戦争は絶対にごめんだ。戦争とは理不尽な暴力であり、陰惨な殺し合いだ。恐怖であり、飢餓であり、絶望であり、人間性否定の極致である。戦争は醜悪で悲惨だ。雄々しくも、格好良くもない。戦争こそは、最大の愚行であり、不幸の集大成で
本文を読む弁護士の執筆一覧
反撃訴訟次回期日の傍聴をー4月26日(木)13時30分・415号法廷 ― 「DHCスラップ訴訟」を許さない・第129弾
著者: 澤藤統一郎DHCと吉田嘉明が、私(澤藤)に6000万円を請求したスラップ訴訟。私がブログで吉田嘉明を痛烈に批判したことがよほど応えたようだ。人を見くびって、高額請求の訴訟提起で脅かせば、へなへなと萎縮して批判を差し控えるだろうと思
本文を読む「無知と無神経と無理解」だけでなく、「無恥・無体・不作法・無分別に無為無策」
著者: 澤藤統一郎長く佐川宣寿が占めていた「時の人」のトップの座。柳瀬唯夫が佐川を襲ってしばらくはその位置を占めていたが、ここ数日福田淳一に一気に抜かれて、その座を明け渡している。いま、財務事務次官・福田淳一こそは、その言動に国民の耳目を
本文を読む武田清子『天皇観の相剋』再読
著者: 澤藤統一郎本日(4月19日)の朝刊で、武田清子さんが4月12日に亡くなられていたことを知った。思想史学者で国際基督教大名誉教授。1917年のお生まれは、丸山真男(1914年生)や鶴見俊輔(1922年生)らと同世代で、享年がちょうど
本文を読む都教委に大きな衝撃 ― 東京「君が代裁判」4次訴訟・控訴審判決
著者: 澤藤統一郎本日(4月18日)13時15分。傍聴満席の東京高裁824号法廷で、第12民事部(杉原則彦裁判長)が、東京「君が代」裁判(4次訴訟)の判決を言い渡した。 裁判長はボソボソと判決主文だけを読み上げて退廷した。 1 1審原告ら
本文を読むホントのこと言っちゃおうかな。やっぱりよそうかな。
著者: 澤藤統一郎私も国会招致を要請される身になりました。謹んで受けざるを得ませんが、いったい何をどうお話しすればよいのやら。 問題は、2015年4月2日のことですね。これまでは、その日に首相官邸を訪問されたとおっしゃる愛媛県の職員の方に
本文を読む拝啓 菅良二今治市長殿
著者: 澤藤統一郎御地はもう躑躅と藤の季節でしょうか。しまなみ海道の島々も、そろそろ初夏の潮風が吹きわたる頃かと存じます。 今治市内の松山刑務所・大井造船作業場から受刑者が逃走してから1週間が経過しています。諸事、なにかと話題の今治市です
本文を読む「安倍は歴代の首相でもっとも愚か。論理的能力に欠ける。バカほど恐ろしいものはない」という言論に違法はない。
著者: 澤藤統一郎昨日(4月14日)の国会前大集会。本日の赤旗によると、主催者発表の参加者数は5万人だったという。一面の写真がすごい。国民の怒りのマグマを実感せざるを得ない。これで、安倍政権がもつはずがなかろうと思うのは甘いのだろうか。
本文を読む国会正門前カルチェラタンのなかで
著者: 澤藤統一郎15時35分、国会正門前。私の目の前で、結界が破れた。これは、物理現象だった。膨れあがった群衆の圧力が規制の結界を破ったのだ。それまで規制に躍起だった警備の警察官が限界を覚って手を引いた。津波のイメージで、それまで歩道に
本文を読む伝統を守ることは、人の生命より大切。
著者: 澤藤統一郎伝統を大切にすべきは当然のことだ。疑う余地はない。伝統とは、日本の歴史であり、文化のことだ。日本民族の魂と言ってもよい。伝統を守るとは、前代から受け継いだ日本民族の魂を、次代に手渡すことだ。我々の世代で、伝統を断つことは
本文を読む鴎外の天皇制批判・再論
