友人が住んでいるあるマンションで、次のような「耐震工事にかかわる問題」が持ち上がっています。 そもそも問題の発端は、7年ぐらい前に、東京都とK市からの耐震工事要請から生じました。このマンションの東側が(マンション全体は長
本文を読む山川哲の執筆一覧
≪「中村哲・伊藤淳(伊藤律の次男)さんの偲ぶ会」の記事について≫の佐藤さんへのご返事
著者: 山川哲渡部富哉さんから以下の様な個人メールがきましたので、一部ご紹介します。 「面白い意見がきましたね。将にそのことを私は報告しておきたかったんです。多分、あの世とかで椎野さんも渡部がんばってくれと言っているでしょう。」 つま
本文を読む貧困な日本―「無責任の体系」とは、政権と社会の「脆弱さ」を意味する
著者: 山川哲先日、ちきゅう座の仲間のNさんに加藤周一が「日本人の世界観は、今とここの刹那的なものでしかない」と述べていたということを教えられた。その時私の頭に浮かんだのは、かつて丸山真男が指摘した、日本社会の「無責任の体系」というこ
本文を読む「すべては疑いうる」-どうも怪しげな話が多すぎる
著者: 山川 哲最初にお断りしたいが、僕は北朝鮮を支持していない、それどころか絶えず不信感を持っている。しかし、14日のニュースには何とも怪しげな疑惑が残る。この夜、北朝鮮の金正恩の異母兄にあたる金正男が殺害されたというニュースが飛び込
本文を読む日本のメディア報道の在り方について考える-アメリカの大統領選挙報道を参考にして
著者: 山川哲メディアの報道姿勢の根幹は、どちらか一方への偏りを持たず、中立な姿勢での報道を心掛けることにあるといわれる。もちろん、この事は傍で考えている以上に難しいことであろう。というのは、いずれにせよ必ず報道者の意識がそこに入らざ
本文を読む抜き書き典籍紹介・「暴」引断簡零墨(4)
著者: 山川哲『独占資本の内幕』D.マッコンキィ著 柴田徳衛訳(岩波新書1972) „OUT OF YOUR POCKET“ Darel McConkey Revised Edition,1955 安倍政権になって
本文を読む募る不安-3.11から5周年に思う
著者: 山川哲ドイツの新聞「DIE ZEIT」の電子版(3/11)のトップ記事の見出しはこうなっていた。 「福島では、実生活の全てが汚染されている。 今日、専門家たちには放射線がどれほど危険であるかについて未だはっきりした見解がない。
本文を読む抜き書き典籍紹介・「暴」引断簡零墨(3)
著者: 山川哲『ナチスの時代―ドイツ現代史―』 H.マウ/H.クラウスニック著 内山 敏訳(岩波新書1967) 最近、安倍政権のファッショ的傾向には著しいものがある。集団的自衛権行使を可能にする「安保法制」を強引に国会決議したかと思う
本文を読む抜き書き典籍紹介・「暴」引断簡零墨(2-2)
著者: 山川哲『大地動乱の時代―地震学者は警告する』石橋克彦著(岩波新書1994) 5.地震は天罰(「天譴論」)という精神主義的「迷言」 今村明恒は今後も東京は大地震に見舞われる可能性が大きいとみて、「遷都」をも提唱した
本文を読む抜き書き典籍紹介・「暴」引断簡零墨(2-1)
著者: 山川哲『大地動乱の時代―地震学者は警告する』石橋克彦著(岩波新書1994) この本が読書子の間で一躍有名になったのは、これが書かれた翌年(1995年)に起きた「阪神・淡路大震災」によってである。この書はあたかもこ
本文を読む抜き書き典籍紹介・「暴」引断簡零墨(1-2)
著者: 山川哲『歴史のための弁明―歴史家の仕事―』マルク・ブロック著 讃井鉄男訳(岩波書店1965) 歴史家の仕事とはどんなことであろうか?ふとこういう疑問が浮かんでくることがある。一般的に考えるなら、それは発掘調査されたもの(原資料
本文を読む抜き書き典籍紹介・「暴」引断簡零墨(1‐1)
著者: 山川哲『歴史のための弁明―歴史家の仕事―』マルク・ブロック著 讃井鉄男訳(岩波書店1965) *新版『歴史のための弁明』松村 剛訳(岩波書店2004):マルク・ブロックの長男により校正された新たなテキストに基づいて翻訳されたも
本文を読む辺野古移設問題の真相-「毎日新聞」の次の記事に注目-
著者: 山川哲特集ワイド:続報真相 本土「常識」の誤解 辺野古移設は仕方ない? 毎日新聞 2015年10月09日 東京夕刊 http://mainichi.jp/shimen/news/20151009dde012010004000c
本文を読む11日の北海道新聞から:安保法案反対集会、北海道・札幌で
著者: 山川哲今や日本全国各地で「安保法案反対」の声が上がっている。11日の「北海道新聞」が伝えるところでは、札幌市の中島公園でも6000人以上の参加者が「戦争反対」を強く訴えたとのこと。「北海道新聞」の記事を引用、紹介したい。そして
本文を読む1月25日「辺野古に基地はつくらせない!」国会包囲ヒューマンチェーン/参加記
著者: 山川哲前回の「女の平和」(1月17日)の時と違って、この日は晴天で風もない穏やかな日和だった(もっとも、集会が終わる頃には曇ってきていたが)。 相変わらず大手メディアは無視(例外は「東京新聞」だけ)し続ける。テレビは「イスラム
本文を読む政府の「邦人救出作戦」は海外派兵の理由づけでは?
