問題、エネルギー問題、貧困・格差…。とりわけ、新自由主義という資本主義の原初形態の矛盾が明らかとなり、グローバル化が事
本文を読む「国を愛する心を養うべき日」に、「国を愛する心」心の危険を訴える。
著者: 澤藤統一郎(2021年2月11日) 光の春のううらかな日和。ときおり吹く風にも冷たさはない。空は青く、梅が開き、寒桜も目にこころよい。ところが、えっ交番に「日の丸」? 警察署にも消防署にも「日の丸」である。あの、右翼や暴力団とお似
本文を読む天皇と神の国の「東京五倫」であることを、よく弁えていただきたい。
著者: 澤藤統一郎(2021年2月8日) 私がモリ・ヨシロウ、東京五倫の組織委員会会長だ。えっ? 「五倫」とはなんだって? 大切な五倫を知らんのか? それは、少し無知。 教育勅語は知ってるだろう。これさえ知っておればよい。神の国の天皇であ
本文を読む天皇制に奉仕する「家学」は、「学問」ではない。
著者: 澤藤統一郎(2021年2月4日) できるだけ、元号に関する書物は読んでおきたい。最近、「元号戦記」(野口武則・角川新書)に目を通した。「近代日本、改元の深層」という副題に若干の違和感を覚えたが、決して元号礼賛本ではない。とは言え、
本文を読む「私はA天皇の時代に生まれ、B天皇の時代に弁護士登録をし、C天皇の時代に立候補しました」と表示される大いなる違和感。
著者: 澤藤統一郎(2021年1月30日) 例年2月は弁護士会選挙の時期。だが、今年(2021年)は2年任期の日弁連会長選挙はない。そして、私の所属する単位弁護士会である東京弁護士会(会員数8700)も選挙がない。会長・副会長(定員6名)
本文を読む自民党議員には教育勅語ウイルスが根強く感染し続けている。
著者: 澤藤統一郎(2021年1月27日) 昨日のNHK(Web)報道に我が目を疑った。「日本の国旗損壊 刑法改正し処罰規定検討 自民 下村政調会長」というのだ。このコロナ禍の緊急事態に、不要不急極まる右翼の蠢動。もしや、本気で火事場泥棒
本文を読む朝敵として討伐された人物を祭神として祀る神社にて
著者: 澤藤統一郎(2021年1月16日) 早朝の散歩コースは、ときに変わる。特に理由はなく、まったく気まぐれに。いつもは本郷三丁目交差点を左折して、湯島から不忍池に向かうのだが、今日はなんとなく交差点を直進して神田明神の境内を覗いてみた
本文を読む「本郷・湯島九条の会」の街頭宣伝行動で。
著者: 澤藤統一郎(2021年1月14日) 一昨日(1月12日)お昼休み時間の「本郷・湯島九条の会」月例街宣行動について、報告しておきたい。 この日はあいにくの霙まじりの冷雨の日、しかも2度目の緊急事態宣言が出たばかり。常連の何人かがお休
本文を読む「古事記及び日本書紀の研究」(津田左右吉)拾い読み
著者: 澤藤統一郎(2021年1月6日) 例年、暮れから正月の休みには、まとまったものを読みたいと何冊かの本を取りそろえる。が、結局は時間がとれない。今年も、年の瀬に飛び込んできた解雇事件もあり、ヤマ場の医療過誤事件の起案もあった。「日の
本文を読む夫婦別姓の実現を阻む天皇制の呪縛
著者: 澤藤統一郎(2020年12月16日) 自民党内の夫婦別姓論議が熱い。もっとも、熱いのは一方的に右翼・守旧派の面々の発言だけのこと。そろそろ自民党も世論の良識に耳を傾けざるを得ないかと思わせる事態だったが、危機感を感じてか、頑迷固陋
本文を読む12月8日、あらためて戦争を繰り返させない教訓を噛みしめる。
著者: 澤藤統一郎(2020年12月8日) 本日は定例の「本郷・湯島9条の会」の街宣活動の日。これが、文京母親会議の「12月8日行動」と重なった。本郷三丁目交差点では、いつにないにぎやかさ。マスク姿の22名が、マイクを持ち、プラスターを掲
本文を読む大村知事リコール運動での署名偽造疑惑を徹底追及せよ
著者: 澤藤統一郎(2020年12月7日) 大村秀章愛知県知事に対する大義のないリコール運動。その署名の偽造・水増し疑惑がいよいよ本格的にメディアに報じられるところとなってきた。この動き、河村たかしと高須克弥とが前面に出てはしゃいでいた印
本文を読む「国民に寄り添う」などと言う評判のよい王こそが、最も危険な王なのだ。
著者: 澤藤統一郎(2020年11月13日) タイの首都バンコックが、若者たちの大規模なデモで揺れている。デモの要求は、プラユット軍事政権の退陣、憲法の改正、そして王政改革の三本柱。中でも注目されるのが王政改革の要求であるという。これまで