著者: 澤藤統一郎4月8日の当ブログに、「鴎外が書き残した、天皇制への嫌悪」を書いた。内容は、直木孝次郎「森鴎外は天皇制をどう見たかー『空車』を中心にー」を紹介して若干の私見を付したもの。 その拙稿を、Blog「みずき」の東本高志さんが4
本文を読む4月26日(木)13時30分、415号法廷の傍聴を― 「DHCスラップ訴訟」を許さない・第128弾
著者: 澤藤統一郎DHCと吉田嘉明が、私に6000万円を請求したスラップ訴訟。私がブログで吉田嘉明を批判したのが面白くなかったようだ。人を見くびって、高額の訴訟を提起すれば萎縮して批判を差し控えるだろうと思い込んだのだ。そこで、「黙れ」と
本文を読む「貴方は、バカではないですか。」亀田得治議員の迫力満点の質問。
著者: 澤藤統一郎安倍政権は末期症状である。行政の不透明などという言葉で表現できるレベルの問題ではない。森友・加計・そして南スーダン、イラク…。どれもこれも、欺瞞・隠蔽・改竄・口裏合わせのオンパレード。これが全て政権の思惑から発しているこ
本文を読む「韓国の広島」陜川(ハプチョン)で在韓の被爆者と
著者: 澤藤統一郎人類の歴史は、1945年8月6日午前8時15分で、2分される。人類の絶滅という危機を自覚せずに過ごすことができた「前史」と、核によって人類の絶滅という危機の実感とともに過ごさねばならなくなった「後史」とにである。 人類絶
本文を読む鴎外が書き残した、天皇制への嫌悪
著者: 澤藤統一郎直木孝次郎という日本古代史の碩学がいる。1919年1月30日生まれというから、御齢99歳である。著書論文は夥しいが、一昨年4月に「武者小路実篤とその世界」を上梓している。その書の中に、「森鴎外は天皇制をどう見たかー『空車
本文を読む「安倍9条改憲」の危険を語る。
著者: 澤藤統一郎今、安倍改憲のたくらみが進行しています。日本国憲法が危ない。とりわけ9条が危ない。そのことによる平和が危ない。そう思わざるを得ません。 これまでも、憲法の危機は何度もありました。戦後、政権を担い続けてきた保守政党が、憲法
本文を読む土俵は女人禁制ーまるで「自民党改憲草案」並みのばかばかしさ
著者: 澤藤統一郎自民党は、2012年4月に「日本国憲法改正草案」を発表した。これは、自由民主党という戦後の日本を主導してきた政党が、いったい何者であるかを遺憾なく示す記念碑的重要文書である。のみならず、現在の政権党がいったいどんな政治社
本文を読む韓国にもあったスラップ訴訟ーカンジョン村の海軍基地反対闘争に学ぶ
著者: 澤藤統一郎済州島(チェチュド)は東西に広い楕円の形をなしている。その島の北半分が済州(チェジュ)市であり、南半分が西帰浦(ソギポ)市となっている。この島の最南部に、韓国海軍が大きな軍港を建設した。軍艦だけでなく、15万トンの超大型
本文を読む佐川宣寿証人の証言を、議院証言法違反で問い得るか。
著者: 澤藤統一郎先週の4泊5日韓国ピース・ツアーの間に、仕事が滞溜した。新聞や郵便物も山積みになった。この浦島太郎状態からようやく日常のペースが戻ってきた。 3月27日衆参予算委員会における佐川宣寿証人の喚問記録も拾い読みして、何とか浦
本文を読む済州島「四・三事件」ーのどかなこの島で70年前に虐殺があった。
著者: 澤藤統一郎本日は4月3日。済州島でのいわゆる「四・三事件」に触れておかねばならない。本日が、1948年の「四・三」から70周年となる。現地の平和公園で、文在寅大統領も参加した追悼集会が行われた。 済州島(チェジュド)は気候温暖で、
本文を読む私が、「HEEUM(ヒウム)日本軍『慰安婦』歴史館」の館長です。
