安倍政権の執筆一覧

非業の死ゆえに安倍晋三を美化してはならない。安倍政治批判を躊躇してはならない。

著者: 澤藤統一郎

(2023年7月8日)  安倍晋三銃撃の衝撃から、本日で1年である。あの衝撃の正体が何であったか、自分のことながらまだ掴みかねている。「棺を蓋うて事定まる」とはいうが、安倍国葬の愚を経てなお、事は定まっていない。  事件

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えっ、LGBT容認は万世一系の皇統を危うくする「朝敵」ですって。ふーむ、なるほどね。

著者: 澤藤統一郎

(2023年6月9日)  本日、現職の天皇(徳仁)の結婚30年だとかで、各紙の朝刊に宮内庁提供の最近の家族写真が掲載されている。「結婚30年」、当事者や身内には感慨あっても、とりたてての慶事ではない。もちろん、まったく騒

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「自由は死せず」 ー 板垣退助や安倍晋三の生死にかかわらず。

著者: 澤藤統一郎   

(2023年3月30日・連日更新満10年まであと1日)  時折、産経新聞が私のメールにも記事を配信してくれる。友人からの紹介で、ネットの産経記事を読むこともある。他紙には出ていない、いかにも産経らしい取材対象が興味深い。

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元号には致命的な欠陥がある。にもかかわらずその使用を「強制」するのは、天皇制の権威主義を国民に刷り込もうという邪悪な思惑があるからだ。

著者: 澤藤統一郎

(2023年3月10日)  「西暦表記を求める会」です。国民の社会生活に西暦表記を普及させたい。とりわけ官公庁による国民への事実上の強制があってはならないという立場での市民運動団体です。  この度は、取材いただきありがと

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「行政文書」事件の本質は、安倍晋三政権による「不都合な放送」に対する介入圧力にある。

著者: 澤藤統一郎 

(2023年3月8日) 3月2日夕刻、立憲民主党の小西洋之参院議員が記者会見で公表した《放送法の「政治的公平」に関する文書》、7日の午前までは「小西文書」だったが、同日の午後には総務省の「行政文書」という折り紙が付いた。

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韓国政権提案の徴用工問題解決スキームを有効に作動させるためには

著者: 澤藤統一郎

(2023年3月7日)  日韓関係を象徴する徴用工問題。主要なアクターは4者である。日本の政権と民衆をA・Bとし、韓国のそれをC・Dとする。Dの中に、被害者本人や遺族、そして広範な支援者が含まれている。  AとCとは、十

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高市早苗は腹を切るとは言わなかったが、クビを懸けた。前言を翻してはならない。

著者: 澤藤統一郎

(2023年3月5日)  戦前、廣田弘毅内閣時代の帝国議会で、古参議員と陸軍大臣との間で「腹切り問答」と言われたやり取りがあった。2・26事件翌年の1937年1月21日衆議院本会議でのこと。立憲政友会の浜田国松(議員歴3

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「アベノマスク訴訟判決」を手掛かりに、アベ政治の負のレガシーを総括しよう。

著者: 澤藤統一郎

(2023年3月2日)  権力者はレガシーを欲する。その地位を退いたとき、あるいは棺を覆ったとき、そのレガシーが定まる。立派なレガシーもあれば、とんでもない負のレガシーもある。承継するにせよ、批判し反省材料にするにせよ、

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学術団体の自律は、学問の独立に原理的に不可欠である。学術会議会員任命方法を改悪してはならない。

著者: 澤藤統一郎

(2023年2月16日)  人事は重要である。そして、難しい。公的な機関の重要人事には、その社会の民主主義の成熟度が表れる。いま、学術会議会員の任命制度が議論になり、NHK新会長と、日銀新総裁の人事が話題となっている。そ

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「オロカモノ」と叫べば、我が身に返ってくる。こだまでしょうか、いいえ丸川珠代。

著者: 澤藤統一郎

(2023年2月5日)  ある言葉が、ある人やその人生と緊密に結びついてる例はいくつもある。「それでも地球は回っている」「地球は青かった」「賽は投げられた」「二十にして已に朽ちたり」「不可能という言葉はない」「自由は死な

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政治家井上義行曰く ― 「私は全く同情しません」「大根1本で1週間暮らせる」「甘ったれるな」