本文を読む高須克哉さん、みっともない「スラップ訴訟」はお止めなさい。
著者: 澤藤統一郎(2020年11月8日) 医学・医師・医療・医薬の「医」の本字は、「醫」である。説文解字によれば形声文字で、音符の「殹」は「エイというまじないの擬声語」(大漢語林)、これに薬草を作る酒ないし酒器の「酉」を添えてできた文字
本文を読む中学生だった私と祖父の天皇観の交錯
著者: 澤藤統一郎(2020年10月30日) 私の母方の祖父は赤羽幹という人だった。南部盛岡は八幡町の人。2男4女をもうけたが、早くに妻を亡くし、子のうち2人を養子にやって、男手で4人の子を育てたと聞いている。 その祖父が晩年に、大阪の郊
本文を読む行政手続の効率化は、御璽・国璽の廃止と、元号表記の駆逐から。
著者: 澤藤統一郎(2020年9月28日) スガ政権とは何者であるのか、何をやろうとしているのか、まだ見えて来ない。見えてくるのは、枝葉の一部だけなので、なんのために何を目指しているのか、隔靴掻痒なのだ。 スガが総論として語っていることは
本文を読む虚飾なき蓮華と、虚飾に包まれた天皇の権威と。
著者: 澤藤統一郎(2020年9月22日) 秋分の日である。あの猛暑が嘘のような玲瓏な秋日和。不忍池に昨日は3輪の蓮の華を数えたが、本日はおそらくは最後となる一華を視認。本日9月22日を、2020年の「蓮じまいの日」と認定しよう。蓮華の命
本文を読む天皇批判言論についての「法的自由」と「現実の不自由」の落差
著者: 澤藤統一郎(2020年8月25日) 一昨日(8月23日)、私のブログに醍醐聰さんから、「苦言」をいただいた。私のブログに目を通していただき、わざわざコメントをいただいたことをありがたいと思う。が、一言釈明をしておかねばならないし、
本文を読むメディアの天皇に対する阿諛追従に忌憚のない批判が必要だ。
著者: 澤藤統一郎(2020年8月16日) 本日(8月16日)の毎日新聞朝刊を見て仰天した。毎日は、私の永年の愛読紙である。その毎日が一面トップで昨日の戦没者追悼式の模様を伝えている。大きな横見出しで「75年、平和かみしめ」。ここまでは、
本文を読む戦争における死を、「尊い犠牲」と美化してはならない。
著者: 澤藤統一郎(2020年8月15日) 8月15日。75年前の今日、「戦前」が終わって「戦後」が始まった。時代が劇的に変わった、その節目の日。天皇の時代から国民の時代に。国家の時代から個人の時代に。戦争と軍国主義の時代から平和と国際協
本文を読む政教分離の旗を掲げ続けた人 ー 西川重則さんを悼む
著者: 澤藤統一郎(2020年7月30日) 西川重則さんの逝去を本日(7月30日)知った。7月23日のことという。1927年のお生まれで享年92。死因は老衰と報じられている。敬虔なクリスチャンだったこの方。きっと、穏やかに神に召されたので
本文を読む「自粛警察」を生みだしている、日本社会に深く伏在しているもの。
著者: 澤藤統一郎(2020年7月4日) 私は、盛岡の生まれで、故郷岩手の事情は常に気にかかる。このところのコロナ禍では、東京の感染拡大を尻目に唯一「感染者ゼロ」を誇っている。とは言うものの、どうも「感染者ゼロ」の維持は目出度いだけのこと
本文を読むお辞め下さい、表現の自由を損なう愛知県知事リコール運動。
著者: 澤藤統一郎(2020年6月20日) 6月17日(水)、「お辞め下さい大村秀章愛知県知事 愛知100万人リコールの会(代表 高須克弥)」なる団体が、《大村秀章愛知県知事不信任議決の請願書》を愛知県議会に提出した。もっとも、団体名は単
本文を読む大村秀章知事へのリコール運動は、表現の自由と民主主義への挑戦である。
著者: 澤藤統一郎(2020年6月10日) 半島の南北関係が不安定に見える。北朝鮮の朝鮮中央通信は、昨日(6月9日)、同日正午から南北間の通信連絡線を完全に遮断すると報じた。朝鮮労働党中央委員会本部と韓国大統領府を結ぶホットライン(直通電
本文を読む元号変更から1年。あらためて、「令和」の不使用を再宣言する。
著者: 澤藤統一郎昨年(2019年)5月1日に天皇が交替して本日がちょうど1年目。天皇の交替にさしたる意味はない。念のために申し添えれば、誰が天皇でも天皇の個性に意味をもたせてはならないとするのが憲法の立場である。国民生活への問題として意
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