著者: 澤藤統一郎皆様、ようこそいらっしゃいました。 「HEEUM(ヒウム)」とは、「希望を集めて花を咲かせる」という意味です。この歴史館は、地元の元日本軍「慰安婦」被害者の資料展示を中心に、この方たちの痛苦の歴史を忘れずに記憶し、日本軍
本文を読む祝!? 「憲法日記」連続更新満5年。
著者: 澤藤統一郎4月1日。当ブログの連載開始記念日である。いわば「憲法日記」の誕生日。 2013年4月1日生まれの当連載ブログは、本日で満5歳となった。日齢では、昨日(18年3月31日)が、[365×5+1]=1826となり、本日が連続
本文を読む皆さん、これが有名になった、釜山の「少女像」です。
著者: 澤藤統一郎日本領事館の正門側にあると思っている方が多いようですが、このとおり、領事館の裏側になります。この歩道に面した高い擁壁の上が領事館の裏庭です。いま、桜が満開ですね。あっ、桜の木の陰に隠れて領事館員がカメラで皆さんを見下ろし
本文を読む韓国ピースツアー4日目。日本軍慰安婦問題と原発被害問題に向きあう。
著者: 澤藤統一郎2018年3月29日・木曜日。日本平和委員会が主催する「韓国ピース・ツアー『4.3事件』から70年」の旅の4日目。本日は大邱から釜山へ。今日のブログも出発前に東京で書いた4件目の「予定記事」。 本日のテーマは、午前中が「
本文を読む韓国ピースツアー3日目。在韓被爆者の運動と、「THAAD」強行配備反対運。
著者: 澤藤統一郎2018年3月28日・水曜日。日本平和委員会が主催する「韓国ピース・ツアー『4.3事件』から70年」の旅の途上、韓国南部の大邱(テグ)を出発して陜川(ハプチョン)、星州(ソンジュ)を回る。今日のブログも出発前に東京で書い
本文を読む韓国ピースツアー2日目。佐川宣寿の証人尋問が気がかりでならない。
著者: 澤藤統一郎2018年3月27日・火曜日。今日も昨日に続いて、「韓国ピース・ツアー 『4.3事件』から70年」の旅の途上、済州島にある。だから、今日のブログも出発前に東京で書いた「予定記事」。 本日東京では、衆参両院で佐川宣寿の証人
本文を読む「韓国ピース・ツアー」初日
著者: 澤藤統一郎2018年3月26日・月曜日。早朝の成田発済州島行きの大韓航空機で韓国に出立する。4泊5日。月曜の朝から金曜の夕刻まで、今週は最も近い異国を旅する。 日本平和委員会が企画した「韓国ピースツアー『4・3事件」から70年」。
本文を読む銭湯で上野の花の噂かな(子規)
著者: 澤藤統一郎花満開の日曜日。どこに足を伸ばすべきか。上野、谷中、飛鳥公園、六義園、あるいは小石川植物園、千鳥ヶ淵、墨堤、新宿御苑…。やっぱり、今日は上野だろう。 花の名所は数あるが、花見の名所は上野を措いてない。ここが花見の本場、花
本文を読む改ざん問題質疑議事録の改ざん問題
著者: 澤藤統一郎まず、醍醐聰さんの昨日(3月23日)付ブログを転載させていただく。 タイトルは、「自民党議員の暴言を議事録から抹消するのは公文書の『改ざん』である」というもの。 渡邊美樹議員、和田政宗議員の暴言が議事録から消されようとし
本文を読む「浜の一揆」は一審敗訴。控訴審に向けての決意。
著者: 澤藤統一郎本日、盛岡地裁にて、「浜の一揆」訴訟の判決言い渡し。残念ながら、思いもかけない「完敗」である。 事案は、「サケ」「刺し網」許可申請を不許可とした岩手県知事の行政処分に対する取消請求訴訟である。判決は、訴訟の形式面では、原
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