著者: 山川哲「イスラム国」で人質になった二人(湯川遥菜、後藤健二)を救出すべきであるということには全く異存はない。人命は尊い。いかなる場合でも軽はずみに「犠牲」にされてよいものではない。 ましてやそれが、安倍政権の「海外派兵恒常化法
本文を読む1.17「女の平和」国会前ヒューマンチェーン
著者: 山川哲「国会前、女の輪から焔(ほむら)立つ」(舞祥) 寒風が吹きすさび、実際の外気よりもはるかに体感温度は低く、底冷えのする天気だった。 妻に誘われて国会前に行く。逆動員されたのは初めてかもしれない。「日比谷公園」あたりに来た
本文を読む「秘密法」ごり押し制定の安倍政権に「言論の自由を守れ」という資格があるのか?
著者: 山川哲1月7日、パリの新聞社「シャルリエブドCharlie Habde」(風刺記事や風刺漫画で売っている週刊誌)に、二人組の男が押し入り、ロシア製の自動小銃を乱射、編集長のステファン・シャルボニエ以下12人を射殺した事件のニュ
本文を読む記事紹介:田中宇「ウクライナの対露作戦としてのマレー機撃墜」を読んで
著者: 山川 哲今日(28日)、著名なジャーナリストの田中宇氏から衝撃的な記事([ 田中宇:ウクライナの対露作戦としてのマレー機撃墜 ])が送られてきた。その内容はおよそ日本の大手メディアや政府が発表していることとは大違いである。以下、
本文を読む2014.3.8 ベルリンの「脱原発」集会とデモ
著者: 山川 哲2014年3月8日に、ベルリンのブランデンブルク門周辺(ベルリンの中心と言っても良いほど人が大勢集まる広場です)から「ウンター・リンデン通り」にかけて「脱原発」の集会とデモが行われました。仕掛け人の一人は、ライプニッツ大
本文を読む20140301 UPLAN 福島原発事故から3年 これでも罪を問えないのですか 被害者証言集会(動画)
著者: 山川 哲20140301 UPLAN 福島原発事故から3年 これでも罪を問えないのですか 被害者証言集会 http://www.youtube.com/watch?v=x4n14TcK79U&list=UUhjEbWVG
本文を読む1月30日放送NHKTV.<クローズアップ現代「東大紛争秘録~45年目の真実~」>によせて
著者: 山川 哲この番組(「クローズアップ現代」)は、本当に時々「良心的なもの」を放送することがある。今回の放映がその一例だった。おそらくそういうときには番組の制作者も腰を据えてやっていると思える。 45年前、1969年1月18,19日
本文を読むあまりにも大きな「貧富の格差」に唖然!
著者: 山川 哲1月20日にイギリスのNGO「オックスファム」が発表した世界の貧富層調査結果を読んで驚いた人は大勢いると思う。貧富の格差が年々大きくなってきているということは、おおよそ予想できた。しかし、これほどまでの格差があるというこ
本文を読む“not lost on”の語感は日本で正確に伝えられているのだろうか?
著者: 山川 哲ちきゅう座でもよく転載され、紹介されているカナダのブログ「ピースフィロソフィ―」に面白い記事が載っていた(2014年1月12日掲載)。 それによると、1月10日に日米国会議員連盟の中曽根弘文、塩崎恭久、小坂憲次という3名
本文を読む12.6「特定秘密保護法反対」の日比谷野音集会の記
著者: 山川 哲12月6日、「特定秘密保護法案」は、参議院で自民党、公明党の賛成多数で採決された。 日比谷野外音楽堂では、6時半からの抗議集会を5時半に早めて、多くの人たちが結集してきていた。われわれは、時間を早めたという事を知らずに、
本文を読む「秘密保護法案」を廃案にするための市民運動を盛り上げよう!(三輪祐児さんの動画つき)
著者: 山川 哲★12月6日(金)「秘密保護法」廃案へ!12.6大集会 18時半 日比谷野外音楽堂 呼びかけ:「秘密保護法」廃案へ!実行委員会 詳しくはホームページをご覧ください。 http://www.himituho.com/ 安倍
本文を読む三輪祐児さんの動画で見る「特定秘密保護法」反対運動の高まり
著者: 山川 哲「みんなの党」は一応、表面上ゴネてみせて、見せかけを作った(はたしてそんな見え見えの田舎芝居を誰が信用しただろうか)だけで、既定の路線(自民案賛成)になだれ込んだ。 しかし、われわれ市民の不安と怒りはそんな「テアトル国会
本文を読む2013.10.13日比谷公会堂集会とデモに参加しての記(三輪祐児さんの動画つき)
著者: 山川 哲連日の真夏を思わせるような猛暑にもかかわらず、この日の集会、デモには大勢の人々が参加されていました。会場の日比谷公会堂に入りきれない人たちが大勢、公園内のあちらこちらで集会をやり、楽器演奏などで気勢を上げていました。 こ
本文を読む北極海は核の御用所(トイレの丁寧語)肥溜め。 次は南極!!
著者: 山川 哲ちきゅう座の会員で、元東大地震研職員の石川さんの講演記録です。UPLANの三輪祐児さんが動画にまとめて下さいました。非常に興味深い内容のものですので、是非ご覧ください。 20130829 UPLAN 【レポート】石川 「
本文を読む書評:「猥雑な」イエス伝―小嵐九八郎著『天のお父っと、なぜに見捨てる』
著者: 山川哲「猥雑」という言葉の本来の意味は「入り混じる」ということだが、この本はあえてそのような視座をとりこんでいるようだ。そして、世間一般に流布している「イエス伝」(新約聖書の世界)を大胆に書き換えて独自に物語化している。もっと
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