著者: 澤藤統一郎

(2023年1月15日)  参議院議員・井上義行と言えば、安倍晋三側近として知られた政治家。昨年7月10日の参院選で、安倍晋三がとりまとめた統一教会信者票によって当選した国会議員である。  井上義行当選後に、世論は統一教

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人を不幸にする宗教が、信教の自由の美名のもとに被害を拡大し続けて行くことを許容してよいのか。

著者: 澤藤統一郎

(2023年1月8日)  もっぱら統一教会の主張を代弁している「世界日報」。その本日付の【社説】が、「安倍氏暗殺半年 揺らぐ民主主義の根幹」というタイトル。「軽視される信教の自由」「テロは決して許されぬ」という二つの小見

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国葬検証であらためて浮き彫りになる安倍政治の罪

著者: 澤藤統一郎

(2022年12月26日)  年の瀬に、今年亡くなった人物を思い起こせば、まずは安倍晋三の名を上げねばなるまい。その亡くなり方が衝撃的だったからだ。「虎は死して皮を留め、人は死して名を残す」という。はたして彼は、どのよう

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防衛政策の大転換も、原発回帰への大転換も、どうして国民置き去りで決めてしまうのか。

著者: 澤藤統一郎

(2022年12月23日)  岸田文雄内閣成立以来、この内閣は正体を見極めにくい厄介な代物、と思い続けてきた。当然のことながら、安倍晋三内閣の分かりやすさに比較してのことである。  安倍晋三は、極右陣営の取り巻きに担がれ

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国葬という愚行は一切不必要だ。けっして繰り返してはならない。

著者: 澤藤統一郎

(2022年11月17日)  安倍晋三元首相の「国葬」を検証する衆院各派代表者による協議会が、14日、会合を開き、参考人の意見を聴取した。  川上和久麗澤大教授、西田亮介東工大リベラルアーツ研究教育院准教授、そして、宮間

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「善人なおもて人権をもつ いわんや悪人においてをや」

著者: 澤藤統一郎

(2022年11月12日)  安倍晋三が選挙演説中に銃撃されて亡くなったのが本年7月8日のできごと。あれから、参院選挙があり、安倍国葬が行われ、統一教会批判の世論が澎湃として起こり、岸田内閣の支持率が大きく低下した。臨時

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内閣支持率続落ゆえの「統一教会被害救済新法」成立へ見通し

著者: 澤藤統一郎

(2022年11月9日)  内閣支持率は低ければ低いほど良い。なまじ高支持率の内閣は傲慢となって、その奇っ怪な本性を現す。少しでもマシな政策を実行させるためには、支持率を低くしておくに限る。  世論調査における岸田内閣の

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保守心情の感動と涙を誘った菅の弔辞は代筆だった。

著者: 澤藤統一郎

(2022年10月14日)  またまた、安倍国葬ネタが続く。今度は、安っぽい保守派心情に感動を呼んだ「涙の菅弔辞」の化けの皮である。  香川県の地方紙「四国新聞」に、スシローこと田崎史郎執筆の、コラム「岸田、菅の『話す力

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国民に忠ならんと欲すれば安倍派に孝ならず、安倍派に孝ならんと欲すれば国民に忠ならず。

著者: 澤藤統一郎

(2022年10月11日) 「安倍国葬」は戦争への導火線 「本郷湯島九条の会」石井 彰  定例の「本郷湯島九条の会」の昼街宣をおこないました。参集した8人の方々は「国葬」反対、軍事費倍増するななどのプラスターを持ち街ゆく

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「使い回し」「コピペ」「剽窃」 ー 菅義偉弔辞の評価一転

著者: 澤藤統一郎

(2022年10月4日)  安倍国葬が終わって、臨時国会が始まった。明日からは、3日間の各党代表質問が行われる。この頃には、内閣支持率も回復しているだろうという岸田首相の読みは大外れとなった。あらゆる世論調査に岸田批判が

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不気味なり、安倍国葬。菅の弔辞と参列者の拍手。

著者: 澤藤統一郎

(2022年10月2日)  安倍国葬とは、いったい何だったのだろうか。国民の反対を押し切って強行された、この権力顕示のイベント。論者の立ち位置によって評価はまったく異なるものとなっている。冷静な目で幾重にも検証しなければ

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